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東京公演3日目。芝居のことよりもまず、サンシャイン劇場の安心感について聞いてください。 [ハーフタイムシアター2011]

 東京公演3日目です。
 二本立てでただでさえやることが多いのにいつもより仕込みを1日減らしたため、ぎゅぎゅぎゅっといろんなことを一気にやって初日が開いてしまった感じです。
 しかも、普段の公演なら上演時間が2時間有るので上演中にブログを書いたり写真の整理や編集をしたりできるのですが、なにしろハーフタイムシアターなので、仕事のメールの返信などをやっていると、Twitterでつぶやくくらいのことしかできずに鬱憤が溜まっておりました。が、ようやく土曜日。今は、昼の2ステージが終って夜の2回に備えている貴重な休憩時間です。
 
 で。
 東京公演が開いて、どうしてもまず最初に書きたかったことがあります。
 それは、サンシャイン劇場のこと。
 
 前回公演『夏への扉』の公演期間中に東日本大地震が起きて、ル テアトル銀座で毎日ピリピリしながら公演を続け、ギリギリ上演中に余震を受けずに済んだ経験から、今回もお客さんと劇団員の安全をいかに守るかについて、いろんなことを考えて迎えたサンシャイン劇場公演でもありました。
 
 が。
 仕込みの日に劇場スタッフと防災対策の打ち合わせをして、心が楽になりました。
 
 まず。
 前説でも軽く触れていますが、サンシャイン60ビルやこの劇場がある文化会館までを含めた「サンシャインシティ」は、関東大震災の3倍の地震エネルギーに耐えるように作られていて、特にサンシャイン60は揺れながら耐える「柔構造」。壁はひびは入っても外に落ちず、ガラスも割れない構造になっている、とのこと。
 そして。
 劇場からも歩いて行ける、サンシャイン60とプリンスホテルとワールドインポートマートに囲まれたアルパの屋上でもある人工地盤の「サンシャイン広場」は、なんと近隣の住民の皆さんの一時避難場所になっているとのこと。
 しかも、もっと驚いたのは、あの3月11日の夜は、サンシャイン60の中の会社の皆さんも含めて、展示ホールなどを解放してブルーシートを敷き、1500人もの帰宅困難者を朝まで受け入れて、乾パンも配ったとのこと!!全然知りませんでした。
 
 で。
 そもそもサンシャイン劇場は、この人工の街「サンシャインシティ」の一部にありますので、シティ全体を監視している「防災センター」の傘下にありまして、劇場スタッフも普段から年2回以上の避難訓練や防災訓練を繰り返していらっしゃいます。
 
 そして、知っていたことではあるのですが、あらためて劇場の構造を聞いてびっくり。
 3/11の時、都内の劇場やホールで天井が落ちた、ということがありました。九段会館の場合は老朽化していたので別として、構造体(躯体)からつり下げられたタイプの天井が落ちたホールがありました。
 が、サンシャイン劇場の場合は天井そのものが構造体の一部なので、天井が落ちるときは建物が倒れるときだけ、とのこと!!
 照明機材も全て太いチェーンで固定されているのでチェーンが切れるほどの衝撃が無い限り落ちないとのこと。
 なおかつ、シティへの電気は数方向から送電されてきているので完全に停電することも滅多に無く、したとしてもなんと自家発電機があって1時間くらいは完全に真っ暗になることは無いんですって。うへぇーーーっ!!
 
 つまり、今僕たちは、完全に守られた状態で、避難場所の隣で公演をやっている、ということなのです。
 なんという安心感っ!!
 
 そして、帰りがけの山本支配人のひとこと。
 「まかしといてください、僕、2回目なんで」。
 そうなんです、サンシャイン劇場の山本支配人は、1995年の阪神淡路大震災の時は西宮在住で、しかも僕らの西のホームグラウンドである新神戸オリエンタル劇場で制作スタッフをされていて、キャラメルボックスの担当もしてくださっていたのです。
 これほど、「災害」に対する心構えが完璧な劇場支配人が東京にいらっしゃるでしょうか!!
 
 油断はしてはならないのですが、劇場の皆さんとお話して、少なくとも、安心できました。
 何かあっても、僕らだけではなくて、劇場の皆さんが、そしてシティの皆さんが、そして堅牢な建物が、ご来場くださる皆さんを全力でお守りします。
 安心してご来場ください。

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 それと、節電の件。
 サンシャインシティ全体の節電方針は、前年比15%減、とのこと。国の指針どうりですね。
 初日と2日目は、ロビーの三分の一くらいの照明が消されていたのですが、今日から四分の一にしていただきました。
 そのかわり、2作品めのカーテンコールを1回にすること(『夏への扉』の時に編み出した、客席退場式)、開演中やお客さん退出後のロビー消灯、舞台照明へのLEDライト(電力消費量五分の一)の導入、楽屋の徹底した節電などを提案したのです。
 つまり、裏で努力をするかわりに、お客さまがいらっしゃる間のロビーは以前並みに明るくしていただくことにしたのです。
 なので、劇場にいらっしゃって、「いかんなぁ、節電節電っ!!」と思わないでください。
 
 僕は、節電はメリハリだと思うのです。
 明るくすべきところは明るく、いらないところを徹底的に切る。人がいない部屋のエアコンは切る。
 そのレベルで、乗り切れるはずです。
 が、今、東京では、「節電ポーズ」ばかりが目立つ気がします。たいして電力をくわない看板の蛍光灯を消して、店内のハロゲンライトをたっぷり点けている店がなんと多いことか。それと、消しすぎて商品がよく見えなくなっちゃってるスーパーとか。
 つまり、こういうのって、「ウチはこんなに節電してますよ」というポーズを見せてクレーム逃れをしている、とか、これ幸いと電気代をケチッている、とか、いろんな邪推をしてしまいます。
 大阪に行って本当に確信したのは、「明るい、ということが人間のやる気を起こさせる」ということです。
 ムダに暗いままだと、東京はこのままどんよりした空気のまま。なんとか、このどんよりを振り切ってみんなが以前のようにまでとは言いませんが消費に向かわないと、劇団はまだいいとして、飲食店やホテルは大変なことになっていくと思います。外国からの観光客も来てくれないのではないでしょうか。
 
 僕は、東京電力の電力の使用状況のページ( http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html )を毎日1日に数回確認しておりますが、暖房が使われなくなってからはほとんど心配ない状況なんですけどね。特に土日は全く問題無い状況で。
 
 勝負は、冷房が必要になってきてから。
 でも、僕がもろもろ情報を仕入れてきた感覚から言うと、現在レベルの節電対策が行われていれば軽く乗り越えられると思っています。
 あまり神経質にならずに、できるところをやっていくくらいで十分、と思います。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 6月19日まで、サンシャイン劇場の皆さんと力を合わせて、『水平線の歩き方』、『ヒア・カムズ・ザ・サン』、そして『賢治島探検記』と、バカみたいに芝居をやり続けます。
 是非、気軽に安心してご来場くださいっ!!

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 上記のブログを書いた後、サンシャイン劇場の裏のサンクスにお買い物に行ったときに、下記の表示を見つけました。

IMG_3548.jpg

 「避難場所 豊島区立総合体育場一帯」。
 そして、その表示の下の地図を見ると……


IMG_3549.jpg
わぁっ。
サンシャインシティ全体が避難場所に含まれてるぅっ!!

豊島区のホームページを拝見してみたら……

やはり、この一帯全体が避難場所に指定されておりました。
つまり。
僕たちは、「避難場所の隣」ではなく、
「避難場所」でお芝居をやっている、というわけでした。


行き帰りは別にして、家にいるより
サンシャイン劇場にいる方が安心、というわけでしたっ!!



2011-06-04 19:04  nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(5) 
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コメント 1

なお

昨日は少しお話出来て嬉しかったです。どちらの作品も「家族愛」がテーマなんですね?
学生さん多かったです。鑑賞教室だったんですかね?
by なお (2011-06-05 07:50) 

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