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3月11日から8カ月が過ぎました。 [東日本大震災]

 巨大地震から8カ月が過ぎました。
 
 先月の今日は「東北応援無料ツアー『賢治島探検記』」の最中で塩竈にいたわけですが、今はもう『流星ワゴン』初日寸前で追い込みの稽古中。不思議な感じです。
 
 東北ツアー中には書かなかったのですが、実は僕には懸念がありました。
 僕らのツアーの開演中に地震が起きる可能性が高い、ということ。ツアーに出る寸前に、僕らが公演を行う福島県いわき市小名浜のすぐ近くが震源の大きめの地震が何回か起きたりもしていました。
 春以降の東京公演では、万全の耐震対策が施された劇場での上演で、なおかつ多数の製作部のスタッフや劇場スタッフがみんなで「万が一」に備える体制のもと、お客さんをお迎えしていたので、ある程度「安心」していることができました。
 
 しかし、このツアーではスタッフは最小限、そして公演を行う会場は下見もしていないところばかり。もちろん、あの巨大地震で壊れなかったところばかりですから、そういう意味では「安心」してもよかったのかもしれませんが、地震で恐いのはパニックですから、僕ら少人数のスタッフでは対応しきれないのではないか、という不安があったのです。
 ところが、行ってみたら、僕らがお願いしたわけではないのに、たくさんの現地の皆さんが手伝いに来てくださったのです。
 そして、地震のことを相談しても「もう慣れっこですから慌てませんよ、誰も」と。……そうか、僕らなんかより遙かに恐い思いをし続けていらした皆さん相手に、僕なんかが心配してもしょうがなかったんだ……そう気付きました。
 なので、僕らは腹を据えて芝居に集中しました。結果的には、上演中には一度も地震は起きませんでした。
 
 毎日、どんなお客さんがいらっしゃるのかわからないので、僕と畑中が前説に出て「偵察」。普通に前説をして雰囲気をほぐしながら、小ネタで笑っていただけるかどうかをチェックしたり。
 芝居が始まってからの「関門」は、坂口理恵が、自分がセロを演じます、と語るところ。ここで笑いが来ると、あとはもう、お客さんたちはフィクションの世界にすんなりと入ってきてくださるのです。が、さすが成井豊の脚本の仕掛け。全ての会場で、この「関門」は突破されて、全ての会場で暖かいカーテンコールの拍手をいただくことができました。
 
 あのツアーをやってみて、実感しました。
 地震と津波が起きた直後は、「命」を守ること。次に「食」の確保。次に「衣」、つまり着るものの確保。次に「住」、つまり暮らす場所の確保。そして「お金=仕事」の確保。そういうことをしているうちにあっという間に半年が経ってしまった、という時期に、僕たちが東北に行った、というタイミングだったと思います。
 何人もの方から「地震の後、初めて笑ったかもしれない」とか「今まで、笑う、ということはいけないことだと思ってた」と言われました。そうでしょうね、まさに「必死」なままだったわけですものね。
 
 東京に戻ってから、テレビを見ているとものすごい違和感を感じました。
 全てが流されて、何もなくなっている街、高台にずらりと並んだ仮設住宅、高々と積み上げられたがれきの山、それが東北沿岸部の「あたりまえ」なのに、こちらではもう「かなり復旧が進んでるっぽい」という空気が漂い始めている。
 そんなんじゃない、全然まだなんだ、ということを、僕は会う人会う人に伝えてきました。しかし「そうなんですよね、現地に行った人はみんなそうおっしゃるんですよね」と、やはりなんとなく他人事になってて。
 もちろん、いつまでも震災の悲惨さを伝え続けるというのにも、マスコミには無理があるのでしょうけれど、いまだに国会でうじゃうじゃやっている姿を見せられると、「国」の無力さを思い知らされると同時に、結局立ち上がれる人が立ち上がって自力でできることをやり始めなければ何も前には進まないんだ、ということを覚悟させられます。
 
 東北から帰って来てしばらくは、実は気管支炎になって苦しんでおりました。苦しむと同時に、これから何をするべきか、次に東北に対して何ができるのか、を考え続けました。
 しかし、ある日、はたと気付きました。
 いかん、後ろを向いてるぞ、と。
 東北に対して何ができるか、は、後からついてくること。自分の専門は、いつでも200%元気でいること。そしてその状態でお客さんに感動していただける芝居を創ること。そしてそれを広めていくこと。あやうく、それをないがしろにしそうになっておりました。
 
 良い気分転換のきっかけになったのが、『飛ぶ教室』の北九州公演でした。
 福岡での大地震を体験した人たちと東北の話をしたりしつつ、僕はとにかく毎食ラーメンを食べ続けました。それが僕のかつての日常だったからです。4日で14軒。阿呆だと思われるかもしれません。首相をやめた途端にお遍路に行くと言い出したあの人かよっ、とも思われるかもしれません。しかし、この8カ月、ラーメンの数が減っていたのも事実です。「それどころじゃない」ままここまで来たのですが、それは僕じゃない、と思い直したのです。
 そうしなければ、逆に東北を支えていくことができなくなる、と。
 そして、『飛ぶ教室』を見守りました。東北ツアー中に初日を開けた芝居のため、僕が稽古にもまったく参加せずに始まった芝居、というのはおそらく初めて。僕がまったく関わっていない、若手中心の芝居は、溌剌としていて、彼らの必死の演技から僕が力をもらってしまいました。
 
 それが奏功して、帰京後は『流星ワゴン』の選曲(曲探し)に集中することができています。
 この作品で、たくさんの人を元気にしなければならないのです、僕たちは。
 出演者12人中9人が在籍10年以上のベテラン。熱の籠もった稽古が続いています。東北ツアー直後にこっちの稽古場に入ったメンバーもいます。「魔女」こと坂口は、引き続き重要な役を担当しています。あのツアーの座長が、冬もみんなを引っ張るのです。これは強いですよ。
 
 期せずして、僕らの東北ツアー後の一カ月、余震はかなり落ちついてきました。震度4が2回あったくらいで、あとは3以下。それまでの半年には考えられない少なさです。……あ、僕は今でも毎日、その日に起きた地震をリアルタイムでチェックしております。東日本に4以上の地震が起きた場合は、即座にTwitterに登場いたしますので、不安を感じた方は是非声を掛けてくださいね。
 
 東北ツアーの会場で、「次はちゃんとお金を払って東京に観に行きますね」と何人ものお客さんから言われました。
 これからは、「衣食住」の後、つまり、「心」を取り戻していただく時期。
 エンターテインメントの出番です。
 東北のみなさんの笑顔に恥じない舞台を創ります。創り続けます。直接おうかがいする機会も、なんとか用意したいと思います。
 冬が近づき、大変な時期がまたやってきますが、いつも皆さんのことを忘れていない人間がちゃんとここにいます。一緒に、次の一歩を踏み出すために心の窓を開けましょう。


2011-11-11 15:24  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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虹色の物語に仕上がっています、キャラメルボックス版『流星ワゴン』っ!!いよいよ金曜日、神戸でツアー初日!! [『流星ワゴン』]

 『流星ワゴン』の最後の通し稽古が終わりました。
 原作には「18禁」なところがありますが、さすがに舞台では無理ですし、それ以前にウチはキャラメルボックスなので残念ながら(?)そういうシーンはありません。安心して未成年のお子様とご来場ください。

 さて。今年4月20日に「左前頭葉皮質梗塞」を患った西川浩幸が、『流星ワゴン』に出演します。(詳しい当時の模様はこちら→→→ http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2011-04-22 )
 あれから半年、『賢治島探検記』に歌の出演をしたり、『銀河旋律』にちょびっと出たりした後もリハビリを続けてきたわけですが、まだ若干言語の不自由さは残っております。が、一つ一つの言葉を丁寧に表現し、相手役とのキャッチボールをすることで、脳梗塞の後遺症についてご存知の方から見たら飛躍的な進化を遂げている、と思われることと思います。が、まったく知らない方には、「なんかよくセリフを噛む人だなぁ」と感じられる可能性も残されております。が、僕たちは西川とこの芝居を創っていくことを決めました。稽古中も、日々良くなっていったので、もしかすると気付かれないまま初日が開くかもしれません。
 しかし、過去にこの件をお知らせした経緯もありますので、一応ご報告しておくことにします。
 
 というわけで、先日終った、最後の通し稽古。
 通し稽古は4回あったのですが、僕は『飛ぶ教室』があったり選曲をしていたりして、稽古初日以来の稽古場でした。
 
 一回目を見てまず驚いたのは、ここまで泣ける話だったか、ということ。もちろん、原作でも相当泣いたのですが、小説を読んだときに僕の頭の中で動いていた人たちは、ここまで個性的でここまで人間味があって、ここまで素敵な人たちでは無かったのです。いえ、それは、原作に描かれていなかったとかではなく、僕の想像力が足りなかっただけなのです。

 原作の登場人物たちを、キャラメルボックスのメンバーの一人一人が立体化させて、自分に引き付けたり、彼らの想像力で登場人物たちの日常を作り、関係性を作り、「小説の登場人物」がまさに今僕の目の前で生きている、という、演劇としてはあたりまえでキャラメルボックスでは何度も原作ものをやってきているので珍しくないことが起きているだけなのに、今回はなにがどうなのかわかりませんが、「あの人たちがここにいる」ことに物凄く感動してしまいました。
 
 物語を背負う主軸の面々はもちろんなのですが、ほんの一瞬しか出て来ないような「超脇役」を、入団10年目以上のベテランたちがあえて何役もやっていくので、もう、面白いったらありゃしません。おそらく稽古場で膨らませられていったのであろう、脇役たちの自由さ。コレが、主軸の面々のスパイスになって、その人たちの人間性をより一層浮かび上がらせることに成功しているのだと思います。演出の妙、というよりも、「劇団の芝居」の魅力なのではないかなぁ、と思います。
 
 原作を読んだときは、色にたとえると全編「ダークブルー」のイメージだったのですが、キャラメルボックスの『流星ワゴン』はオレンジ色から始まって、だいたい青空色で進み、途中で真っ赤になったりダークブルーにもなったり黄色くなったりとくるくると色を変え、最後はいつものように真っ白になって終る、という印象です。
 
 まだ初日前なので手前味噌な褒め言葉はやめておきますが、今までのキャラメルボックスの舞台をご覧くださったことがある方にとっては「まさかここで泣かされるとはっ!!」ということが何度も起きます。こんな近くにいる僕でさえそうだったのですから、きっと皆さんも「ぐわぁぁっ!!やられたぁぁぁっ!!」て感じになるんじゃないでしょうか。……うっしっしっしっしっ……。
 
 で、三回目の通し稽古を見ていて気付いたことがありまして(←遅いわっ!!)。
 この物語には「少年」が2人出てくるのですが、そう言えばキャラメルボックスって「少年」を描いてきた歴史が26年の劇団だったのですよっ!!(←びっくりしたみたいに言うなっ!!)
 しかも「劇団員の成長の瞬間をサポーターにお見せする劇団」でもあったのですよっ!!(←これまたっ?!)
 チラシの写真では本物の少年(実は『ハックルベリーにさよならを』のチラシにも出ていたウチの次男)が出てますが、舞台では女優が演じます。これがもう、ほんとに、あえて触れませんが、ほんとになんです……!!
 
 そして、音楽のことですが。
 今回のテーマソングは……その件は、また次回っ!!

 『流星ワゴン』詳細は公式ホームページにてっ!!→→→ http://www.caramelbox.com/


2011-11-16 15:45  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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神戸の奇跡。そして、『流星ワゴン』のテーマ曲のこと。 [『流星ワゴン』]

 無事に、『流星ワゴン』のツアー初日が、第2のホームグラウンド・新神戸オリエンタル劇場で開きました。
 
 そこで、奇跡が起きました。
 先日のブログで書いた通り、東京での通し稽古の段階では、かなり「ろれって」いた西川がなんとノーミスでゲネプロを終え、続く初日でも、緊張の部分を差し引いてもしっかりと演じきってしまったのです。
 西川は「神戸にはいい"気"があってそれに助けられた」という言い方をしていましたが、これはもう、21年間やり続けてきたホームだからこその安心感と、山と海に囲まれた神戸の街の空気と、そして僕たちを応援し続けてきてくださったお客さんたちの「想い」、それら全てが起こした奇跡だ、と僕は思います。理屈ではあり得ない事態だと思います。
 どうですか、脳梗塞の専門家の方々?
 
 さて。
 今日の初日ですが、開演後、僕の想定を遙かに超えて早い時点から客席の空気が動き始め、早くも中盤からハンカチを取りだしている方が続出。後半は、セリフが聴き取りづらくなるんじゃないか、ってくらいの鼻をすする音。そして、最後は暗転になる寸前から沸き起こる拍手!!……もう、これ以上無い、これしかない、というラストシーン、ということですね。「もしかしたらこの後に何かエピローグとかがあるかもしれない」なんて思わせぶりな感じでは無い、これしかないラストシーン。
 
 終演後、常連のお客さんから抗議の連発。「加藤さん、タオルもってこい、ってTwitterで言ってましたよね?バスタオルって言ってくれなきゃっ!!」とか。「初日でコレって、なんですかっ?!なんで来週の土日までやらないんですかっ?!」とか。「舞台に集中してて、どんな曲がかかったのかまったく覚えてないじゃないですかっ!!」とか。
 ……まぁ、僕に話しかけてくださる方ですから、ネガティヴなことを思った方の意見はここには書きようが無いわけですけれども。
 
 とにかく、『流星ワゴン』神戸公演は、来週の金曜日まで。
 是非、一刻も早く、この奇跡を目撃しにいらしてください。
 
 で。
 前回のブログでお茶を濁した、今回の音楽のこと。

 『流星ワゴン』のテーマ曲は、SEKAI NO OWARIの11月23日リリースの超新曲「スターライトパレード」。
 
 10月のあたまぐらいに、午前中にいつもメールチェックをしながらバックグラウンドで聞いているTOKYO FMから、僕の選曲アンテナにパキーーーンッと引っかかってくる、きらめくような音が流れてきました。
 
 それが、「スターライトパレード」
 
 調べてみたら、「第1回NHK・民放連共同ラジオキャンペーン」のキャンペーンソングとして書き下ろされた曲なのでまだCDがリリースされておらず、ネット上にも動画も何も存在しておらず、ラジオで偶然聴くこと以外には全編聴くことを許されない、という幻の楽曲だったのですっ!!
 
 が、なんとか使用許可をいただいて音源を通して聴いてみたら……うぎゃぎゃぁーっ!!コレ、『流星ワゴン』のために書かれた歌詞と曲みたいぢゃないですかぃっ!!
 
 ……というわけで、成井さんからも一発OK。
 
 キャラメルボックスのサントラ史上、1995年『アローン・アゲイン』のスパイラル・ライフの「RASPBERRY BELLE」、飛んで飛んで、今春の『夏への扉』のamazarashi「奇跡」のように、「Tokyo FMから僕に届けられた、10年に一度の超名曲」に出会ってしまったのです。
 
 先日、ようやくトイズファクトリーの公式YouTubeにMVがアップされました。
 この映像が、これまた、ドキドキもので、ワクワク三倍増なもの。ファンの人たちにブログで声を掛けて集まってもらって撮影した、というものなんですが、そのファンの方々の笑顔がまたいいっ!!SEKAI NO OWARIも、きっと、キャラメルボックスのようにお客さんたちといっしょに一つのチームを作っていらっしゃるバンドなんだな、ってことがひしひしと伝わってきて、何度見ても、いや、何度も見れば見るほど、うるうるが止まりません。
 
 「自分が観るまでは一切の情報を入れない」という方はそもそも僕のブログなどはご覧になっていないと思いますので、「もっと前知識を」という方は、是非以下のYouTubeのムービーをご覧くださいっ!!きっと、『流星ワゴン』を観に行く日が待ち遠しくなりすぎてしまいますよっ!!

http://www.youtube.com/embed/CJbI-5kkkqc


2011-11-19 00:53  nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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神戸公演、あと3日ですよぉっ!! [『流星ワゴン』]

 神戸公演、後半戦に入りました。
 今日の火曜日は、16日の時点で200席空いていたのですが、蓋を開けてみたら発売できた当日券は見切れ席(舞台上の見えない部分がある席)を除いて70席ほど。
 しょぇーーーっ!!ここ数日で130席も動いた、ってことっ?!
 そのうえ、ハーフプライス・チケットと当日券の合計が100超っっっっっっ!!
 
 ……ここは、梅田駅前サンケイホールブリーゼですかっ?!サンシャイン劇場ですかっ?!
 100超ってっ!!……神戸でこんな数は、ありましたか?(←キャラメルボックスデータセンターに問合せてるところ←そんなんあるんかいっ!!)
 
 実際、今日ご来場くださった方は当然お気づきのことと思いますが、3階席までほとんど埋まった状態でした。
 ……こ・これは……もしかして……評判がいいとか……?!
 
 いや、そんなはずはない(←こらこら)、今日は有川浩さんの小説『ヒア・カムズ・ザ・サン』の発売日で、劇場限定で「キャラメルボックス仕様」の装丁の本が発売されて、有川先生と阿部丈二のサイン本が売られていたのでそれを買いに来た人たちが2000人くらいいたからじゃないのかっ?!(←入りきらないっつーの)
 
 いや、昨日から寒くなったから、みんなあたたまりに劇場に来たとかっ?!
 
 いや、六甲の紅葉が美しいから、そのついでに劇場にも足を運んだとかっ?!
 
 ……今年は、巨大地震以来、いいことなんていつもの半分くらいしかなかった年。でも、あったいいことはとてつもなくいいことで、もう、極端すぎる1年になってしまいました。
 なので、もう、いいことが起きても疑い深くなっているというか、素直に喜べないというか。
 
 『流星ワゴン』をやっていて、お客さんの反応がものすごくいいのですが、「いや、これは神戸だけで、東京ではきっとまた空席だらけの日々を送るんだから浮かれたらアカン」などと、去年までなら石橋を叩き壊してコンクリートの橋を架けてから渡るタイプだった加藤昌史らしくなく石橋を叩いたりしてるところです。
 
 今日の終演後も、ロビーでお客さんに声をかけられて何人もの方とお話ししました。
 
 『流星ワゴン』原作ファンの方から「坂口さんのあの役を設けてくれたおかげで、原作を読むたびに"痛い"と感じていた部分を坂口さんの役の人が受け止めてくれたおかげで、この話は自分を救ってくれる話なんだと気付きました」とか。
 長年のキャラメルボックス・サポーターの方から「それまでは、西川さんのダンスシーンの笑顔にも耐えて、"ふん、このくらいで泣くもんか"って必死で我慢してたのに、●●さんが●●●して叫んだ瞬間に涙腺が決壊しました。あれは反則が過ぎます。てゆーか、あんな芝居できる人だったとは思ってもいなかったぁっ!!」とか。
 SEKAI NO OWARIのファンの方から「発売日に、こんな爆音のしかもとてつもなくいい音で"スターライトパレード"を聴けたなんて、武道館に行かれなかった残念さが吹っ飛びました」とか。
 
 神戸のお客さんは、あたたかいのですけど、いつもだと「いやー、泣きました。でもね、あそこはあーした方が」ということが多くて、それが嬉しかったりするわけですが、今回は、あそこがよかった、そこがよかった、という話ばかりで、批判とか提案がなくて、ちょっと困惑しております(←素直になれない)。
 
 初日に来て、今日も来た、というお客さんから、「曲、変えましたね?」という鋭いツッコミが。「後半で印象的にかかっていた曲が、前半でかかって、あれっ?と思ったんですよ」とのこと。……わかる人いたんや……。
 ……当たりです。それによって、後半のあのシーンが引き立つ、というわけです。
 
 ゲネプロで、「コレで決まり」と思っていたのですが、初日を開けてみて「ん?」と思ったところがあり、おそらく選曲担当・加藤昌史史上最多の初日が開けてからの3曲変更。
 
 おそらく、万が一すでに2回以上ご覧くださっている方が何人かいらっしゃるとして、この変更に気づいた方はこの方だけではないかと思います。そのくらい、元の選曲もベストだったと思うのですが、こっちの方がベストを越えてばっちりはまっているので。……ていうか、この変更は、初日に使っていた曲の責任ではなく、進化し続けてきた芝居への対応なのでありまして。それほど、初日前後で急激に芝居が進化した、ということを裏付けている変更なのです。
 
 明日の水曜日14:00の回は、祝日なのでそもそも残りわずか。19:00の回も、数日前の情報では250席空いている状況でしたが、この勢いではどうなるのかわかりません。
 
 明朝(昼前になるかと思います)の時点で新しい情報が入り次第、僕が裏で書いている「今日のキャラメルボックス」ブログ( http://caramelboxtoday.blog.so-net.ne.jp/ )を更新いたしますので、お待ちくださいませ。


2011-11-23 01:32  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『流星ワゴン』神戸公演が終わりました。本当にありがとうございました。あと1月のこと。 [『流星ワゴン』]

 『流星ワゴン神戸公演が終わりました。
 空いているはずだった平日の公演も9割以上埋まり、連日ラストの暗転(というかその寸前のあの瞬間)と同時に沸き起こる拍手に涙し、アンコールに涙し、終演後にお話するお客さんの感想に涙し、もう、僕はめろめろな日々でした。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
 
 もちろん全員じゃないことはわかっているのですが、たくさんの方が西川の復帰を心待ちにしてくださっていたことがひしひしと伝わってきました。まだまだ「完全」ではないわけですが、「最善」を尽くすことは出来ていると思います。
 この「神戸の奇跡」を、僕たちはきっと一生忘れないと思います。本当にありがとうございました。
 
 あと、何人かのお客さまから尋ねられたことがあります。
 ここ数年、1月に行ってきたキャラメルボックスの音楽イベント『CARAROCK FESTIVAL』ですが、来年はとりあえず1月には行いません。というのも、今年は緊急公演2本と東北応援無料ツアーを追加で行ったために年間の公演数が10本。役者達もですが、製作部の疲労は極限にまで達していると思い、お正月はゆっくりと休ませてあげよう、と思ったのです。
 楽しみにしてくださっていた皆さん、申し訳ございません。
 なんとか、時期をずらして開催できるように検討いたしますので、その時はよろしくお願いいたします。
 
 さて、来週から東京公演です。
 前売状況は、例によって主に平日が芳しくありません。
 
 神戸公演をご覧くださった皆様。
 東京はいまだに震災の影響が色濃く残っていて、あまり元気がありません。
 皆さんがご覧くださって思ったことをどんどん関東の人たちに伝えてください。
 このお芝居でどんなふうに感じたか、どんな変化が自分に起きたか、これを見るとどうなるか、そんなことを、是非発信してください。
 
 きっと、人間って、一歩踏み出すだけでこんなにも大きな変化が起きるんだ、ということを思い出せる、そんなお芝居に仕上がっていると思うのです。明日のことなんて関係無い、まずは今日を必死で生きること。そんなメッセージもお送りできているのではないかと思います。
 
 いつまた巨大地震が来るかわからない、という恐怖を抱えている方も、是非、この舞台を観ていただきたいのです。
 そんな方のために、今、僕たちはこの作品を上演しているのですから。
 僕だって本当は恐かったんですが、『流星ワゴン』の初日が開いて以来「今こうしてここで生きているって凄いっ!!」「今日、このお客さんたちと同じ時間を過ごせてるなんて凄いっ!!」と、あたりまえのことに感動するようになってしまいました。
 
 神戸でいただいた勇気と奇跡を、東京に持って帰ります。
 サンシャイン劇場で、12月3日にお会いしましょうっ!!


2011-11-25 17:46  nice!(8)  コメント(1)  トラックバック(1) 
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