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『容疑者Xの献身』東京公演終了、大阪へっ!! [『容疑者Xの献身』2012]

 『容疑者Xの献身』東京公演が終わりました。そして、5月30日に『無伴奏ソナタ』東京公演も終わりました。
 ご来場くださった皆様、ありがとうございましたっ!!
 
 僕は一人しかいないので、チーフ・プロデューサーの仲村和生と役割分担してやってきた一カ月弱なのですが、しかし、神経は両方に行っているので我ながらこの歳でも限界って超えられるんだなぁ、という感じでした(←小田和正さんを見習えぇっ!!)。ブログの更新が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。
 
 『無伴奏ソナタ』は、初日を開けてみて、あまりの客席の反応の良さに逆にびっくり。そもそも、朗読に近いような静かな芝居になる予定だったので短期間しか劇場を押えていなかったのですが、創ってみたらかなりなエンターテインメント作品になってしまいまして……。
 かなり悲痛な話なのに響く人には物凄く響いてしまった模様です。
 なんとか、映像化、そして再演に向けて動きたいと思います。
 
 『容疑者Xの献身』は、平日のステージのお客さんの数に苦しんだのですが、ご覧くださった方々からは大好評をいただき、後半戦は凄い数のお客さんにご来場いただくことができました。これで東京公演は終わったかのような感じですが、シアター・ドラマシティでの大阪公演の後、北千住で2ステージあります。
 シアター1010」の公演は6月15日(金)19:00と16日(土)14:00の2日間2ステージなのですが、16日はほぼ完売、15日はまだまだ大丈夫、とのことです。しかし、あと2週間弱。油断はなりません。もう一度東京で『容疑者Xの献身』を観たい、という方は、一刻も早く15日(金)19:00の回をご予約くださいませっ!!
 ■北千住公演についてのお問い合わせ
  シアター1010 03-5244-1010
  http://www.t1010.jp/
 
 さぁて、明日は『無伴奏ソナタ』が神戸公演の千秋楽を迎えます。そして7日(木)19:00には、『容疑者Xの献身』大阪公演初日。
 神戸の製作部は大阪に移動、僕はそこに合流します。
 
 近江谷太朗と西牟田恵さんの極限の会話。岡田達也と近江谷太朗の緊迫したやり取り。
 川原和久さんと小林正寛さんと筒井俊作の警察チームの「癒やしの時間」。
 そういったものが、この一カ月で練りに練られてとんでもないものになっています。
 
 これほど、いつ呼吸をすればいいのかわからない舞台は、『容疑者Xの献身』初演も含めて、今まで無かったのではないか、と思います。
 是非、お見逃し無きよう!!


2012-06-03 18:42  nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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シアター・ドラマシティで、大阪初日が開きました。今日以降夜の回、そして12日2時の回がオススメです。 [『容疑者Xの献身』2012]

 昨日、『容疑者Xの献身』大阪公演の初日が開きました。
 
 会場のシアター・ドラマシティは、阪急梅田駅からすぐの「茶屋町」という、かつては古い町並みが残る街にこつ然と現れ……ていたビルの地下にあるのですが、1994年に初めてここでやってから、次々とこつ然とビルが現れ続けて、今やビル街と化しておりまして、なおかつアメ村よりも若い人たちがたくさん闊歩する「ナウい」街へと変貌を遂げてしまいました。
 
 一昨日の仕込みの日には、劇場近辺でキャンドルを灯すイベントが行われていて、おそらく学生さんと思われる人たちが趣向を凝らしたキャンドルを作っておりまして素敵でしたねぇ。休憩時間に一瞬通り過ぎたくらいなのですが。
 
 シアター・ドラマシティは、一時期1年中ほとんどスケジュールが埋まっちゃって使えなかった時期があったのですが、最近はまた使わせていただけるようになりまして。この劇場の素敵なところは、こんなに梅田に近いのに楽屋の窓が開く、ということ。
 シアターBRAVA!はそういう意味では福岡の「ももちパレス」に次いで開放的なのですが、こんなに都会の劇場で風を感じられる楽屋、というのは珍しいのです。最も良く行くサンシャイン劇場も新神戸オリエンタル劇場も楽屋には窓が無くて、若干閉所恐怖症気味な僕としては空気を吸う場所を確保するのが大変。
 なので、シアター・ドラマシティは本当に居心地が良いです。
 
 見る側としても、椅子の座り心地の良さはオリエンタルに継ぐのではないでしょうかね。
 しかも、1階、2階、というのではなく、舞台から最後列までがなだらかなすり鉢状になっているのもまた舞台との距離を近く感じさせてくれている原因だと思います。
 聞いた話によると、新宿にあったコマ劇場とシアターアプルを作った人が設計した劇場、とのことで、たしかにシアターアプルに似ていて、アプルで育った僕たちにはより一層居心地がいい、ってことなのかもしれません。

IMG_2129.jpg
舞台から見るとこんな感じ。

 
 で、そんな初日。
 平日が初日、ということで、1週間くらい前までは半分もお客さんが入らないのではないか、という状況だったのですが、7割近くの客席が埋まって開演。
 緊張感溢れるステージの中で要所要所に用意した「休憩タイム」は、大阪のお客さんにも受け入れられて、主に川原さんがやりたい放題の大人気。
 
 そしてエンディングからカーテンコール。
 今回、東京からそうなのですが、男性のお客さんが普段よりとても多くて、原作のファンの方なのだろうなぁ、と思っているのですが、そういう方がぐしゅぐしゅに泣いていらっしゃるのが印象的です。比率としては女性より男性の方がどっぷりハマッていらっしゃるように感じます。
 
 もちろん、主人公・石神が男性だから、ということもあるのかもしれませんが、天才には生まれなかったことをなんとなく悔しく思って生きてきている人が世の中には多いのかなぁ、と。そして、天才として生まれていてもこんなことになることもあるのだなぁ、と感じたりしてくださっているのかなぁ、などと思ったりします。
 
 しかし、性別は関係無く気に入っていただけている模様で、昨晩、Twitterに流れたお客さんのつぶやきが印象的でした。
 
 「演劇集団キャラメルボックス「容疑者Xの献身」大阪公演初日行ってきた。
原作も読んだ。映画も観た。初演も観た。東京での評判も聞いてた。
だから冷静な感じで観れるって勝手に思いこんでた私が馬鹿でした。
最後は嗚咽まで出てしまったよ…。

大阪公演は12日まで!!
ぜひ観て欲しい!!」
 
 さぁて、泣いても笑っても、大阪公演は今日を含めてあと6ステージ。
 土日の昼はほぼ満席なので、今日19時、明日土曜日の19時、11日(月)の19時、そして最終日の12日(火)の14時の4回がオススメです。


2012-06-08 16:11  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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気仙沼からのお客さんのこと。 [東日本大震災]

 『容疑者Xの献身』大阪公演千秋楽前日、東日本大震災を引き起こした「東北地方太平洋沖地震」から15カ月が経ちました。
 
 地震と津波で、まだ数千人の人たちが行方不明のまま。引き取り手の無い遺体も数多いと聞きます。
 なおかつ、いまだに余震も続いています。
 
 先日、『容疑者Xの献身』東京公演の終演後、気仙沼からご来場くださったお客さんとお話をしました。この方はもともとキャラメルボックス公演によくご来場くださっていて、東北ツアーの時にもお目にかかることができました。が、津波に流されたご両親はいまだに見つかっていらっしゃらないそうです。
 いまだにそんな過酷な状況にあるのに、わざわざ東京までいらっしゃってくださるなんて、と思ったのですが、「いろんなものを失いましたけど、キャラメルボックスはいつもここにいてくれる、と思うといてもたってもいられなくて」とおっしゃってくださいました。
 
 家族を失い、家を失い、仕事を失い、今ようやく這い上がろうとしていらっしゃる、そんな状況下でキャラメルボックスに会いに来てくださって伝えてくださった一言に、僕はとてつもない勇気をいただきました。
 
 震災直後は、演劇の無力さを味わい続けました。「芝居どころじゃない」という言葉をたくさん聞きました。でも、1年3カ月が経って、「芝居が無いと」という言葉をいただくようになりました。
 そんな時にお会いすることができたそのお客さんの一言で、少しだけでも、その方の心の平安を守るお手伝いができていることがわかり、これまで続けてきたこと、そしてこれからも続けて行くことに迷う必要は何も無いんだ、と決意を新たにしました。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 まだまだ余震が続く東日本。
 東日本以外の皆さん、こちらをご覧ください。
 http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/seismicity_map/
 この「過去30日間の震央分布図」をご覧いただくと、どれほど東日本太平洋側の皆さんが怯えながら過ごしていらっしゃるかご理解いただけると思います。
 
 大阪にいると、逆にあまりの揺れ無さに油断しそうになりますが、この国にいる限りはどこにいても絶対に油断は禁物です。少なくとも僕は、東京にいる時同様、開場・開演中は全く気を抜いてはおりません。
 
 「今、震度7の地震が来たらどういう行動をするか」というシミュレーションを。そして、そのための準備を。
 
 いつも青森、岩手、宮城福島茨城千葉のみなさんに心を飛ばしながら、明日もキャラメルボックスは舞台を上演し続けます。またいつか、お目にかかれる日のためにっ!!


2012-06-11 23:44  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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大阪公演が終わりました。北千住へっ!! [『容疑者Xの献身』2012]

 『容疑者Xの献身』の大阪公演が終わりました。
 僕らが来たら梅雨に入った大阪。
 
 寸前に神戸で『無伴奏ソナタ』があったこともあり、前売りは伸び悩んでいたのですが、東京公演の最終週あたりから突然予約が伸び始めて、大阪の初日から当日券で来てくださるお客さんもどっさり。予想よりもはるかにたくさんのお客さんにご来場いただくことができました。
 
 初日を観に来てくださった、東京でも観たという大阪のお客さんから「いやー、こんなに反応が違うんですねぇ、東京と大阪は」と言われまして。そうなんです、東京のお客さんは「いっしょに楽しみましょう」という空気、しかし大阪のお客さんは「楽しめるだけ楽しんだるでぇー」という雰囲気。拾えるところは全部拾って楽しみまくり、それを舞台に向かって表現する、という感じでしょうか。
 どっちがいいとかなんとかそういうことじゃなくて、こういうのがツアーをやる楽しみだったりするわけで、これがまた名古屋や福岡に行くとまた全く違う反応があって楽しいのです。
 
 それにしても今回の『容疑者Xの献身』お客さんからよく言われたのは、主人公・石神のこと。
 「映画は堤真一さん、舞台の初演は西川さんが、それぞれ演じる『石神』だったけど、近江谷さんは近江谷さんじゃなくて石神にしか見えなかった」と。
 柔道部の顧問、ということもあって筋肉を付けて体重を5kg増やし、頭も短髪にして臨んだ近江谷太朗ですが、それ以上に、日々演技や台詞の解釈までもが変わって行っているように思いました。つまり、相手役の岡田達也や西牟田恵さんの「仕掛け方」が微妙に変わるにつれて当然近江谷も変化。それが、今日の千秋楽のエンディングに結実した、と感じました。
 
 残すのは、キャラメルボックス初登場の「シアター1010(センジュ)」での2ステージ。北千住の駅の上にある劇場です。
 この公演はシアター1010の主催公演のため、キャンセルや日時の変更、学生割引、キャンセル待ちやサポーターズ・スタンバイ、トライアスロンパスの当日券クーポンなどはご利用いただけませんが、中身はちゃんとした『容疑者Xの献身』です。
 まだ完売したという情報は入っておりませんので、最後の『容疑者Xの献身』を観たい、という方は是非劇場にお問い合わせください。
 
 ■シアター1010 『容疑者Xの献身』詳細
 http://www.t1010.jp/html/calender/2012/195/195.html
 
 次の関西公演は、8月16日(木)〜24日(金)に新神戸オリエンタル劇場で『アルジャーノンに花束を』。( http://www.caramelbox.com/stage/algernon/ )
 その次は9月21日(金)〜23日(日)という短期間で、キャラメルボックス・サポーターズ・クラブ結成20周年記念公演『広くてすてきな宇宙じゃないか』。( http://www.caramelbox.com/stage/csc20th/ )
 もちろんその後、11月くらいにクリスマス公演もあります。
 
 全部観てくださいとは当然申し上げませんが、いろんな姿のキャラメルボックスをご用意して劇場でお待ちしております。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 あっ、そうだっ。
 今回の大阪滞在でもたくさんのラーメンを食べたのですが、その中で、大阪のラーメン好きの人から教わったお店で、今までどこでも食べたことが無いような不思議で美味しいお店に出会いました。
 天満橋筋六丁目の交差点近くにある「麺と人」。
 http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27066104/
 とんこつベースの味噌ラーメンなのですが、札幌っぽいものではなく、とろーっとしていてしょっぱくなく、かと言ってあっさりというわけでもない、という優しくて独創的なラーメンでした。
 ご近所の皆さん、是非っ!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 では、関西の皆さん、また夏にっ!!
 東京都足立区の皆さん、今週末にっ!!


2012-06-12 18:22  nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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『容疑者Xの献身』全日程終了。 [『容疑者Xの献身』2012]

 ついに、『容疑者Xの献身』が終わりました。
 ラストステージの石神の絶叫は、モニター越しでも嗚咽しそうになるほどで、近江谷太朗がこの舞台に賭けた全てが込められたものだったのだのではないかと思いました。
 
 今日のステージは前売りは完売。
 当日券は7枚のみ、というところに19人のお客さまが。
 本来、シアター1010の当日券のシステムに「キャンセル待ち」というのは無いのですが、僕らの独断でやらせていただくことにして、12人の方にお待ちいただき、ロビーや客席内で残ったチケットが無いか声をかけ続けました。
 途中、カップルのお客さまがお帰りになり、10人に。
 ご来場のお客さまから徐々にキャンセルチケットが集まり、9枚まで集まり、あと1人、という13:55、僕が客席内に最後のお願いをしにいったら、なんと2階席のお客さまが下りてきてくださり、最後の1枚をゲットっ!!最後のお客さまが入りきることができました。
 
 ……なんか、もう、たしか『さよならノーチラス号』の時も毎日こんなことをしていたように思いますが、それでも入り切れてしまうというのが奇跡的でびっくりです。
 
 昨日のステージでは、明らかにキャラメルボックスをご覧くださるのが初めて、という感じの地元・足立区のお客さんがかなりいらっしゃって、新鮮な感じ。
 しかし今日の千秋楽はツアーの締め、という思いのこもったステージで、たくさんのサポーターの方にご来場いただき、熱い千秋楽を迎えることができました。
 
 サンシャイン劇場、シアター・ドラマシティ、そしてシアター1010にご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
 今日のステージを、モニターですが見ていて、またいつか、この作品には取り組みたいという気持ちを強く持ちました。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 さて、今は撤収作業中。
 『アルジャーノンに花束を』のメンバーも手伝いに来てくれて、着々とバラしております。
 
 僕もそろそろ自分のコーナーを撤収してから帰宅して『アルジャーノンに花束を』の選曲にかからなければなりません。
 名残惜し過ぎて後ろ髪を引かれる想いですが、明日に向かって今日を締めたいと思います。
 
 では、7月にサンシャイン劇場でっ!!


2012-06-16 17:25  nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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台風直撃の今日の東京で、もしキャラメルボックス公演が行われていたとしたら。

 もし、今日(あーっ、「昨日」になっちゃった……)台風直撃の東京で、キャラメルボックスの公演が19時開演でサンシャイン劇場であったら、と想定してみました。
 
 早い段階から台風直撃はわかっていたのですが、来られる人は来られるし帰れる人は帰れるし、帰れなくても観たい、という方はいらっしゃるわけなので、公演は決行。出演者、スタッフの帰宅の足については終演後に手配することとして、宿泊の手配も検討。
 
 並行して台風情報をブログやTwitterなどで出し、日時変更(無料)やキャンセル(全額)を電話とメールで受け付け。

 劇場前で、チケットをもぎる前に今後の台風の状況を説明して「今すぐ帰った方がいい」と説得して、やはり日時変更とキャンセルの対応。
 
 それでも観る、というお客さんだけを劇場内へ。
 
 開演中に情報を収集して、終演間際の交通状況をプリントアウトしてロビーに貼り出し。
 「相談窓口」を設けて、僕が帰り方や帰らない方がいい場合の対応方法をアドバイス
 
 お客さんの対応が終わったら、出演者・スタッフの今後を相談。
 その先は、なんとでもなります。なにしろ、サンシャイン劇場があるサンシャインシティはこの近辺の緊急避難場所に指定されているくらいですから。
 
 僕はなんらかのインターネットが安全にできる場所に自分を移して、リアルタイムに交通状況を把握して、Twitterで帰宅途中に困っているお客さんの対応を。
 
 ……というわけで、みなさま、万が一のことがあったときのために、できるだけTwitterに登録して、僕をフォローしておいてくださいませっ!!
 https://twitter.com/#!/KatohMasafumi
 もしくは、すでにTwitterをやっていらっしゃる方は「 @KatohMasafumi 」を。
 
 ブログもあり、キャラメルボックスのSNSもあり、Facebookもやっているのですが、今、最もリアルタイムの状況をお伝えできるのはTwitter。
 いっぱいつぶやくので鬱陶しいかとも思いますので、そういう場合は「リスト」に登録しておく、という手がありますので、いざという時のために是非。ムダなことが8割、役に立つこと2割、くらいなバランスでつぶやいている僕のTwitterをよろしくお願いいたします。


2012-06-20 00:08  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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東京ハートブレイカーズ『フィッシュストーリー』と、田嶋ミラノさんのこと。 [演劇関係のこと。]

 6月20日は、脚本・演出・女優の田嶋ミラノさん(惑星ピスタチオ時代は「平和堂ミラノ」さん)の9回忌でした。
 
 その日の僕は自宅作業。つまり、『アルジャーノンに花束を』の選曲のために、食事の時間以外は自分のことに没頭していて、初めてミラノさんの命日にブログを書きませんでした。忘れていた、というのが正確な表現です。
 
 が。
 今日21日、
 ふと思い立って、東京ハートブレイカーズの『フィッシュストーリー』( http://www.tokyoheartbreakers.com/stage/fishstory/index.html )を中野のテアトルBON BONに観に行きました。
 東京ハートブレイカーズは、キャラメルボックスでもお世話になっている首藤健祐さんのユニットで、今回は西川と岡田達也が出演していて、なおかつ会社からも近い劇場での公演だった、ということもあって行ってみたのです。
 なにしろ初日を観た人たちの評判が良くて、それなのに2日めと3日目が空いている、ということでじゃぁちょっと客席を埋めに行こう、というのもあり。
 しかし、行ってみたら満席っ!!……騙された……(←そういう話、聴いたことあるぞ……?)。
 ていうか、僕が観ちゃったことで観られなかった方がいらっしゃったとしたら、大変申し訳ありませんでした。
 
 伊坂幸太郎さん原作。
 舞台は、オープニングからバンドの生演奏。ボーカルは首藤さん。ギターは、石川よしひろさん。
 首藤さんのブルー・ハーツ好きがよくわかります。
 そして芝居。いろんな年代の状況が断片的に描かれていき、1970年代にやりたいことをやっていたけれども売れなかったバンドの曲が起こした奇跡を描きます。
 
 僕自身、高校・大学時代にバンドをやっていたこともあり、バンドの生演奏と芝居を融合させた舞台、っていうのをいつかはやってみたいなぁ、と思っていたのですが、首藤さんはまさにそれをやっていてびっくり。演奏もできて演技もできる人、というのはそうそういないと思うのですが、ドラムの平野勲人さん(元・TEAM 発砲・B・ZIN)は芝居がカッコイイのも当然なのですが、ドラミングが巧いのなんの。そして西山宏幸さん(ブルドッキングヘッドロック)のベースがこれまたバカテクで、しかも演技も抜群に面白くて、「バンドが主役の芝居」をきちんと成立させている、ということにまず驚きました。
 
 他のキャストも魅力的な人ばかりだったのですが、特筆すべきはやはりなんと言ってもナイロン100℃のみのすけさん。サイドストーリーをどっしり支えていて、いやはや楽しいのなんの。
 
 ラストシーンは、まさに「息を呑む」と言うにふさわしいものでした。
 
 そんな芝居を観た後、勝手に楽屋に上がり込んでおしゃべりをしていたら退出の時間、ということで終演後の飲み会にもお邪魔してしまいました。
 
 みんながおしゃべりしたいであろう首藤さんの前にちゃっかり陣取り、久し振りにお話している中で、「そろそろミラノさんの命日ですよねぇ」と僕が言ったら「いえいえ、昨日ですよ」と。
 ありゃまっ!!
 首藤さんは、ミラノさんがソロになってから作ったユニット「Cucina Milano」が行った公演2作品の両方に出演していた、レギュラーメンバー。当時は「平野くんじ」さんだった平野勲人さんも出ていたので、なんか、今日僕が東京ハートブレイカーズに来たのはミラノさんの導きだったのかなぁ、と思わざるをえませんでした。

 ■Cucina Milano『幸せな孤独な薔薇』の舞台写真はこちらから
  http://www.katoh.to/lib/cucinamilano/000510gp/
 
 亡くなって9年目にしてまだまだ僕らを引き付け合うミラノさん。
 もしかしたら、『フィッシュストーリー』を観に来てたのかもしれませんね。
 
 ミラノさん、またねっ!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 ちなみに、今日22日(金)の19:30の回は、首藤さんによれば「ものすごく空いてるんです」とのことですが、どうだか……。当日券ご希望の方は、早めに行かれることをお薦めいたします。
 土日は、23日(土)19:00の回を除いて完売で、当日券はわずか、とのことです。
 http://www.tokyoheartbreakers.com/top.html


2012-06-22 09:25  nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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私・加藤昌史は、「プロダクション」を設立しました。 [ネビュラプロジェクト社長からのお知らせ]

 突然のご報告ですが、実は水面下での準備には半年以上かかっておりまして、僕にとっては「ようやく」という感じです。
 
 このたび、私・加藤昌史は、「プロダクション」を設立しました。
 会社そのものは4月2日に設立してあったのですが、本日、ホームページをアップいたしました。
 
 その名も株式会社ネヴァーランド・アーツ」。
 http://www.neverlandarts.co.jp/
ネヴァーランド・アーツ.jpg
 ……ネビュラプロジェクトの関連会社は「N」が付くんです……。
 
 ……これまでは、キャラメルボックスの劇団員の外部のお仕事に関しては、個々に外部プロダクションに所属しているメンバー以外は、舞台製作会社である「株式会社ネビュラプロジェクト」が代行していたのですが、あまりの職種の違いに戸惑うところもあり、年間の舞台製作本数も極限に近い状態で行っているためなかなかマスコミのお仕事の営業をするところまで手が回っておりませんでした。
 そこで、前々から「業務提携」させていただいてきた緒方恵美さんの御協力をいただき、マネージャーの経験があるスタッフを紹介してもらい、あらたな会社を作って思考回路を分けて行こうと考えたのです。
 
 これから各方面におうかがいして舞台の合間を縫った活動や、これまでとは全く違ったジャンルにキャラメルボックスのメンバーを登場させるべく、奔走したいと思います。
 
 なお、このホームページに載っていない劇団員の外部のお仕事に関しては、これまで通りキャラメルボックス、もしくはネビュラプロジェクトにご連絡をいただければ取り次ぎをいたしますので、よろしくお願いいたします。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 いやぁ、やっと日の目を見ました、ネヴァーランド・アーツ。
 僕が最初に出した本「いいこと思いついたっ!」を書いた頃には、まさかこんなことになろうとは思いもよりませんでした。
 震災の後、「これをやらずに死ねるもんかと思うことは何か」と考えるようになりました。
 その中に、キャラメルボックスの俳優たちをもっと活躍させなければ、というのがありました。
 舞台だけでもこんなにも忙しく、息付くヒマも無いわけですが、しかしこんなもんじゃまだまだ死ねないぜぃっ、とも思い。
 覚悟を新たにしております。
 
 応援、よろしくお願いいたしますっ!!


2012-06-28 22:37  nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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本日6月30日は、演劇集団キャラメルボックス結成記念日です。 [キャラメルのこと。]

 本日6月30日は、演劇集団キャラメルボックス結成記念日です。
 
 1985年の春に劇団員募集のチラシを作ってまき、それを見て集まってくれたメンバーたちに声を掛け、6月30日に高田馬場ビッグボックスの前にキャラメルの箱を持って集合。成井豊が「キャラメルぅーーっ?!」と言うと皆か「ボーックス!!」と叫んで散る、という学生ノリな感じで結成。
 その場にいて、今も劇団に在籍しているのは、成井豊、加藤昌史、真柴あずき、中村恵子、伊藤ひろみ。中村と伊藤はお母さん業が忙しいのでなかなか表には出てきませんが、元気です。
 
 実際、最初の3年は社会人劇団としての活動をしていたのですが、結成2年目で観客動員が1000人を越えるに至り、プロ化を決断しました。当時、1000人のお客さんを呼べる劇団は一桁だったのではないかと思います。
 
 それから4年後に青山円形劇場、5年後に中劇場・シアターアプルと新神戸オリエンタル劇場に進出して動員数が1万人を突破。
 そして今日、結成27年目の記念日を迎えることができました。
 
 幾度となくピンチに見舞われながらもこの日を迎えることが出来たのは、温かく優しく、ときに厳しく支え続けてきてくださった一人一人のお客さまのおかげ以外の何物でもありません。いつものことながら、本当にありがとうございます。
 
 今日は、実は劇団幹部、というかベテラン勢が集まって来年以降の公演予定や演目などを話し合う会議が行われました。
 結成記念日に行うにはもってこいな会議で、「この企画は30周年で」とか、「来年のこの公演はあの土地でやりたいね」とか、夢のようで、しかしウキウキするようなことを話し合いました。
  
 とか言っても、現状、『アルジャーノンに花束を』の前売状況はぜーーんぜん。
 ここ数年は本当に初日が開くまではほとんどチケットが動かないということが続いていて、慣れてきてはいるのですが気が気じゃありません。
 正直なところ、震災後、特に東日本に住む僕たちは「明日がどうなるかわからないのに数ヶ月先のことなんて考えられない」という気の持ちようになっているのは確かです。
 が、そんな時でも、来年、再来年のことを話し合うキャラメルボックス。
 たっくさん楽しいことを考えていますので、是非、目の前の『アルジャーノンに花束を』に、とりあえずご来場くださいませっ!!
 
 会議終了後、仲村和生プロデューサーにこの写真を撮ってもらいました。
 
R0010231.jpg
成井豊、真柴あずき、加藤昌史(僕)。
 
 ……と話がそれましたが。
 長い目で見ると、1990年代は怒濤のオリジナル作品の連発、2000年代前半は怒濤の再演ラッシュ、2005年からの5年間は『クロノス・ジョウンターの伝説』シリーズと出会った「原作もの黎明期」、そして2011年からは「原作ものやり過ぎ期間」になっているなぁ、と思います。僕からすると、だいたい5年ごとに成井の興味の対象が移って行っていて、それらがその後の作品作りに大きく良い影響を与えてきていると思っています。
 
 これからも、まずはお客さんに楽しんでいただける作品を創ることを第一に、成井がやりたいことをやっていく劇団であり続けることでしょう。もちろん、そこには劇団員たちの希望もたくさん盛り込まれていくわけですけれどもね。
 
 去年の誕生日で50歳になってしまった僕と成井。もう、人生はあと50年くらいしかありません(←そんなに生きる気っ?!)。
 そろそろ、次の世代をどかんと育てたいところです。
 10年後、20年後のキャラメルボックスを支えたい方、是非チャレンジしてきてください。脚本、演出、製作、などをご希望の方は随時。時々募集はしておりますが、そんなのにこだわる必要はありません。実力とやる気と愛があれば、扉は開きます。
 そして、俳優として舞台に立ちたい方。今年の冬の公演で劇団員のオーディションの要項が発表されますが、それまで、身体を鍛え、心を鍛え、しゃべりを鍛え、表現力を鍛え、友達をたくさん作って人間力を鍛えておいてください。
 キャラメルボックスは、次世代の才能を、いつでもお待ちしております。
 
 ……なんてことを考えてしまった27周年の今日。
 考えてしまったものの、自分でやりたいことも山のようにあるので、おそらく僕は、息を引き取る瞬間まで「いいこと思いついたっ!……でも教えてあげないっ!!……うっ……。」とか言ってそうなくらい、心は結成した24歳の頃のままな気がします。
 
 これからも、皆さんをあっと言わせるようなことを次々と繰り出して、永遠の若手劇団として走り続けていきたいと思いますっ!!
 それではまた、劇場でお会いしましょうっ!!


2012-06-30 17:57  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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