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阪神・淡路大震災を引き起こした1995年の兵庫県南部地震から20年の日に。 [阪神・淡路大震災]

 阪神・淡路大震災を引き起こした1995年の兵庫県南部地震から20年が経ちました。
 
 今までに何度も書いてきていますが、1995年1月17日当日の朝、僕たちは盛岡にいました。前年11月に神戸で初日を迎えてお正月を挟んで1月まで続く『ブリザード・ミュージック』のツアーで仕込みをしていたのです。その日、当時の僕には珍しく早起きしてテレビをつけていたら、突如画面が変わってまだ真っ暗な神戸の街の模様を映し出し始めたのを覚えています。
 
 キャラメルボックスが1990年に初めてやった「地方公演」が神戸で、緊張する僕たちを熱烈に歓迎してくださったことに感動して通い始め、ちょうど神戸に常連さんが増えていた頃のことでした。しかし、その震災で何人ものサポーターを失い、また、大切な人やものを失ったサポーターも多く、僕たちはその後に神戸で上演する演目は心の底から力が湧き出すような作品をやることを心掛けて上演し続けました。
 
 それから20年、毎年何度も新神戸オリエンタル劇場で上演し続けてきたわけですが、神戸の街の見た目の物理的な復興は物凄い勢いで進んだものの、あの地震を経験した方々の心の緊張は今でも取れてはいない、というのが僕の実感です。
 
 一方で、あの時にまだ若かった人たちがビジネスの世界の中心に入っていくようになり、小さかった子供たちが大人になり、新しい神戸を作ろうとしている姿も見えるようになってきました。2010年に始まった「神戸マラソン」が、その最大の成果なのではないか、と思っています。最も地震の被害が大きかった地域がコースに選ばれていて、そこを世界中から集まった2万人の人たちが走り抜ける、という姿は、まさに「復興」そのものなのではないか、と感じました。
 http://www.kobe-marathon.net/subject/index.html
 
 「元に戻す」だけではなく、震災の体験を持ち、伝え、それを分かち合い、しかし元気に楽しく未来に繋げようという前向きな力を、この大会の運営全体からひしひしと感じます。
 
 2011年の東日本大震災からの復興は、物も心も、まだまだ復興には程遠い状況です。しかし、20年経った神戸ではこれだけ力強い復興が行われているという姿を見せてもらっていると、「よしっ、少なくとも20年まで、頑張ろう」という気持ちになることができます。10年ではできなかったことも、20年経てばできるのですね。神戸の皆さんから、そういう希望をいただいた気がします。
 
 東北のみなさんも、可能になったら是非、一度神戸に行ってみてください。できたら、神戸マラソンが行われているその日に。ビルが倒れ、高速道路の橋脚が落ち、火の海になっていた街に、今、笑顔が溢れているその姿を全身で感じていただきたいと思います。
 
 これからも、神戸のことは決して忘れませんし、見詰め続けて行きます。地震以来しばらく劇場から遠ざかっていた方も多いかと思いますが、僕らはあれからもずっと年に何度か新神戸オリエンタル劇場に通っていますから、是非またお立ち寄りください。見たような顔のメンバーと、ピンクのブタのみき丸が、あなたをお迎えいたしますからっ!!


2015-01-17 08:52  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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