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『無伴奏ソナタ』に畑中智行参加決定っ!!昨日、通し稽古でしたっ!! [無伴奏ソナタ]

 5月25日(金)に東京グローブ座で幕を開ける「キャラメルボックス・アーリータイムスVol.1『無伴奏ソナタ』」ですが、小笠原利弥に代わり、なんと客演の舞台が終わったばかりの畑中智行が出演することになりました。
 
 畑中は客演の舞台の千秋楽翌日から稽古場に参戦。
 
 実は昨日の通し稽古も畑中でやったのですが、参加4日めでなんとすでに台詞も動きも全部入っている状態。凄すぎる……。
 
 去年も年間予定には無く、急遽入った緊急公演2本と東北公演に召集された畑中。もう、これで「緊急男」の呼び名が決りましたね。
 それだけ成井さんの信望が厚いということなのでしょう。
 
 小笠原がやっていた頃の稽古は見ていないのですが、畑中がやっているのを見て、こりゃあヤツには荷が重かっただろうな、という感じでした。つまり、小笠原も期待されていてこの役をキャスティングされた、というわけですね。
 
 今回は本人の都合とは言え、こういう直前の配役変更は久しぶりです。過去の件については本人たちの名誉のためにあえてほじくり返しませんが、今もちゃんとやっていますので、小笠原にもこれからの人生は気を取り直して頑張って欲しいものです。
 
 さぁ、畑中参戦で俄然ヒートアップした『無伴奏ソナタ』の第一回通し稽古。
 普段の公演ではやらないようなことが満載。特に見どころは音楽の採り入れ方。今まで数々のオリジナル曲を生みだしてきたキャラメルボックスですが、今回はまさに「音楽」が最も重要なキーワード。実際のミュージシャンでは無い舞台俳優たちが、いかに「音楽を演じる」か。そこに、今までの長い経験が活かされています。
 SIBERIAN NEWSPAPERというバンドの皆さんの全面的な協力により実現した魔法のような舞台。
 
 通し稽古を観終わって感じたのは、「なんというピュアな舞台だろう」ということでした。
 ここまで純粋に音楽に向かい、人生に向かっている人たちばかりが出てきていいのでしょうか。
 よく、キャラメルボックスには悪人が出てこない、そこが問題だ、と言われるのですが、僕は全くそうは思っていなくて、悪人は現実の世界にたくさんいるんだから舞台を観ているときくらいそんな汚いものは見たくない、と思います。そしてこの『無伴奏ソナタ』は、まさにそんな世界。
 真っ直ぐ生きているからこそ、辛い選択をしなければならなくなる瞬間。しかしその選択は許されない、と判断して断罪しなければならない立場の人。
 
 「こんな夢のようなことはあるはずがない」と思うか「もしかしたらこんなこともあるかもしれない、いや、あったらいいな」と思うか。
 
 そういう意味では、『容疑者Xの献身』を上演している劇団の原点が『無伴奏ソナタ』なんだ、ということが、『無伴奏ソナタ』をご覧いただくとものすごくわかるんじゃないかと思います。

 あ、関西では『無伴奏ソナタ』が先なので、いい順番でご覧いただけますねっ!!

 では,当面はサンシャイン劇場でお待ちしておりますっ!!

 ■『容疑者Xの献身』『無伴奏ソナタ』の詳細は、キャラメルボックス公式ホームページにて
  http://www.caramelbox.com/



昨日土曜日、東野圭吾さん原作『容疑者Xの献身』2012年版の舞台の幕が開きました。絶対に観に来てください。 [容疑者Xの献身2012]

 昨日土曜日の19:00、東野圭吾さん原作『容疑者Xの献身』2012年版の舞台の幕が開きました。
 
 初演の時に上演時間短縮のためにカットしていた原作のセリフをあえて復活。
 セットも、それに合わせて変更。
 キャストも、お弁当屋のおかみさん小代子(他数役)が坂口理恵、警視庁捜査一課の草薙刑事が青年座の小林正寛さん、そして主人公である湯川学の学生時代の友人で天才数学者の石神哲哉に、元劇団員の近江谷太朗、と変更になりました。
 
 この変更が、果たして吉と出るか凶と出るか。
 それは観た人にしかわからない、というわけで、東京・サンシャイン劇場で幕を開けた初日には、様々な意味でドキドキを抱えたお客さんたちが集まってくださいました。
 
 「ガリレオ」こと湯川マナブ役の岡田達也、ヒロイン・花岡靖子の西牟田恵さん、警視庁捜査一課の間宮警部の川原和久さん、同じく刑事の岸谷由紀夫の筒井俊作、靖子の娘・美里の実川貴美子、靖子に思いを寄せる印刷会社社長・工藤邦明の三浦剛、靖子の前夫・富樫慎二(他数役)の石原善暢、弁当屋の元気な娘・金子芹香(他数役)の前田綾の8人は、初演と同じ役。
 この8人が、3年間の役者としての成長をそのまま反映させ、新参加の3人を盛り立てる、というというカンパニー。
 
 初日の上演中、かなり早い段階から鼻をすする音が。クライマックスでは、客席中から。
 うわ、かなり泣いてくださってるお客さんがいらっしゃる……。
 
 ラストシーンが終わり、暗転になると静まりかえる客席。
 ……しまった……暗転で拍手が来ない……ダメだったか……。
 ……と思った矢先、明かりが点くと万雷の拍手。むむぅ、これはどう判断したらいいんだろう?
 最初のカーテンコールは、近江谷が「本日はどうもありがとうございました」と一言。
 アンコールの拍手でみんなが出てきて、三浦剛がゲストの紹介と初日特典の案内などを担当。そして退場。
 すると、まだ拍手は止まず、もう一度出てきて近江谷が一歩前に出て三方礼。そして退場。
 が、拍手は止まず、またまた出てきて、今度は近江谷が一歩前に出て、ご挨拶……と思ったら、万雷の拍手が数段高まりました。うわわわわ、なんだこりゃっ?!2時間10分を演じきった近江谷への称賛と「お帰りなさい」という意味でしょうか?!おさまったところで、近江谷がご挨拶。しどろもどろ。出しきった、ということが普通に見ていてもわかる挨拶。ギャグは無し。そして、退場。
 ……と、いくらなんでもこれで終わりだろう、とロビーに戻ろうとしたら、全く衰えない拍手の音。
 ……ななななななに?どどどどどどどどどどうしたの?!
 おろおろしながら出てくる、出演者たち。川原さんなんか、上着を半分脱いだまま出てくる、というネタ付き。
 岡田達也が一歩出て、ご挨拶。当然、もう言うことはありませんから、これまたしどろもどろにお礼のご挨拶をして、退場。
 
 千秋楽などではたまにあるくらいの「5回目カーテンコール」。それが初日からとは!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 終演後、ロビーにいた僕に話しかけてくれたお客さんたちは口々に「もう1回は来ます」とおっしゃっていらっしゃいました。
 中には「近江谷さんが……」と言ったまま言葉に詰まり、深呼吸してから「近江谷さん、って口にしただけで涙が……」と、感想にならない、しかしとても素敵な感想をおっしゃってくださった方もいらっしゃいました。
 20年近くご覧くださっている御夫婦の旦那さんは、「近江谷さんがこんなに凄い役者さんだったとは……。石原さんが自由になっていたのにも驚きましたが、小林さんの存在が、すごく幅を拡げていましたねぇ」とも。
 25年以上ご覧いただいているお客さんは、にっこり笑って手を振りながら「また来週っ!!」と。この方、気に入ると何度も当日券でいらっしゃる方でして。
 
 他に、ご覧になってくださった方のいろんな意見を読んでみたい方は、Twitterで「キャラメルボックス」と検索してみてください。山のようにたくさんの感想を読むことができますよっ!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 初演からたった3年しか間が開いていないこともあり、「前回観たからとりあえず今回はパスかな」という方もいらっしゃるかもしれません。
 が、それは残念ながら違うようです。
 同名の作品であり、同名の原作から創られた芝居ではありますが、カンパニーが違うと芝居も変わります。

 特に、進化した初演メンバーがどっしりと支えた上での、キャラメルボックス初期10数年を支え、2002年に退団後、多数の映像作品や舞台をやり続けてながらキャラメルボックスの舞台は必ず観に来てくれていた、近江谷太朗の石神。そして東野圭吾作品を昔からこよなく愛し続けてきた近江谷太朗の、石神。
 
 これは、絶対に観ておいてください。

 2009年の初演は神戸で初日が開いてから突然前売りが伸びてその後の東京公演が完売、急遽2ステージも追加公演。今回はまだまだ平日に余裕があります。早めのご来場、ご予約を!! http://www.caramelbox.com/

 ◇          ◇          ◇

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初日乾杯に、サンシャイン劇場さんからの差し入れ。
サンシャインシティアルパ3階の「築地玉寿司」さん特製、
「Xちらし寿司」を持つ近江谷太朗と岡田達也!!写り込む西牟田恵さん。
ネギトロで「X」とど真ん中に描かれ、
周りを穴子が囲んでいますっ!!

サンシャイン劇場さん、築地玉寿司さん、ありかとうございましたっ!!

■築地玉寿司 池袋サンシャイン店■
http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/tn/detail/detail_t0012.html



『容疑者Xの献身』初日前日、巨大地震から1年と2カ月の日に思ったこと。 [東日本大震災]

 24時をまわってしまいましたが、あの巨大地震から1年と2カ月が過ぎました。
 
 強力な低気圧の雨で仮設住宅が土砂崩れ、とか、茨城県や福島県に竜巻、とか、もう、胸をえぐられるような気持ちでニュースを見ていました。

 そして、今もちょうど千葉県沖震源の最大震度3の地震が発生しましたが、この規模の地震が東日本のどこかで毎日のように起きています。
 岩手や宮城沖も多いですが、僕の観察では茨城と千葉が非常に多く揺れていますよね、ほぼ毎日。

 ……ほぼ毎日地震がある日々。
 その毎回、津波発生を疑い続けなければならない沿岸の皆さん。

 今でもiPhoneの「ゆれくる」の設定を「池袋で震度1」にし、GoogleChromeの「緊急地震速報 by Extension」の設定を「3」にしている僕は、地震が発生するごとに皆さんのことを思っています。心の中で応援しています。
 東京で、地震の専門家じゃなくてもそんな人がいます。絶対に忘れたりしていませんので、揺れたら「あ、加藤が反応してるかな?」と思いだしていただけたらと思います(←なんでやねんっ?!)。
 
 よく、「関西とかに引っ越せばいいのに」なんておっしゃる方がいらっしゃいます。
 しかし、自分が住んでいるところが同じ状況に置かれたとしても、僕はきっと引っ越そうとは考えないと思うのです。
 なぜなら、自分が住む町が好きだから。そして、この国に住んでいる限りどこでも僕ら東日本の人間が置かれている状況になる可能性を持っているわけですから。
 
 僕は、地震を抑えることはできないけど、地震と付き合っていくことはできるぞ、ということをこの1年で学び、去年の今頃のような「毎秒張り詰め続ける」のではなく「要所要所で張り詰める」ことを身体が覚えたように思います。
 
 かつては地震速報が来るとその警報音に過敏に反応して100%で警戒していたのですが、今ではきちんとその警報の震度とマグニチュードをしっかり確認してからどの程度の警戒をするかを判断できる余裕ができてしまいました。
 僕でさえこんなですから、千葉や茨城の皆さんはもっとスムーズに対応できているのではないかな、と良い方に考えたりしております。
 
 で。
 
 それよりもなによりも、原発事故の後のこと。
 国も頑張ってはいるのだとは思いますが、どうも、頑張りどころが違うような気がしてなりません。
 僕らが手を出せることでは無いのでただひたすら、しっかり福島を見つめて欲しい、としか言いようがありません。
 
 そして、がれきのこと。
 おそらく、関東以西でがれきを受け入れることに反対している人というのは、本当に一部の過敏な方や勉強していない方なのだと思うのです。放射能の影響があるがれきは一部なわけで、それはネットでもなんでも資料を見れば放射能が飛んでいない場所の方が東日本沿岸では多いわけですから、まずはそういうところのがれきから全国で手分けして処理していかなければ新しい街づくりなんかできるわけがないのであって。
 
 日本中で、みんなが今一歩優しくなって、今一歩勉強して、東北を救うためにまだまだ行動しなければなりません。
 この40数年で初めて原発で発電した電気がなくなる夏を迎えます。
 いい機会です。
 特に関東の人たちは、今までたくさんの電気を作って送ってくださっていた福島の方々に思いをはせ、どうしたら自分たちの町で東北のがれきを受け入れられるかを考えてみませんか?
 
 ◇          ◇          ◇
 
 明日の夜は、『容疑者Xの献身』サンシャイン劇場公演の初日です。
 グレードアップして、より原作のテイストに近づいた再演。
 耐震強度は万全の上にも万全の、周辺住民の皆さんの避難場所にも指定されているサンシャインシティで、安心して舞台をご覧ください。
 何かあれば、僕たちが全力でお守りいたします。



今までこの世に無かった音楽を産みだした、『無伴奏ソナタ』のレコーディングでした。 [無伴奏ソナタ]

 明後日『容疑者Xの献身』の初日を迎える、という状況下で、昨日は『無伴奏ソナタ』の劇中で使用する楽曲たちのレコーディングでした。
 
 『無伴奏ソナタ』は、生まれたときから音楽の才能を持った天才が主人公。
 この世の中に今まで存在したことがなかった音楽を生み出す、という設定なので、当初は「逆に一切音楽を使わない芝居にしよう」と成井豊が言っていたくらいです。
 
 が、「やはり、音楽が必要だ」ということになり、その音楽の天才が創った曲をどうするか、ということになりました。
 
 そこで僕の頭の中に浮かんだのがSIBERIAN NEWSPAPER
 http://www.siberian-newspaper.com/
 
 『飛ぶ教室』と『トリツカレ男』で使わせていただいたことがキッカケで直接お目にかかったりしていたのですが、このバンドは非常にユニーク。
 アルバムは2枚出されているのですが、ジャズ、ロック、ニューエイジ、など、並べてみてもどんな「ジャンル」にも当てはまらない音楽をやっている人たちで。
 メンバーの方も「僕ら、ジャズのフェスとかに呼ばれても浮くし、ロックのフェスでもそうだし」なんて笑いながらおっしゃってまして。
 
 実際、今まで27年間成井豊作品の選曲をしてきた僕ですが、「ダレそれみたいなサウンド」と喩えようがないのです。
 ヴァイオリンが目立つのですが、そのヴァイオリンが、今まで知るヴァイオリンという楽器の表現方法ではない、歌っているかのような、叫んでいるかのような、ヴァイオリンに対して付ける形容詞ではない、「汗が飛び散るような、それでいて心の琴線をひっかくような」演奏なのです。
 それはバンド全体のサウンドや創るメロディーもそうで。「なんでこんなメロディーが産まれたんだろう?!」とギョッとするような展開をひょいひょい出してくる人たちで。
 
 そうだ、SIBERIAN NEWSPAPERなら、今までこの世の中に無かった音楽を産みだしてくれる、と、この無理難題を提案してみたのです。
 
 すると、最初の打ち合わせで、メンバーの土屋雄作さん(Violin)、藤田"軍司"一宏さん(Piano)、真鍋貴之さん(Guitar)は僕らの話をじっくり聞いていくうちにだんだんニヤニヤし始めて、「やりますわ。面白そうですねぇ」と前のめりに挑戦を決意してくださいました。
 
 そして、劇中に出てくる「この世に存在しない"楽器"」をどうするか、という話になり、土屋さんからとんでもないアイディアが飛び出しました。
 それは、当然シンセサイザーでどうこうする、ということではありません。
 当然、この世に存在しない楽器は存在しないので、この世に存在していることがほぼ知られていない"楽器"を提案してくれたのです。
 
 キャラメルボックスがオリジナル曲を作り始めて15年以上になりますが、僕自身もその"楽器"を演奏しているところを目の前で見たのは初めて。レコーディングスタジオのエンジニアの人も「初めて録りますよぉ」と驚嘆していたほど。日本で、プロとしてその"楽器"を演奏できる人は数人、とのこと。
 
 この種明かしは、初日が開いてからか、公演が終了してからか、どのタイミングで発表するかはまだ決めていませんが、まずは東京グローブ座で聴いていただきたい、と思います。謎のまま、というのも面白いかもしれませんねぇ……(←いじめっこかっ?!)。
 
 キャラメルボックスとして初めてのことに挑戦するのももちろんですが、SIBERIAN NEWSPAPERの皆さんも初めてのことにたくさん挑戦してくださっています。SIBERIAN NEWSPAPERをご存知の方も驚嘆するような仕掛けが、劇中に散りばめられております。もちろん、それを舞台上で生身で表現する役者達の負担は、僕からしても想像を絶するほどのものです。
 おそらく、今まで俳優として使ったことがない脳の部分を使わなければ太刀打ちできないことを、成井豊はやらせようとしています。
 
 SIBERIAN NEWSPAPERの皆さんの全面的な御協力により、そしてまた、『無伴奏ソナタ』メンバーとのコラボレーションにより、そしてまたレコーディング・スタッフの皆さんの並々ならぬテクニックと作業量により実現する、今までに無いキャラメルボックスの舞台『無伴奏ソナタ』。
 
 まずは『容疑者Xの献身』で涙を絞ってから、その涙を拭ったハンカチを選択して乾かした後に再び持って東京グローブ座にお越しください。
 このエンディングが演じられる空間にともに存在できたことの喜びを、早く一緒に感じたいですっ!!

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土屋雄作さん(Violin)とっ。

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真鍋貴之さん(Guitar)とっ!!

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藤田"軍司"一宏さん(Piano)とっ!!

楽しくて、しかも濃厚な16時間に及ぶレコーディングでしたっ!!



この物語に登場してくる人物のどれか一人に、きっとあなたがいます。 [容疑者Xの献身2012]

 昨日、『容疑者Xの献身』の2回目の通し稽古を観てきました。
 実は2日前に1回目の通しがあったのですが、あろうことか僕が風邪を引いてしまって行かれず、それは記録映像で見ただけでした。
 
 1回目の通しも、すでに完成の領域。なんと言っても初演に出ているメンバーがほとんど、というのが、『トリツカレ男』同様安定感を持たせてくれます。
 
 そして、2回目。
 『容疑者Xの献身』は鉄骨を組んだセットが廻り舞台(演劇用語で「盆」)の上に乗り、それを縦横無尽に動かしながら展開していく演出だけに、それができる稽古場を借りて実際に回しながら稽古をしています。
 その通し。
 
 『トリツカレ男』と比べると年齢層が高い俳優陣、そしてゲストが3人。緊張感に溢れています。
 
 通しが始まり、主人公・石神を演じる近江谷太朗が出てくると、もうそれだけで涙が溢れそう。あ、これは僕の思い入れの問題なのですけど。小劇場時代のキャラメルボックスをともに戦った戦友のような存在の近江谷太朗が、一旦退団して、そして『サンタクロースが歌ってくれた』で上川とともに戻ってきてくれて。もっとも、『サンタ〜』はもう「夢」だったような気さえしていたのですが、今、こうして目の前に、新たな役を演じる近江谷がいる、ということ。
 しかも、「古巣」の劇団の、主役。その役をやる近江谷も凄いですが、退団した元劇団員を堂々と主役に起用する成井豊も凄いなぁ、と。
 本当に、長いこと劇団をやってくるとこんなにも素敵なことが起きるんだなぁ、と感慨にふけってしまいます。
 
 しかも、対峙するのは近江谷の直属の後輩・岡田達也。
 近江谷が退団した後は、西川とともに劇団を支えてきた俳優。
 外で様々な経験を経て大人の俳優になった近江谷と劇団を背負ってきた達也が、「先輩後輩」ではなく、「俳優同士」で向き合っている姿。これは圧巻です。
 
 そして、西牟田さん。
 3年ぶりの舞台。しかし、小劇場から商業演劇まで幅広い活躍をされてきた西牟田さん。経歴は別にして、やはりこの役は西牟田さん以外にはないのではないでしょうか。一瞬たりとも隙が無い、全ての動き、全ての視線、全ての仕草に目を奪われ、その声に耳をそばだててしまいます。
 
 近江谷、西牟田さん、実川貴美子、石原善暢、そして三浦剛の人間関係が一つの軸。
 もう一つが、川原和久さん、小林正寛さん、筒井俊作のトリオの警察チームと、岡田達也。
 そして坂口理恵、前田綾と西牟田さん、という弁当屋さんチームを忘れてはなりません。

 オープニングで、出演者全員が並ぶところがあるのですが、ただ並んでいるだけなのに「ぞわぞわっ!!」としてしまいます。
 
 そこからは、緊張感溢れるドラマが続くのですが、そこはやはりキャラメルボックスの芝居。
 警察チームと弁当屋チームは、隙あらばしょーもないことを仕掛けてきます。これが、初演よりはるかにバージョンアップっ。
 川原さんってこんな人だったっけっ?!と目を疑うような面白さ。
 そして、坂口と前田と石原は何役もやるんですが、これがまた卑怯すぎる面白さ。
 
 あと、普段のキャラメルボックスを見慣れている方でも見たことが無い光景が。
 ゲストの小林さんの身長は191センチ。つまり、なんと、キャラメルボックスで最もデカイ男・三浦剛や長いオンナ・前田綾が見下ろされてしまうのですっ!!なおかつ、あの巨漢・筒井がちっちゃく見えてしまうのですっ!!
 いやー、これは新鮮です。
 
 何度も何度も舞台が回転し、物語が進んで行く間、何度か訪れる達也と近江谷の二人きりのシーン。
 本来なら本当のことを語り合いたいであろうかつての親友同士なのに、絶対に心を許せない緊迫したやりとり。これが、まず胸を打ちます。
 
 そして、次第に解き明かされていく近江谷演じる石神の、知的な狂気。そしてそれを演じる近江谷の完璧な役作り。
 
 クライマックス寸前では、映画『容疑者Xの献身』では描かれなかった、いや、おそらくあえて描かなかったであろうエピソードが語られた後、過去の事件前のことが淡々と語られる後ろで行われているサイレントの芝居では、あまりにも残酷な描写が、このうえもなく美しく描かれていきます。
 
 人それぞれ、共感したり感銘したりところは違うと思います。
 が、少なくとも、この物語に登場してくる人物のどれか一人に、きっとあなたがいます。
 そしてその人物から目が離せなくなり、瞬きする間に大切なことを見逃してしまいそうな想いで舞台を凝視し続け、必ずどこかのタイミングで感情が決壊する時が来ることと思います。
 
 通し稽古のタイムは、2時間15分。
 しかし、それは一瞬です。
 通常の公演でしたら、「上演時間は2時間以内」という枠を厳格に守っているキャラメルボックスですが、今回はこれ以上削れるところがない2時間15分です。飽きっぽい上に腰が悪いこの僕が、稽古場のパイプ椅子での2時間15分があっという間でした。
 おそらく、削らずに初日に向かうと思います。
 
 5月12日(土)にサンシャイン劇場で初日を開けます。
 できるだけ早く観にいらしてください。
 なぜならば、必ず「もう一度観たい」という衝動に駆られるからです。
 
 劇場でお待ちしております。



13カ月が経ちました。いつ来てもおかしくない大地震を怖がるだけじゃなく、備えを万全にしていきましょう。 [東日本大震災]

 昨日、4月11日は、あの日から13カ月めの日でした。
 2時46分には黙祷させていただきました。
 
 が。
 すみません、数日前から何本も、今日(昨日、になってしまいましたが)のこのブログのための文章を書いてはボツにし続けてきました。たくさんの思いがあり、たくさんのことに憤りを覚えたり、いくつかのことには罵声を浴びせたくもあるのですが、そういうことは、そちらの専門の方々に任せるべきだ、と考え直し、この1年1カ月、毎日全ての有感地震の気象庁のデータを観察し続けてきた素人としての意見を書かなければならない、と考えるに至りましたので、書かせていただきます。
 
 当然、不安を煽ろうなどという意図はなく、詳しく知って、いざというときに備えましょう、という提案です。

 ◇          ◇          ◇
 
 2011年3月11日、それまでの研究では起こるはずが無い巨大な規模の地震が起き、津波が起きました。
 
 この1年で、地震と津波の研究者の皆さんは東北地方太平洋沖地震に始まる東日本大震災で得られたデータをもとに、次に来る地震と津波の想定を、大きく見直していらっしゃいます。
 逆に言えば、専門家が徹底的に解析すればこれだけのことがわかってくるわけです。
 
 2004年に12月に最初のマグニチュード9.1の大きな地震が起きたスマトラ島沖の地震の時も、後に、2005年3月に8.6、2007年9月に8.5、2009年4月に7.5、2010年4月に7.8、5月に7.2、10月に7.7、と震源域が南下して次々と起こり、しばらく空いて2年後(本震から8年後)の今年1月に7.2、そして昨日11日、8.6と8.2の地震が起きました。
 
 去年の3月11日以来の観察の結果、東日本はもちろんのこと、千葉・茨城から埼玉・長野・和歌山・愛媛・伊予灘・熊本近辺を貫く「中央構造線」近辺、そして北海道南部や沖縄近辺や台湾が揺れています。
 
 が、恐ろしいことに東南海沖近辺と伊豆半島沖に、揺れがほとんど無いのです。
 
 僕は学者ではありませんが、これは明らかに不自然だと思うのです。素人考えでも、ゆがみが溜まっていて、数年のうちに起きるのでは、と思えるのです。
 
 九州、四国、近畿、東海、関東の太平洋沿岸は、本当に本当に、いつ東日本大震災以上の地震や津波が来てもおかしくない、という覚悟で暮らさなければならない、と思います。
 
 あの日の教訓を、活かしましょう。
 そして、来たら、まず自分が生き残って、一人でも多くの人を助けましょう。
 そのために、備えましょう。
 
 東日本大震災で亡くなった方たちの遺志を、ちゃんと継いでいきましょう。
 
 まず、自分が助かるために。
 そして、助かってから、周りの人たちを助けるために。
 自分ができることから着々と。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 こういうシビアな状況の中だからこそ僕は、「時間の無駄だった」と思われない、できうる限り上質な、明日に向かう勇気を得られるエンターテインメントをお届けし続けて行きたい、と思います。
 地震や津波に怯えて何もしないとか、目を逸らして「自分だけは大丈夫」と逃げるのではなく、「今」を一所懸命生きて、日々を楽しみながら前向きに備える、というのでなければなんのための人生でしょうか。
 
 何があっても、ともに生きて、また劇場でお会いいたしましょうっ!!



別れと出会いと再会の春。新しい毎日が始まりました。 [プライベートなこと。]

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 僕の地元・府中の桜並木の木々たちが満開になったのと時を同じくして、ウチの子供たち3人の、卒業式と入学式が終わりました。ついに、高1、中1、小1、という惑星直列のようなみんな1年生の3人きょうだい完成。
 
 卒業式は、大阪公演に引っかかって長男だけ行かれなかったのですが、あとの5回はなんと全部行かれまして。キャラメルボックスはいつもこの季節は公演をやっているので、滅多に出られないのですが、今年はたまたま空いていた、という奇跡的な感じです。
 
 出てみて、やっぱり僕って、こういう「儀式」はダメだなぁ、と思ってしまいました。
 儀式なので、おそらく何十年もこの段取りで行われてきたんだろうなぁ、という、粛々とした進み方。
 「なんでこんなことするんだろう?」とか「ここで音楽を入れたらメリハリがきいていいのに」とか「もっとここの段取りは詰めた方が列席者やこどもたちが楽なのに」などと考えてしまうのですが、コレは儀式であってエンターテインメントなイベントでは無いんだから我慢しろ、と自分に言い聞かせてガマンしました。
 
 幼稚園の卒業式が、在園生からの贈る言葉、卒業生たちからのお礼の言葉、こどもたちの歌、おかあさんたちの歌、園長先生のお話、とトントンと進んで、うるうるし続けの1時間弱だったのとは、小中高はさすがに違いましたねぇ。あ、ウチの子の幼稚園が独特なのかもしれませんが。
 
 で、面白かったのは、中学の入学式。保護者が入場しているところで在校生の合唱や演奏の練習をしてまして。この式にとってのゲストは新入生だけ、というスタンスですね。珍しい。

 小学校の入学式は、新入生とともに保護者にもサービス満点で、その分、来賓挨拶だのなんだの、余計なものが多くてこどもたちが可哀想になるほど長くて。式が終わった後の集合写真撮影にも親が入って撮ったりしました。

 高校の入学式では、もっと淡々としたもので、在校生は吹奏楽部のメンバーだけ。新入生全員の名前を呼んで、挨拶があって、おしまい、って感じ。一番楽でしたかね。
 
 ニュースで騒がれている「君が代で起立しない教師」は見かけなかったものの、歌ってない先生は目撃してしまったりして、こっちがドキドキしたり。
 
 んーーーむ、僕が校長だったら、「よっしゃ、明日から頑張るぞーっ!!」てみんなが一丸となれるようなものにど派手なイベントにしちゃうだろうなぁ、でもPTAの反発は凄いだろうなぁ、などと夢想してしまいました……。
 
 教員にでもならない限り、社会人には存在しない「春休み」が終わって、満開の桜とともに始まったこどもたちの新しい生活。
 家からちょっと離れた都立高校に進んだ長男は「クラス全員知らないヤツだから、完全アウェーだよぉ」と、逆にワクワクした表情。二男は、半分くらいが小学校の同級生たちなので特に緊張感もなく。長女はクラスに2人しか同じ幼稚園の子がいなくてドキドキしつつも「せんせいが楽しくておもしろいから楽しみ−」と。
 
 僕もこの春ちょっと新しいことを始めつつあるので、彼らのドキドキがすっかり伝染してしまっております。
 そして、今週にはついに『容疑者Xの献身』の顔合わせ・稽古開始。
 西川降板のピンチヒッターに立ってくれた元・劇団員の近江谷太朗。
 久し振りの川原和久さん、西牟田恵さん。そしてお初のキャラメルボックス参戦、青年座の小林正寛さん。
 再会と出会いの舞台です。
 ……ひそかに、坂口理恵もXには初参戦なのですけどね。
 
 『トリツカレ男』とは真逆の、オトナな舞台『容疑者Xの献身』。
 「あのラスト」に向けて、いよいよ走り出しますっ!!
 
 東京公演のチケットは、いつも通り、平日を中心にたっぷりあります。
 通常7000円ですが、学割なら4000円。
 新しい一歩を踏み出した学生の皆さんには、特にご覧いただきたいこの作品。
 お待ちしております。
 http://www.caramelbox.com/stage/yougishax2012/ticket.html



【2012年エイプリルフールネタ】2013年のキャラメルボックスは、なんと演劇史上初、「日本縦断?ダーツの旅」に挑戦しますっ!! [特犬発表!!]

 コレは、2012年4月1日エイプリルフールのネタでしたっ!!
 ……記事のURLをご覧いただければ……。

 キャラメルボックスのエイプリルフール参戦への歴史は長く、「CARAMELBOX PRESS」という有料の新聞を作っていた頃にさかのぼります。「キャラメルボックス、劇団名を"キャボ"に変更!!」など、我ながらアホらしいネタを繰り出して参りました。
 インターネットができてからはよりウソつきは度を越える寸前まで発展(?)したのですが、公演中に当たった場合はお客さんを混乱させることになるだろう、ということで実施しないようにしたりしたこともありました。
 そして去年は震災直後だったのでそれどころではなく、今年は久し振りのエイプリルフール企画でした。

 今回は、社内メールでネタを募集。僕も「キャラメルボックス2013年ラインナップ発表!!全てが過去作品のスピンオフに挑戦!!『トリツカレナイ男~ロミオ・ジャンジーニ物語』を筆頭に『フユヤスミ語辞典~カニタニ冬の日本海を行く』『クロノス・ジョウンターの建設~タイムマシン建設の過程を描くドキュメンタリー』などっ!!」というのを考えたのですが、最終的にみんなに好評だったのが今回のダーツの旅。これは、製作部チケット担当の安田千秋が出してくれたものでした。おめでとう、安田っ!!

 これからも、舞台だけではなく公演をやっていない時にも皆さんに楽しんでいただけるような劇団でありたいと思いますっ!!
 引っかかっちゃったみなさま、申し訳ございませんでした。この企画の準備をしていたら、某役者からは「コレ、やりましょうよ」という声が上がったくらい。実は、かなり、本当に、できることならやってみたい企画でもあるのです。
 今回はエイプリルフールでしたが、いつか真実になっちゃったりしたら、びっくりしてくださいねっ!!

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 大変なことになってしまいました。
 2013年のキャラメルボックスは、なんと演劇史上初、「日本縦断?ダーツの旅」に挑戦しますっ!!
 http://www.caramelbox.com/20120401.html
 
 ◇          ◇          ◇
 
 先日行われた第41回劇団総会においての議題は、「前もって決まった劇場で前もって決まった公演をやり続けるだけでいいのか?」「今までどこの劇団もやっていない企画をやろう」でした。
 
 そこで、「人口一万人以上の街に北と南から二班に分かれて手当たり次第に回る」とか、「街角で、昨日の夜に食べたご飯はどこの何?、とインタビューをして、そのお店なりお家なりがある街に行って公演を行う」とか、様々な案が出たのですが、あまりに現実的では無い、という結論に。
 
 その話し合いの結果、全会一致で決まったのがっ!!
 某テレビ局系列でオンエアされている某番組内で行われている某名物企画にうり二つの「日本縦断!?ダーツの旅」っ!!
 
 ダーツに秀でた三浦剛に投げてもらう、という案も出ましたが、それでは、とんでもなく遠いところに当たった場合、三浦にみんなの非難が集中する、ということで、「嫌われ者のすすめ」という本を出している嫌われることならまかせとけの僕、製作総指揮・加藤昌史が投げる、ということで一致。
 その後、細かいルールを詰めました。
 
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 (1)海に当たったときは投げ直し。日本地図内別表記の離島に当たった場合は、行く!!

 (2)山に当たった時は、その県の拡大地図を見て、ダーツが刺さったところに最も近い町を探し出す。

 (3)上演作品は、現地に行ってみて出会った人たちにお話を聞き、その方たちとの交流や、お話の内容からその場でストーリーを考え、半即興で約60分の物語を考えて半即興で演じる。タイトルは、「ダーツはいつもひとつ〜■■(町の名前)篇」。

 (4)入場料は未定。基本はカンパで、収益は、録画したビデオを街ごとにDVD化したものを全国のサポーターの皆さんに購入していただくことでまかなう。

 (5)出演者は、月ごとに、全劇団員の写真を壁に貼りだして、ダーツで決定。これによって本公演に出られなくなっても文句は言えない。

 (6)一個所に行って公演をして、そこのカーテンコールで新中野のキャラメルショップとインターネット回線で繋ぎ、次の行き先をダーツで決定。ツアーメンバーは行き先までの「最安値」の交通手段をその場で検索して即刻移動。
 
 (7)最初の公演会場は、2013年4月1日にキャラメルボックス事務所がある「キャラメルショップ」でダーツで決定。
 ……この模様は、USTREAMでインターネット生中継される予定です。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 大変なことになってしまいました、2013年のキャラメルボックス。
 このダーツの旅は、2014年4月1日に千秋楽を迎える予定です。
 1年間、ダーツに振り回されるキャラメルボックスっ!!
 
 もしかしたら、あなたの町にキャラメルボックスが行くかもしれませんっ!!



出会いは別れの始まりで、別れは出会いの始まり。『トリツカレ男』が終わりました。 [トリツカレ男2012]

 ついに『トリツカレ男』が終わってしまいました。
 
 ロビーのお客さんがお帰りになるのをお見送りしてから楽屋に戻ったら、星野さんも金子さんも帰られた後……。なんと、この後仕事なんですってっ!!まぁ、僕たちも「バラシ」という仕事があるわけですが。
 
 でも、今日のステージ、そしてカーテンコールの一言挨拶、そして三本締め、その後のロミオチームの芸、みんなの客席退場、と、もう、これでもかこれでもかという楽しさ。一言挨拶では、楽しすぎて涙が出てきました。
 
 終演後、ロビーにいても、皆さんがにっこにこして帰って行かれる姿を見ていてこれまた嬉しくて。
 
 昼過ぎに新幹線が人身事故で止まってしまい、これで来られなくなるお客さんがいたらどうしよう、と開演10分前までハラハラしていたのですが、そういう連絡は一件もなく、無事に開演できたことも嬉しいことでした。
 
 そしてそして。
 実は大阪公演初日に、キャラメルボックスSNS「Caramelland」のメンバーの方で、10数年間キャラメルボックスを応援してくださってきた方が、サンケイホールブリーゼに向かう途中に体調の異変を感じて西梅田の駅のお手洗いに入って、そのままくも膜下出血で亡くなった、という「事件」があったのです。僕はそれはCaramellandの方からおうかがいしたのですが。
 「『トリツカレ男』復活祭」を楽しみにして劇場に向かっている途中のことだったということで、「もし劇場まで来てくださっていていたら僕たちが全力で助けたのに」と思うと悔しくて、無力感を覚えていたのですが、なんと今日、今までキャラメルボックスを見たことがないはずのそのお客さんの息子さんが観に来てくださり、お話をすることができました。
 僕たちの無力をお詫びすると同時に、「きっと今日も千秋楽を楽しんでくださっていたはずですね」とお話をしてお別れしました。
 お母さんが好きだった劇団の「楽しすぎる舞台」をご覧いただいて、息子さんがどう感じていただけたかまではおうかがいできませんでしたが、少なくとも、お母さんがここに来たかった気持ちはわかっていただけたのではないかと思います。
 
 出会いは別れの始まりで、別れは出会いの始まり。
 昔から言われている言葉ではありますが、今日ほどそれを感じたことは無いかもしれません。
 
 キャラメルボックスは東京に帰ると、しばらくお休みです。
 去年がツメツメのスケジュールでやり過ぎたので、今年は少しずつ休みが入ります。
 ……と言っても、僕たち製作部は休めませんが。
 
 個人的なことを言うと、長男が高校1年、二男が中学1年、長女が小学1年、というとんでもない節目がやってきますのでプライベートが大変なことになりそうなこの2週間でもありますが……。
 
 音楽監督としては、すぐに『容疑者χの献身』と『無伴奏ソナタ』の準備。特に、『無伴奏ソナタ』は新作でタイトルからもわかるとおり「音楽」がテーマだったりするため、帰り次第じっくり考えたいと思います。
 
 『容疑者χの献身』ではゲストが4人っ!!そのうち一人が近江谷太朗っ!!
 もう、楽しみ過ぎて……!!
 
 『トリツカレ男』にご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
 皆さんからいただいたこのパワーをそのまま、春の2本の芝居に懸けたいと思います。
 
 ではまた、5月にお目にかかりましょうっ!!



『トリツカレ男』、ラスト5ステージっ!!「復活祭」のご報告などっ。 [トリツカレ男2012]

 昨日朝、39℃の熱を出したため、病院では「インフルエンザ陰性」の診断をいただいたものの、万が一のことを考えてダブルキャストのもう一人である市川草太に交替した「アメデオ」役の鈴木秀明は、今朝は37.2℃まで下がり、今日も「陰性」の診断をいただいた、ということを受けまして、今日の夜の回の「Green」キャストのステージから復帰いたします。
 
 昨日ご迷惑をおかけした皆さん、申し訳ありませんでした。
 
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 さて。
 昨日と一昨日は「『トリツカレ男』復活祭」と題して、開演前にメイキングビデオの上映、プチトーク、もろもろプレゼント、などのイベントをやりました。大阪初日のトークゲストは成井豊。5分ちょいしか時間が無かったので成井の魅力を引き出せずに終わったかなぁ、と反省。そして昨日は、予定していたゲストが来られなくなり、僕が一人で、ネットでいただいた質問にお答えする、という形式で行いました。
 
 Q「畑中さんが今現在リアルにトリツカレているものはなんですか?」
 A「次の客演の台本のセリフ覚え」
 
 Q「加藤さんが今役者をやるとしたらどの作品の誰をやりたいですか?」
 A「『トリツカレ男』のロミオ」
 
 Q「コラボしたい劇団はありますか?」
 A「TEAM NACS。リーダーの森崎さんが僕と同じくらい顔が大きいから。」
 
 Q「これまでの作品で一番心に残っているセリフは?」
 A「『広くてすてきな宇宙じゃないか』の、"ごらんなさいよ、広くてすてきな宇宙じゃない?"」。
 
 ……なんと、たったこれだけで時間にっ!!
 なんか、これまた不完全燃焼でありました……。
 
 終演後のロビーでは、座席番号抽選会と風船プレゼント。東京公演では、「風船を持って電車に乗って帰るのは……」というお客さんが多く、最後まで残っていたりしたのですが、なんとびっくり、大阪ではあっという間になくなってしまいましたっ!!「大阪の人は"タダ"とか"安い"とかに弱いんですよぉ」とお客さんがおっしゃってましたが、それにしてもびっくりでした。
 
 さて、大阪公演、と言うよりも『トリツカレ男』、あと5ステージ。
 土日と千秋楽は基本的にほとんど残っていないのですが、実は、客席両サイドのバルコニー席は乗り出さないと見えないということもあって前売でも当日でも出してきませんでした。が、いざとなったらここも開放いたします。50席くらいありますので、安心してご来場くださーいっ!!
 そしてもっと安心なのは月曜日。今までキャラメルボックスは月曜日に公演をあまりやったことがないのと、なんたって週の始め。ぶっちゃけ、空いてますっ!!今ご予約いただければ抜群に良いお席を確保できますので、是非どうぞっ!!
 http://www.caramelbox.com/04_ticket_f.html

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名古屋公演初日から大阪公演初日までの合計金額です。
御協力をお待ちしておりますっ!!


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今日のダンスシーンの稽古の時、本来なら調光卓の前にいなければならない、
照明の勝本さんが最前列へ。
なにしてんの、と思ったら、なんとっ!!
今公演から導入した照明卓は、
iPhoneのアプリで遠隔操作ができるとのことぉぉぉぉぉっっっっっ!!


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わぁぁぁぁっ!!びっくり。
ダンスシーンまるごと、iPhoneで調光しちゃいましたっ!!
「本番はこれじゃぁやらないけどねっ」。
そりゃそーだっ!!

しかし、劇団員からは
「勝本さん、仮面祭のシーン、それでやりながら出れば?」との声もっ。

原田樹里は「近未来だぁっ!!」と。
……えーーーーーっと、「今現在」なんだけどなぁ……。



『トリツカレ男』大阪公演、初日開いてますっ!!綺麗で素敵な劇場で、ラスト5ステージっ!! [トリツカレ男2012]

 大阪・西梅田のサンケイホールブリーゼで、大阪公演の初日が開きました。
 昨年2月の『夏への扉』以来のブリーゼ。ロビーは真っ白、客席内は真っ黒、という劇場。2階席がすごく高いところにある、ということ以外は、素晴らしく素敵な劇場なのです。

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 なんと言ってもいろんな鉄道路線の大阪駅や梅田駅から徒歩10分以内。西梅田駅、北新地駅からならほんとにすぐ。
 そしてなによりもそれぞれの駅から地下道で繋がっているので雨に濡れずに、寒い日も寒風にさらされずに来られます。
 
 劇場が入っているビル「ブリーゼブリーゼ」の真ん中は吹き抜けになっているのですが、そこになんと、赤坂ACTシアターで飾られていた「巨大ポスター」が。文字のところだけこっそり貼り直してありますけど……。

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 7階まで来ていただくと、エントランス。
 開演前はエレベーターはとても混むので、エスカレーターで上がっちゃった方が早いと思います。
 
 おっと、7階に上がっちゃう前に、4階のカフェ「illy(イリー)」では、キャラメルボックスのマスコット「ブタのみき丸」の顔のカプチーノをいただけます。アーモンドロールとのセット限定、とのことですが。
 去年やったときには、なんと、カプチーノの画を描くバリスタさんが腱鞘炎になってしまったほど大人気だったとのこと。是非、現時点ではここでしか飲めませんのでお立ちよリくださいっ!!
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 ロビーに入ると、そのみき丸の本物が。みき丸の隣には、ブリーゼブリーゼの人気者「ブリちゃん」のミニチュア(ミニなのにデカイんですが)。本物のブリちゃんは、吹き抜けいっぱいに立って……いたのですが、今はお出かけ中、とのこと。なので、ブリちゃんが見られるのは今はここだけっ!!
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 そしてグッズ売り場では新製品『夏への扉』のDVDが。コレをご購入いただくと、その10%を東日本大震災の義援金にさせていただきます。
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 土日と最終日の火曜日(祝日)はいっぱいですが、今からだと19日(月)ならまだまだ見やすいお席が残っています。
 
 2月16日に東京で幕を開けた『トリツカレ男』。
 なんと、もう、あと5ステージ。
 
 なんか最近心の底から笑ってないな、とか、ぐぁっと感動してないな、なんていうあなた。
 是非、劇団史上最もハッピーな舞台『トリツカレ男』へ、是非っ!!
 



3月11日の山下達郎さんの番組「サンデーソングブック」で、僕の文章のことを書いた投稿が読まれたのだそうです。 [トリツカレ男2012]

 3月11日にTOKYO FMでオンエアされた、山下達郎さんの番組「サンデーソングブック 2012年03月11日『東日本大震災1周年、追悼と復興祈念のプログラム』」の中で、キャラメルボックスに関する投稿が紹介された、とTwitterで教えていただきました。
 
 なんだろ、と思ったら、僕が『トリツカレ男』のパンフレットの「観終わってから読んでください」に書いた文章の中の「まず東京の皆さんに元気になって欲しい」というあたりのことを書いたお便りが読まれ、達郎さんが答えてくれた、とのこと。
 
 翌日、なんとその番組の内容を完璧に再現したブログもご紹介いただきました。
 上から三分の二ぐらいのところの「リスナーからのお便り(世田谷区のE.Rさん)」のところに出てきます。
 
 ■9thNUTSさんのブログ「未来の自分が振り返る」 2012年3月11日
 http://yamashitatatsuro.blog78.fc2.com/blog-entry-248.html
 
 こんな日に、僕らの世代の音楽好きからしたら「神」の領域の山下達郎さんの口から「キャラメルボックス」とか『トリツカレ男』という言葉が出た、ということに、まず震えるほどの感動を覚え、そのハガキを選んでくださったことにも感動し、そしてその内容に関して達郎さんがコメントをくださっていた、ということにも言葉にできない感動を覚えました。
 
 長い間芝居をやり続けてくると、こんな夢のようなことが起きるんですね。
 
 投稿してくださった世田谷区のE.Rさん、そして山下達郎さん、番組をテキスト化してくださった9thNUTSさん、ありがとうございました。



名古屋公演終了っ!!ありがとうございましたっ!! [トリツカレ男2012]

 名古屋公演が終わりました。
 2日間で3ステージ、という慌ただしい公演でしたが、たくさんのお客さんにお会いできて幸せな2日間でした。
 
 昨日の初日の前に名鉄ホールの方から「ナナちゃん(名鉄百貨店のキャラクター)をみき丸とコラボしてもいいですか?」とのご提案をいただいたのでメ〜テレの方にも「ウルフィー」を連れてきてくださるようにお願いし、夜の回には名古屋の有名キャラ二人とみき丸のコラボ、という不思議なことにもなってしまいました。
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 そして芝居の方ですが、ツアーに出るとみんながウキウキして考えるのがご当地ネタ。西川や阿部丈二がやるのは当然(?)として、なんと新人の笹川と小林春世も果敢にチャレンジしていたのか印象的でした。
 
 そして今日の千秋楽、カーテンコールの締めをを担当したのがその阿部丈二。
 ちゃんと役柄も使って楽しく締ま……るかと思ったらちょいと段取りが狂ったのもまたキャラクター(?!)。
 
 最後は客席を通ってみんなが退場。
 去年、節電のために思いついた「客席退場」なのですが、縦に長い名鉄ホールでの客席退場は、最後の一人が退場するまでお客さんみんなが見守ってくださっていて、感動的でした。
 
 今日は、結婚・子育てで休団中の篠田剛・中村恵子夫妻も双子の子供を連れて来場。半年会っていないだけなのにかなりしっかりしてしまってきていて、びっくりでした。

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 名古屋公演から始めた、『夏への扉』のDVD売上げの10%を寄付金に、という企画。
 なんと、持って来たDVDが足りなくなる寸前まで売れまくりました。御協力ありがとうございました。
 ちゃんと金額が出たら、また発表させていただきますので少々お待ちください。
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 今年、最初で最後の名古屋公演。
 もっともっと来たいのですが、キャラメルボックスのスケジュールが混んでいるのと社会の事情でなかなか実現できません。
 いつか、のんびり手羽先宴会ができるくらい長期間の公演ができるようになるように、僕らも頑張りますが、皆さんも「名古屋に来いっ!!」とせっついてくださいっ!!そして、いろんなそういう関係の方々にもキャラメルボックスを広めてくださいっ!!
 
 さて、ツアーラストは大阪サンケイホールブリーゼ。
 西梅田のとっても綺麗なビルのとっても綺麗なホールです。
 おそらく、このセットがとても映えると思いますっ!!
 例によって平日はまだまだまだまだ大丈夫。是非、今からでもご予約をっ!!



巨大地震から1年。怖がっているだけではなく、「来たらこうする」を。その心の準備はきっちり持ちながら、日常をしっかり生きてしっかり楽しく。 [東日本大震災]

 3月11日14時46分、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震から1年が経ちました。
 しかし、津波が来たのはこの後。これから数時間、黙祷し続けなければならないのではないかとさえ思います。
 
 先日も書いた通り、犠牲となった皆さんのことを追悼することはみんながそれぞれの立場でそれそれのやり方で行えばよいとは思いますが、しかしやはり1年経った、ということには感慨があります。「一周忌」とは、その日までが喪中、という意味ですが、この1年の短さを考えると喪が明けたという気にはなれません。

 ■1年前の今日の僕のTwitter。
 http://twilog.org/KatohMasafumi/date-110311

 あの日、そしてそれから数ヶ月は、まさか1年後にまだ芝居をやれているとは想像していませんでした。そうなるための努力はしておりましたが。
 今、こうして、名古屋で満員のお客さんといっしょに『トリツカレ男』をやっている、という姿を、あの頃の自分に見せてあげたいです。
 しかし、東北の沿岸の現状は、まだあの日に亡くなった皆さんにお見せできるところまで来ていません。
 
 地震直後は「東北のために」とばかり考え続けてきましたが、今は、東北のためを考えるとまず東京から元気にしなければ、と思っています。東北に直接何かをする、ということも、できるならばもちろん続けていくべきだと思いますが、なによりもこの国の経済をもっと活性化させて税金をいっぱい払うことが直接支援に繋がっていくわけで、自粛や萎縮をして内にこもって自分や自分の家族の身の安全のことばかりを考えていたらそれは東北どころか日本全体を悪い方に動かしてしまうと思うのです。
 東京では、もともとデフレになりかけていたところに震災があり、数多くの飲食店やサービス産業に大打撃を与えています。復興需要があるので建築業界は目の回るような忙しさと聞きますが。
 
 東京だけではなく、この国に住んでいる限り、いつ大きな地震が自分のいるところを襲ってもおかしくない、というつもりで「今来たらこうする」という具体的なヴィジョンを一人一人が持つ。震災が起きるまではあまりにも「自分の危機管理」ができていない人が多かったのではないかと思うのですが、こんな偉そうなことを言っている僕も阪神淡路大震災がきっかけで変わったに過ぎないわけですが。
 
 怖がっているだけではなく、「来たらこうする」を。その心の準備はきっちり持ちながら、日常をしっかり生きてしっかり楽しむこと。
 地震に限らず、人間はいつ死ぬかわかりません。
 死なないように努力するのでは、せっかく生きている意味が無いと思います。
 いつ死んでも悔いが残らないように今を精一杯生きよう、とあらためて思います。
 
 キャラメルボックスも、加藤昌史も、「いつかやろう」とか「時が来たらやろう」と思っていたことを、出し惜しみをしないで切り札を切り続けて行く覚悟です。
 皆さんのお財布にご迷惑をおかけするかもしれませんが、すみません、やらせてください。
 



3月11日(日)14:00の回、キャラメルボックス公演は予定通りに上演します。 [トリツカレ男2012]

 名古屋公演千秋楽は3月11日14:00開演。
 ちょうど、上演中に、東日本大震災から一年め、という時間がやってきます。

 総理大臣が「みんなで黙祷しましょう」と呼びかけたことが影響したのか、「名古屋公演はやるのでしょうか」というお問い合わせをいただきました。

 この公演日程はすでに震災前から決まっていたということもあり、キャラメルボックス公演は予定通りに上演します。

 あれから一年、僕は一日も被災地の人たちのことを思わなかった日は無いし、震災から一年というのは現地のことを思うとちっとも区切りにはならないと思っています。高台移転も進んでいないし、行方不明の方々もたくさん見つかっていないし、原発周辺は手つかずだし、「震災から一年」をというのを区切って、テレビで特別番組を組んだりしていることに違和感を感じてしまうのです。

 1年が経ったから、と言って、全国民が家に閉じこもってテレビにしがみついてまたこれでもかという津波の映像を見せられて、では、また経済が低迷することになるのでは、と心配になります。

 首相の言うことに逆行するようですが、みんな、それぞれの休日を過ごしながら、あの日のことに自分なりに思いを馳せ、被災地に自分は今、何をやれているのか、これからやれるのかを考える日にすればよいと思います。

 特に東京の人たちの中には、生まれて初めて直面した帰宅困難を経験してからいまだに心が萎縮したまま、という方も多くいらっしゃる、と感じます。
 そういう感じ、と自覚されている方は、無理にあの日のことを思い出すのは、逆にやめた方がよいとさえ思います。

 11日のキャラメルボックス『トリツカレ男』名古屋公演千秋楽は、いつも通りのHAPPYなキャラメルボックス公演を行います。安心してご来場ください。

 ただ。
 名古屋公演の初日から大阪の公演では、東京公演では意図的に置いていなかった募金箱を設置します。
 そして、新発売の『夏への扉』のDVDの売り上げの10%を寄付に充てさせていただきます。
 去年の3月に収録された、渾身の舞台『夏への扉』。余震の恐怖と戦いながら上演し続けた『夏への扉』をお求めいただくことを支援に繋げます。
 もちろん、売り上げの全額を寄付に充てる「義援金ポストカード」も販売中。

 東海の、そして関西の気持ちを、キャラメルボックスが必ず被災地にお届けいたします。
 まずは、とにかく劇場でお会いしましょうっ!!



おばさんのお葬式で思ったこと。 [プライベートなこと。]

 「はとこ」(またいとこ)のお母さんが亡くなり、お葬式に行って参りました。
 
 このおばさんは、そのお母さんの代から昔から府中で薬屋さんを経営していらっしゃった方。そして僕のはとこもお店を継いで、大規模なドラッグストアが進出してきてもびくともせずに、逆に店を建て替えて拡大させているという凄腕経営者なのです。
 府中にはたくさんの親戚がいる中、お店をやっているのは彼だけなので、縁としては遠いのですが、最もよく会う親戚なのです。
 
 おばさんもそうで、お店に行けば必ずいてくれる、という存在でした。
 
 こどもの頃は本当によく遊んだはとこ。で、今の薬屋さんのご主人は二男で、その長男はなんとJAXAの研究所の教授。
 「はやぶさ」のプロジェクトにも関わっていた、とのこと。
 
 久し振りに会ったその長男、こどもの頃から秀才だったのですけど、まさか日本の国家的なプロジェクトに関わる存在になろうとは、当然思いもしませんでした。
 
 そして、何年かぶりに会ったその二人の兄弟の子供たち。つまり、おばさんの孫たち。
 みんな大きくなっていて、利発そう。
 
 儀式の間は居心地が悪そうにしていた彼らも、出棺の時にはおばあちゃんの周りに集まって涙を流していました。
 
 こんなにすごい子供を二人も残し、そしてこんなに元気そうな孫をたくさん授かって、皆に囲まれて見守られて旅立ったおばさん。
 お棺の中のおばさんは、細くて白くなっていましたが、とっても幸せそうに見えました。
 
 人は、死ぬために生きていくんだなぁ、とふと思いました。
 自分が生きた結果がどうなのか、自分にはわからないけど、少なくとも二人の息子はちゃんとおばさんの気持ちを受け止めてしっかりと生きているし、孫の一人も薬学部に進学して跡継ぎができていて、おばさんの意志がまだまだ繋がっていくことまでわかっていて、これ以上無い人生だったんじゃないでしょうか。
 
 今回はおばさんの遺志で内輪だけの式となりましたが、4年前に亡くなったおじさんのお葬式には500人近い参列者がいらっしゃった、とのこと。おばさんは、息子たちに大変な思いをさせないように、と、小規模に済ませることを言い残したのだと思います。
 
 おばさん、素敵な式でしたよ。
 やすらかにおやすみください。



雪の千秋楽っ!!『トリツカレ男』東京公演、無事終了っ!! [トリツカレ男2012]

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 『トリツカレ男』東京公演が終わりました。
 初日と千秋楽が雪、という、まさに天気にまでトリツカレたような公演でした。
 
 最初は、東京で今までやってきた中で最大規模の劇場で、なおかつゲストも二人いらっしゃる、ということでいろんな緊張感がある感じでスタートしたのですが、初日を開けた途端にみんなが弾けて、とんでもなく楽しい舞台になってしまいました。
 
 中でも、やはり畑中の頑張りはご覧くださった皆さんの心に届いた模様で、初演をご覧くださった方々からも「別人のような力強さですね」とおっしゃっていただけました。
 僕自身は生で見られたのはゲネプロだけなのですが、モニターで聴いていてもそれはわかりました。
 畑中に限らず、2011年を乗り越えてきたキャラメルボックスのメンバーが、とてつもなく強くなっている、ということ、今こうして舞台に立てていることがどんなに幸せなことかを噛みしめて1ステージ入魂の全身全霊の芝居ができているな、と強く感じました。
 
 今回は4回も通し稽古をやった後でのゲネプロ、ということで、もうその時点で完璧だったのですが、やはりテクニカルな部分でのトラブルが何度かあったのですが、それがまた、命に関わるものではなかったのは本当に幸いでした。
 なんと言っても、「ここで何かがあったら本当におしまいだ」ということに挑戦しているシーンもあるので、毎ステージ緊迫しながら過ごしてきました。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 今日は、夜から降り続いた雪で、都心も若干雪が積もりました。僕の家のある府中市なんて、スノーシューズじゃないと歩けないほど積もっていたのですが、赤坂は幸いにも雪の質が違ったせいかほとんど積もらず。
 都内の鉄道も、遅れながらも動いておりましたのでほっと一安心……と思ったら、12時38分に京王線が平山城址公園駅で発生した人身事故の影響で、高幡不動〜京王八王子駅間の運転見合わせ、という速報が。その影響で、京王線の準特急電車がなくなり、全部各駅停車になっているため、通常45分くらいの八王子〜新宿間が90分かかっている、という情報も。ちょうど劇場に向かっていたお客さんから、Twitter経由で次々と連絡が入りました。現時点でいらっしゃる場所をお聞きして、最も効率的に早く劇場に到着するルートをお知らせしたりしつつ、開演寸前の13:45に開演時間を5分遅らせるという決定をして、場内のお客さんにも伝えました。
 で、なんと、その方々は、みなさんギリギリで間に合った、と終演後に教えてくださいました。
 良かったぁぁぁぁっ!!
 
 そして、お客さんが皆さんお帰りになり、バラシをしている最中に緊急地震速報。
 福島県沖震源で、マグニチュード5.3、というかなり大きなもの。幸い、震度は福島県で4、赤坂ACTシアターのある港区で2。楽屋で揺れは感じましたが、撤収作業をしている面々は気付いていなかったもようです。
 先日は本番中に震度2が来ましたので、もし今日も本番中に来ていたらあんな感じになっていたのかもしれません。終演後でホッとしました。
 ……でも、バラシ中に大きな地震が来る、というのも怖いのですよ、半分バラしたセットとか、強度が無いので……。
 
 というわけで、雪と地震という2つの敵と戦った千秋楽ですが、もうすぐ舞台がバラされそう。
 そろそろ僕もMacをしまわなければなりません。
 東京公演にご来場くださった皆様、ありがとうございましたっ!!
 
 名古屋公演は、10日(土)と11日(日)。土曜の夜の回に余裕があります。
 大阪公演は、15日(木)〜20日(祝)。いつものことながら、平日に余裕がありすぎます。
 
 関東の皆さんで、どうしてももう一度観たい、という方……いかがですかっ……?!
 
 では、名古屋の皆さん、来週末にお会いしましょうっ!!

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雪のみき丸とTBSのぶうぶ。



雪になりそうな明日14:00開演の東京千秋楽、なんと、平日昼だけに、まだ予約できますっ!!当日券ももちろんありっ!! [トリツカレ男2012]

 ついに明日は『トリツカレ男』東京公演千秋楽です。
 千秋楽、というと、もうとっくに売り切れてる、という印象ですが、今回はなにしろ平日の昼間。
 直前で怒濤のように予約はいただいておりますが、なんと、たんまりと残っておりますっ!!

 というわけで、インターネット予約もまだ承っておりますっ!!
 http://www.caramelbox.com/stage/toritsukare2012/ticketinfo/index.html
 
 現時点では、ハーフプライス・チケットもかなり出せる予定ですし、当日券も余裕がある状況。
 こんなことは滅多に無いことですので、是非是非、千秋楽という名のお祭りに遊びにいらしてくださいませっ!!
 
 ◇          ◇          ◇

 さて。
 Twitterで、「熱を出して急に行かれなくなったんですが」という問合せをいただいて、「日時変更ができますので support@caramelbox.com にメールを」とお答えしたり、「チケットを家に忘れてきてしまったんですが」というお問い合わせに「受付でご相談ください。なんとかします」とお答えしたりするたびに、「キャラメルボックスの制作はすごい」と言われます。
 んーーーーーむ、複雑な気分です。
 コレ、ほんとに、あたりまえのことだと思うんですよね。が、興行界ではあたりまえじゃないらしいのです。
 もしかしたら、やっている劇団はあるかもしれません。が、公演規模が大きくなってくるとなかなかそれを守り続けることができなくなってくるのでしょうかね。
 
 日時変更についてですが、これはもう、鉄道にしても宿泊施設にしても、キャンセルには手数料がかかりますが、変更は、回数制限はあるにしても手数料無しで対応してくれます。そういう世の中の常識があるわけですから、ウチもそれをやろう、と頑張っているのです。
 事務所にいる限り、全てのステージの空席が瞬時にわかるようになっておりまして、そのノウハウはキャラメルボックス初期に僕が作ったものがそのまま受け継がれてきております。これは言葉では説明しづらいのですが、ステージごとの「座席表」を大きくプリントしたものに全ての配券や予約の内容が記入されているもので、チケットとコレを一対一対応させているのです。……って書いてもわかんないですよね……。
 とにかく、チケット担当者は少なくとも全部把握している、ということです。
 
 チケットを忘れた場合ですが。
 キャラメルボックス製作部の場合は、ぴあやイープラスやローソンでどこの席をいつ売ったかを、上記の要領で全部把握しています。だから、当日、どこのプレイガイドで買ったのか、そして座席番号がどのへんなのか、ということがある程度わかっていれば「このあたりの席だな」という見当が付き、そこが開演間際で空いていればその人の席だろう、と判断できるわけです。
 もちろん、嘘をつくことも可能かもしれませんが、どこで買ったかわからず、席番もわからない、という場合は残念ながら対応できませんのでご注意ください。
 
 ……というわけで、それだけに関わらず、電話やメールでご相談いただければたいていの「あたりまえなこと」には対応いたしますので、是非遠慮無くお申し付けください。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 昨日は、関係者の来場ラッシュでした。
 『容疑者χの献身』に出てくれる元劇団員の近江谷太朗と、いまだに仕込みを手伝いに来てくれる今井義博とか。
 
 珍しいところでは、Twitterで人気の小学生子役の「はるかぜちゃん( @harukazachan )」ご一家。お母さんがかつて劇団をやっていたこともあって、キャラメルボックスのことをご存知だったそうですが、僕がTwitterでお誘いしたら来てくれることになりまして。終演後にお会いしたら、もう、大興奮していて。カワイかったですよぉー。
 
 あと、小名浜市民会館の公演に来てくださったご夫婦。仮設住宅にお住まいで、まだまだ大変な時期だというのに……!!なんと、ぴあがやっていたFacebookのプレゼントキャンペーンに当選した、とのことで。ものすごい笑顔で帰って行かれました。
 
 そして、ラーメン評論家の山本達人。ここのところ、ほぼ毎公演観に来てくださいます。ラジオ好き繋がりだったりもします。で、僕、すっかり赤坂のラーメン屋さんは制覇したと思っていたのですが、穴場のお店を教わってしまいましたっ!!
 続いて、「食べログ」でレビュー数4位のノバンディさん。震災後、「スマイルサポート」( http://www.threerings.jp/SmileSupport/ )という団体の立ち上げに参加して、主に陸前高田に入って支援活動をされていたりする熱い男なんです。本業も本名も知らないんですが、いつもキャラメルボックスを観に来てくださいますっ!!
 そして、千葉県のラーメン本なども出している、フードジャーナリストの山路力也さん( http://ymjrky.cocolog-nifty.com/ )。なんか、Macに対する姿勢とか、いろんなラーメン屋さんへの感想とか、めちゃめちゃ通じるところがあっておしゃべりしていて楽しい方なんです。
 で、その山路さんのお友だちで元・ミュージシャンの松岡英明さんも。松岡さんもラーメン好きで。帰りに飲みに行っちゃいましたっ。
 
 あっ。とある漫画家の先生もいらしていましたが、締め切り関係のことを考えると書かない方がいいのかも……?!
 
 劇場の出口外でお見送りをしていると、そういういろんなお客さんとほぼ確実にお目にかかれるので、寒くても心はぽかぽかです。
 
 ◇          ◇          ◇

 ここで大ニュースっ!! 
 実は。石田ショーキチさんから、セルフカバーアルバム「My Oldest Numbers vol.1」( http://bit.ly/AmWD27 )に入る曲を、できるたびに僕に聴かせてくださっておりましてっ!!2012年の空気が入った「ノーチラス」が、「ミラージュ」が、「太陽道路」がっ!!もう、届くたびに大興奮っ!!もう、ほんとにかっちょいーっ!!現在の「石田バンド」は、本当に石田さんの曲に対しての相性がいいんでしょうね。
 このアルバムは、ライブ会場でしか買えないそうなので、石田さん好きのあなたは、何を置いてもライブへっ!!

 ◇          ◇          ◇

boo.jpg今日は、TwitterでNHK_PRさんとナイスなやりとりをしていらっしゃる「 @tbs_boo 」さんがご来場になっておりますっ!!

みき丸と記念撮影。



毎日いろんな出会いがある、赤坂ACTシアターロビー。『トリツカレ男』はあと3日ですっ!! [トリツカレ男2012]

 毎日劇場にいると、いろんな方とお目にかかれます。
 
 僕は開場してから終演までずっと楽屋でMacの前にスタンバイして地震を監視しているわけですが、終演後だけロビーに出ていきます。カーテンコールの場内監視をした後、劇場の出口の外に立ってお見送りをします。
 
 最初は出口の中にいたのですが、そうすると全てのお客さんをお見送りできず、いらっしゃっていたのに会えなかった、ということが初日近辺で起きまして、寒いけどそんなことは言ってられないぞ、と外に立つことにしたのです。
 ロビーの中だとやはり人が多いのでなかなかおしゃべりしづらかったのですが、外だと広いのでお話ができるようになりました。
 
 たとえば、被災地で支援活動をしている中で知り合って、お互いにキャラメルボックスが好きだということがわかり、その後結婚、今回初めて二人で観に来てくれた、という岩手県にお住まいのお客さんがいらっしゃいました。なんだか、ジュゼッペとペチカみたいな素敵なカップルで、僕までニコニコになってしまいました。
 
 かと思えば、「親父が早く見に行けって言うからさぁ」というシェイクスピア全訳の小田島雄志先生の息子の小田島恒志とか。中学から高校の同級生で、いっしょにバンドをやっていたわけですけれども。コイツは早稲田の英文学の教授なんですが、加藤健一事務所が上演する海外戯曲の翻訳をやったりしていて、ある意味商売敵みたいな感じ(?)で、なにしろ芝居好き。実は、僕は高校時代、こいつに連れられて渋谷のジァンジァンにシェイクスピアシアターの芝居をよく観に行っておりました。……なんてことはどうでもよくて、そんな小田島が、先に『トリツカレ男』を観に来てくださった小田島雄志先生の薦めで観に来るってどーゆーことっ?!一応、「なんか演劇賞くれぇっ!!」と言っておきました(←意味不明)。
 
 また、昨日ですが、女性のお客さんから声をかけられまして。「私、うつ病で、感情が止まったような感じだったんです。それなのに、今日は笑って、泣いて、治っちゃったのか、と思うほどです。星野さん、本当にかわいくて……」と、笑顔で話しかけてきてくださいました。以前も、キャラメルボックスを見て自閉症が治った、なんて話も聞いたことがあります。人によっては、本当に心の大切な部分を大きく揺さぶる作新なのでしょうね、『トリツカレ男』は。
 
 そして、ウチの長女・みうたん(幼稚園年長)が通っている幼稚園の先生方がご来場。園長先生が、出てくるなり「これ、素晴らしいわっ!!今日来ていない先生方も絶対に来させますよっ!!」と大喜びしてくださっておりまして。二男からみうたんまで6年間お付き合いさせていただいたこの幼稚園。先生方が本当に熱心で、歌に溢れた幼稚園で、なんと園のオリジナルソングまであるのです。だから、ウチのみうたんも、ふと気付くと歌っている子になりました。あと、とにかく走り回らせる幼稚園でして、みうたんと公園に行くと、お砂場遊びに行く、とか言っていても、とにかく走り回ってしまう、という感じ。
 そんな素敵な幼稚園なんですが、何がすごいって、先生方がみんなキラキラしていて、表裏なく子供たちに接しつつ、常に全体を見つめる冷静さも持ち合わせていらっしゃるスーパー先生ばかり。教師であると同時にエンターテイナーであることを要求される幼稚園の先生たちと演劇は、すごく近いところにあるなぁ、と思っていたのですが、園長先生も全く同じことを。「すごく近いモノを感じました」と。
 嬉しいことですねぇ。
 でも、もうすぐ卒業。……寂しい……。
 
 そしてまた、地元の知り合いの方から「妻が最近育児が大変で笑顔がなくて辛そうなので、『トリツカレ男』に連れて行こうと思うのですが」という相談を受けて、「もう、絶対大丈夫です。絶対笑顔にしてみせますっ!!」と申し上げまして。そのご夫婦もご来場。
 終演後、もう、奥さん、にっこにこっ!!
 「生って、凄いですね。もう、ほんとにドキドキしました」と。
 そんな奥さんの笑顔を見て、旦那さんもニッコニコ。
 
 また、「去年、地震の後仕事が忙しくて劇場には来られなくて、ずっと加藤さんのブログを読みながら応援していました。やっと来られました。あんなに辛い思いをしてあんなに大変なことをやってきたキャラメルボックスが、2012年の1発目にこんなに明るくて楽しすぎる舞台をやってくれて、感無量です。畑中くん、本当に凄いっ!!」と目に涙を溜めながら語ってくださった男性も。
 
 ……もう、こういうことがあるから、僕はキャラメルボックスをやってこられているんだなぁ、と思います。
 役者達も、お客さんからいただく拍手やアンケートを糧に「もっともっと」と上を向いて走り続けているわけですが、僕たちもこうして元から知っている人たちや、その日その時劇場でお会いしたお名前も存じ上げていないお客さんたちからいただく言葉で、「明日もがんばろうっ!!」と思えるのです。
 
 あっ、もちろん、長年支えてくださっているサポーターの皆さんの言葉も重いです。
 「初日と3日目と今日観ましたが、星野さんの輝きがどんどん凄くなっていきますねぇっ!!」なんて、もうすでに3回ご覧くださってる方に言われると、僕が自慢したくなりますっ。
 普通は一公演で1ステージ観られればいいのが演劇だと思うのですが、何度も通ってくださる方が比較して感想をくださるのもすごく嬉しいことです。
 
 あと3日だけになってしまった、『トリツカレ男』東京公演。
 広くて素敵な劇場で、是非スーパーHappyな舞台『トリツカレ男』を、お見逃しなくっ!!
 月曜と火曜の7時の回なら、まだご予約いただけますっ!!



2月24日(金)19:00の回で、キャラメルボックスの結成以来累計観客動員数が250万人を突破しました。 [トリツカレ男2012]

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 一昨日書いた通り、昨日、2月24日(金)19:00の回で、キャラメルボックスの結成以来累計観客動員数が250万人を突破しました。
 
 実際の250万人目だったお客さんは、製作部が確認したのですが、昨日ご来場くださった皆さんが「あたしかも」「僕かも」と思っていただけていればその方がハッピーなのでそう思っていてくださいませっ!!
 
 遊園地とかだとピンポイントで250万人目の人の時にくす玉が割れて花束プレゼント、ってことになるわけですが、なんか、それだと楽しいのがその人だけ、ってことになるわけで、キャラメルボックスとしては「みんな」ということにさせていただきました。
 
 ほぼ満席の赤坂ACTシアター。
 カーテンコールのご挨拶は岡田さつき。
 「今日で、旗揚げ以来の観客動員数が250万人を突破しました」とお伝えすると、場内は割れんばかりの拍手っ!!
 
 終演後、僕は劇場を出たところでお見送りをしているのですが、何人ものお客さんから「おめでとうございます」と声を掛けていただき、感激……。27年間、コツコツやってきて、単純に途中でやめなかった、ということがこの動員数に繋がったわけでして、何か特殊なことをした記録ではないわけです。
 
 あっ、そうそう。
 なんで「250万人」なんて数えているのかというと。
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 随分前の話ですが、ふと「あれ?もしかして、累計動員数、もうすぐ100万人とかいってるんじこないかなぁ?」と思い立って数えてみたら、とっくに越えていた、ということがありまして。せっかく素敵な区切りが来ていたのに気付かず通過してしまった、という苦い経験から、そういう「記録」をいろいろと調べて「キャラメルボックス公式ハンドブック」に掲載するようにしたのでした。

 スポーツの世界のニュースって、ほとんどが「記録」じゃないですか。
 演劇の世界も、そういうのをどんどんやってみたら、もっとわかりやすく楽しくなるのでは無いかな、と思います。
 
 今春発売の「キャラメルボックス公式ハンドブック2012」には、「2011年出演ステージ数ベスト6」が載っております。それによると、2011年のキャラメルボックスは合計10作品・236ステージ上演。そのうち、6公演133ステージに出続けた2人が同率首位で並んでおります。さぁ、それは誰でしょーっ?!答えは、公式ハンドブックを買って、確認してくださいっ!!(←宣伝だったのかっ!!)



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