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さぁ、迫ってきました、『トリツカレ男』赤坂公演初日っ!!今日は仕込み2日めっ!!音にこだわってきましたっ!! [トリツカレ男2012]

 今日は、赤坂ACTシアターにて『トリツカレ男』の仕込み2日め。
 通常だったら11トントラック一台で済む搬入が、なんと急遽4トントラックを追加した、という圧倒的な物量
 なにしろ劇場がデカイので、セットも大きければ照明機材の数もハンパじゃありません。
 
 赤坂ACTシアターにいらしたら、まずは最前列まで行ってセットや照明を眺めてみてください。
 特に照明なんて「これ、ほんとに全部使ってんのぉーっ?!」という疑惑さえ覚えるほど、天井や壁を埋め尽くしています。
 おそらく、サンシャイン劇場の倍はあるのではないでしょうか……。
 
 そして、持ち込んでいないのですが、劇場のスピーカーがこれまた、サンシャイン劇場の倍。
 もちろん、収容人数も多いわけですからそれだけパワーが必要、というのもあるわけですが、やはり劇団四季の公演を支えた「音楽命」のスピーカー。
 
 今日の僕は、そこでサウンドチェックをしてまいりました。
 まずテーマソングを流してもらって、よりグッと来るように、よりカッコよく聞えるように、より迫力があるように、しかし「うるさい」の寸前でパワフルに聞えるように、もう、超ピンポイントで音質を調整していきます。
 
 あなたのMacやPCの「iTunes」で、「ウインドウ」のメニューにある「イコライザ」というのをいじったことがありますでしょうか?そこには、音の領域によって10個のボリューム調節ができるようなものなのですが、キャラメルボックスで使っているのはそれを無段階でどこでもいじれるデジタル・イコライザでありまして。
 
 イコライザ−、とは「音声信号の周波数特性を変更する音響機器」(←Wikipediaより)。
 
 簡単に言うと、堂島孝平さんの曲をどかんと劇場で流すとして、「堂島さんの息遣いがもっと聞えるように」とか「スネアドラムの"タンッ"の響きをもっと出して」とか「バスドラムのアタックを強く」とか「エレキギターの音のピッキングを出して」とか「堂島さんの"け"の発音のところを若干押えて」とか「ベースの音がお腹にずんずん来るように」とか、そういうことをやっていくという、気の遠くなりそうだけど経験則でビシバシ狙いを定めて「音」を作っていく、というためのものなのです。
 
 基本的には、その劇場のベースの音質を作って、それに合わせて全曲聴いていって、そのイコライジングが合わない曲があったらまたそこで「バイオリンのこする音の余韻をもっと」とか「チェロの響きを引っ張って」とか「シンバルの"シャーン"の響きをもっと出して」とか「マンドリンのつま弾く音を出して」とか「ピアノのペダルを踏んだ後の"シャクー"っていうのを聞えるようにして」とか「ピアノの"ダンパー"が離れる瞬間の音を残して」とか、まぁ、細かいことをやり続けるわけです。
 
 で、この劇場のスピーカーは、そういう物凄く細かい注文に応えてくれる繊細な表現力を持ったものでして。
 しかも、1階から2階の後ろまで同じように聞えるように設計されておりまして。
 いやはや、物凄いです。
 
 これで、明日行う「場当たり(テクニカルリハーサル)」で、役者の声と合わせて聴いてみて、また微調整して、初日を迎える、という段取り。
 
 27年もやってきて、いまだに、どこのポイントをどうすればいいか、というのは劇場によって違うので苦しむところです。
 
 が、今回、メインのプランナー兼オペレーターの、ほぼ劇団員である早川毅さんに加えて、マイクを使う場面が多いこともあってもう一人音響さんがいらっしゃるのですが、それがなんと東北ツアーに同行してくれた佐藤さん。東京芸大の某科を出ている、という変わり種で、昨春に早川さん所属のステージオフィスに入社したばかりだというのに東北では会場ごとに短時間でビシバシ僕の好みの音を作ってくれたという驚異の耳と実力の持ち主。
 なんか、早川さんと佐藤さんがいる、というだけで僕は大船に乗っちゃってます。
 
 「歌わない音楽劇」とも言われるキャラメルボックス公演。
 今回は歌も歌いますけれども、やはり役者達が作り上げてきた「役」たちを音楽が支えて励ますように仕上がっていると思います。
 
 初演から、稽古の時点で実は泣く泣く3曲変更しました。
 演じる役者が変わったことと、演じている役者達の解釈やテンションが変わったことで、初演の時に「これで完璧っ!!」と思っていた曲も変えざるを得ないということが起きるのがまたキャラメルボックス。
 
 明日の場当たりを見て、まだ変えるかもしれません。
 初日を迎えるまで、まだまだ自分の中でのせめぎ合いを忘れません。
 
 初日が開いたら「ネタバレブログ」( http://caramelbox-netabare.blog.so-net.ne.jp/ )で選曲をご報告できると思いますので、しばらくお待ちください。
 
 あ。
 東京公演初日と2日めは、「『トリツカレ男』復活祭」を行います。
 もう、ほんとにお祭り。
 16日(木)と17日(金)の夜19:00、なんとかして赤坂ACTシアターまでっ!!
 http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2012-02-07
 

【今日の赤坂ACTシアター】

IMG_9329.jpg

グッズ売り場が、ようやくそれらしくなってきました。
あと2日で、ドバッと派手になりますっ!!

IMG_9330.jpg
その奥のサポーターズ・クラブのブースは、
いろいろと楽しい飾り付け完了っ!!

……そして、その左奥にモザイクがかかった部分が……。


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ブタのみき丸、完成っ!!

……がっ!!
果たしてどんな格好をしているのかっ?!
初日まで、乞うご期待っ!!


IMG_9333.jpg
あっ!!
すっかり忘れてました。

『夏への扉』と、『銀河旋律』のDVDも発売されます。
そして、毎春恒例「キャラメルボックス公式ハンドブック」もっ!!
コレを持ってないとさすがにもういろいろわかりませんっ!!
↑↑↑↑↑↑
27年もやってますと……。

今回のハンドブック、凝ってますよぉ……!!

IMG_9334.jpg

昨日、撮り忘れた、本来の赤坂ACTシアターの入口
特大ポスターの右脇をずんずん上っていただいたところにありますっ!!

さぁ、もう、秒読み段階。

書いているうちに日付が変わって、もう、明日となった16日(木)。
赤坂ACTシアターで、君と握手っ!!
↑↑↑↑↑↑
だからヒーローショーじゃないんだからっ!!


2012-02-15 00:49  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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赤坂ACTシアターに、巨大『トリツカレ男』ポスター登場っ!!これで迷わず劇場へ!!……あと、劇場内もちょっとご紹介。 [トリツカレ男2012]

 いよいよ3日後に迫った、『トリツカレ男』東京公演初日っ!!

 
 今日は、その仕込み初日。いつもだと僕は出番が無いので劇場には行かないのですが、今回は初めて使わせていただく劇場なので、初めて劇場に行くお客さんの視点から赤坂ACTシアターを見つめてみることにしましたっ!!

 でっ。赤坂ACTシアターはTBS本社ビルのすぐ下にあるのでわかりやすいにはわかりやすいのですが、なにしろ隣に特大ライブハウス「赤坂BLITZ」があったり、その横には様々な素敵なお店が入るビルがあったりするので、これは目立たなきゃいかん、と、赤坂ACTシアター正面に『トリツカレ男』の巨大「ポスター」を設置致しましたっ!!

IMG_9302.jpg
どーーーーーーんっ!!
2フロアに及ぶ「看板」であり「ポスター」なのですっ!!

赤坂ACTシアターは、地下鉄千代田線「赤坂」駅で降りて、「3b」が一番劇場に近いのですが、
1〜4のどの出口から出てきてもすぐです。
赤坂ACTシアター.jpg


むしろ、「1」で出てきた方が、気分が盛りあがるかもしれません。

IMG_9308.jpg
「1」出口から出てくると、素敵なお店の間から巨大なTBS放送センターがっ!!
(指さしている建物)

IMG_9312.jpg
「3a」または「4」出口から出てくると……
TBS放送センター、赤坂BLITZ、そして赤坂ACTシアター、と
並んでいる圧倒的な風景に出会えます。
ちなみに、一番右が劇場。
ちっちゃくですが、『トリツカレ男』のポスターが見えますっ!!


IMG_9296.jpg
「3b」出口から出ると、なんと目の前にスケートリンク。
その向こう側は赤坂BLITZ。

IMG_9297.jpg
ちょっと右の方に行くと、ほーらっ!!
『トリツカレ男』巨大ポスターが見えますっ!!

IMG_9300.jpg
レンガの階段を上って、巨大ポスターの右側をぐんぐん上へ。
一番上が、劇場入口です。

IMG_9292.jpg
1324席っ!!
デカイですねぇーっ!!


IMG_9289.jpg
2階席まである劇場ですが、
入口から入ったところは2階。
ここは2階席の最前列のフロア。
ここに、グッズ売り場やサポーターズ・クラブのブースがあります。

入口から入ってすぐ左にある階段を下りると、1階。
ここが、1階席最後列のフロア。
ここには「ACTカフェ」があります。アルコールも有り。

で、2階席の最後列が3階、
1階席最前列が地下1階です。

IMG_9282.jpg
グッズ売り場とサポーターズ・クラブのブースは、ただいま準備中。

IMG_9286.jpg
おっ、販売中止になっていた『トリツカレ男』サントラ、復刻販売っ!!


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おぉぉぉっ、キャラメルボックス・サポーターズ・クラブ、
入会キャンペーンを実施っ!!
「春の学割キャンペーン」って、やり過ぎちゃうのんっ?!


IMG_9284.jpg
そして、ロビーの華・ぶたのみき丸は、
まだ運搬用の「みき丸専用コンテナ」の中。
さぁて今回はどんな衣裳で皆さんをお迎えするのでしょうかっ?!

◇          ◇          ◇

楽屋に行ってみると、衣裳部、小道具部がフル回転でお仕事中。
今回出演していない、
昨日客演の舞台が終わったばかりの岡内や稲野も小道具部。
あと、女優陣総出で衣裳を縫ってました。
……が、あまりの緊張感にカメラは向けられませんでした……。

そんな中……。
IMG_9279.jpg
元祖小道具部、伊藤ひろみがパンを焼いて……
いや、作っていましたっ!!

……って、『トリツカレ男』って、こんなにパン使ったっけかっ?!

◇          ◇          ◇

というわけで、もうこれで安心して赤坂にお越しいただけそうですかっ?!

なにか不安や心配があったり、知りたいことがあったら、
このブログのコメント欄か、
僕のTwitterアカウントに質問をお寄せくださいっ!!
@Katohmasafumi
です。

赤坂ACTシアターで僕と握手っ!!(←ヒーローショーかっ!!)


2012-02-13 20:41  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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震災から11カ月目の今日。最後の、4回目の通し稽古を観てきました。この楽しさを、早くあなたとっ!! [トリツカレ男2012]

 震災から11カ月目の今日。
 
 最後の、4回目の通し稽古を観てきました。
 14:00開始だったので、14:46には黙祷はできませんでしたが、今朝10時27分に茨城県南部震源の最大震度3の地震がありましたし、全く何も終っていない東日本で、キャラメルボックスは劇団史上最もHappyな舞台を仕上げました。
 この『トリツカレ男』で、僕たちはまず東京を笑顔にしたいと思いますっ!!
 
 そんな、最後の通し。
 みんな「上げて」来てますっ!!
 
 今日は、新人の笹川亜矢奈が面白かったぁ。
 どうしたお前、突然っ?!と言いたくなるほど、前回の通しとは別人のように活き活きしておりました。
 もともとアイドル顔をしているのに変なことばかりしたがる困ったちゃんなんですが、今日はアイディアとセンスに溢れた感じで、グッとくるところまであって、本当に驚愕。役者って、本当に突然育つんですねぇ。
 
 そして、これまた急成長は原田樹里。
 ハイテンション一本槍だった新人時代を過ぎて3年目に突入した原田、今回は、脇の中でも特に難しい役。通し稽古を重ねてきた中で、何かが繋がって何かが見つかったのでしょうね。彼女の役にとってのクライマックスシーンでは、その想いが溢れてきていて、「うんうん、お前の言うことの方がよっぽど正しいよ」と、本筋ではない方に感情移入してしまいかけたほど。
 
 中核の3人と西川は、もう、ぐいぐい影響し合って、この4回の通し稽古の間、関係性がどんどん濃密に。
 ちょっとしたリアクションや言葉がどんどんリアルになって、なんてことないシーンでもほろりとしたり。
 
 そして、「瞬間爆涙」のとあるシーンなんてもう、初演の時、なんでこうしなかったんだろう、という……!!
 
 そしてそしてそして、昨晩、たまたまネットで検索中に、初演の時に自分でYouTubeにアップしたダンスシーンやパフォーマンスシーンやクライマックスシーンの動画を見ていて、なんと、恥ずかしくなってしまいました。
 だって、もう、今回のを見慣れていたので「うわぁっ、初演の時はたったこれしかしていなかったのかぁっ!!」という驚き。
 つまり、今回はあんなもんじゃない、ってことですっ!!
 
 もちろん、「楽しい部分担当チーム」たちも日々研鑽。
 なんでそこまでムダに体力を使いまくるんだ、という意味で拍手喝采したくなります。
 が、とりあえず今日でいろんなことを試しきったのではないかと思いますので、あとは劇場に入ってから「場当たり」「ゲネプロ」を経てどこまでいっちゃうのかが楽しみです。
 
 「見せ場」の連続の2時間。
 演じる側にとって危険なことがたくさんある、しかし観ている側にとってはハラハラドキドキ、なおかつ見とれちゃうような「技」の数々。そして、散りばめられた明日が楽しみになる素敵な言葉、素敵なこころの動き。
 
 笑って笑ってドキッとして笑ってほろっとして笑ってウッとなって笑って笑ってググッとなって笑ってウオッとなってぐぁっとなってうぎゃぁっとなっておぉぉぉぉぉぉぉっとなってうわぁぁぁぁぁぁってなってひぃーーーーんってなって、どばっとなって、おほほほほほほほほほほほっ!!っとなって、顔中皺だらけになるほど幸せな気持ちになる、『トリツカレ男』。←全然わからんっちゅーのっ!!
 
 あと、5日で開幕です。
 
 初日と二日目には、「『トリツカレ男』復活祭」も行います。
 http://www.caramelbox.com/stage/toritsukare2012/event.html
 
 もう、ほんとに、お席はまだまだあります。

 「家族が待ってるから寄り道しないで帰らなきゃ」と、震災後早くおうちに帰っちゃっているあなた。
 是非、逆に、ご家族を家から連れ出して、一緒に赤坂ACTシアターへどうぞ。
 新耐震基準で作られていて、なにしろTBS本社の真ん前。何かあっても絶対安心。
 周囲は「赤坂サカス」。1年中お祭りのような街です。
 
 千代田線「赤坂」駅の目の前、丸ノ内線「赤坂見附」駅からはちょっと歩きますが、その途中に美味しいラーメン屋さんがいくつも(←それが嬉しいのはお前だけだぁっ!!)、そして銀座線・南北線の「溜池山王」駅からも高層ビルに圧倒されつつわりとすぐ着きます。
 
 さぁ、もう、心を決めてください。
 万全の体制で、キャラメルボックス一同があなたをお待ちしております。
 


2012-02-11 19:21  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『容疑者χの献身2012』の主役・石神は、近江谷太朗。並行して『無伴奏ソナタ』の東京・神戸での上演も決定。 [製作総指揮としてのお知らせ。]

 今日あたりから届き始める、キャラメルボックス・サポーターズ・クラブの広報紙「ハテナ気象台」に、重要な発表が2つ、載っております。サポーターズ・クラブの皆さんはそれをお読みいただくとして、ここではダイジェストでお知らせします。
 
 (1)『容疑者χの献身』再演、初演では西川浩幸が演じていた主人公の「石神」役を、元劇団員・近江谷太朗が。
  http://www.caramelbox.com/stage/yougishax2012/
 
 (2)『容疑者χの献身』と同期間に、グローブ座(新大久保)と新神戸オリエンタル劇場で、オースン・スコット・カード原作の『無伴奏ソナタ』を世界初の舞台化。
  http://www.caramelbox.com/stage/mubansou-sonata/
 
 (1)について。
 下記の対談の中に、成井豊からのメッセージと状況の説明が詳しく書かれておりますが、『流星ワゴン』の初日が開いてから西川浩幸から『容疑者χの献身』への出演を辞退したいという話があり、話し合った結果、希望を受け入れ、急ではありましたが元劇団員の近江谷太朗に出演を依頼し、快諾していただきました。
 
 ◇          ◇          ◇
 
■キャラメルボックス・サポーターズ・クラブ広報紙「ハテナ気象台」の「成井豊×岡田達也対談」より抜粋

岡田 石神をやる予定だった西川さんが、今回出演しないことになりました。
成井 実は、最初は西川くんがやる予定だったんです。西川くんももちろんやる気がありましたし、僕らも出てくれるのを楽しみにしていたんですけれども、つい先日、本人から「今の病気の回復状況では石神をやるのは難しいんじゃないかと思うので、出演を辞退したい」と。
岡田 はい。
成井 4月に脳梗塞を発病して、お医者さんからは半年くらいで普通の生活ができるようになるんじゃないかと診断されていたんですね。ですから、この『容疑者χの献身』までには間に合うだろうって思っていたんです。でも役者業っていうのは日常生活とは全然違って、舞台に立つとものすごく緊張するわけです。
岡田 普通に暮らすのとは、ひとつまた違った状態にならなければいけないですからね。
成井 特に石神という役はセリフの数が多いし、この芝居全体がものすごい緊張感なので、やはり難しいのかと。
岡田 そのあたりも踏まえて、今回はキャスト変更になったということですね。
成井 はい、そうです。本人の判断を尊重することにしました。
岡田 さあ、そうなると演出家としては、代わりの役者を探さなければならないわけですが。
成井 セリフにもあるんですよね。石神と湯川は同じ歳だけれども、石神の方が見た目がずっと老けている、って。
岡田 そうですね。
成井 ですから、湯川役の岡田達也よりも明らかに老けている人じゃないとまずいんですけど、結構あなたもベテランになってしまって、西川を除くとほぼ後輩ばかりだよね。
岡田 男優だと古い方から2番目になります(笑)。
成井 なので、どうしても外で探さなければいけない。というときに、ふと、昔から東野圭吾さんの大ファンだと公言していて、かつ、初演を観に来た時にボロボロに泣いて「東野圭吾ファンの僕が観ても、この作品は素晴らしい」と絶賛した男がいたな、ということを思いだしたんですよ。元劇団員の近江谷太朗くんですよ。
岡田 おぉー。
成井 彼の顔がパッと浮かんだ瞬間に「いけるっ!!!」って思ったんです。
岡田 (笑)。
成井 見た目は近江谷くん格好いいので、石神という役にはルックス的にはもしかしたら合わないかもしれないんだけども、近江谷くんの演技力ならきっと石神になってくれるんじゃないかと思って、訊いてみたんです。そうしたら快く「自分で良ければ、是非やりたい」と言ってくれて。
岡田 そうですか。そんな経緯があったんですね。
成井 おととしの『サンタクロースが歌ってくれた』の打ち上げの時に、ウルウルしながら僕の手を握りしめて、「今回の芝居に出られて本当に嬉しかった。何かあったら、また呼んでください」って言っていたんです。で、"何かあった"ので、呼んじゃいました。
岡田 (爆笑)
成井 近江谷くんは東野圭吾さんの本を昔から読んでいるから、ものすごいモチベーションでこの作品に取り組んでくれると思います。

 ◇          ◇          ◇
 
 難役「石神」に、自ら望んで飛び込んできてくれる近江谷太朗。
 そして新しいゲストには青年座から、身長191センチの小林正寛さん。
 http://www.seinenza.com/profile/data/kobayashi_masahiro.html
 
 新しい『容疑者χの献身』を、お楽しみにっ!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 そして、(2)について。
 この作品、『無伴奏ソナタ』は、実は、結成3年目の1987年に上演した第4回公演『北風のうしろの国』という作品の元ネタなのです。
 いつかやろう、と上演権だけは取ってあったのですが、去年の震災後、もう、今やりたいことはどんどんやっていこう、と決めたので、ちょうど『容疑者χの献身』には出ていない劇団員がたくさんいるのでやってしまえ、ということになりました。
 
 『北風のうしろの国』では、ファンタジー色を強めてエンターテインメント作品に仕上げましたが、今回は成井豊は原作に忠実にやってみたい、とのこと。
 非常に、非情な部分もある物語。しかし、これも、キャラメルボックスの原点の一つとなった作品なのです。
 あえて今、初期を思い返し、常に原点に還る姿勢をここでお見せしたいと思います。
 
 ゲストは、文学座から、身長183センチの石橋徹郎さん。
 http://www.bungakuza.com/member/prof/ishibashi-tetsurou.htm
 
 完全に『容疑者χの献身』とかぶっているスケジュールなのであまりにもお財布が厳しいかと思いますが、可能な方は是非両方、ご覧になってみてください。
 新神戸オリエンタル劇場にも参りますっ!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 というわけで、まずは赤坂ACTシアターで『トリツカレ男』っ!!
 今日は3回目の通し稽古が行われます。
 ガンガン通して、見どころ満載、言い換えればやっている側はやること満載なこの作品を最高に楽しいものにします。
 
 では、赤坂でっ!!


2012-02-09 14:51  nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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2回目の通し稽古が終りましたっ!!……これまた、バスタオルが必要っぽい……。 [トリツカレ男2012]

 『トリツカレ男2012』、2回目の通し稽古は、広い稽古場で、赤坂ACTシアターの舞台実寸で、高い部分もセットを仮に組んで、衣裳も着て行いました。
 
 結論から申しますと……やられました……。
 
 あ、もちろん、難点も山ほどあるわけで、そういうところは指摘しつつ、最終形を想像してじゅるじゅるしているわけですけど。
 
 いきなりですが、今日の殊勲賞を発表いたしますっ!!
 
 女優部門は……渡邊安理っ!!
 日常のぶち切れた安理が突然舞台上に登場っ!!そして、まさか、そこで僕を泣かせるとは……!!
 
 男優部門は……小多田直樹っ!!
 かつてはエキセントリックなことばっかりやって、引く人は引かせていた(?)オタダですが、『つばき、時跳び』に出演した頃から何かが変わってきたように思っておりました。が、今回は、エキセントリックなこともちゃんとやりつつ、見せるところをちゃんと見せている、というか。丈二と筒井がオタダの魅力を引き出している、とも言えるかもしれません。
 
 番外で、川崎悦子賞。
 通し終了後、ダンスの振付とステージング担当の川崎悦子先生が帰り側に「あのパフォーマンスシーン、凄いねぇ。キャラメルがあそこまでやるとはびっくりよぉ」とお褒めの一言。そうなんです、そのシーンは、川崎先生では無くて、「クレイジー・エンジェル・カンパニー(CRAZY ANGEL COMPANY http://www.crazy-angel.com/ )というパフォーマンス集団に技術提供いただいて作っているのです。
 
 そして、ゲストのお二人。
 テレビでも映画でも他の舞台でもあり得ない、ハイテンションなキャラメルボックスの芝居に、最初から合わせてきたのが金子貴俊さん。まぁ、そもそも「ウォーター・ボーイズ」ですし、バラエティー番組までこなす、存在そのものがハイテンションな金子さんですから。もう、畑中とのコンビネーションは、間違いなく岡田達也が妬むに決まってますっ!!
 
 そして、星野真里さん。星野さんは、ゆっくりと馴染ませてきている感じ。『雨と夢のあとに』の時の福田麻由子ちゃんの接近のしかたに似ている感じですが、星野さんと関わるシーンに出ている役者たちが、こっちから見ていて「それ、芝居じゃないんじゃない?」と明らかに感じるほどクラクラにされているのが微笑ましいです。もう結婚されているわけですから、かわいい、とか言ったら失礼なのかもしれませんが、かわいいもんはかわいいんで、やむを得ませんっ!!そして、星野さんを中心にしたドキドキやワクワクの渦が、着々とじわじわと拡がっているのがビシバシ伝わってきてしまいました。
 
 そして、西川浩幸。
 昨年4月に脳梗塞で入院してから奇跡的なスピードで復帰してきております。その経緯をご存じ無い方は『流星ワゴン』をご覧になって若干の違和感を覚えたかもしれませんが、僕らはそんな西川とやっていくことを選んだので。今回も、一単語一単語を丁寧に、しかしいけるところはむちゃくちゃ流暢に、この大切な役を演じております。
 初演の時は、クライマックスシーンで、キャラメルボックスの初代スターから、次世代のスターになって欲しい畑中に対してバトンを渡しているかのように思えたわけですが、西川のバトンはたくさんある上に、自分でもまだバトンをいっぱい持ってる、というある意味卑怯な(?)状況。しかし、今回のその同じシーンは、もう、……ここまでにしておきます……。
 
 「劇団」とは言え、公演ごとに「カンパニー」が変わるわけで、よく知った仲でやっていても、みんなが居心地がいい状態が出来上がるのには時間がかかります。ましてや、ゲストをお迎えしている場合はより一層難しい、というのがいままでの常識だったのですが、今回はなにしろゲストお二人の経験の多さ以上に人柄の素敵さが、このカンパニーの渦の勢いを増させているように感じます。
 
 なんたって、初演の選曲に満足し切っていた僕に、選曲変更を迫ってきたくらいの芝居になってきているのですからっ!!
 
 そして、ラストシーン。本日、演出変更がありまして。

 ……もう、たまりません……。

 早く皆さんに見せたいっ!!

 早く、いっしょに笑い泣きしましょうぅぅぅぅぅぅぅっっっっっっっっっっ!!


2012-02-09 10:11  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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「『トリツカレ男』復活祭」をやりますっ!!『トリツカレ男』初日の2月16日(木)と17日(金)の19:00の回限定。イベント、プレゼント満載っ!!是非赤坂ACTシアターへっ!! [トリツカレ男2012]

 いやはや、やっとととのいました、「『トリツカレ男』復活祭」。
 http://www.caramelbox.com/stage/toritsukare2012/event.html
 
 こういうこと、もっと早く言ってくれなくちゃ、とよく言われるのですが、実はこういうことをしようと思いついたのは顔合わせをして稽古が始まり、製作発表をやった後のことでした。
 
 今年は『CARAROCK FESTIVAL』をやらなかったので、今年初めて、去年さんざんお世話になったサポーターの皆さんにお会いするわけですから、なんとかこの楽しすぎて切なすぎる芝居の復活再生をできるだけたくさんの人とお祝いしたい、と、製作発表を見ていて思ってしまったのです。
 
 このお祭りでやることのアイディアは、劇団内で公募。
 僕と成井さんが袴を着て鏡開きをする、という案もあったのですが、劇場内が酒くさくなるだろーっ、ということで却下。
 かつてイベントでやったことがある『タベツカレ男』というパロディー版の上演、というのもあったのですが、瞬時に却下。
 カーテンコールでダンスシーンをもう1回やる、というのもあったのですが、演出上の都合で却下。
 ……などなど、みんなと相談しながら決まったのが、今回のお祭りの内容です。
 
 (1)初演体験者プレゼント
 2007年の初演にご来場くださった方に、なんとトーク&フォトブックをプレゼントっ!!(←2000円相当っ!!)
 
 (2)座席番号抽選会
 抽選で各ステージ50名様にキャラメルボックスのDVDをプレゼントっ!!
 
 (3)オープニングイベント
 僕が司会をしますっ!!そして、このお祭りのためだけに撮り下ろす「『トリツカレ男2012』メイキングビデオ」を上映っ!!
 ただいま、トークゲストと出演交渉中っ!!
 
 (4)カーテンコールでびっくりイベント
 今まで初日でやったことがないことをやりますっ!!
 あれにするかそれにするか、出演者みんなで相談中っ!!
 
 (5)客席退場っ!!
 去年、少しでも電気を節約しよう、と思いついた、カーテンコールを1回で終らせるかわりにゆっくりとお客さんの近くを通って退場する「客席退場」。今回は、この楽しすぎるお芝居だからこそ、いろんなキャラクターたちを間近で見られるチャンスを、とあえてやらせていただきますっ!!
 
 (6)終演後プレゼント
 『トリツカレ男』にちなんだあるものを、終演後ロビーでプレゼントっ!!
 もちろん、なんと、この2日間のお祭りのために制作するオリジナルグッズですっ!!
 
 ……さぁ、いかがでしょうかっ?!
 2月16日(木)と17日(金)の19:00開演。早めのご来場が吉っ!!
 チケットはまだまだ山ほどありますっ!!
 是非、今すぐご予約をっ!!
 
 http://www.caramelbox.com/stage/toritsukare2012/
 【携帯 http://m.caramelbox.com/


2012-02-07 15:23  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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キャラメルボックス2012年劇団員オーディションの合格者発表っ!! [製作総指揮としてのお知らせ。]

 先日行われた、キャラメルボックス2012年劇団員オーディションの合格者を発表いたしますっ!!
 今年の合格者は二人っ!!
 履歴書写真付きでご紹介いたします。
 
yoshino.jpg
 吉野沙織さん
 1991年11月20日生まれ 20歳
 静岡県出身
 浜松海の星高校→尚美ミュージックカレッジ専門学校ミュージカル学科在籍中

 











kezuka.jpg
 毛塚陽介くん
 1988年7月13日生まれ 23歳
 東京都出身
 日大一高→東京理科大学→キャラメルボックス俳優教室(9期)












 
 二人とも、とっても魅力的。写真より、断然本物の方がステキですよ。
 
 でも、僕たちが『トリツカレ男』の公演とツアーがあるので、参加は3月末くらいからになりそうです。
 直接会えたら、写真を撮らせてもらってアップいたしますっ!!
 二人ともっ!!
 おめでとうっ!!


2012-02-02 16:16  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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2月5日(日)の16:00〜16:55の、ラジオに出ますっ!! [トリツカレ男2012]

 昨日、エフエム世田谷に行ってきました。
 チェリスト・柏木広樹さんの番組「Collage(コラージュ)」に、ゲストで呼んでいただいたのです。
 
 僕ら前後の世代の人ならたいてい知っている「G-CLEF」というバンド(?)のメンバーだった方です。
 
 キャラメルボックスでは、『南十字星駅で』の時に主人公・野方耕市の心情表現の時に3回も使わせていただきました。
 
 その時に観に来ていただいて、ものすごく褒めてくださいまして、いつかまた、とお話していたのですが、今回こうやってラジオでお会いしてお話することが出来ました。
 
 東北のためにできることはなんだろう、とか、今やるべきことは、とか、キャラメルボックス結成当時のこととかをたっぷりお話してしまいました。
 
 エフエム世田谷は、83.4Mhz。
 放送エリアは、世田谷区を中心に北は中央線のあたりまで、『南十字星駅で』は大田区あたり、東は新宿、西は調布あたりまで聴けるとのことです( http://www.fmsetagaya.co.jp/area.html )。
 しかしっ!!なんと、インターネット経由でも聴けるそうですのでお時間が許す方は是非聴いてくださいねっ!!
 http://scast.bitmedia.ne.jp/fm834simul/
 
 オンエアは、2月5日(日)の16:00〜16:55です。
 
 柏木さんのblogはこちら。
 http://blog.excite.co.jp/kashiwagih/


2012-01-31 17:30  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『トリツカレ男』の稽古を見てきました。いろんなことを考えました。長文ですが是非っ!! [トリツカレ男2012]

 今日は、『トリツカレ男』の稽古を飛び飛びで見てきました。
 稽古のメニューは、ミーティング、ストレッチ、ダンス、パフォーマンスシーンの練習、と、ここまでで一時間半。その後がシーンごとの「小返し」と呼ばれる、1シーンを3回ずつくらいやっていく稽古です。
 
 ダンスシーンは、成井さんが初演の振付が気に入っている、ということで初演のダンスをより難度を上げたもの。星野さん、ダンスは初めて、と製作発表で言っていましたが、まぢですかっ?!お見事なんですけど……?!
 このシーン、初演でも単純に楽しくてワクワクしたのですが、バージョンアップによって「ハラハラ」も加わって、ワクワク度がぐーんとアップ。そしてなんたってダンスシーン最後のアレは、やはり生で見ると鳥肌が立ちます。
 
 そしてパフォーマンスシーンも、初演をなぞりつつ難度アップ。しかし、それを星野さんや金子さんが初体験のはずなのにひょいひょいやってるのはさすがっ!!ウチの若手がうろたえている脇で、高難度の技に次々成功……さすがとしか言いようがありません。多種多様な仕事をされてきた経験が、「技の習得」に即応できる身体(心?脳?)を作り上げたのか、天性の何かなのか……。
 
 で、その後の小返し。
 見ていたらいろんなことを考えてしまいまして。
 例によって長いですが、書いてみます。

 演劇は「一声二顔三姿」と言われます。
 「声」には、声の大きさや質、というだけではなくて発音や滑舌なども含まれると思っていますが、なんたって演劇には「アップ」が無いので遠くの席まで届く声で、様々な感情や個性を表現することが求められていると思います。
 「顔」も、きれいとかかわいいとか、カッコイイとかゴツイとか、それだけではなく、豊かな表情、つまり顔の筋肉がどれだけ鍛え上げられ、微妙な気持ちの動きを遠くで見ているお客さんにまで伝わるようにするか、ということだと思います。
 「姿」は、これまたスマートだとかがっしりしてるとかそういうことだけではなく、全身で気持ちを表現することができるしなやかで強靱な身体のことだと思います。
 
 これらの全てが揃っていれば当然舞台俳優として素晴らしい活躍をするわけで、『飛ぶ教室』に出演してくださった大家仁志さんなんて三拍子揃った物凄い俳優さんだと思います。
 キャラメルボックスにももちろん凄いヤツはいっぱいいますが、手前味噌なので省きます。
 
 が。
 これが客演の人をお呼びする理由の一つでもあるわけですが、キャラメルボックスには、「声」のバリエーションが、意外に少ないのです。
 僕は音の世界の人なので、耳でも芝居を「観て」います。 
 すると、もちろん、成井さんは声の質でキャスティングしているわけではないと思いますが、結果的に過去の経験上そうなっているから面白いです。
 
 キャラメルボックスの主演クラスの女優の場合、坂口理恵を筆頭に低音域を中心にセリフを操る女優が多く、高音域が美しいのは伊藤ひろみか實川貴美子くらい(石川さんはちょっと別)。岡内、温井、渡辺安理なんかは、中音域を中心とした上下に伸びる音が魅力。
 なので、どうしても高音域のパートを担当していただく外部の方をお招きすることが多いのです。
 黒川智花さんも、今回の星野真里さんもそうですね。
 
 男優の場合は、西川・菅野・大内・畑中・石原・小多田がちょっと高め、筒井・左東・阿部・多田あたりが中音域、岡田達也、三浦剛あたりが中低域。実は、高音域と低音域が手薄なのです。川原和久さんをよくお呼びするのは、キャラメルボックスにはいない低音域の方だから。あ、大家さんは下から上までいけるという意味で凄いんです。
 で、金子貴俊さんは、高音域の人。キャラメルボックスには全くいないタイプ。
 
 合唱やオーケストラのように、上から下までバランス良くいろんな音質の楽器が揃っていると、やはり耳で聞いていて楽しいものです。
 そういう意味で今回は、一番上の部分を星野さんと金子さんが引き上げることで、いつものキャラメルボックスの公演よりも音域が広く贅沢なアンサンブルになっている、ということが言えると思います。
 

 で。話は変わります。
 
 前半に、ゲストのお二人の「技の習得のスピードが凄い」ということを書きましたが、シーンの稽古を見ていて、またまた思ったことがあります。
 
 星野さんの凄いところは、その「華」。
 なにしろ7才から劇団東俳に所属。青山学院中等部在学中の13才でNHK連ドラでデビュー、『3年B組金八先生』に、金八先生の娘・坂本乙女役でレギュラー出演、その後も女優として芸能活動も続けながら、青山学院大学文学部フランス文学科を卒業(←大学を卒業している時点で僕より凄い……)、多数のドラマ、映画、CM、そして舞台に出演。20年以上、カメラの前に居続けているわけです。
 つまり、「星野さんを使いたい」という監督やプロデューサーさんがたっくさんいらっしゃるということ。そして、そう思わせ続けてきた魅力がある、ということ。
 畑中が、最初の立ち稽古で、セリフで「ありがとう」って言われただけでクラッときた、と言っていましたが、そりゃそうでしょうよ。星野さんが動き、しゃべっただけで、そこにお花が咲いたみたいですもん。
 
 
 次に、金子さんの凄いところ。
 金子さんが畑中と絡んでしゃべくりまわるわけですが、なんというのでしょう、「近い」んです。
 畑中との距離も近いんですが、それ以上に、見ている僕との距離が近いんです。
 心の距離、ですね。
 キャラメルボックスで言えば、大森美紀子(通称・みっこさん)のよう。
 心の窓がいつも開いている、という感じ。
 通常、オトナであればたいてい窓は閉めたままで、ガラス張りの人や曇りガラスの人や木目の人や鉄の人がいたりして、ノックするとちょっと顔を出してくれて、仲良くなって初めて完全に開いてくれる、という感じだと思います。
 しかし、金子さんは、ぱかーーーーっと、開けっ放しなんです。
 この場にいる全員が、金子さんのことを好き、とわかる感じ。
 映画「ウォーターボーイズ」の演技や、バラエティ番組に出ていた姿を見たことがある方、もう、まさにあのままの人です。あ、僕は映画「あずみ」の「あまぎ」役にぞっこんだったんですが……。
 「いやいや、きっと裏が」と思った方、是非『トリツカレ男』を見てみてください。瞬時に金子さんが好きになってるあなたがそこにいるはずです。

 いやもう、キラキラの星野さん、クラクラの金子さん、とでも申しましょうか(←わけわからんわ)。
  
 あっ……そうだ……金子さん、天下一品ラーメン創業40周年記念映画「メンゲキ!」(……こんなに天下一品が好きな僕を、なんで僕を呼んでくれなかったんだろう……←俳優じゃないでしょっ?!)にも「友情出演」で出てるんですよねぇっ!!見なきゃっ!!……あ、コレは宣伝では無く、自分に言い聞かせてるだけですのでっ(←相当ウキウキしてます)。……って、どんな「友情」なのか、明日聞いてみようっと。木村勉社長との友情っ?!(←羨ましすぎる……)
 ■メンゲキ!公式サイト
 http://mengeki.com/top.html
 
 
 というわけで、ゲストのお二人のことばかりを書いてしまいましたが、受けて立つウチのアイツらだって大爆発ですよ。
 
 とある、1分30秒しか出番の無い3人のシーンがありまして。
 3回やる小返しで、3回とも違うネタで勝負してきました。
 成井さんから「あのさー、ただでさえ登場人物が多くて混乱するから、この3人に名前付けるのやめてくれない?面白いんだけどさぁ」という、演技とは全く関係が無く、面白いけどやめて、という複雑なダメ出しをされる3人組。
 ……まぁ、要するに、楽しくてしょうがないんでしょうね……。
 
 そして。
 楽しければ楽しいほど、やってくるクライマックスとエンディングは…………!!!!
 
 そのあたりはまたいつかっ!!
 あ、初演をご覧くださった方は、是非『トリツカレ男』のチラシの写真で、誰がどの役なのかをシミュレーションしておいてくださいねぇーーん!!


2012-01-26 23:10  nice!(23)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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「『トリツカレ男』トーク&フォトブック」用の座談会が熱かったぁぁぁっ!!軽くダイジェストでお届けします。 [トリツカレ男2012]

 今日の昼間、『トリツカレ男』初日に発売する「『トリツカレ男』トーク&フォトブック」用の座談会を見に行ってきました。参加者は、成井さんと畑中、そしてゲストのお二人。
 いつもだとこの時期は選曲でいっぱいいっぱいで座談会を見に行くなんてヒマは無いんですが、なんたって再演なのでウキウキしながら行ってきました。すんごく久し振りかも。
 そうしたら、みんなすんごく面白かったので、一部をご紹介してしまいましょうっ!!
 文脈とは関係無く「発言」をピックアップしてみましたので、もっと詳しく読みたい方は是非当日劇場でお求めいただくか、初日(2月16日)以降に「オンライン・グッズ・ストア」( http://www.bidders.co.jp/user/13278910 )でお求めくださいっ!!
 
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金子さん
「プロデュース公演だと、初対面の人たちと出方を探るとか、解り合うための時間がしばらくあるんですけど、なにしろ劇団なので探る時間がいらなくて、稽古場に行ったその日からいきなり仲良くなっちゃった感じ」
「マネージャーから"こういう話をいただいてるんだけど"と聞かれて、今まででまちがいなく最速で"やりますっ!!"と答えたと思います」
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星野さん
「キャラメルボックスの皆さんは、稽古中だけじゃなくて、みんなが日常からいつボケるか、それにいかに速く突っ込むかを考えている感じ。それがまたみんな楽しそう」(爆笑)
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畑中
「立ち稽古で、星野さん演じるペチカに、セリフで"ありがとう"って言われて、自然に笑みが出ちゃったんです。それで、もう大丈夫、って思いました」(一同爆笑)
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成井「金子さんは変(一同爆笑)。普通、30過ぎた俳優がネズミ役って言われたら"えっ?"っていうはずなのに大喜びしてるんです」
金子「以前、別の舞台で"オカマウス"というオカマのネズミ役をやらせていただいたことがあるのですが、今回は真面目にネズミ役をやれるのは嬉しい!!昇格した感じ」(一同爆笑)
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星野「私、ディズニーとかジブリとか大好きなのでそんな感じで演じようとしたら"現実の女性として演じて欲しい"と成井さんから言われて、今努力しています」
成井「僕もね、もーーーー、ジブリ大好きなんですよ。特に、『天空の城ラピュタ』。勇気と知性を持った、シータやさつきみたいなジブリのヒロインを堂々と演じていただきたいです」
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成井
「初演のジュゼッペはもっとバカだった(一同爆笑)。今回は、畑中は"自分"でやろうとしている。全然違う」
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星野さん
「ダンスや大道芸は初挑戦。すごく楽しいお芝居になりそうだから、今まで声をかけたことがない姪や甥も誘いたい」
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金子さん
「明治座での『つばき、時跳び』の時は、キャラメルボックスの人が4人だけ参加していらっしゃって、それでもパワーあるな、と思ってたら、それが18人(一同爆笑)。かっこつけてる場合じゃないっていうか、必死です!!」
「別のお仕事があったり、稽古に遅れて参加することもあるので、みなさんに遅れを取らないように前の現場が終ったらすごい早さで稽古場に向かいます!!」(爆笑)
「キャラメルボックスファンのお客さまにも喜んでもらえるようにも頑張らないと」
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畑中
「今稽古をやっていて、すでに最高の作品を作れてる実感があるんです。自分もインドア大好きな人間で、人に認められたいとか人に見られたいなんて全く思わずに一人でコツコツとなんかをやって喜んでいたのに、演劇部の舞台を見て、この僕が"これ、いいかも"って思っちゃったくらい、演劇って凄いパワーを持ってると思うんですよ。しかも今は、それを仕事にしちゃってるくらい。だから、普段演劇なんか観ない、という方に試しに観に来ていただきたいんです。周りにちょっと落ち込んじゃってる人がいたりして、その人が演劇なんて興味が無い、とか言ってたら、是非連れてきていただきたい。絶対元気にしてみせますよっ!!」
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 ……メモを取りながらだったので、完全にそのままの言葉では無い可能性もありますが、こんな感じ。
 もう、4人ともやる気満々で、すでに稽古場が一つになってることがよくわかりました。もう、話を聞いていて、一刻も早く稽古場に行きたくてうずうずしちゃったくらいです。だって、まさか1週間でこんなに仲良くなってるとは思いもよらなかったものですから。


2012-01-24 21:48  nice!(48)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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製作発表のことが書かれた記事を集めてみました。 [トリツカレ男2012]

 昨日の『トリツカレ男』製作発表の結果が現時点でどのくらい載っているのかを調べてみましたっ!!
 今日星野さんに聞いたら、旦那さんのことを人前でしゃべったのは結婚して初めてだった、とのこと。そーゆーのもあったのかぁ。
 唯一、「日テレNEWS24」だけが……(笑)。

 これ以外に、もし見つけたら、コメント欄でお知らせくださーいっ!!

追加
■「トリツカレ男」が2月から再演決定! 星野真里と金子貴俊がゲスト出演[webザテレビジョン]
http://news.thetv.jp/article/27556/

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■豪華ゲストを迎え、5年ぶりに再演!!キャラメルボックス『トリツカレ男』製作発表!![演劇ライフ]
http://blog.engekilife.com/2012/01/toritsukare.html

■星野真里 TBSアナの夫「来てくれる」[日刊スポーツ]
 http://news.fresheye.com/mart/VFU/r-x0199-VFU-H4/ 

■新婚・星野真里、旦那アナが舞台見に来る[スポーツ報知]
 http://news.fresheye.com/mart/VFU/r-43urih-VFU-0f/ 

■星野真里「夫も観に来ると思います」[サンケイスポーツ]
http://www.sanspo.com/geino/news/120124/gnj1201240504005-n1.htm

■〈速報〉30歳星野真里、少女役を満喫[朝日新聞]
http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201201230116.html

■星野真里 夫の高野アナとラブラブ [デイリースポーツ]
 http://news.fresheye.com/mart/VFU/r-x017k-VFT-3D/ 
 
■金子貴俊、珍問答。パパの仕事はネズミだよ [日テレNEWS24]
http://news24.jp/entertainment/news/1621071.html

■「みのもんたの朝ズバッ!」で紹介された情報[価格.com]
http://kakaku.com/tv/channel=6/programID=207/page=3692/

■TBS「はなまるマーケット」
http://www.tbs.co.jp/hanamaru/cafe/20120124.html

■チケットぴあ
http://stage-ticket.blog.so-net.ne.jp/2012-01-24


2012-01-24 16:23  nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『トリツカレ男』製作発表してきましたっ!! [トリツカレ男2012]

IMG_8632.jpg

 本日、汐留の某所において、『トリツカレ男』の製作発表を行いました。
 成井豊、畑中智行、そしてゲストの星野真里さんと金子貴俊さんが壇上へ。
 スタイリストさんが選んでくださった出演者3人の衣裳を最初に控え室で見たんですが、いやー、かわいいっ!!星野さんのかわいさは尋常じゃ無いんですが、畑中と金子さんもキャラにピッタリ。
 ちなみに、控え室でも畑中と金子さんはずーっとくっちゃべってます。僕が混じるとラーメンの話になっちゃうんですが(金子さんも超が付くラーメン好き)、いやはや、ほんとに気が合っている模様。
 
 あっ。
 そういうわけで、この3人に関しては配役が発表されたわけですが、まぁ、チラシを見ればわかっちゃいますね、初演をご覧の皆様なら。
 畑中が主人公・ジュゼッペ、星野さんがヒロインのペチカ、そして金子さんがジュゼッペの相棒であるネズミのトト。
 
 司会は、TBS入社6年目の水野真裕美アナウンサー。
 
 水野さんからの質問やツッコミがナイスで、みんなすいすいと答えていきます。
 なかでも印象的だったのが、稽古場の話。ゲストなのにすでに金子さんがムードメイカーになってて、稽古前のウォーミングアップのゲームの時間帯にみんなの役名を覚えたりとかをしているとのこと。そういうところから仲良くなっていってるんですねぇ。むむぅー、なかなか稽古は見に行かれませんが、今日の話を聞いたら行きたくなりました。
 
 詳しいことはぴあのサイトやYahoo!ニュースなどに明日掲載されると思いますのでそちらに丸投げするとしてっ。
 
 で、驚いたのが、なんと星野さんのお姉さんが、僕らが学生時代に所属していた早稲田大学の「劇団てあとろ50'」( http://teatro50.sakura.ne.jp/ )出身、とのことっ!!
 そんなの初めて聞きましたっ!!
 成井さんが「7期生」だそうなので、そこから数えると23期か24期あたりにいらっしゃった模様ですねぇ(OB会のページ http://teatroob.sakura.ne.jp/obog.html )。
 そのあたりになると全く付き合いが無いので当然のように気付いておりませんでしたが……。
 「なんであんたがキャラメルに出られるのよー」と抗議されたとのこと。……無茶なぁぁぁっ!!
 
 あと、ジュゼッペとトトの関係性についての話。
 初演の時にトトを演じたのは、10才年上で劇団内音響部のドン・岡田達也。畑中は入団以来達也にこき使われて……もとい、可愛がられてきていて、その「達也と畑中」の日常の関係性をそのまま舞台に上げた、というのが初演だったわけです。
 が、今回は、金子さんは1978年1月17日生まれ、畑中は1978年4月13日生まれ、と、学年は違うもののほぼ同い年。もうすでに「友達のような関係」になっている、とのことでした。成井さんに言わせると、「初演では完全にボケとツッコミだったのが、今回はどっちもボケてどっちもツッコむ関係。二人で助け合ってやってる、っていう感じ」なのだそうです。
 ……原作からしたらこっちが正しいのでは……。
 
 金子さんは「顔合わせと読み合わせの日に、みんなで食事に行ったのですが、その日が僕の誕生日で、それを皆か祝ってくれて、あれで一つになった感じでしたっ!!」とのこと。そーなんです、いつもは稽古場で飲んで終っちゃうのですが、今回はゲストがいらっしゃるのでちゃんとしたところに行ってお食事&飲み。で、ケーキも持ち込んでお祝いをしたのでした。
 『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』の時も、稽古初日が高部あいちゃんの誕生日だったので、なんかそういうことが当たると幸先いい、って感じがしますねぇ。
 
 その後、記者の皆さんからのご質問。
 デイリースポーツの方から「今回の劇場はTBSの目の前ですが、旦那さんは何かおっしゃってましたか?来やすいとか、なんとか」と。
 そうなんです、星野さんは去年の9月にTBSアナウンサーの高野貴裕さん( http://www.tbs.co.jp/anatsu/who/takano.html )と結婚されたばっかりなんですねぇ。( http://www.sanspo.com/geino/news/110902/gnb1109020506004-n1.htm )
 すると星野さん「はい、いつもお芝居の時には観に来てくれるんですが、今回は1回……かもっと?」みたいに照れていらっしゃって。「でも、今回のお芝居はいろんな世代の人に観ていただきたいので、家族みんなで、なんていいかなと思ってます」とうまくかわして(?)らっしゃいました。
 
 金子さんも2008年に結婚してその年の冬に長男が誕生。そのへんを聞かれて、「家でネズミな感じで台詞の練習とかをしていると、息子が"おとーさん、なにそれ?"と聞いてくるので"お仕事だよー"と答えると"おとーさん、ネズミなの?"って聞いてきたりするんですよぉ」と親ばか爆発っ!!3才じゃ、もう、カワイイまっ盛りでしょうからねぇっ!!
 
 その後も次々と質問が続き、制限時間いっぱいの40分過ぎまで途切れること無く質問が行われました。
 こんなに盛りあがった製作発表は初めてかもしれません。まぁ、金子さんが喋り倒した、という部分もありますがっ!!
 
 その後、写真撮影。未だかつて無い人数のカメラマンが並び、これまたびっくり。
 この方達の分だけどこかに記事が載るのかと思うとゾクゾクしてしまいましたっ!!
 
 控え室に戻って、また別の写真撮影。
 その後、ちょっと時間を置いて、テレビや雑誌の取材の連続。
 と、そこで僕はお先に会社に戻りましょう、と「お先に失礼しまーす」と声を掛けると、星野さんから「ラーメンですか?」といきなりの質問。「えっ……な・なぜわかったんですか?」と答えると「うふふ、今日、2杯目」……きゅんっ……。
 もう、ですね、星野さんは一事が万事こんな感じで、周りの人たちがみんなずっときゅんきゅんしてるんです。
 畑中も「どーすりゃいいんですかっ?!」と怒り出すほど(?)きゅんきゅんしてまして、いやはや、これは本当に成井さんナイスキャスティングですよぉ。
 
 ……と書いていたら、なんともうすでに金子さんのblogに今日のことが。
 http://ameblo.jp/kaneko-takatoshi/entry-11143841534.html
 
 そう、金子さん、ラーメン好き(ていうか、フードアナリスト4級)な上にネットも好き、Twitterももちろん好き( @kanekotakatoshi )、なおかつ写真も好き(ほぼプロ)、そのうえ親ばか、ってことで、ものすごくシンパシーを感じてしまいます。
 
 というわけで、楽しい楽しい製作発表が終りました。
 帰りがけに、知り合いの記者の方に「いやぁ、これは楽しい舞台になりそうですねぇ」と声をかけていただきました。
 そうなんです、今までたくさんの「芸能界」からのゲストの方をお迎えしましたが、今回のお二人はもう最初からキャラメルボックスに溶け込んでしまって、本当に楽しいんです。
 この感じが、どんどん濃くなって、楽しすぎる舞台になることは、もう間違いありません。
 
 あっ、そうそう、『つばき、時跳び』の時に金子さんと一緒に出演していた小多田なんか、読み合わせの日には金子さんにくっついて回って御世話をしていて「お前は付き人かっ!!」と突っ込んだら「いや、なんか困ったことあったら、と思って」と。どこまで世話焼きなんやねん、ウチの人たち……。
 
 さぁて、もう稽古が始まって1週間経ってはいるのですが、なんだか今日がスタート、って感じです。
 2月16日初日。
 お楽しみにっ!!
 
 http://www.caramelbox.com/

IMG_8638.jpg
せっかくみんなが僕のカメラを見てくれてたのに、
金子さんが動いちゃってました……。
写真ちっちゃめで……。


2012-01-23 21:35  nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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阪神・淡路大震災から17年。 [阪神・淡路大震災]

 また、1月17日がやってきました。
 
 もう、すでに現在中学生の方はリアルタイムでは体験していない、1995年1月17日5時46分に起きた兵庫県南部地震。通称、阪神・淡路大震災。
 僕はその日、宮沢賢治さんを題材にした作品『ブリザード・ミュージック』の北ツアーで、盛岡におりました。前の晩は遅くまで飲んでいたのですが、テレビを付けっぱなしで寝てしまい、なぜか目が覚めてしまった朝6時過ぎ、ふとテレビの画面を見ると画面には燃える神戸の街が映し出されておりました。
 
 一瞬、何が起きたのかわかりませんでした。
 その2カ月前、僕たちは神戸にいました。1990年に初めて神戸公演を行い、大歓迎していただいてから「第2のホーム」と決めた神戸。その愛する街で、なんと高速道路が崩れ落ち、建物が倒れ、地域によっては大火事になっているのを、ただただ呆然と見つめていました。
 前年秋の『俺たちは志士じゃない』でアナザーフェイス公演をやった「惑星ピスタチオ」という劇団(解散)のメンバーはほとんどが神戸に住んでいるはず、と制作の人の携帯に電話をしてみると、なんと繋がり(当時はまだ携帯電話の台数が少なかったのです)、とりあえず無事、とのこと。ちょうど朝まで大阪で打ち上げをして解散した後だったので誰がどこにいるのかまだ確認できていない、と。
 
 テレビの画面を見ていると、三宮の駅近辺でさえ壊滅状態。
 戦争で爆撃されたかのような、信じられないような光景が広がっていました。
 
 しかし、あまりの被害のひどさにます何をするべきかが思い当たらず、とりあえずこの日は盛岡劇場で仕込みだったので劇場に行き、楽屋でもテレビをつけっぱなしにして情報を集めておりました。
 当時はまだインターネットは普及しておりません。キャラメルボックスのホームページができたのがこの年の夏ですから、パソコン通信があったくらい。つまり、情報源はテレビのみと言ってもいいほどでした。
 
 惑星ピスタチオの面々とは次々と連絡がとれ、安否確認ができ、全員の無事が確認されました。お風呂場で被災し、外に出られなくなっていたという人もいました。帰宅途中に電車が脱線して止まったので降りて線路の上を走って自宅に帰り、家族の安全を確認してからリュックに水のペットボトルを詰めてとって返して被災した劇団員の家まで届けに走った、という超人(もちろん腹筋善之介)もいました。
 
 動揺しながらも僕らは話し合い、こんな大災害が起きている時に芝居なんかやっている場合か、という意見もあったのですが、しかし、盛岡は揺れませんでしたし、なによりも滅多に来られる街では無いので今ここで中止してしまっては楽しみに待っていてくださった盛岡のお客さんに申し訳ない、ということで上演を決定。
 
 情報を整理していくと、被害は東は大阪府の豊中市あたりから西は明石市、南は淡路島、という範囲に大きな被害が集中。そして神戸市内でも、加納町から北側はそんなに被害が無く、新神戸オリエンタル劇場があるビルは無傷、劇場も平台が一枚倒れただけ、などということがわかってきました。
 
 翌日から、新聞に載っている亡くなった方のリストを顧客管理部のメンバーにチェックしてもらい、キャラメルボックスの顧客名簿との照らし合わせを行いました。その結果、次々と「おそらくこの方」というお名前が見つかりました。つい2カ月前、いっしょに劇場で同じ空間にいた方が。大きな喪失感。
 
 その後仙台での公演を終え、東京に戻ってから、何が出来るかを相談。
 無傷だった新神戸オリエンタル劇場では、当面、全ての公演が中止で、2月頃から無料イベントを始める、とのことで、何か一本芝居ができないか、と検討したのですが舞台セット無しでできる芝居がキャラメルボックスには無い、しかもお休み期間中で役者が集まらない、ということが重なり、無料のビデオ上映会をして、行ける劇団員はできるだけみんなで神戸のお客さんに会いに行こう、ということになりました。
 
 ……この時、芝居を持って行けなかったというのは、本当に屈辱的でした。劇団なのに、芝居ができないなんて。
 この想いが、後の『賢治島探検記』の誕生に繋がるわけです。
 
 でも、3月6日に新神戸オリエンタル劇場で行ったビデオ上映会には、朝からたくさんの方が詰めかけてくださいました。
 当日、関西国際空港から船で港に着いたメンバーは歩きで劇場へ。僕らスタッフは前日に入って芦屋からタクシー。まだまだ全く片付いていない神戸市内の様子に唖然としながら劇場に到着。
 役者達が劇場に着いた頃にはすでにお客さんが劇場の前に並んでいたので、15:30開場16:00開演の予定だったのに、11時過ぎには開場し、僕と西川が舞台に出て前説を開始。これがキャラメルボックス史上最長の前説ですね、5時間。他の役者達もロビーに出て、ロビーのお客さんたちとお話。地震で恐かったこと、避難先で大変なこと、などいろんなお話を聞いたりし続けました。
 そして上映したのが、『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』と『広くてすてきな宇宙じゃないか』。みんなで笑い、泣き、楽しい1日を過ごしました。
 
 その後、キャラメルボックスでは公演ごとに「出演者全員のサイン入り色紙」を販売し、「義援金ポストカード」を作ってお金を集めて、あしなが育英会( http://www.ashinaga.org/ )の「震災遺児育英基金」に寄付を続けました。その後、震災遺児のための「レインボーハウス」の基金に変更。今でも、ポストカード販売は続けています。
 
 8月12日から、新神戸オリエンタル劇場で『また逢おうと竜馬は言った』を上演。3月にお会いしたお客さんたちと再会。
 それからも、毎年最低でも2公演を神戸で行ってきています。
 
 「レインボーハウス」のこどもたちも、もう大きくなり、何度かキャラメルボックス公演にもご来場くださっています。
 
 あの大震災から17年。
 僕は、いつも神戸のことを考えて生きてきました。
 1月17日のことも、3月6日のことも、一生忘れません。
 これからもずっと、神戸を応援していきます。
 また近いうちにうかがいます。待っててくださいねぇっ!!


2012-01-18 14:13  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『トリツカレ男』の顔合わせ&読み合わせでした。 [トリツカレ男2012]

 すみません、いきなりですが。
 何日か前から書きためてきた今日のための阪神・淡路大震災についての思いを込めた日記の完成形を会社に置いてきてしまいました……。明日、アップいたします。
 
 いつもだったらEvernoteにアップして自宅と会社をシームレスでやりとりしているのですが今日に限って。

 なんでそんなことになったのかというと、今日は『トリツカレ男』の顔合わせ&読み合わせ。
 
 星野真里さんと金子貴俊さんというゲストを迎えて、お互いに緊張した状態での顔合わせ。
 金子さんは『つばき、時跳び』でご一緒しているのでOKなんですが、星野さんは今日が初めて。
 
 なにしろ、成井が原田知世さんとともに大好き、という女優さん。
 
 ぶっちゃけ、稽古終了後の懇親会でも、星野さんの向かい側に座らせてあげたのにほとんど会話ができず、星野さんが帰られた途端に「あぁぁぁぁっ、緊張したぁぁぁぁっ!!」とか言ってる始末。
 
 星野さんはかわいいし、金子さんはいいヤツ(畑中と阿部丈二と同い年)だし盛りあがりすぎた懇親会。
 
 いよいよ来ますよ、キャラメルボックスの春。
 
 今日はなにしろ阪神・淡路大震災の日だったので早起きしまして、もう超眠いのでこのへんで。


2012-01-18 01:18  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『夏への扉』、奇跡のDVD化決定っ!!『トリツカレ男』初日に発売いたします!! [夏への扉]

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 2011年3月に上演した『夏への扉』のDVD化が決定しました。
 
 当初、原作が海外のもので、その舞台化の版権取得の複雑さから映像化は99%不可能だろう、と判断しておりました。
 が、上演中の3月11日に東日本大震災が起き、ご来場予定のお客さまの半分以上がキャンセルされご覧いただくことができなかった、という事情を考えて、当社プロデューサー・仲村和生が根気よく本国と交渉し、DVD化を実現させました。
 
 これを、『トリツカレ男』初日の2月16日に発売いたします。
 
 今見ても、まだ、当時毎ステージ揺れに怯えながら上演していた日々のことを思いだして胸がぎゅぅっとなるのですが、そんな中で渾身の演技をお届けし続けた役者達の文字通り命懸けのステージを、せめて映像でお楽しみください。
 
 親友だと思っていた男、愛してくれていると思っていた女性、両方に裏切られた上に冷凍睡眠させられてしまう、という全てを失った男と、その愛猫の、愛と勇気と冒険の物語。キャラメルボックス結成当時から「劇団員必読書」にも指定されていた『夏への扉』の舞台化。

 0.1パーセントの可能性に懸けて交渉を成立させた仲村和生プロデューサーの心意気も、是非お楽しみくださいっ!!


2012-01-16 12:10  nice!(12)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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1月20日(金)午前10:20頃から、神戸の「Kiss FM KOBE」に出演します。 [速報!!]

 1月20日(金)午前10:20頃から、神戸の「Kiss FM KOBE」(89.9)の「4 SEASONS」という番組( http://www.kiss-fm.co.jp/program_blog/4seasons/ )に僕が出演します。
 「1・17を忘れずに語り継ぐために」という企画のゲストです。
 実は電話出演なのですが、今録音が終ったところです。自宅からだったので、なんかテンションが低かったかもしれない、と反省中……。
 しかも、阪神淡路大震災の頃の話やそこから今までのことをもっと話をしたかったのですが、ついつい東北ツアーの話になってしまいまして。でも、東北応援無料ツアーで上演した『賢治島探検記』は阪神淡路の時の無念が発端で準備できた作品なので、神戸の皆さんの想いもいっしょに東北に持っていくことが出来た、という前提でラジオを聴いていただければ、と思います。

 ……あっ……。まだ言っちゃいけないことも口走ってますのでお楽しみにっ!!
 
 それにしても、もう16年ですか。
 このことは、17日にじっくり書きたいと思います。


2012-01-13 13:10  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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巨大地震から10カ月。さぁ、明日へ。 [東日本大震災]

 3月11日の巨大地震から10カ月が過ぎました。
 
 あの日、キャラメルボックスは19時開演のステージを控えて、みんなは基本的に16時入り予定。が、僕たち数名と新人たち、衣裳・小道具部のメンバーなどが早めに14時から劇場に入っていて、僕らは会議。
 会議を終えてお手洗いに行ったところで、14時46分、大きな揺れが来ました。
 
 大急ぎでトイレの外に出ると、窓の向こうでビルがぶんぶん揺れて、ぶつかり合いそうになっており、真下に見える首都高速道路が波打っておりました。
 
 ビル全体に非常放送が入り、僕たちは1階の駐車場に避難。そこで、宮城県沖が震源、マグニチュード7.9(後にモーメントマグニチュード9.0と訂正されました)、宮城県内で震度7、という情報が入りました。東京は「5強」らしい、とのこと。
 これは大変なことになった、東北はどうなってるんだろう、などと考えつつ、20分ほどで各フロアに戻っていい、ということになり劇場に戻るやいなや、15時15分、またしても大きな揺れが。
 再び駐車場へ。
 携帯のワンセグ放送からは、東日本沿岸に「大津波警報」というのが出されております。「大津波」って何?!聞いたこと無いぞ?!
 それからしばらくして再び劇場に戻り、スタッフは舞台や照明のチェックへ。
 僕は楽屋で情報収集。
 すると……東北沿岸に津波が、しかも2004年のスマトラ島の大津波の時の映像よりもはるかに大規模なものが……。
 
 この瞬間から、僕は「強くなる」ことを要求されたように思います。
 つまり、僕や自分の家族や社員・劇団員は幸いにも命を奪われずに済みましたが、大津波をテレビ越しに見た時点で「何万人も亡くなるぞ、これは」と直感し、つまりはその人たちの周囲の人たちが悲しみにうちひしがれ、様々な産業が窮地に立たされる事態が起きるだろうことを想像し、製作総指揮であり代表取締役である立場の僕は、みんなが呆然としているときでも先頭に立ってみんなを応援していかなければならない、と、誓ったというよりも必然的にそういうスイッチが入ったのです。
 こんな仕事をしている自分たちなので、自分たちのことで精一杯だったわけですが、これからはたくさんの人たちを応援したり助けたりすることが必要になる、だとしたら今まで通りではダメで、もっともっと強くならなければならない。そう、決めたのです。
 
 Twitterやいろんな人のブログでも、ただただ不安を煽るだけのような発言が相次ぎ、しかしそういうのは調べてみたら想像だったり妄想だったり別な意図があったりで、あぁ、こういうのがパニックっていうんだな、とものすごく冷静になってしまいました。
 あの晩のTwitterは、本当にいろんな人の人間性が見えちゃった日でもありました。
 逆に、ヨメが大ファンなのでフォローしていた氣志團の綾小路翔さんが、不安がっているファンの方々に一人一人コメントを返しているのを見て、エンターテイナーにもこういう時にするべきことがあるんだな、と実感。僕らも、役に立てることがあるのならできることは全部やっていこう、とあらためて感じました。
 
 その後、「このあと、東京はどうなっちゃうんだろう」とか「原発の放射能が首都圏を襲ったら」なんていうことを言うエライ人もいて愕然。そうじゃないだろう、東京なんて幸せなもんじゃないか、今、沿岸の人たちは津波にのまれたときのままの服で避難所や高台やビルの屋上でこごえながら一夜を過ごしているんだ、その人たちのことを心配してるんだよ僕は、こっちは当面助かったんだから全力で被災した人たちのことをなんとかする方法を考えようよ、と、「想像力」や「人が人を思う気持ち」に欠ける「エライ人」がけっこういることにも気付きました。
 
 その後、劇団員・社員一丸となって文字通り必死で頑張り、ついには10月に、たったの7日間ではありますが、東北3県に行くことができました。
 おそらく劇団内の誰よりも震災の情報は仕入れていたので、田野畑から気仙沼に向かう途中で通った陸前高田の惨状を見ても、胸が痛む、という感情ではなく「これを復興するんだな、僕たちは、これから。大変だけど、なんとかしよう」という強い希望の気持ちの方が強かったです。
 
 関東以西の皆さん、あれだけ揺れが大きく規模が大きく範囲が広い地震があったのですから、これから20年くらいは同じ規模の地震が日本のどこで起きてもおかしくない、とあの当時テレビで言っていたのを覚えていますか?そしてそれに対して、今起きてもいいように備えていますか?特に東京の皆さん、3月11日どころじゃない「震度7」の地震が来ても、大丈夫ですか?今起きたらどう行動するか、心の準備はできていますか?モノの準備は足りなくてもなんとかなりますが、心の準備は必要不可欠です。心の準備をしながら、日常を楽しく必死で生きなければならない、という物凄く大変なことを僕らは要求されているのです、地球から。
 
 北海道から千葉県まで、そして長野、新潟で震災被害に遭われた皆さん、その後の台風被害に遭われた皆さん、そしてご家族や大切な方を亡くされたり大切なものを失ったりした皆さん、今でも、日本中の、いや世界中の「人が人を思う気持ち」を持った人たちが、皆さんのことを思い、「次にできることはなんだろう?」と考えています。決してあきらめないでください。必ず、なんとかします。今は、いろんな考え方のぶつかり合いで時間はかかっていますが、一部の自分の利益のことだけを考えている人たち以外は、いろんなプロの人たちが頭脳と知識と技術を駆使して全力で皆さんの町を震災前よりも良い町にするべく戦っています。
 なんたって、かつてアメリカに雨のように爆弾を降らせられて、いくつもの都市が壊滅状態になった後に、自動車産業やエレクトロニクスで世界一の座に付くまでに至ったこの国です。皆さんを助けた上で、逆に震災前より素敵な町にしてくれるのではないかと思います。
 

 さて。
 笑顔集団キャラメルボックス、2012年の第一弾は、せつないのにこれ以上楽しい芝居はキャラメルボックス史上無いのではないか、と僕自身思う、『トリツカレ男』っ!!
 とりあえず、東京の皆さん、がんばろうっ!!がんばろうっ!!がんばろうっ!!

 http://www.caramelbox.com/


2012-01-11 22:02  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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お正月のことと、今年のキャラメルボックスの「年賀状」のことと。 [つれづれなこと。]

 2012年になり、10日が経ちました。
 そして、まもなく1月11日、震災から10カ月。
 
 年末年始のテレビ番組で、ここのところ忘れ去られそうになっていた東日本沿岸の方々の様子があらためて報じられて、まだまだ復興どころではない状況、ということが日本中に伝わったかと思います。
 津波で流された皆さんのこと、まだ見つかっていない方々のこと、仮設住宅で年を越した皆さんのことを思うと、僕はいまだ喪に服している気持ちでおりまして、心から新しい年が来たことを喜べないままでおります。
 
 キャラメルボックスとしても、今年は「年賀状」ではなく、「寒中お見舞い」とさせていただきました。よって、松が開けてから届くように、1月7日に発送しております。そこには楽しいお知らせが載っておりますので、お楽しみにっ!!
 
 そして、震災後、とにかく日々仕事だけに集中してきたため「日常」が無くなっていたものですから、クリスマス公演終了後、仕事納めの日の翌日から「とにかく休む」ことに集中しました。正月明けまで、子供たちと遊び続け。そして、年が明けてから大掃除に着手しています。
 なにしろ、10カ月もの間、ほとんどゴミをまとめることさえもできないまま突っ走ってきてしまったので。
 2012年を突っ走るために、今は自分で自分を日常に戻す作業をしている、というところです。
 
 しかも『トリツカレ男』は再演。初演時の選曲には満足しているので、演出から要望が無い限り変える予定がないので、去年のお正月のように新作『夏への扉』のことを考えるとお腹がキリキリしてお雑煮も食べられない、という状況でもありませんので僕にとってはいい転換点かと思っています。
 
 去年まではとにかく震災と原発事故で被災され、避難されている方々をいかに助けるか、ということに主眼が置かれていましたが、これからは「いかに生活を安定させてさしあげられるか」にかかってきていると思います。
 関東から西の我々にとってはただ寄付をする段階では無く、いかに東北の産業を復活させるか。岩手県や宮城県や福島県や茨城県の産品を意識して食べたり使ったりする、ということから始まって、ガンガン観光に行く、ということも重要なアクションだと思います。被災地域まで行かずとも、スキーや温泉は是非東北でっ!!
 
 あ、東北に行ってお金を使う、と言えば、キャラメルボックスが90年代に2度ほどやった「シアターエクスプレス」なんて、まさに今やりどきだと思うのですが、いかがでしょうか、JR東日本さん? ※96年開催の時のレポートはこちら→→→ http://www.caramelbox.com/stage/texp/home.html
 
 4日の日記にも書いた通り、これからキャラメルボックスは切り札を切り続けます。やりたいことは寝かさずにどんどんやっていきます。また公演をやりすぎてご迷惑をかける可能性が無いではありません。
 が、立ち止まっている場合じゃありません。
 早稲田出身の先輩劇団「第三舞台」が解散した(する)今、キャラメルボックスは1980年代の「小劇場演劇」出身で「劇団」として商業的に活動している唯一の劇団となってしまいました。……まぁ、第三舞台も10年ぶりなので、ちょっと違うかもしれませんが。
 
 2011年、ル テアトル銀座の前の方にしかお客さんがいらっしゃらない状態で上演した『夏への扉』の。ハーフタイムシアター2本立ての。そしてそのタイムテーブルの空いているところで上演した『賢治島探検記』の。その『賢治島探検記』にゲストとして西川が歌の出演をした時の。緊急公演『銀河旋律』の。3月時点では開催が危ぶまれていたサマーツアー『降りそそぐ百万粒の雨さえも』の。『ナツヤスミ語辞典』の。『賢治島探検記』東北ツアー各会場での。『流星ワゴン』のラストシーンが終って暗転する寸前の。『飛ぶ教室』の。
 たくさんの熱い拍手に、僕たちは支えられて2011年を終えました。
 
 拍手という花束のために、そしてその花束を抱えて東北のみなさんを応援するために、まもなく、キャラメルボックスの2012年がスタートします。
 
 赤坂ACTシアターでお会いしましょうっ!!



……が、少しぐらいはお正月らしいことも。

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去年は恐がって泣いていたのに、
今年はニコニコで獅子舞のお獅子に頭をかじってもらった、
もうすぐ6歳になるウチの長女・みうたん。

盛岡在住の父も、正月は東京に来ておりまして、
孫と遊べで楽しそうでした。


2012-01-10 22:52  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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2012年夏は、『アルジャーノンに花束を』をやります。 [製作総指揮としてのお知らせ。]

 『流星ワゴン』千秋楽を終えた後、「新年の挨拶を書いてください」と前もって言われていた原稿に着手しました。

 
 明日がどうなるかわからない状況で、翌年の抱負など書けるわけがない、と思いながら、トライアスロンパスも買っていただいているし、ということを念頭に、とりあえず『流星ワゴン』は終ったので、書きました。

 僕の、新年のご挨拶はこちら。
 http://www.caramelbox.com/greeting/

 今年はとにかく外しませんよ。
 お金を貯めて、自力で東北に行きたいんです。
 いっぱい観に来てください。
 いっぱいグッズを買ってください。
 そして、企業の皆さま、ウチの俳優をアフレコやドラマやCMに使ってください。
 僕でよければ、できることはなんでもします。

 春は、『トリツカレ男』と『容疑者χの献身』なので音楽監督的には今から夏の『アルジャーノンに花束を』に向けてアンテナを張り巡らす、という状況です。あ、『容疑者χの献身』の裏でもう一本やる予定なので、そっちの準備も(そっちの方が大変のような)。

 今年一年、いや、これからずっと、いつ死んでもいい覚悟でやっていきます。

 切り札を切り続けます。

 今年もよろしくお願いいたします。


2012-01-04 00:49  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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始まらないかもしれなかったクリスマスツアー『流星ワゴン』が、終りました。本当にありがとうございました。 [流星ワゴン]

 『流星ワゴン』東京千秋楽が終りました。
 最後の(はずの)三本締めを、入団19年目の菅野良一が担当。お客さんの前でのフリートークがよっぽど楽しかったのか、締めるはずが全く締まらないだらだらトークで場内を大爆笑の渦に。
 そして最後は全員正座で、西川がご挨拶。
 さすがリーダー。
 ビシッと締まりました。
 
 今年3月の『夏への扉』終了後の時点では、先のことなどわからないから2公演ずつやれるかどうかを考えていこう、と決めました。
 が、直後の4月に西川が脳梗塞で入院。目の前が真っ暗になりました。
 しかし、走り続けました。
 ハーフタイムシアター2本立てと並行しての緊急公演『賢治島探検記』、直後の緊急公演『銀河旋律』。
 『銀河旋律』の前売が始まった時点でサマーツアーと『ナツヤスミ語辞典』は開催、と決めた時の喜び。小規模公演『飛ぶ教室』も。
 全力で観に来てくださるお客さんに支えられて、ついにクリスマスツアーの開催も決定。
 そして東北公演に行くぞ、と決めた時の覚悟。
 
 こんなに一公演一公演綱渡りで上演してきた1年は、当然初めてです。
 
 初日が開くことなど、4月や5月の時点でさえ想像だにしていなかった、クリスマス公演。
 西川が出演できることを夢見てはいたものの、直前まであまり良くない状態でした。
 が、神戸でたくさんのお客さまに迎えられてスタートして、なんと西川が快方に。
 
 そして迎えた東京公演。
 しかし、まだまだ東京のお客さんたちは、震災時の帰宅困難のトラウマからの「平日の夜は真っ直ぐ帰宅」という空気は消せず第一週の平日は770人のサンシャイン劇場に300人ほどのステージも。ところが2週目から増え始めて、土日の超満員の余波で3週目にはほぼ1階席が埋まるところまでに。
 終ってみれば、今年の東京公演で最高の動員数となりました。
 
 以前も書きましたが、僕は東北に行った後、最もやるべき仕事は東京の人たちに元気を届けること、と誓いました。
 重松清さんの原作にあるメッセージに、キャラメルボックスの想いも乗せて走り続けた『流星ワゴン』は、次々とたくさんの乗客を呼び、今日の千秋楽ではびっしり超満員、最後のキャンセル待ちのお客さままで入りきったところで残席ゼロ、お帰りいただく方もゼロで開演、という奇跡的な状態に。
 開演後にご来場くださった方々には残念ながらロビーのモニターで見ていただきましたが、奇跡を積み上げてきた今年にふさわしいエンディングとなりました。
 
 3月11日以来、たくさんの地震が東京にも起きました。
 しかし、なんとキャラメルボックス公演中は、開演寸前や終演直後、ということはあっても上演中の震度3以上の地震は一度も無く、なんと1ステージも中断すること無く今年を終えることが出来ました。
 開場時間からカーテンコールまで、一秒たりとも油断すること無く緊張を解くこと無く地震を監視し続けてきて、今日の日を迎えることができ、本当にホッとしています。
 
 年末年始は、ここのところ毎年行ってきた『CARAROCK FESTIVAL』は行わず、2011年の10公演を支えてきた製作部スタッフを休ませてあげようと思います。
 
 どんなに言葉を重ねても、今年、皆さんからいただいた力や勇気に対しての感謝は語り尽くせません。
 
 今日が迎えられ、終えられたことは、本当に本当に、一生忘れられません。
 
 この感謝の気持ちは、来年からのキャラメルボックスの活動で必ずお返ししていきます。
 2012年も、よろしくお願いいたしますっ!!
 
 ありがとうございましたっ!!


A53J8569.jpg
みんなで手を繋いで万歳。
こんなカーテンコール、キャラメルボックスではおそらく初めて見ました。
出演者も、みんな嬉しさが爆発したのでしょう。


2011-12-25 19:39  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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