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28日(火)初日。この夏は筒井康隆さんの『時をかける少女』を、30年間、時をかけ続けてきた劇団が上演します。 [『時をかける少女』]

 キャラメルボックス2015サマーツアー『時をかける少女』。結成30年目を迎えた今年、成井豊や僕がSF好きになった原点である筒井康隆さんのこの小説を舞台化させていただくということは、活動の節目としてこのうえもなく喜ばしいことです。筒井さん、関係者のみなさま、ありがとうございます。大切に舞台化させていただきます。
 
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 そして、主演が入団3年目の21歳、木村玲衣。

 初期の頃こそ劇団員が少なかったために「抜擢」はせざるを得ないという状況だったために強引に若手を主役に据えて育ててきた時期がありましたが、2000年を過ぎてからは力のある俳優が増えてきたのでじっくり育ててから主演、という流れが定着してきていました。が、そんな充実した俳優陣を抱えているキャラメルボックスが、よりにもよって30周年の今、入団3年目の21歳の女優を、しかも『時をかける少女』という30周年のクライマックスを飾る作品の主役に大抜擢するということは、かなりの驚きをもって受け止めてられました。

 しかし、安心してください。その21歳初主演の木村玲衣を支える俳優陣をご覧ください。
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 30年間キャラメルボックスを支えてきた「リーダー」こと西川浩幸。1990年入団、『ヒトミ』で初主演してから25年間成井豊の舞台を支え続けてきた「魔女」こと坂口理恵。1991年入団、『TWO』で初主演してからどれだけのヒロインを演じてきたかわからない、岡田さつき。1995年入団、『アンフォゲッタブル』で主演してからそのソリッドな演技で主軸を任せられ続けてきた大内厚雄。大内の同期で『裏切り御免!』に主演して以来なくてはならない存在の大声長身・前田綾。2001年入団、ベイスターズの三浦大輔投手の弟としても知られ『風を継ぐ者』では体育会系な土方歳三を演じた三浦剛。2003年に入団して『降りそそぐ百万粒の雨さえも』に主演した、左東広之。2007年入団、昨年の『太陽の棘』で初主演したばかりの鍛治本大樹。

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 それら主演クラスの俳優陣に加えて、初期キャラメルボックスを支え多数のドラマ映画で大活躍中のOB・近江谷太朗がゲストとして登場。そのうえ、昨年の『涙を数える』に初ゲスト出演したと同時に今夏の客演をオファーしたというほど演出・成井豊が惚れ込んだ、D-BOYS・池岡亮介くんが重要な役どころで登場します。
 
 主演の木村玲衣は、1993年生まれ、2013年入団。埼玉県の星野高校演劇部で活動した後にすぐにキャラメルボックス俳優教室に入り、終了後すぐにオーディション合格。今春の『パスファインダー』ではすでにヒロインを演じて、脚光を浴びておりました。


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 その木村玲衣については、ロングインタビューが高校演劇応援サイト『ゲキ部!』に掲載されておりましたので、是非お読みください。
 http://t.co/yHyR5fF93A
 
 そんな、一見「若手大抜擢」に見えつつ、キャラメルボックス30年を支えてきた俳優たちとキャラメルボックスの俳優育成システムがどっしりと支える『時をかける少女』。
 何度も行われた稽古場での通し稽古でも、木村が不安になりそうなところでは必ず池岡くんや坂口や先輩たちがフォローに入っているのが印象的でした。
 
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 そして『時をかける少女』と言えば、「タイムリープ」。原作小説はもちろん、過去のテレビドラマや映画をご覧になっている方はご存じの通り、主人公・芳山和子は何度も時間を飛びます。そして今回、原作の30数年後を描いたキャラメルボックス版のこの舞台でも、主人公・尾道マナツは何度も時を飛びます。……と簡単に「時を飛びます」と書きましたが、小説は想像力で飛べるとして、映像ではものすごく凝った処理をして表現されていたかと思います。それを、演劇では果たしてどうするのか、ということを、不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 
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 が。
 キャラメルボックスは、1986年の第一回公演『地図屋と銀ライオン』で、すでにタイムトラベルシーンをやりました。その後、「ニュースキャスター・柿本光介シリーズ」の『銀河旋律』『広くてすてきな宇宙じゃないか』『僕のポケットは星でいっぱい』でも何度も時を飛び、梶尾真治さんの『クロノス・ジョウンターの伝説』シリーズを次々と上演したときには舞台上に巨大なタイムマシンを作り上げ、重松清さんの『流星ワゴン』ではなんと舞台上に本物の「赤のオデッセイ」を登場させました。

 そうなんです。キャラメルボックスは、時を飛ぶ舞台を、おそらく世界一たくさんやってきた劇団なのです。
 
 その30周年記念公演としてお届けする『時をかける少女』では、果たしてどんなタイムリープを見せるのか。ここも、当然見どころです。
 
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 原作の主人公・芳山和子の30数年後を演じる坂口理恵。そして今回の主人公である和子の姪を演じる木村玲衣。
 二人の「時をかける少女」たちの活躍と淡くて強い思いを、ぜひ受け止めにいらしてください。
 
 28日(火)、サンシャイン劇場で初日。8月9日(日)まで。その後、20日〜24日に大阪・サンケイホールブリーゼです。
 http://www.caramelbox.com/stage/30th-3/
 
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 写真は、稽古場での通し稽古でのショットです。
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2015-07-27 09:30  nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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