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『トリツカレ男』の稽古を見てきました。いろんなことを考えました。長文ですが是非っ!! [トリツカレ男2012]

 今日は、『トリツカレ男』の稽古を飛び飛びで見てきました。
 稽古のメニューは、ミーティング、ストレッチ、ダンス、パフォーマンスシーンの練習、と、ここまでで一時間半。その後がシーンごとの「小返し」と呼ばれる、1シーンを3回ずつくらいやっていく稽古です。
 
 ダンスシーンは、成井さんが初演の振付が気に入っている、ということで初演のダンスをより難度を上げたもの。星野さん、ダンスは初めて、と製作発表で言っていましたが、まぢですかっ?!お見事なんですけど……?!
 このシーン、初演でも単純に楽しくてワクワクしたのですが、バージョンアップによって「ハラハラ」も加わって、ワクワク度がぐーんとアップ。そしてなんたってダンスシーン最後のアレは、やはり生で見ると鳥肌が立ちます。
 
 そしてパフォーマンスシーンも、初演をなぞりつつ難度アップ。しかし、それを星野さんや金子さんが初体験のはずなのにひょいひょいやってるのはさすがっ!!ウチの若手がうろたえている脇で、高難度の技に次々成功……さすがとしか言いようがありません。多種多様な仕事をされてきた経験が、「技の習得」に即応できる身体(心?脳?)を作り上げたのか、天性の何かなのか……。
 
 で、その後の小返し。
 見ていたらいろんなことを考えてしまいまして。
 例によって長いですが、書いてみます。

 演劇は「一声二顔三姿」と言われます。
 「声」には、声の大きさや質、というだけではなくて発音や滑舌なども含まれると思っていますが、なんたって演劇には「アップ」が無いので遠くの席まで届く声で、様々な感情や個性を表現することが求められていると思います。
 「顔」も、きれいとかかわいいとか、カッコイイとかゴツイとか、それだけではなく、豊かな表情、つまり顔の筋肉がどれだけ鍛え上げられ、微妙な気持ちの動きを遠くで見ているお客さんにまで伝わるようにするか、ということだと思います。
 「姿」は、これまたスマートだとかがっしりしてるとかそういうことだけではなく、全身で気持ちを表現することができるしなやかで強靱な身体のことだと思います。
 
 これらの全てが揃っていれば当然舞台俳優として素晴らしい活躍をするわけで、『飛ぶ教室』に出演してくださった大家仁志さんなんて三拍子揃った物凄い俳優さんだと思います。
 キャラメルボックスにももちろん凄いヤツはいっぱいいますが、手前味噌なので省きます。
 
 が。
 これが客演の人をお呼びする理由の一つでもあるわけですが、キャラメルボックスには、「声」のバリエーションが、意外に少ないのです。
 僕は音の世界の人なので、耳でも芝居を「観て」います。 
 すると、もちろん、成井さんは声の質でキャスティングしているわけではないと思いますが、結果的に過去の経験上そうなっているから面白いです。
 
 キャラメルボックスの主演クラスの女優の場合、坂口理恵を筆頭に低音域を中心にセリフを操る女優が多く、高音域が美しいのは伊藤ひろみか實川貴美子くらい(石川さんはちょっと別)。岡内、温井、渡辺安理なんかは、中音域を中心とした上下に伸びる音が魅力。
 なので、どうしても高音域のパートを担当していただく外部の方をお招きすることが多いのです。
 黒川智花さんも、今回の星野真里さんもそうですね。
 
 男優の場合は、西川・菅野・大内・畑中・石原・小多田がちょっと高め、筒井・左東・阿部・多田あたりが中音域、岡田達也、三浦剛あたりが中低域。実は、高音域と低音域が手薄なのです。川原和久さんをよくお呼びするのは、キャラメルボックスにはいない低音域の方だから。あ、大家さんは下から上までいけるという意味で凄いんです。
 で、金子貴俊さんは、高音域の人。キャラメルボックスには全くいないタイプ。
 
 合唱やオーケストラのように、上から下までバランス良くいろんな音質の楽器が揃っていると、やはり耳で聞いていて楽しいものです。
 そういう意味で今回は、一番上の部分を星野さんと金子さんが引き上げることで、いつものキャラメルボックスの公演よりも音域が広く贅沢なアンサンブルになっている、ということが言えると思います。
 

 で。話は変わります。
 
 前半に、ゲストのお二人の「技の習得のスピードが凄い」ということを書きましたが、シーンの稽古を見ていて、またまた思ったことがあります。
 
 星野さんの凄いところは、その「華」。
 なにしろ7才から劇団東俳に所属。青山学院中等部在学中の13才でNHK連ドラでデビュー、『3年B組金八先生』に、金八先生の娘・坂本乙女役でレギュラー出演、その後も女優として芸能活動も続けながら、青山学院大学文学部フランス文学科を卒業(←大学を卒業している時点で僕より凄い……)、多数のドラマ、映画、CM、そして舞台に出演。20年以上、カメラの前に居続けているわけです。
 つまり、「星野さんを使いたい」という監督やプロデューサーさんがたっくさんいらっしゃるということ。そして、そう思わせ続けてきた魅力がある、ということ。
 畑中が、最初の立ち稽古で、セリフで「ありがとう」って言われただけでクラッときた、と言っていましたが、そりゃそうでしょうよ。星野さんが動き、しゃべっただけで、そこにお花が咲いたみたいですもん。
 
 
 次に、金子さんの凄いところ。
 金子さんが畑中と絡んでしゃべくりまわるわけですが、なんというのでしょう、「近い」んです。
 畑中との距離も近いんですが、それ以上に、見ている僕との距離が近いんです。
 心の距離、ですね。
 キャラメルボックスで言えば、大森美紀子(通称・みっこさん)のよう。
 心の窓がいつも開いている、という感じ。
 通常、オトナであればたいてい窓は閉めたままで、ガラス張りの人や曇りガラスの人や木目の人や鉄の人がいたりして、ノックするとちょっと顔を出してくれて、仲良くなって初めて完全に開いてくれる、という感じだと思います。
 しかし、金子さんは、ぱかーーーーっと、開けっ放しなんです。
 この場にいる全員が、金子さんのことを好き、とわかる感じ。
 映画「ウォーターボーイズ」の演技や、バラエティ番組に出ていた姿を見たことがある方、もう、まさにあのままの人です。あ、僕は映画「あずみ」の「あまぎ」役にぞっこんだったんですが……。
 「いやいや、きっと裏が」と思った方、是非『トリツカレ男』を見てみてください。瞬時に金子さんが好きになってるあなたがそこにいるはずです。

 いやもう、キラキラの星野さん、クラクラの金子さん、とでも申しましょうか(←わけわからんわ)。
  
 あっ……そうだ……金子さん、天下一品ラーメン創業40周年記念映画「メンゲキ!」(……こんなに天下一品が好きな僕を、なんで僕を呼んでくれなかったんだろう……←俳優じゃないでしょっ?!)にも「友情出演」で出てるんですよねぇっ!!見なきゃっ!!……あ、コレは宣伝では無く、自分に言い聞かせてるだけですのでっ(←相当ウキウキしてます)。……って、どんな「友情」なのか、明日聞いてみようっと。木村勉社長との友情っ?!(←羨ましすぎる……)
 ■メンゲキ!公式サイト
 http://mengeki.com/top.html
 
 
 というわけで、ゲストのお二人のことばかりを書いてしまいましたが、受けて立つウチのアイツらだって大爆発ですよ。
 
 とある、1分30秒しか出番の無い3人のシーンがありまして。
 3回やる小返しで、3回とも違うネタで勝負してきました。
 成井さんから「あのさー、ただでさえ登場人物が多くて混乱するから、この3人に名前付けるのやめてくれない?面白いんだけどさぁ」という、演技とは全く関係が無く、面白いけどやめて、という複雑なダメ出しをされる3人組。
 ……まぁ、要するに、楽しくてしょうがないんでしょうね……。
 
 そして。
 楽しければ楽しいほど、やってくるクライマックスとエンディングは…………!!!!
 
 そのあたりはまたいつかっ!!
 あ、初演をご覧くださった方は、是非『トリツカレ男』のチラシの写真で、誰がどの役なのかをシミュレーションしておいてくださいねぇーーん!!


2012-01-26 23:10  nice!(23)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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「『トリツカレ男』トーク&フォトブック」用の座談会が熱かったぁぁぁっ!!軽くダイジェストでお届けします。 [トリツカレ男2012]

 今日の昼間、『トリツカレ男』初日に発売する「『トリツカレ男』トーク&フォトブック」用の座談会を見に行ってきました。参加者は、成井さんと畑中、そしてゲストのお二人。
 いつもだとこの時期は選曲でいっぱいいっぱいで座談会を見に行くなんてヒマは無いんですが、なんたって再演なのでウキウキしながら行ってきました。すんごく久し振りかも。
 そうしたら、みんなすんごく面白かったので、一部をご紹介してしまいましょうっ!!
 文脈とは関係無く「発言」をピックアップしてみましたので、もっと詳しく読みたい方は是非当日劇場でお求めいただくか、初日(2月16日)以降に「オンライン・グッズ・ストア」( http://www.bidders.co.jp/user/13278910 )でお求めくださいっ!!
 
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金子さん
「プロデュース公演だと、初対面の人たちと出方を探るとか、解り合うための時間がしばらくあるんですけど、なにしろ劇団なので探る時間がいらなくて、稽古場に行ったその日からいきなり仲良くなっちゃった感じ」
「マネージャーから"こういう話をいただいてるんだけど"と聞かれて、今まででまちがいなく最速で"やりますっ!!"と答えたと思います」
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星野さん
「キャラメルボックスの皆さんは、稽古中だけじゃなくて、みんなが日常からいつボケるか、それにいかに速く突っ込むかを考えている感じ。それがまたみんな楽しそう」(爆笑)
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畑中
「立ち稽古で、星野さん演じるペチカに、セリフで"ありがとう"って言われて、自然に笑みが出ちゃったんです。それで、もう大丈夫、って思いました」(一同爆笑)
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成井「金子さんは変(一同爆笑)。普通、30過ぎた俳優がネズミ役って言われたら"えっ?"っていうはずなのに大喜びしてるんです」
金子「以前、別の舞台で"オカマウス"というオカマのネズミ役をやらせていただいたことがあるのですが、今回は真面目にネズミ役をやれるのは嬉しい!!昇格した感じ」(一同爆笑)
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星野「私、ディズニーとかジブリとか大好きなのでそんな感じで演じようとしたら"現実の女性として演じて欲しい"と成井さんから言われて、今努力しています」
成井「僕もね、もーーーー、ジブリ大好きなんですよ。特に、『天空の城ラピュタ』。勇気と知性を持った、シータやさつきみたいなジブリのヒロインを堂々と演じていただきたいです」
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成井
「初演のジュゼッペはもっとバカだった(一同爆笑)。今回は、畑中は"自分"でやろうとしている。全然違う」
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星野さん
「ダンスや大道芸は初挑戦。すごく楽しいお芝居になりそうだから、今まで声をかけたことがない姪や甥も誘いたい」
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金子さん
「明治座での『つばき、時跳び』の時は、キャラメルボックスの人が4人だけ参加していらっしゃって、それでもパワーあるな、と思ってたら、それが18人(一同爆笑)。かっこつけてる場合じゃないっていうか、必死です!!」
「別のお仕事があったり、稽古に遅れて参加することもあるので、みなさんに遅れを取らないように前の現場が終ったらすごい早さで稽古場に向かいます!!」(爆笑)
「キャラメルボックスファンのお客さまにも喜んでもらえるようにも頑張らないと」
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畑中
「今稽古をやっていて、すでに最高の作品を作れてる実感があるんです。自分もインドア大好きな人間で、人に認められたいとか人に見られたいなんて全く思わずに一人でコツコツとなんかをやって喜んでいたのに、演劇部の舞台を見て、この僕が"これ、いいかも"って思っちゃったくらい、演劇って凄いパワーを持ってると思うんですよ。しかも今は、それを仕事にしちゃってるくらい。だから、普段演劇なんか観ない、という方に試しに観に来ていただきたいんです。周りにちょっと落ち込んじゃってる人がいたりして、その人が演劇なんて興味が無い、とか言ってたら、是非連れてきていただきたい。絶対元気にしてみせますよっ!!」
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 ……メモを取りながらだったので、完全にそのままの言葉では無い可能性もありますが、こんな感じ。
 もう、4人ともやる気満々で、すでに稽古場が一つになってることがよくわかりました。もう、話を聞いていて、一刻も早く稽古場に行きたくてうずうずしちゃったくらいです。だって、まさか1週間でこんなに仲良くなってるとは思いもよらなかったものですから。


2012-01-24 21:48  nice!(48)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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製作発表のことが書かれた記事を集めてみました。 [トリツカレ男2012]

 昨日の『トリツカレ男』製作発表の結果が現時点でどのくらい載っているのかを調べてみましたっ!!
 今日星野さんに聞いたら、旦那さんのことを人前でしゃべったのは結婚して初めてだった、とのこと。そーゆーのもあったのかぁ。
 唯一、「日テレNEWS24」だけが……(笑)。

 これ以外に、もし見つけたら、コメント欄でお知らせくださーいっ!!

追加
■「トリツカレ男」が2月から再演決定! 星野真里と金子貴俊がゲスト出演[webザテレビジョン]
http://news.thetv.jp/article/27556/

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■豪華ゲストを迎え、5年ぶりに再演!!キャラメルボックス『トリツカレ男』製作発表!![演劇ライフ]
http://blog.engekilife.com/2012/01/toritsukare.html

■星野真里 TBSアナの夫「来てくれる」[日刊スポーツ]
 http://news.fresheye.com/mart/VFU/r-x0199-VFU-H4/ 

■新婚・星野真里、旦那アナが舞台見に来る[スポーツ報知]
 http://news.fresheye.com/mart/VFU/r-43urih-VFU-0f/ 

■星野真里「夫も観に来ると思います」[サンケイスポーツ]
http://www.sanspo.com/geino/news/120124/gnj1201240504005-n1.htm

■〈速報〉30歳星野真里、少女役を満喫[朝日新聞]
http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201201230116.html

■星野真里 夫の高野アナとラブラブ [デイリースポーツ]
 http://news.fresheye.com/mart/VFU/r-x017k-VFT-3D/ 
 
■金子貴俊、珍問答。パパの仕事はネズミだよ [日テレNEWS24]
http://news24.jp/entertainment/news/1621071.html

■「みのもんたの朝ズバッ!」で紹介された情報[価格.com]
http://kakaku.com/tv/channel=6/programID=207/page=3692/

■TBS「はなまるマーケット」
http://www.tbs.co.jp/hanamaru/cafe/20120124.html

■チケットぴあ
http://stage-ticket.blog.so-net.ne.jp/2012-01-24


2012-01-24 16:23  nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『トリツカレ男』製作発表してきましたっ!! [トリツカレ男2012]

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 本日、汐留の某所において、『トリツカレ男』の製作発表を行いました。
 成井豊、畑中智行、そしてゲストの星野真里さんと金子貴俊さんが壇上へ。
 スタイリストさんが選んでくださった出演者3人の衣裳を最初に控え室で見たんですが、いやー、かわいいっ!!星野さんのかわいさは尋常じゃ無いんですが、畑中と金子さんもキャラにピッタリ。
 ちなみに、控え室でも畑中と金子さんはずーっとくっちゃべってます。僕が混じるとラーメンの話になっちゃうんですが(金子さんも超が付くラーメン好き)、いやはや、ほんとに気が合っている模様。
 
 あっ。
 そういうわけで、この3人に関しては配役が発表されたわけですが、まぁ、チラシを見ればわかっちゃいますね、初演をご覧の皆様なら。
 畑中が主人公・ジュゼッペ、星野さんがヒロインのペチカ、そして金子さんがジュゼッペの相棒であるネズミのトト。
 
 司会は、TBS入社6年目の水野真裕美アナウンサー。
 
 水野さんからの質問やツッコミがナイスで、みんなすいすいと答えていきます。
 なかでも印象的だったのが、稽古場の話。ゲストなのにすでに金子さんがムードメイカーになってて、稽古前のウォーミングアップのゲームの時間帯にみんなの役名を覚えたりとかをしているとのこと。そういうところから仲良くなっていってるんですねぇ。むむぅー、なかなか稽古は見に行かれませんが、今日の話を聞いたら行きたくなりました。
 
 詳しいことはぴあのサイトやYahoo!ニュースなどに明日掲載されると思いますのでそちらに丸投げするとしてっ。
 
 で、驚いたのが、なんと星野さんのお姉さんが、僕らが学生時代に所属していた早稲田大学の「劇団てあとろ50'」( http://teatro50.sakura.ne.jp/ )出身、とのことっ!!
 そんなの初めて聞きましたっ!!
 成井さんが「7期生」だそうなので、そこから数えると23期か24期あたりにいらっしゃった模様ですねぇ(OB会のページ http://teatroob.sakura.ne.jp/obog.html )。
 そのあたりになると全く付き合いが無いので当然のように気付いておりませんでしたが……。
 「なんであんたがキャラメルに出られるのよー」と抗議されたとのこと。……無茶なぁぁぁっ!!
 
 あと、ジュゼッペとトトの関係性についての話。
 初演の時にトトを演じたのは、10才年上で劇団内音響部のドン・岡田達也。畑中は入団以来達也にこき使われて……もとい、可愛がられてきていて、その「達也と畑中」の日常の関係性をそのまま舞台に上げた、というのが初演だったわけです。
 が、今回は、金子さんは1978年1月17日生まれ、畑中は1978年4月13日生まれ、と、学年は違うもののほぼ同い年。もうすでに「友達のような関係」になっている、とのことでした。成井さんに言わせると、「初演では完全にボケとツッコミだったのが、今回はどっちもボケてどっちもツッコむ関係。二人で助け合ってやってる、っていう感じ」なのだそうです。
 ……原作からしたらこっちが正しいのでは……。
 
 金子さんは「顔合わせと読み合わせの日に、みんなで食事に行ったのですが、その日が僕の誕生日で、それを皆か祝ってくれて、あれで一つになった感じでしたっ!!」とのこと。そーなんです、いつもは稽古場で飲んで終っちゃうのですが、今回はゲストがいらっしゃるのでちゃんとしたところに行ってお食事&飲み。で、ケーキも持ち込んでお祝いをしたのでした。
 『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』の時も、稽古初日が高部あいちゃんの誕生日だったので、なんかそういうことが当たると幸先いい、って感じがしますねぇ。
 
 その後、記者の皆さんからのご質問。
 デイリースポーツの方から「今回の劇場はTBSの目の前ですが、旦那さんは何かおっしゃってましたか?来やすいとか、なんとか」と。
 そうなんです、星野さんは去年の9月にTBSアナウンサーの高野貴裕さん( http://www.tbs.co.jp/anatsu/who/takano.html )と結婚されたばっかりなんですねぇ。( http://www.sanspo.com/geino/news/110902/gnb1109020506004-n1.htm )
 すると星野さん「はい、いつもお芝居の時には観に来てくれるんですが、今回は1回……かもっと?」みたいに照れていらっしゃって。「でも、今回のお芝居はいろんな世代の人に観ていただきたいので、家族みんなで、なんていいかなと思ってます」とうまくかわして(?)らっしゃいました。
 
 金子さんも2008年に結婚してその年の冬に長男が誕生。そのへんを聞かれて、「家でネズミな感じで台詞の練習とかをしていると、息子が"おとーさん、なにそれ?"と聞いてくるので"お仕事だよー"と答えると"おとーさん、ネズミなの?"って聞いてきたりするんですよぉ」と親ばか爆発っ!!3才じゃ、もう、カワイイまっ盛りでしょうからねぇっ!!
 
 その後も次々と質問が続き、制限時間いっぱいの40分過ぎまで途切れること無く質問が行われました。
 こんなに盛りあがった製作発表は初めてかもしれません。まぁ、金子さんが喋り倒した、という部分もありますがっ!!
 
 その後、写真撮影。未だかつて無い人数のカメラマンが並び、これまたびっくり。
 この方達の分だけどこかに記事が載るのかと思うとゾクゾクしてしまいましたっ!!
 
 控え室に戻って、また別の写真撮影。
 その後、ちょっと時間を置いて、テレビや雑誌の取材の連続。
 と、そこで僕はお先に会社に戻りましょう、と「お先に失礼しまーす」と声を掛けると、星野さんから「ラーメンですか?」といきなりの質問。「えっ……な・なぜわかったんですか?」と答えると「うふふ、今日、2杯目」……きゅんっ……。
 もう、ですね、星野さんは一事が万事こんな感じで、周りの人たちがみんなずっときゅんきゅんしてるんです。
 畑中も「どーすりゃいいんですかっ?!」と怒り出すほど(?)きゅんきゅんしてまして、いやはや、これは本当に成井さんナイスキャスティングですよぉ。
 
 ……と書いていたら、なんともうすでに金子さんのblogに今日のことが。
 http://ameblo.jp/kaneko-takatoshi/entry-11143841534.html
 
 そう、金子さん、ラーメン好き(ていうか、フードアナリスト4級)な上にネットも好き、Twitterももちろん好き( @kanekotakatoshi )、なおかつ写真も好き(ほぼプロ)、そのうえ親ばか、ってことで、ものすごくシンパシーを感じてしまいます。
 
 というわけで、楽しい楽しい製作発表が終りました。
 帰りがけに、知り合いの記者の方に「いやぁ、これは楽しい舞台になりそうですねぇ」と声をかけていただきました。
 そうなんです、今までたくさんの「芸能界」からのゲストの方をお迎えしましたが、今回のお二人はもう最初からキャラメルボックスに溶け込んでしまって、本当に楽しいんです。
 この感じが、どんどん濃くなって、楽しすぎる舞台になることは、もう間違いありません。
 
 あっ、そうそう、『つばき、時跳び』の時に金子さんと一緒に出演していた小多田なんか、読み合わせの日には金子さんにくっついて回って御世話をしていて「お前は付き人かっ!!」と突っ込んだら「いや、なんか困ったことあったら、と思って」と。どこまで世話焼きなんやねん、ウチの人たち……。
 
 さぁて、もう稽古が始まって1週間経ってはいるのですが、なんだか今日がスタート、って感じです。
 2月16日初日。
 お楽しみにっ!!
 
 http://www.caramelbox.com/

IMG_8638.jpg
せっかくみんなが僕のカメラを見てくれてたのに、
金子さんが動いちゃってました……。
写真ちっちゃめで……。


2012-01-23 21:35  nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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阪神・淡路大震災から17年。 [阪神・淡路大震災]

 また、1月17日がやってきました。
 
 もう、すでに現在中学生の方はリアルタイムでは体験していない、1995年1月17日5時46分に起きた兵庫県南部地震。通称、阪神・淡路大震災。
 僕はその日、宮沢賢治さんを題材にした作品『ブリザード・ミュージック』の北ツアーで、盛岡におりました。前の晩は遅くまで飲んでいたのですが、テレビを付けっぱなしで寝てしまい、なぜか目が覚めてしまった朝6時過ぎ、ふとテレビの画面を見ると画面には燃える神戸の街が映し出されておりました。
 
 一瞬、何が起きたのかわかりませんでした。
 その2カ月前、僕たちは神戸にいました。1990年に初めて神戸公演を行い、大歓迎していただいてから「第2のホーム」と決めた神戸。その愛する街で、なんと高速道路が崩れ落ち、建物が倒れ、地域によっては大火事になっているのを、ただただ呆然と見つめていました。
 前年秋の『俺たちは志士じゃない』でアナザーフェイス公演をやった「惑星ピスタチオ」という劇団(解散)のメンバーはほとんどが神戸に住んでいるはず、と制作の人の携帯に電話をしてみると、なんと繋がり(当時はまだ携帯電話の台数が少なかったのです)、とりあえず無事、とのこと。ちょうど朝まで大阪で打ち上げをして解散した後だったので誰がどこにいるのかまだ確認できていない、と。
 
 テレビの画面を見ていると、三宮の駅近辺でさえ壊滅状態。
 戦争で爆撃されたかのような、信じられないような光景が広がっていました。
 
 しかし、あまりの被害のひどさにます何をするべきかが思い当たらず、とりあえずこの日は盛岡劇場で仕込みだったので劇場に行き、楽屋でもテレビをつけっぱなしにして情報を集めておりました。
 当時はまだインターネットは普及しておりません。キャラメルボックスのホームページができたのがこの年の夏ですから、パソコン通信があったくらい。つまり、情報源はテレビのみと言ってもいいほどでした。
 
 惑星ピスタチオの面々とは次々と連絡がとれ、安否確認ができ、全員の無事が確認されました。お風呂場で被災し、外に出られなくなっていたという人もいました。帰宅途中に電車が脱線して止まったので降りて線路の上を走って自宅に帰り、家族の安全を確認してからリュックに水のペットボトルを詰めてとって返して被災した劇団員の家まで届けに走った、という超人(もちろん腹筋善之介)もいました。
 
 動揺しながらも僕らは話し合い、こんな大災害が起きている時に芝居なんかやっている場合か、という意見もあったのですが、しかし、盛岡は揺れませんでしたし、なによりも滅多に来られる街では無いので今ここで中止してしまっては楽しみに待っていてくださった盛岡のお客さんに申し訳ない、ということで上演を決定。
 
 情報を整理していくと、被害は東は大阪府の豊中市あたりから西は明石市、南は淡路島、という範囲に大きな被害が集中。そして神戸市内でも、加納町から北側はそんなに被害が無く、新神戸オリエンタル劇場があるビルは無傷、劇場も平台が一枚倒れただけ、などということがわかってきました。
 
 翌日から、新聞に載っている亡くなった方のリストを顧客管理部のメンバーにチェックしてもらい、キャラメルボックスの顧客名簿との照らし合わせを行いました。その結果、次々と「おそらくこの方」というお名前が見つかりました。つい2カ月前、いっしょに劇場で同じ空間にいた方が。大きな喪失感。
 
 その後仙台での公演を終え、東京に戻ってから、何が出来るかを相談。
 無傷だった新神戸オリエンタル劇場では、当面、全ての公演が中止で、2月頃から無料イベントを始める、とのことで、何か一本芝居ができないか、と検討したのですが舞台セット無しでできる芝居がキャラメルボックスには無い、しかもお休み期間中で役者が集まらない、ということが重なり、無料のビデオ上映会をして、行ける劇団員はできるだけみんなで神戸のお客さんに会いに行こう、ということになりました。
 
 ……この時、芝居を持って行けなかったというのは、本当に屈辱的でした。劇団なのに、芝居ができないなんて。
 この想いが、後の『賢治島探検記』の誕生に繋がるわけです。
 
 でも、3月6日に新神戸オリエンタル劇場で行ったビデオ上映会には、朝からたくさんの方が詰めかけてくださいました。
 当日、関西国際空港から船で港に着いたメンバーは歩きで劇場へ。僕らスタッフは前日に入って芦屋からタクシー。まだまだ全く片付いていない神戸市内の様子に唖然としながら劇場に到着。
 役者達が劇場に着いた頃にはすでにお客さんが劇場の前に並んでいたので、15:30開場16:00開演の予定だったのに、11時過ぎには開場し、僕と西川が舞台に出て前説を開始。これがキャラメルボックス史上最長の前説ですね、5時間。他の役者達もロビーに出て、ロビーのお客さんたちとお話。地震で恐かったこと、避難先で大変なこと、などいろんなお話を聞いたりし続けました。
 そして上映したのが、『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』と『広くてすてきな宇宙じゃないか』。みんなで笑い、泣き、楽しい1日を過ごしました。
 
 その後、キャラメルボックスでは公演ごとに「出演者全員のサイン入り色紙」を販売し、「義援金ポストカード」を作ってお金を集めて、あしなが育英会( http://www.ashinaga.org/ )の「震災遺児育英基金」に寄付を続けました。その後、震災遺児のための「レインボーハウス」の基金に変更。今でも、ポストカード販売は続けています。
 
 8月12日から、新神戸オリエンタル劇場で『また逢おうと竜馬は言った』を上演。3月にお会いしたお客さんたちと再会。
 それからも、毎年最低でも2公演を神戸で行ってきています。
 
 「レインボーハウス」のこどもたちも、もう大きくなり、何度かキャラメルボックス公演にもご来場くださっています。
 
 あの大震災から17年。
 僕は、いつも神戸のことを考えて生きてきました。
 1月17日のことも、3月6日のことも、一生忘れません。
 これからもずっと、神戸を応援していきます。
 また近いうちにうかがいます。待っててくださいねぇっ!!


2012-01-18 14:13  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『トリツカレ男』の顔合わせ&読み合わせでした。 [トリツカレ男2012]

 すみません、いきなりですが。
 何日か前から書きためてきた今日のための阪神・淡路大震災についての思いを込めた日記の完成形を会社に置いてきてしまいました……。明日、アップいたします。
 
 いつもだったらEvernoteにアップして自宅と会社をシームレスでやりとりしているのですが今日に限って。

 なんでそんなことになったのかというと、今日は『トリツカレ男』の顔合わせ&読み合わせ。
 
 星野真里さんと金子貴俊さんというゲストを迎えて、お互いに緊張した状態での顔合わせ。
 金子さんは『つばき、時跳び』でご一緒しているのでOKなんですが、星野さんは今日が初めて。
 
 なにしろ、成井が原田知世さんとともに大好き、という女優さん。
 
 ぶっちゃけ、稽古終了後の懇親会でも、星野さんの向かい側に座らせてあげたのにほとんど会話ができず、星野さんが帰られた途端に「あぁぁぁぁっ、緊張したぁぁぁぁっ!!」とか言ってる始末。
 
 星野さんはかわいいし、金子さんはいいヤツ(畑中と阿部丈二と同い年)だし盛りあがりすぎた懇親会。
 
 いよいよ来ますよ、キャラメルボックスの春。
 
 今日はなにしろ阪神・淡路大震災の日だったので早起きしまして、もう超眠いのでこのへんで。


2012-01-18 01:18  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『夏への扉』、奇跡のDVD化決定っ!!『トリツカレ男』初日に発売いたします!! [夏への扉]

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 2011年3月に上演した『夏への扉』のDVD化が決定しました。
 
 当初、原作が海外のもので、その舞台化の版権取得の複雑さから映像化は99%不可能だろう、と判断しておりました。
 が、上演中の3月11日に東日本大震災が起き、ご来場予定のお客さまの半分以上がキャンセルされご覧いただくことができなかった、という事情を考えて、当社プロデューサー・仲村和生が根気よく本国と交渉し、DVD化を実現させました。
 
 これを、『トリツカレ男』初日の2月16日に発売いたします。
 
 今見ても、まだ、当時毎ステージ揺れに怯えながら上演していた日々のことを思いだして胸がぎゅぅっとなるのですが、そんな中で渾身の演技をお届けし続けた役者達の文字通り命懸けのステージを、せめて映像でお楽しみください。
 
 親友だと思っていた男、愛してくれていると思っていた女性、両方に裏切られた上に冷凍睡眠させられてしまう、という全てを失った男と、その愛猫の、愛と勇気と冒険の物語。キャラメルボックス結成当時から「劇団員必読書」にも指定されていた『夏への扉』の舞台化。

 0.1パーセントの可能性に懸けて交渉を成立させた仲村和生プロデューサーの心意気も、是非お楽しみくださいっ!!


2012-01-16 12:10  nice!(11)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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1月20日(金)午前10:20頃から、神戸の「Kiss FM KOBE」に出演します。 [速報!!]

 1月20日(金)午前10:20頃から、神戸の「Kiss FM KOBE」(89.9)の「4 SEASONS」という番組( http://www.kiss-fm.co.jp/program_blog/4seasons/ )に僕が出演します。
 「1・17を忘れずに語り継ぐために」という企画のゲストです。
 実は電話出演なのですが、今録音が終ったところです。自宅からだったので、なんかテンションが低かったかもしれない、と反省中……。
 しかも、阪神淡路大震災の頃の話やそこから今までのことをもっと話をしたかったのですが、ついつい東北ツアーの話になってしまいまして。でも、東北応援無料ツアーで上演した『賢治島探検記』は阪神淡路の時の無念が発端で準備できた作品なので、神戸の皆さんの想いもいっしょに東北に持っていくことが出来た、という前提でラジオを聴いていただければ、と思います。

 ……あっ……。まだ言っちゃいけないことも口走ってますのでお楽しみにっ!!
 
 それにしても、もう16年ですか。
 このことは、17日にじっくり書きたいと思います。


2012-01-13 13:10  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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巨大地震から10カ月。さぁ、明日へ。 [東日本大震災]

 3月11日の巨大地震から10カ月が過ぎました。
 
 あの日、キャラメルボックスは19時開演のステージを控えて、みんなは基本的に16時入り予定。が、僕たち数名と新人たち、衣裳・小道具部のメンバーなどが早めに14時から劇場に入っていて、僕らは会議。
 会議を終えてお手洗いに行ったところで、14時46分、大きな揺れが来ました。
 
 大急ぎでトイレの外に出ると、窓の向こうでビルがぶんぶん揺れて、ぶつかり合いそうになっており、真下に見える首都高速道路が波打っておりました。
 
 ビル全体に非常放送が入り、僕たちは1階の駐車場に避難。そこで、宮城県沖が震源、マグニチュード7.9(後にモーメントマグニチュード9.0と訂正されました)、宮城県内で震度7、という情報が入りました。東京は「5強」らしい、とのこと。
 これは大変なことになった、東北はどうなってるんだろう、などと考えつつ、20分ほどで各フロアに戻っていい、ということになり劇場に戻るやいなや、15時15分、またしても大きな揺れが。
 再び駐車場へ。
 携帯のワンセグ放送からは、東日本沿岸に「大津波警報」というのが出されております。「大津波」って何?!聞いたこと無いぞ?!
 それからしばらくして再び劇場に戻り、スタッフは舞台や照明のチェックへ。
 僕は楽屋で情報収集。
 すると……東北沿岸に津波が、しかも2004年のスマトラ島の大津波の時の映像よりもはるかに大規模なものが……。
 
 この瞬間から、僕は「強くなる」ことを要求されたように思います。
 つまり、僕や自分の家族や社員・劇団員は幸いにも命を奪われずに済みましたが、大津波をテレビ越しに見た時点で「何万人も亡くなるぞ、これは」と直感し、つまりはその人たちの周囲の人たちが悲しみにうちひしがれ、様々な産業が窮地に立たされる事態が起きるだろうことを想像し、製作総指揮であり代表取締役である立場の僕は、みんなが呆然としているときでも先頭に立ってみんなを応援していかなければならない、と、誓ったというよりも必然的にそういうスイッチが入ったのです。
 こんな仕事をしている自分たちなので、自分たちのことで精一杯だったわけですが、これからはたくさんの人たちを応援したり助けたりすることが必要になる、だとしたら今まで通りではダメで、もっともっと強くならなければならない。そう、決めたのです。
 
 Twitterやいろんな人のブログでも、ただただ不安を煽るだけのような発言が相次ぎ、しかしそういうのは調べてみたら想像だったり妄想だったり別な意図があったりで、あぁ、こういうのがパニックっていうんだな、とものすごく冷静になってしまいました。
 あの晩のTwitterは、本当にいろんな人の人間性が見えちゃった日でもありました。
 逆に、ヨメが大ファンなのでフォローしていた氣志團の綾小路翔さんが、不安がっているファンの方々に一人一人コメントを返しているのを見て、エンターテイナーにもこういう時にするべきことがあるんだな、と実感。僕らも、役に立てることがあるのならできることは全部やっていこう、とあらためて感じました。
 
 その後、「このあと、東京はどうなっちゃうんだろう」とか「原発の放射能が首都圏を襲ったら」なんていうことを言うエライ人もいて愕然。そうじゃないだろう、東京なんて幸せなもんじゃないか、今、沿岸の人たちは津波にのまれたときのままの服で避難所や高台やビルの屋上でこごえながら一夜を過ごしているんだ、その人たちのことを心配してるんだよ僕は、こっちは当面助かったんだから全力で被災した人たちのことをなんとかする方法を考えようよ、と、「想像力」や「人が人を思う気持ち」に欠ける「エライ人」がけっこういることにも気付きました。
 
 その後、劇団員・社員一丸となって文字通り必死で頑張り、ついには10月に、たったの7日間ではありますが、東北3県に行くことができました。
 おそらく劇団内の誰よりも震災の情報は仕入れていたので、田野畑から気仙沼に向かう途中で通った陸前高田の惨状を見ても、胸が痛む、という感情ではなく「これを復興するんだな、僕たちは、これから。大変だけど、なんとかしよう」という強い希望の気持ちの方が強かったです。
 
 関東以西の皆さん、あれだけ揺れが大きく規模が大きく範囲が広い地震があったのですから、これから20年くらいは同じ規模の地震が日本のどこで起きてもおかしくない、とあの当時テレビで言っていたのを覚えていますか?そしてそれに対して、今起きてもいいように備えていますか?特に東京の皆さん、3月11日どころじゃない「震度7」の地震が来ても、大丈夫ですか?今起きたらどう行動するか、心の準備はできていますか?モノの準備は足りなくてもなんとかなりますが、心の準備は必要不可欠です。心の準備をしながら、日常を楽しく必死で生きなければならない、という物凄く大変なことを僕らは要求されているのです、地球から。
 
 北海道から千葉県まで、そして長野、新潟で震災被害に遭われた皆さん、その後の台風被害に遭われた皆さん、そしてご家族や大切な方を亡くされたり大切なものを失ったりした皆さん、今でも、日本中の、いや世界中の「人が人を思う気持ち」を持った人たちが、皆さんのことを思い、「次にできることはなんだろう?」と考えています。決してあきらめないでください。必ず、なんとかします。今は、いろんな考え方のぶつかり合いで時間はかかっていますが、一部の自分の利益のことだけを考えている人たち以外は、いろんなプロの人たちが頭脳と知識と技術を駆使して全力で皆さんの町を震災前よりも良い町にするべく戦っています。
 なんたって、かつてアメリカに雨のように爆弾を降らせられて、いくつもの都市が壊滅状態になった後に、自動車産業やエレクトロニクスで世界一の座に付くまでに至ったこの国です。皆さんを助けた上で、逆に震災前より素敵な町にしてくれるのではないかと思います。
 

 さて。
 笑顔集団キャラメルボックス、2012年の第一弾は、せつないのにこれ以上楽しい芝居はキャラメルボックス史上無いのではないか、と僕自身思う、『トリツカレ男』っ!!
 とりあえず、東京の皆さん、がんばろうっ!!がんばろうっ!!がんばろうっ!!

 http://www.caramelbox.com/


2012-01-11 22:02  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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お正月のことと、今年のキャラメルボックスの「年賀状」のことと。 [つれづれなこと。]

 2012年になり、10日が経ちました。
 そして、まもなく1月11日、震災から10カ月。
 
 年末年始のテレビ番組で、ここのところ忘れ去られそうになっていた東日本沿岸の方々の様子があらためて報じられて、まだまだ復興どころではない状況、ということが日本中に伝わったかと思います。
 津波で流された皆さんのこと、まだ見つかっていない方々のこと、仮設住宅で年を越した皆さんのことを思うと、僕はいまだ喪に服している気持ちでおりまして、心から新しい年が来たことを喜べないままでおります。
 
 キャラメルボックスとしても、今年は「年賀状」ではなく、「寒中お見舞い」とさせていただきました。よって、松が開けてから届くように、1月7日に発送しております。そこには楽しいお知らせが載っておりますので、お楽しみにっ!!
 
 そして、震災後、とにかく日々仕事だけに集中してきたため「日常」が無くなっていたものですから、クリスマス公演終了後、仕事納めの日の翌日から「とにかく休む」ことに集中しました。正月明けまで、子供たちと遊び続け。そして、年が明けてから大掃除に着手しています。
 なにしろ、10カ月もの間、ほとんどゴミをまとめることさえもできないまま突っ走ってきてしまったので。
 2012年を突っ走るために、今は自分で自分を日常に戻す作業をしている、というところです。
 
 しかも『トリツカレ男』は再演。初演時の選曲には満足しているので、演出から要望が無い限り変える予定がないので、去年のお正月のように新作『夏への扉』のことを考えるとお腹がキリキリしてお雑煮も食べられない、という状況でもありませんので僕にとってはいい転換点かと思っています。
 
 去年まではとにかく震災と原発事故で被災され、避難されている方々をいかに助けるか、ということに主眼が置かれていましたが、これからは「いかに生活を安定させてさしあげられるか」にかかってきていると思います。
 関東から西の我々にとってはただ寄付をする段階では無く、いかに東北の産業を復活させるか。岩手県や宮城県や福島県や茨城県の産品を意識して食べたり使ったりする、ということから始まって、ガンガン観光に行く、ということも重要なアクションだと思います。被災地域まで行かずとも、スキーや温泉は是非東北でっ!!
 
 あ、東北に行ってお金を使う、と言えば、キャラメルボックスが90年代に2度ほどやった「シアターエクスプレス」なんて、まさに今やりどきだと思うのですが、いかがでしょうか、JR東日本さん? ※96年開催の時のレポートはこちら→→→ http://www.caramelbox.com/stage/texp/home.html
 
 4日の日記にも書いた通り、これからキャラメルボックスは切り札を切り続けます。やりたいことは寝かさずにどんどんやっていきます。また公演をやりすぎてご迷惑をかける可能性が無いではありません。
 が、立ち止まっている場合じゃありません。
 早稲田出身の先輩劇団「第三舞台」が解散した(する)今、キャラメルボックスは1980年代の「小劇場演劇」出身で「劇団」として商業的に活動している唯一の劇団となってしまいました。……まぁ、第三舞台も10年ぶりなので、ちょっと違うかもしれませんが。
 
 2011年、ル テアトル銀座の前の方にしかお客さんがいらっしゃらない状態で上演した『夏への扉』の。ハーフタイムシアター2本立ての。そしてそのタイムテーブルの空いているところで上演した『賢治島探検記』の。その『賢治島探検記』にゲストとして西川が歌の出演をした時の。緊急公演『銀河旋律』の。3月時点では開催が危ぶまれていたサマーツアー『降りそそぐ百万粒の雨さえも』の。『ナツヤスミ語辞典』の。『賢治島探検記』東北ツアー各会場での。『流星ワゴン』のラストシーンが終って暗転する寸前の。『飛ぶ教室』の。
 たくさんの熱い拍手に、僕たちは支えられて2011年を終えました。
 
 拍手という花束のために、そしてその花束を抱えて東北のみなさんを応援するために、まもなく、キャラメルボックスの2012年がスタートします。
 
 赤坂ACTシアターでお会いしましょうっ!!



……が、少しぐらいはお正月らしいことも。

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去年は恐がって泣いていたのに、
今年はニコニコで獅子舞のお獅子に頭をかじってもらった、
もうすぐ6歳になるウチの長女・みうたん。

盛岡在住の父も、正月は東京に来ておりまして、
孫と遊べで楽しそうでした。


2012-01-10 22:52  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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2012年夏は、『アルジャーノンに花束を』をやります。 [製作総指揮としてのお知らせ。]

 『流星ワゴン』千秋楽を終えた後、「新年の挨拶を書いてください」と前もって言われていた原稿に着手しました。

 
 明日がどうなるかわからない状況で、翌年の抱負など書けるわけがない、と思いながら、トライアスロンパスも買っていただいているし、ということを念頭に、とりあえず『流星ワゴン』は終ったので、書きました。

 僕の、新年のご挨拶はこちら。
 http://www.caramelbox.com/greeting/

 今年はとにかく外しませんよ。
 お金を貯めて、自力で東北に行きたいんです。
 いっぱい観に来てください。
 いっぱいグッズを買ってください。
 そして、企業の皆さま、ウチの俳優をアフレコやドラマやCMに使ってください。
 僕でよければ、できることはなんでもします。

 春は、『トリツカレ男』と『容疑者χの献身』なので音楽監督的には今から夏の『アルジャーノンに花束を』に向けてアンテナを張り巡らす、という状況です。あ、『容疑者χの献身』の裏でもう一本やる予定なので、そっちの準備も(そっちの方が大変のような)。

 今年一年、いや、これからずっと、いつ死んでもいい覚悟でやっていきます。

 切り札を切り続けます。

 今年もよろしくお願いいたします。


2012-01-04 00:49  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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始まらないかもしれなかったクリスマスツアー『流星ワゴン』が、終りました。本当にありがとうございました。 [流星ワゴン]

 『流星ワゴン』東京千秋楽が終りました。
 最後の(はずの)三本締めを、入団19年目の菅野良一が担当。お客さんの前でのフリートークがよっぽど楽しかったのか、締めるはずが全く締まらないだらだらトークで場内を大爆笑の渦に。
 そして最後は全員正座で、西川がご挨拶。
 さすがリーダー。
 ビシッと締まりました。
 
 今年3月の『夏への扉』終了後の時点では、先のことなどわからないから2公演ずつやれるかどうかを考えていこう、と決めました。
 が、直後の4月に西川が脳梗塞で入院。目の前が真っ暗になりました。
 しかし、走り続けました。
 ハーフタイムシアター2本立てと並行しての緊急公演『賢治島探検記』、直後の緊急公演『銀河旋律』。
 『銀河旋律』の前売が始まった時点でサマーツアーと『ナツヤスミ語辞典』は開催、と決めた時の喜び。小規模公演『飛ぶ教室』も。
 全力で観に来てくださるお客さんに支えられて、ついにクリスマスツアーの開催も決定。
 そして東北公演に行くぞ、と決めた時の覚悟。
 
 こんなに一公演一公演綱渡りで上演してきた1年は、当然初めてです。
 
 初日が開くことなど、4月や5月の時点でさえ想像だにしていなかった、クリスマス公演。
 西川が出演できることを夢見てはいたものの、直前まであまり良くない状態でした。
 が、神戸でたくさんのお客さまに迎えられてスタートして、なんと西川が快方に。
 
 そして迎えた東京公演。
 しかし、まだまだ東京のお客さんたちは、震災時の帰宅困難のトラウマからの「平日の夜は真っ直ぐ帰宅」という空気は消せず第一週の平日は770人のサンシャイン劇場に300人ほどのステージも。ところが2週目から増え始めて、土日の超満員の余波で3週目にはほぼ1階席が埋まるところまでに。
 終ってみれば、今年の東京公演で最高の動員数となりました。
 
 以前も書きましたが、僕は東北に行った後、最もやるべき仕事は東京の人たちに元気を届けること、と誓いました。
 重松清さんの原作にあるメッセージに、キャラメルボックスの想いも乗せて走り続けた『流星ワゴン』は、次々とたくさんの乗客を呼び、今日の千秋楽ではびっしり超満員、最後のキャンセル待ちのお客さままで入りきったところで残席ゼロ、お帰りいただく方もゼロで開演、という奇跡的な状態に。
 開演後にご来場くださった方々には残念ながらロビーのモニターで見ていただきましたが、奇跡を積み上げてきた今年にふさわしいエンディングとなりました。
 
 3月11日以来、たくさんの地震が東京にも起きました。
 しかし、なんとキャラメルボックス公演中は、開演寸前や終演直後、ということはあっても上演中の震度3以上の地震は一度も無く、なんと1ステージも中断すること無く今年を終えることが出来ました。
 開場時間からカーテンコールまで、一秒たりとも油断すること無く緊張を解くこと無く地震を監視し続けてきて、今日の日を迎えることができ、本当にホッとしています。
 
 年末年始は、ここのところ毎年行ってきた『CARAROCK FESTIVAL』は行わず、2011年の10公演を支えてきた製作部スタッフを休ませてあげようと思います。
 
 どんなに言葉を重ねても、今年、皆さんからいただいた力や勇気に対しての感謝は語り尽くせません。
 
 今日が迎えられ、終えられたことは、本当に本当に、一生忘れられません。
 
 この感謝の気持ちは、来年からのキャラメルボックスの活動で必ずお返ししていきます。
 2012年も、よろしくお願いいたしますっ!!
 
 ありがとうございましたっ!!


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みんなで手を繋いで万歳。
こんなカーテンコール、キャラメルボックスではおそらく初めて見ました。
出演者も、みんな嬉しさが爆発したのでしょう。


2011-12-25 19:39  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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C-COMさんが来てくれましたっ!! [流星ワゴン]

cameraroll-1324538077.jpgこれはですね。


お客さんには全く関係の無い話と言えばそれまでなのですが。

「C-COM(シーコム)さん」というのは、大道具制作会社で、もう、かれこれ20年くらいは御世話になっているのです。

ちなみにその社名のいわれは「仕込む」から……。

キャラメルボックスに限らず、小劇場、中劇場の劇団・演劇公演のほとんどの大道具を、このシーコムさんが作っていると言っても過言ではないのではないでしょうか。

がっ。
いつも仕込みではお会いするのですが、芝居を観に来てくれる、ってことはほとんど無かったのですね。

ところがこのたび。
ウチの舞台監督の矢島健さんが「21日の夜、キャラメルボックス、お客さんが入ってないみたいだから来てよ」と声を掛けてくださり、なんと、7人もの大人数で観に来てくださったのですっ!!

なんと頭領のナベさんなんて、なんと初キャラメルボックスっ!!

健さんに聞いたところによると、これだけのメンバーと人数で芝居を見に行ったことなんて聞いたことが無い、とのことっ!!

ほんとにほんとにありがとうございますっ!!

この写真、慌てていたのでiPhoneで撮ったのですけど、おそらく、演劇界の人たちが見たら大爆笑してくださるのではっ?!

シーコムの皆さん、これからもよろしくお願いいたしますっ!!


2011-12-22 18:35  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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まだ『流星ワゴン』にご来場になる予定がない皆様へ。 [流星ワゴン]

 さて。
 今日のステージを終えると、『流星ワゴン』は残り11ステージになってしまいましたっ!!
 主に、まだ『流星ワゴン』をご覧になっていない方に向けて、今日は書かせていただきます。
 
 毎日朝から午後2時までの間にちょっとずつ修整しながらアップし続けてきている「今日のキャラメルボックスブログ」にちょこちょこニュースを書いておりますので、「あっ、今日行こうかな?」と思ったら、是非ご覧になってみてください。
 http://caramelboxtoday.blog.so-net.ne.jp/
 
 10月に東北応援無料ツアー『賢治島探検記』をやってきて、『飛ぶ教室』が終り、神戸で幕を開けた『流星ワゴン』。
 東京公演が始まってから感じるのは、やはり東京の人たちのライフスタイルが完全には元には戻っていない、ということです。
 例年は、12月に入ると僕らが劇場を出て帰宅する夜22時〜23時代なんて、もう電車はぎゅうぎゅう、池袋の街には忘年会のサラリーマンがいっぱい、という状況だったわけですが、今年は、忘年会っぽい集団を見かけるのは土日ばかり。平日の夜はすいすい街を歩けますし、電車も隣の人と触れ合わない程度の混雑。逆に、18時〜20時くらいの混雑が物凄いのです。
 これはもう、平日はとにかく一刻も早く帰宅する、というふうに変わってしまった、ということなのだと思います。
 大量の帰宅困難者が出た3月11日のことが、いまだにみんなの脳裏に過ぎり、心に大きな傷を作っているのだなぁ、と感じます。
 
 僕らは地震直後から都心に通って芝居をやり続けてきているので、特に地震前と後の街の様子の違いを強く感じます。
 
 サンシャイン劇場に通うのは8月以来ですが、この数ヶ月の間に、よくお世話になっていた飲食店がいくつもなくなりました。飲食業も厳しいとは聞いていたのですが、これほどとは……。
 
 街をよく見ていると、平日夜に宴会をしているのは若い人たち。
 やはり、そんなに長い間じっとしていられなくなったのかな、と思います。
 
 30代、40代で家族を持っている人たちが、早く帰ってしまうのだなぁ、いまだに、と思います。
 しかし。
 家族が大切なのはもちろんですが、それ以上に、その世代の人たちがもっとバリバリに頑張らないとこの不景気と震災で停滞した日本経済は好転しないと思うのです。
 『流星ワゴン』は、特にそういう方々にご覧いただきたい舞台です。
 
 東北から帰ってきて一番強く思ったのは、「さて、次は東京だ」ということでした。
 僕らは、芝居で東京の人たちに元気になってもらいたい。
 初めて出会う東北の人たちの心に届けた熱い風を、今度は東京の人たちに届けなければならない、ということでした。
 
 街が津波に完全に破壊された街で、歯を食いしばって頑張っている人たち。
 原発の事故で頑張りたくても頑張れない人たち。
 今、苦しんでいる人たちがたくさんいるこの国で、最も人口が多い東京。
 その東京がどんよりしていては、東北を助けたくても助けられないと思います。
 
 見えない放射能、いつ来るのかわからない、いつ来てもおかしくない地震。
 いつまでも恐れているのでは無く、きちんと頭で理解して、自分の危機管理は自分で行い、いっしょに暮らしていく。今はそんな時期に来ていると思うのです。
 
 心の中にもやもやしたものを持っていらっしゃる方には、本当に、『流星ワゴン』をご覧いただきたいです。
 一緒に涙を流し、最後の暗転で一緒に拍手をしましょう。
 
 きっと、劇場をあとにする時には、「今自分がすべきこと」が明確に見えているのでは無いかと思います。
 
 そう、今公演では、今までにはなかった現象が起きています。
 ご夫婦やカップルでご来場のお客さまが、かなりの確率で手を繋いで帰られていくのです。
 お子様連れのご夫婦までもが。
 
 つまり。
 そもそも重松清さんの原作『流星ワゴン』は、夫と妻、父と子、という家族の絆の限界状態を描いた作品で、それを、家族ものを上演し続けて26年のキャラメルボックスがやるわけですから、おそらく最強の「家族の絆の物語」になっているのです。
 このお芝居を観た後は、「恥ずかしい」とかではなくて、本当に、彼女の、妻の、手を繋ぎたくなるのです。
 
 そして帰りがけによく言われるのが「今晩、お父さんに電話してみます」という若い方たち。
 
 ただ「一緒にいる」だけが家族を大切にすることじゃないと思います。
 もちろん、ご家族で『流星ワゴン』をご覧くださるのが一番オススメですが、それが難しいのなら、まずはあなたがご覧ください。
 
 ご覧になった方々の感想が気になる方は、Twitterで「流星ワゴン」や「キャラメルボックス」で検索してみてください。


2011-12-16 19:51  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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3月11日の巨大地震・津波から9ヵ月が経ちました。 [東日本大震災]

 3月11日の巨大地震・津波から9ヵ月が経ちました。
 
 テレビで、更地のようになった津波に流された沿岸の町が映っても、あれは過去のことだ、と思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、冗談じゃない、流された街はがれきが撤去されて、引き取り手が無いまま山積みにされ、町まるごと更地のまま。いまだにそのままで、人々は仮設住宅で必死で生きているのです。
 
 災害直後のような直接物資を送る支援ではなく、今大切なのは被災した方々の「経済」、つまり「生活」を守る仕事や収入源を用意したり整備したりすることに移ってきておりますね。
 直接の被害が無かった地域の人間としてできることは、ボランティアとして何かの手伝いにいくこともよいですが、「観光」に行くことで被災地の現実をあらためて自分の目で見てくることや、たっぷりお金を使ってくることがベストなのでは無いかと思います。たくさんの人が亡くなったところに「観光」に行くことには不謹慎という感情がはたらいて抵抗があるかもしれませんが、それ以上に、生き残った方々を応援することや、東北の現状を自分の周囲の人たちに伝え続けていくことはとても重要だと思います。
 
 福島に関しては、ついに自衛隊による除染活動が始まりました。途方もなく、気が遠くなるような作業ですね。頭が下がります。

 僕らとしては、自分たちの間接的な被災をお客さまの力で4ヶ月で乗り越えさせていただき、7ヶ月目に東北応援無料ツアーを行わせていただくことができました。東北ツアーで行った先でも、「次は観光でのんびり来てくださいね」とたくさんの方に言われました。
 
 ところが。9ヶ月目の今、なんとその東北ツアーで出会った方々がサンシャイン劇場にご来場くださり、再会を果たしています。
 運良く生活が落ち着いた方々にとって、次に必要なのは心の栄養なのですね。
 特に今回の『流星ワゴン』は家族の絆の物語。震災でご家族を亡くされた方ともお話ししたのですが、『賢治島探検記』では「あの人は銀河鉄道に乗っていったんだなぁ」と、あらためて心の整理ができ、『流星ワゴン』では「いつも近くで見てくれているんだなぁ」と、優しい気持ちになれた、とのこと。
 キャラメルボックスの連中の全身全霊の演技が、少しずつ、彼女の心の癒しのお役に立てているようです。
 
 被害に遭われた方々のこと、地域のことは決して忘れずに、一歩ずつ前に向かっていくためのお手伝いを、これからもコツコツと続けていきたいと思います。
 
 今日の14:46、キャラメルボックス、ネビュラプロジェクトを代表して黙祷いたしました。
 やすらかにおやすみください。


2011-12-11 15:24  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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キャラメルボックス『流星ワゴン』(原作・重松清)のテーマソング「スターライトパレード/SEKAI NO OWARI」のこと。 (←ネタバレ、と思われる可能性あり) [流星ワゴン]

 一部、ネタバレブログ( http://caramelbox-netabare.blog.so-net.ne.jp/ )と重複しますが、今回のテーマソングのことを少し(←これでも少しなんです)。
 
 使わせていただいている曲のことなので、厳格に言えばネタバレにあたりますから、過敏な方はこの後は読まないようにしてください。

 ダンスシーンの曲の選曲締め切り日である10月1日までに「コレ」という曲が決まらず、2日を過ぎた、忘れもしない東北応援ツアーに発つ前日の10月3日の午前10時52分。
 
 メールチェックをしながらかけていたラジオ(TOKYO FM「Blue Ocean」)から、煌めくような曲が流れてきました。
 瞬時に僕の選曲アンテナに引っかかり、ググッと集中して聴いてみると、なんと歌詞までもが『流星ワゴン』にぴったりっぽいぞ、と驚愕。
 すかさずケイタイにブックマークしてあるTFMのオンエアリストを見てみると、まだCD発売も配信も決定していなくて、ラジオでしか聴けない「第1回NHK・民放連共同ラジオキャンペーン」のキャンペーンソングだったのです。
 
 それが、この「スターライトパレード」

スターライトパレード

スターライトパレード

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: CD

 新曲の発売、日本武道館公演と全国ツアーの準備で大忙しだったSEKAI NO OWARI(通称・セカオワ)のスタッフの方からなんとか音源を入手してあらためて聴かせていただくと、曲だけでは無く、歌詞があまりにも『流星ワゴン』にぴったりすぎて全身鳥肌が立ちました。
 即日、『流星ワゴン』のテーマソングに決定しました。
 
 神戸公演の初日以来、終演後のロビーに立っていると、何度となく「書き下ろしですよね?」と聞かれます。
 いえ、違うんです。本当に、偶然に、いや、奇跡的にラジオで出会った曲なのです。
 僕たちは、それをお借りしているだけなのです。
 
 神戸公演でご覧くださった20年越しのお客さん(特に厳しい見方をする方)から、数千字に及ぶ超長文のメールが届きまして「うわ、また厳しい批評かっ?!」と身構えて読んでみたら、中身は、「スターライトパレード」とこの芝居がどれほど合っていたか、合っていたことによってどれほど自分が感動したか、CDをショップで購入して帰宅してあらためて歌詞を読みながら聴いてみて、あらためてさらにいかに感動したか、この曲が存在したことによって『流星ワゴン』がどれほど凄い舞台になっていたか、などなど、全編、「スターライトパレード」絶賛の内容でした。
 この方にこれほどまでに褒められたのは生まれて初めて。どんな偉い人に褒められるよりも、嬉しかったです。
 
 神戸公演中の11月22日に行われた日本武道館ライブがSOLD OUT。翌23日にようやくシングルCDが発売。
 翌週には「CDTV」で14位!!
 SEKAI NO OWARIの皆さんも、所属レコード会社のTOY'S FACTORYの皆さんも、目が回るような忙しさだったと思います。なので、CDの発売日に劇場に置くことが出来ず、僕が自分で三宮のHMVやTOWER RECORDSの担当の方に連絡をして連携を取り、多めに入荷していただくようにお願いし、新神戸オリエンタル劇場のお客さまに、昼の回の終演後はHMVヘ、夜の回の終演後はタワーへ、とご案内をし続けました。
 
 そして、今週火曜日、ようやくTOY'S FACTORYから盤が届き、劇場ロビーで販売ができるようになりました。
 
 先週の火曜日、実は僕は、この曲との出会いを設けてくれたTOKYO FMに行きました。
 午後の人気番組「シナプス」に出演させていただくためです。
 
 「シナプス」のDJのやまだひさしさんは、解散した超人気劇団「夢の遊眠社」出身で、そんなこととは知らなかった僕は金曜夜の「ラジアン・リミテッド」をよく爆笑しながら流し聞きしておりまして、「すんげぇ素敵で知的なアホやなぁ、この人」って感じに思っていて大ファンで。
 それがたまたまTwitterにいらっしゃることを知ってフォローして、なにかの拍子に「じゃ、電話出演して」みたいなことになって、その後やまださんがキャラメルボックスを観に来てくださって飲みに行ったりということがあり。
 夏に、節電自転車、という企画が番組であって、自分の曲をラジオでかけたいミュージシャンに自転車で発電させながら実際にDVDデッキをまわさせる、というものだったわけですが、冬も節電、ということでまた始まったのです。で、僕は、自分の曲じゃなくてSEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」をかけるために、自転車をこぎにいったのです。

 以前、坂上みきさんの番組に出させていただいたいたときは収録だったのでもっと狭いスタジオだったのですが、今回はなんたってTOKYO FMの生放送の本丸、アースギャラリーですっ!!スペイン坂スタジオ、Midtown Studio、なんてサテライトですよっ!!ここが本丸っ!!
 窓からは皇居が一望っ!!いいんですかっ、こんなに皇居の中が見えちゃってっ?!
 つまり、僕は皇居を見下ろしながら自転車をこぐわけで……。天皇陛下、ごめんなさい……。
 
 スタジオに到着するなり、自転車の練習。そして、いきなり本番。
 本当に、自転車にメーターが付いていて、「ここまで以上じゃないと曲が止まりますので」と言われてこいでみると、むちゃくちゃハイスピードじゃないですかっ!!しかしっ!!「スターライトパレード」を止めるわけにはいきません。ぼたぼた汗を落としながら、足の位置を調節しつつ、5分45秒、こぎきりましたっ!!
 
 で。
 
 こいでいる間、久し振りにじっくりと「スターライトパレード」を聴いていました。
 毎晩、YouTubeでこの曲のMV( http://youtu.be/CJbI-5kkkqc )を見ているのですが、何かをしながらなのでじっくり歌詞を聴くことはなくて。
 
 この曲が、キャラメルボックスを経由して重松清さん原作の『流星ワゴン』と出会ったことで、「重松清さんの『流星ワゴン』」から「キャラメルボックスの『流星ワゴン』」になれたんだなぁ、とか。この曲があったおかげで、あんなに素敵なダンスシーンが生まれたんだなぁ、とか。そして、この曲が無ければ「キャラメルボックスの『流星ワゴン』」は終われなかったな、とか、いろんなことを、節電自転車をこぎながら考えていました。
 
 SEKAI NO OWARIのファンの方たちにとっては、CD、あの素晴らしいMV、ライブ(昨日は仙台でしたね)、でしか「スターライトパレード」に出会ったことがないと思いますが、今、サンシャイン劇場で行われているキャラメルボックス公演では、「スターライトパレード」が立体化され、生の役者達が演じるもう一つの「スターライトパレード」が日々行われています。
 
 セカオワのライブ以外で、これほどの爆音で「スターライトパレード」を聴くことができる機会は無いと思います。
 しかも、CD版の音を最大限に良い音で聴いていただけるように、スペシャルチューニングも施しております。
 
 加えて、ウチのグッズデザイン担当・井上恵はもともとセカオワファン。
 売り場のPOPにも気合いが入っております。
 
 間違いなくTOY'S FACTORYさんの宣伝戦略には無かった、別な線路を走りながら「スターライトパレード」を大好きになってくださる方を増大させる舞台が、12月25日まで勝手に続いていきます。
 
 キャラメルボックス・サポーターの皆さんは、是非SEKAI NO OWARIのミュージック・ビデオを見てからご来場ください。

 http://youtu.be/CJbI-5kkkqc
 
 SEKAI NO OWARIのファンの皆さんは、過去のキャラメルボックスのダイジェストビデオ( http://youtu.be/Pdks5n5AsyE )などをご覧いただき、「同じ時代に生きていて、同じ想いを別な表現で生身の身体で表現しているヤツらがここにもいる」ことをご確認のうえ、気軽にご来場ください。
 当日券情報は、「今日のキャラメルボックス」というブログ( http://caramelboxtoday.blog.so-net.ne.jp/ )で、これまた僕がお届けしておりますっ!!
 
 そして、わからないことがあったり、質問したいことがありましたら、遠慮無くメールやメッセージやコメントをください。
 僕のメールアドレスは、 katoh@caramelbox.com です。
 Twitterは、 @KatohMasafumi です。


2011-12-09 01:52  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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怒濤の9カ月を越えて、『流星ワゴン』初日が開き、2週目に入りました。家族の絆の物語を、是非体験してください。 [流星ワゴン]

 『流星ワゴン』東京公演の初日が3日(土)の14:00の回で開き、すでに3ステージが終了しました。
 
 その初日と二日目。
 
 なんと、昼の回でも夜の回でも、『賢治島探検記』東北ツアーで巡った東北の方々といきなりの再会!!
 「何人か来てくださったら嬉しいけど、この冬はまだまだ厳しい状況だからなぁ……」と思っておりまして、まさかこんなにすぐ再会できるとは思ってもおらず、危なく涙が出そうになりました。
 そして仙台公演に尽力してくださった尚絅高校の先生と、そのOGの方も。花巻や気仙沼でお会いした方も。山形からいらっしゃった方も。
 ありがたいことです。長いお付き合いになりそうです。
 
 そして、10月に講演を行った昭和女子大学の学生さんたちも多数。90分ハイテンションで喋り続けたので引いてる人の方が多かったんじゃないかと思っていたのですが、「今までの講演で一番楽しかったし参考になりました」とか「こんなに楽しそうに生きているオトナがいらっしゃるのだと思うと卒業するのが楽しみになりました」とまでおっしゃってくださり、いやはや、苦戦した講演でしたがやってよかったな。、と。
 
 劇団存続さえ危ぶまれた3月、必死で緊急公演の準備をしていた4月、ハーフタイムシアター2本立てをやりながら『賢治島探検記』もやっていた5〜6月、緊急公演をやって乗り越えてサマーツアーと東北公演の準備に入った7月、『降りそそぐ百万粒の雨さえも』と『ナツヤスミ語辞典』を並行してやっていた8月、『降りそそぐ百万粒の雨さえも』をやりながら『賢治島探検記』の稽古に入った9月、『賢治島探検記』東北公演に行っている間に『飛ぶ教室』の初日が開いた10月、『飛ぶ教室』の北九州公演講演から帰ってきてすぐに『流星ワゴン』の通し稽古が始まり神戸初日が開いた11月…………そんな9カ月を過ごしてきて、サンシャイン劇場に帰ってきて、何も並行していない状態で開けた東京公演。
 
 3月の時点では夏の公演さえ行えないかもしれなかったのに、なんとクリスマス公演の初日を開けることができた喜びは、筆舌に尽くしがたい幸せでした。
 そして、その過酷な状態の中で行った東北公演で出会った皆さんとの再会。
 
 僕たちは、あまりにも幸運で、あまりにも素敵なお客さまに支えられている集団なんだな、と思います。
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 まだまだ東京の夜は閑散としています。
 どうやら、みんな、家族が心配で早々に帰宅する、というライフスタイルに変わってしまったから、ということのようです。
 テレビや新聞では、「家族との絆を中心とした消費になった」という分析がなされています。
 
 だとしたら。
 この『流星ワゴン』は、まさに「家族の絆」の物語。しかも、壊れかけた家族の絆を取り戻すために必死で頑張る家族の話。しかも、「最悪の」。しかし、「最高の」。お祭り気分になりたくてもなりきれるはずがない今年のクリスマスを、『流星ワゴン』でお過ごしください。
 珠玉の名曲と、全身全霊で舞台に立ち続ける役者達がお待ちしております。

 今週の平日は、どのステージも大幅に余裕があります。土日の昼の回はほぼ満席ですので、是非平日に、時間が空き次第劇場へっ!!


2011-12-06 21:14  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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「業界最高権威 TRY認定 第12回ラーメン大賞 2011-12」に僕がっ!! [食べ物のこと。]

 『流星ワゴン』東京初日レポートの前に、まずはこちらのお知らせ。
 
 講談社から発売された「業界最高権威 TRY認定 第12回ラーメン大賞 2011-12 (1週間MOOK)」というムック本(雑誌みたいな本)。


業界最高権威 TRY認定 第12回ラーメン大賞 2011-12 (1週間MOOK)

業界最高権威 TRY認定 第12回ラーメン大賞 2011-12 (1週間MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/11/30
  • メディア: ムック

 コレ、関係無い人にはまったく関係無いんですが、「ラーメン好き」にはたまらない本でありまして、「ラーメンマニア」には必須必携、という本なのであります。
 
 なにしろ、ラーメンの達人やプロの領域の年間1000杯とか食べる人たちが、本当に食べ歩いて決めるランキングだけに、今後のラーメン店出店を企画している人たちが、この本が出てから考える、とまで言われている影響力のある本なのです。
 一般的にはラーメン好きと思われている僕でさえ食べたことが無いようなお店がたくさん載っておりまして、行かないまでも見ているだけでヨダレが出そうな本なんです。
 
 で、現時点でAmazonの「ベストセラー商品ランキング」の「本」部門で2110位という、アイドルともアニメとも無縁なムックではあり得ないところまで上り詰めているこの本にっ!!
 
 なんとっ!!
 
 僕がっ!!
 
 審査員としてっ!!
 
 ……ではなくっ!!
 
 オマケのにぎやかし企画として、「東京・大阪、アツい天下一品はココだ!!」という記事を書いているのですっ!!
 しかも見開きっ!!しかもそのページに載っている写真は全部僕の撮影っ(プロフィール写真以外)!!

cameraroll-1322632712.jpg 

 いやーーー、大学時代(おそらく1981年くらい)に、大阪出身で、今はどこかのNHKで偉くなっているはずの後輩に「かとーさん、絶対旨いですから」と連れて行かれた高円寺の環七と早稲田通りの交差点近くにできた東京初の天下一品ラーメン(その後閉店)で食べて感動して以来、30年越しで最低でも週に一度は食べ続けてきて、全国で160軒近くのお店を回っている異常なファンとしては、感無量です。MacFanという雑誌に載ったときと、Appleのサイトにインタビューを載せていただいたとき以来の感動です。
 
 ……趣味、っていいもんですねっ。


2011-12-06 10:09  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『流星ワゴン』神戸公演が終わりました。本当にありがとうございました。あと1月のこと。 [流星ワゴン]

 『流星ワゴン』神戸公演が終わりました。
 空いているはずだった平日の公演も9割以上埋まり、連日ラストの暗転(というかその寸前のあの瞬間)と同時に沸き起こる拍手に涙し、アンコールに涙し、終演後にお話するお客さんの感想に涙し、もう、僕はめろめろな日々でした。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
 
 もちろん全員じゃないことはわかっているのですが、たくさんの方が西川の復帰を心待ちにしてくださっていたことがひしひしと伝わってきました。まだまだ「完全」ではないわけですが、「最善」を尽くすことは出来ていると思います。
 この「神戸の奇跡」を、僕たちはきっと一生忘れないと思います。本当にありがとうございました。
 
 あと、何人かのお客さまから尋ねられたことがあります。
 ここ数年、1月に行ってきたキャラメルボックスの音楽イベント『CARAROCK FESTIVAL』ですが、来年はとりあえず1月には行いません。というのも、今年は緊急公演2本と東北応援無料ツアーを追加で行ったために年間の公演数が10本。役者達もですが、製作部の疲労は極限にまで達していると思い、お正月はゆっくりと休ませてあげよう、と思ったのです。
 楽しみにしてくださっていた皆さん、申し訳ございません。
 なんとか、時期をずらして開催できるように検討いたしますので、その時はよろしくお願いいたします。
 
 さて、来週から東京公演です。
 前売状況は、例によって主に平日が芳しくありません。
 
 神戸公演をご覧くださった皆様。
 東京はいまだに震災の影響が色濃く残っていて、あまり元気がありません。
 皆さんがご覧くださって思ったことをどんどん関東の人たちに伝えてください。
 このお芝居でどんなふうに感じたか、どんな変化が自分に起きたか、これを見るとどうなるか、そんなことを、是非発信してください。
 
 きっと、人間って、一歩踏み出すだけでこんなにも大きな変化が起きるんだ、ということを思い出せる、そんなお芝居に仕上がっていると思うのです。明日のことなんて関係無い、まずは今日を必死で生きること。そんなメッセージもお送りできているのではないかと思います。
 
 いつまた巨大地震が来るかわからない、という恐怖を抱えている方も、是非、この舞台を観ていただきたいのです。
 そんな方のために、今、僕たちはこの作品を上演しているのですから。
 僕だって本当は恐かったんですが、『流星ワゴン』の初日が開いて以来「今こうしてここで生きているって凄いっ!!」「今日、このお客さんたちと同じ時間を過ごせてるなんて凄いっ!!」と、あたりまえのことに感動するようになってしまいました。
 
 神戸でいただいた勇気と奇跡を、東京に持って帰ります。
 サンシャイン劇場で、12月3日にお会いしましょうっ!!


2011-11-25 17:46  nice!(8)  コメント(1)  トラックバック(1) 
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神戸公演、あと3日ですよぉっ!! [流星ワゴン]

 神戸公演、後半戦に入りました。
 今日の火曜日は、16日の時点で200席空いていたのですが、蓋を開けてみたら発売できた当日券は見切れ席(舞台上の見えない部分がある席)を除いて70席ほど。
 しょぇーーーっ!!ここ数日で130席も動いた、ってことっ?!
 そのうえ、ハーフプライス・チケットと当日券の合計が100超っっっっっっ!!
 
 ……ここは、梅田駅前サンケイホールブリーゼですかっ?!サンシャイン劇場ですかっ?!
 100超ってっ!!……神戸でこんな数は、ありましたか?(←キャラメルボックスデータセンターに問合せてるところ←そんなんあるんかいっ!!)
 
 実際、今日ご来場くださった方は当然お気づきのことと思いますが、3階席までほとんど埋まった状態でした。
 ……こ・これは……もしかして……評判がいいとか……?!
 
 いや、そんなはずはない(←こらこら)、今日は有川浩さんの小説『ヒア・カムズ・ザ・サン』の発売日で、劇場限定で「キャラメルボックス仕様」の装丁の本が発売されて、有川先生と阿部丈二のサイン本が売られていたのでそれを買いに来た人たちが2000人くらいいたからじゃないのかっ?!(←入りきらないっつーの)
 
 いや、昨日から寒くなったから、みんなあたたまりに劇場に来たとかっ?!
 
 いや、六甲の紅葉が美しいから、そのついでに劇場にも足を運んだとかっ?!
 
 ……今年は、巨大地震以来、いいことなんていつもの半分くらいしかなかった年。でも、あったいいことはとてつもなくいいことで、もう、極端すぎる1年になってしまいました。
 なので、もう、いいことが起きても疑い深くなっているというか、素直に喜べないというか。
 
 『流星ワゴン』をやっていて、お客さんの反応がものすごくいいのですが、「いや、これは神戸だけで、東京ではきっとまた空席だらけの日々を送るんだから浮かれたらアカン」などと、去年までなら石橋を叩き壊してコンクリートの橋を架けてから渡るタイプだった加藤昌史らしくなく石橋を叩いたりしてるところです。
 
 今日の終演後も、ロビーでお客さんに声をかけられて何人もの方とお話ししました。
 
 『流星ワゴン』原作ファンの方から「坂口さんのあの役を設けてくれたおかげで、原作を読むたびに"痛い"と感じていた部分を坂口さんの役の人が受け止めてくれたおかげで、この話は自分を救ってくれる話なんだと気付きました」とか。
 長年のキャラメルボックス・サポーターの方から「それまでは、西川さんのダンスシーンの笑顔にも耐えて、"ふん、このくらいで泣くもんか"って必死で我慢してたのに、●●さんが●●●して叫んだ瞬間に涙腺が決壊しました。あれは反則が過ぎます。てゆーか、あんな芝居できる人だったとは思ってもいなかったぁっ!!」とか。
 SEKAI NO OWARIのファンの方から「発売日に、こんな爆音のしかもとてつもなくいい音で"スターライトパレード"を聴けたなんて、武道館に行かれなかった残念さが吹っ飛びました」とか。
 
 神戸のお客さんは、あたたかいのですけど、いつもだと「いやー、泣きました。でもね、あそこはあーした方が」ということが多くて、それが嬉しかったりするわけですが、今回は、あそこがよかった、そこがよかった、という話ばかりで、批判とか提案がなくて、ちょっと困惑しております(←素直になれない)。
 
 初日に来て、今日も来た、というお客さんから、「曲、変えましたね?」という鋭いツッコミが。「後半で印象的にかかっていた曲が、前半でかかって、あれっ?と思ったんですよ」とのこと。……わかる人いたんや……。
 ……当たりです。それによって、後半のあのシーンが引き立つ、というわけです。
 
 ゲネプロで、「コレで決まり」と思っていたのですが、初日を開けてみて「ん?」と思ったところがあり、おそらく選曲担当・加藤昌史史上最多の初日が開けてからの3曲変更。
 
 おそらく、万が一すでに2回以上ご覧くださっている方が何人かいらっしゃるとして、この変更に気づいた方はこの方だけではないかと思います。そのくらい、元の選曲もベストだったと思うのですが、こっちの方がベストを越えてばっちりはまっているので。……ていうか、この変更は、初日に使っていた曲の責任ではなく、進化し続けてきた芝居への対応なのでありまして。それほど、初日前後で急激に芝居が進化した、ということを裏付けている変更なのです。
 
 明日の水曜日14:00の回は、祝日なのでそもそも残りわずか。19:00の回も、数日前の情報では250席空いている状況でしたが、この勢いではどうなるのかわかりません。
 
 明朝(昼前になるかと思います)の時点で新しい情報が入り次第、僕が裏で書いている「今日のキャラメルボックス」ブログ( http://caramelboxtoday.blog.so-net.ne.jp/ )を更新いたしますので、お待ちくださいませ。


2011-11-23 01:32  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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