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あけましておめでとうございます。僕の新年の覚悟表明。そして、お年玉セールが凄い件をっ!! [製作総指揮としてのお知らせ。]

あけましておめでとうございます。

 キャラメルボックス、結成28年目の年を迎えました。
 今年も、みなさんがあっと驚くようなことを次々とやっていくことは間違いありません。
 キャラメルボックスは、常に今でありたい。
 変わらないまま、変わり続ける。
 現時点ですでに、小劇場出身の、たかだかいち劇団がオリジナル脚本・演出の舞台を年間5公演やり続ける、という、誰も踏み入れたことがない領域を走り続けているわけですが、ただそれだけでは面白くありません。
 いつもいつも、「そうきたかっ!!」「そっち、行っちゃうっ?!」と呆れ果てられながら新しい道を切り拓いていく火の玉のようなチームであり続けていこうと思います。
 
 そのためには、一度でもキャラメルボックスをご覧くださって「おもしろいっ!!」と思ってくださった方、「えぇんちゃうっ?!」と思ってくださった方、そしていつもいつもキャラメルボックスを支えてくださっているサポーターの皆さんの力を、もっともっとお借りしなければなりません。
 
 今年の僕のテーマは「初挑戦」。
 かつて、毎公演のように「○○に挑戦します」と機関誌「ハテナ気象台」に書いていたら、「挑戦し続けるのがキャラメルボックスなんだから、いちいち毎回、なにかに挑戦する、って言わなくてもいいんじゃない?」とお客さんに言われて「あっ、そうか」と肩の荷が下りた感じになりましていちいち言わなくなってきておりました。
 が。
 それにしたって、今年のキャラメルボックスは、まだ言えないことばかりですが、28年目にして初挑戦のことをたくさん準備しておりますし、きっとこれからも次々と生まれてくると思われます。
 そのためには、かつては「演劇界の常識を打ち破る」ことをテーマにしてきた僕たちですが、演劇界どころか「過去に自分たちで決めたこと」をも打ち破ってもっと新しいことにひぃひぃ言いながら立ち向かっていく覚悟です。
 
 2011年以降、いろんな辛いこともありました。
 もうこれ以上のひどい目には遭いたくない、ということもありました。
 しかし、どんな時にも、劇場でお客さんにお目にかかれることが、僕たちの力の源でしたし、カーテンコールでの拍手がエネルギーとなっていかなるどん底からも這い上がってくることができました。
 
 そんな皆さんへの恩返しは、まだまだこれからっ!!
 全身に感謝の気持ちを込めて、「来て良かったっ!!」とおっしゃっていただけるような舞台と空間と時間をお届けするべく、日々ちょっとずつ「楽しい」をお届けしていきます。
 
 まずは、初挑戦の「短編時代劇2本立て」。
 すでに台本はほぼ完成したので途中経過で読みましたが、原作の読後感を忠実に守った上で成井豊と真柴あずきのお客さんに伝えたい想いをぎっしり詰めたものになっておりました。
 過去の作品で言えば『風を継ぐ者』シリーズ、というよりも『TRUTH』や『我が名は虹』の方面。台本の時点で、すでに切なすぎて卒倒しそうなので、役者達がこれにどこまで肉を付けていくのかが本当に楽しみですっ!!!!
 ……あ、もちろん、僕もバリバリ選曲しなきゃ……!!
 言いたくはないんですが、チケットはまだまだ余裕があります。『キャロリング』モードが抜けてない皆さん、新年が明けたのを機会に、是非時代劇モードに切り替えてご予約をお願いいたしますっ!!いろんな意味で、お早めの予約をお薦めいたしますよぉっ!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 でっ!!
 キャラメルボックス・サポーターズ・クラブに登録してくださっているみなさまっ!!
 「サポーターズ・クラブメンバー限定・お年玉セール2013」が0時よりスタートしましたっ!!
 http://www.caramelbox.com/goods/otoshidama2013/
 なんとっ!!
 2012年、満場の喝采をいただいた舞台『無伴奏ソナタ』がついにDVD化っ!!
 しかも、秋の『広くてすてきな宇宙じゃないか』がロケットリリースっ!!しかも、CSC会員限定っ!!
 
 これからサポーターズ・クラブに入会しても間に合います!!
 年間応援費は一般の方が2000円、学生の方は500円。お申し込み方法はこちらからっ!!
 http://www.caramelbox.com/csc/join.html
 サポーターズ・クラブの特典は、年間応援費を遙かに上回るお得なものなので、絶対損はさせませんっ!!
 http://www.caramelbox.com/csc/special.html
 
 ◇          ◇          ◇
 
 個人的な事情でブログの更新がままならない日々がまだ続いておりますが、TwitterやFacebookでは時間ができ次第つぶやいたり短文のご報告をしたりしておりますので、それらサービスをご利用の方はのぞいてみてくださいませ。
 Twitter https://twitter.com/KatohMasafumi
 Facebook https://www.facebook.com/katohmasafumi
 
 さぁ、2013年、いってみましょーーーーーっ!!



明日から、石川寛美の「絵本演劇ユニット ブーフーウール」の公演『おれたち ともだち』が始まりますっ!! [ブーフーウール『おれたち ともだち』]

 明日から、西荻窪の「がざびぃ」という小劇場で、キャラメルボックスの石川寛美を中心とした「絵本演劇ユニット ブーフーウール」の公演『おれたち ともだち』が行われます。
 http://www.caramelbox.com/stage/bww/pc.html
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 去年の4月に行われたブーフーウールの第1回公演は観に行ったのですが、いやはや、「公演」なんてもんじゃありません。
 「超高性能なお遊戯会」と申しますか、「本気の大人の絵本演劇」と申しますか、観ていて、もう、恥ずかしいなんて感情は全く湧かず、ただただほっぺたがゆるみっぱなし。
 僕が行ったステージでは、幼稚園ぐらいのこどもたちがべたーっと座っていたりおかあさんの膝の上に座ったりして観ていたのですが、最初は「こんなに小さい子、大丈夫かなぁ」と心配していたのに始まってしまうとどんどん引き込まれているようで、おしゃべりなんか全く無し!!これには仰天っ!!
 しかも、いざって時のリアクションは大人なんかかなわない電光石火。
 そんなこどもたちのリアクションもこの集団の作品の一部なんでしょうねぇ。
 
 普段は絵本なんか見ないという方も、こどもって苦手、なんていう子供服メーカーの人も、是非このユニットの空間に足を踏み入れてみてください。心の中がほにゃらりらーーーーーんっとなっちゃいますよぉ。
 
 出演は、キャラメルボックスでも『ケンジ先生』などでお世話になっている山田幸伸さんをゲストに迎え、前田綾・筒井俊作・小林千恵というキャラメルボックスのメンバーと石川寛美本人。
 声の出演は、「いないいないばぁっ!」(←子育て中の人は絶対知ってる番組)で「うーたん」(←幼稚園児は100%知ってるキャラクター)の声をやってラッシャク間宮くるみさんっ!!……生声を聞いてしまったのですが、普通にしゃべっててもうーたんでした……!!
 
 公演は、明日の1月10日(木)から、13日(日)まで。
 土日は12時開演、なんていう子供連れで行くには嬉しい開演時間も設定されています。
 上演時間は、去年と大きく変わらないと思うので、60分もない感じですが、長く感じないのと同じくらい短くなんて全く感じない、楽しすぎるお芝居です。
 
 まだ若干お席は残っている模様ですが、去年も直前まで同じ状況で、当日になったらほとんど席が残っていなかったので、一刻も早いご予約をお薦めいたしますっ!!
 ネットからのご予約の際は、「通信欄」に「加藤の今日で読んだので」と書いておいていただけますと、あとから石川さんを見下ろしていばれるので(←普通にしてても見下ろしてる状態ですが)、是非よろしくお願いいたします(←書かなくても問題無いです(笑))。
 http://www.caramelbox.com/stage/bww/pc.html

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ブーフーウールのメンバーっ!!
……と、なぜか、たまたまそこにいた、西川浩幸。



とにかく見て欲しい、『無伴奏ソナタ』DVD。「CSC限定・お年玉セール」は20日まで!! [『無伴奏ソナタ』]

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 1月8日から始まった、キャラメルボックスサポーターズ・クラブ会員の皆さんのための「お年玉セール」。
 http://www.caramelbox.com/goods/otoshidama2013/
 
 このページに入るには、「ユーザー名」に「CSC」と入力後、サポーターズ・クラブの皆さんにお送りした劇団からの年賀状の宛名側の面のご案内欄に書いてある「パスワード」を入力してください。パスワードがわからなくなった、という方は、僕のTwitter( @KatohMasafumi )か、メール( katoh@caramelbox.com )でお問い合わせください。
 
 さて。
 すでにキャラメルボックス公式ホームページのトップにもお知らせがあり、年賀状にも告知されているにも関わらず、そのお年玉セールのことを何故今あえて念を押しているのかと申しますとっ!!
 
 2012年秋の『広くてすてきな宇宙じゃないか』トリプルキャスト上演のDVDの先行発売も是非ご覧いただきたいのですが、僕としては『無伴奏ソナタ』のDVDを全面的に押させていただきたかったからなのですっ!!

 ◇          ◇          ◇ 

 アメリカのSF作家であるオースン・スコット・カードが1979年に発表した小説『無伴奏ソナタ』。
 
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 1985年に結成した演劇集団キャラメルボックスでは、最初の頃、劇団員みんなの意思統一を図るのと、これからどんな芝居をやっていくのか、作家である成井豊がどんなことをやっていこうとしているのかを共有するため、ということもあり、「成井豊の推薦図書」というプリントが配られ、劇団員の必読書がいくつか指定されました。
 その中の一冊が、この『無伴奏ソナタ』。
 こんな世界をいつかはやってみたい、と話し合いました。
 そして1987年9月、『無伴奏ソナタ』を題材にして、「自分だけの音楽」を作るために七つの端を渡る主人公・ゴーシュの物語『北風のうしろの国』を書き、初めてのシアターモリエール公演に臨みました。
 
 それから25年。
 ついに、原作者であるカードの許諾を受け、堂々とその原作を忠実に、しかし25年分の思いも込めて、舞台化が実現しました。
 
 製作総指揮である僕としては、キャラメルボックス史上最も暗くて重い芝居になるのではないかという不安はありました。
 この作品は、カードの得意とする自己犠牲の物語。
 だとしても、主人公・クリスチャンに与えられる運命はあまりにも過酷すぎて、最後にいかに救われても、観ている人は陰鬱な気持ちになるのではないか、と思いました。
 が、成井豊がこれをやりたいと言うのならばやろう、と覚悟を決めました。
 
 この作品を舞台化するにあたっての「キモ」は、タイトルからもわかるとおり、音楽。
 「いままでに無かった音楽」を、舞台上で演奏しなければならないのです。が、無いですよね、そんなの。
 ところが、その注文を受けてたってくださったのがSIBERIAN NEWSPAPERのみなさん。
 ■SIBERIAN NEWSPAPER ウェブサイト
 http://www.siberian-newspaper.com/
 
 シベリアンの皆さんに考え抜いて創っていただいた音楽たち、そしてそれらを演奏したり、演奏した演技をしたりして芝居を創りあげていくうちに、次第に、カードもこういうことをやりたかったんじゃないかな、と思われるような楽しいシーンもできあがり、次第に27年前に読んだときに似た感動が甦ってくる芝居になってきました。
 そして迎えたキャラメルボックス版『無伴奏ソナタ』公演当日。
 
 なんと、驚くべきことが起きたのです。
 原作ではもちろん、脚本・演出でさえ想定していなかった、まさかのエンディング。
 客席の現実のお客さんが、奇跡を起こしてくださったのです。
 
 映画化したとしても、ありえなかった感動が、そこにありました。
 
 喝采の物語『無伴奏ソナタ』。
 そのライブ映像で、一刻も早く、特にサポーターの皆さんには、この作品をご覧いただきたいのです。
 もちろん、映像ですから、あの時、いっしょにあの空間であの時間を過ごした方々の感動には届かないかもしれませんが、是非映像で追体験していただき、再演の日が来るまで楽しみにしておいていただきたい、と思うのです。
 
 お話は、現実では到底考えられない、ある意味「おとぎ話」の世界です。
 しかし、この中で生きる人間たちの懸命さや、「人が人を思う気持ち」の大切さが、どっと見る人の胸に迫ってくる芝居だと思います。
 
 あの世界を体験された方も、観逃した方、観たくても観られなかった方も、是非、キャラメルボックスの原点とも言える世界観を映像で感じてください。
 ここから全てが始まり、そして今これを上演したことで次のステップが始まっている、そう感じることができる一編です。

 ■『無伴奏ソナタ』ダイジェストムービー
  http://youtu.be/uKWuQH6GNEY

 ■お年玉セールのページはこちらっ!!
  http://www.caramelbox.com/goods/otoshidama2013/

 ◇          ◇          ◇
 
舞台『無伴奏ソナタ』に関する感想を書いてくださったブログを、Google検索の上位に出てきた順番にご紹介します。
もちろん、内容やストーリーに触れているものもありますので、それぞれのご判断でどうぞ。

■このみちはどこへつづく
http://mizki4.seesaa.net/article/273172759.html
■芝居遊歴控
http://lavender.cocolog-nifty.com/stage/2012/05/post-662d.html
■本とお芝居があれば…のオジサンのブログ
http://ameblo.jp/hitoe-eri/entry-11266140485.html
■まなひのきまぐれにつぅ〜らつら
http://manahi.blog.so-net.ne.jp/2012-05-28-2
■マイセルフ
http://eat-myself.blog.ocn.ne.jp/sweet/2012/06/post_b264.html

 ◇          ◇          ◇
 
 2013年のキャラメルボックスは、藤沢周平作品の短編演劇2本立てからスタートします。
 この2本も、『無伴奏ソナタ』を観てみると、とても通じるところがあります。
 
 キャラメルボックスはこれからも、懸命に生きること、人が人を思う気持ちの大切さ、というあたりまえのことを、愚直に、しかし楽しくお届けし続けて行きたいと思いますっ!!
 
 キャラメルボックス2013ハーフタイムシアター
 『隠し剣鬼ノ爪』『盲目剣谺(こだま)返し』
 2月23日、サンシャイン劇場で初日!!
 http://www.caramelbox.com/stage/halftime2013/
 
 ※一部に「チケット完売」のウワサがあるようですが、とんでもありませんっ!!
  今なら、いっくらでも良いお席をご予約いただけますので是非上記ウェブサイトをご覧くださいっ!!



時代劇ハーフタイムシアター『隠し剣鬼ノ爪』&『盲目剣谺(こだま)返し』の舞台美術&音楽会議でした。音楽はSIBERIAN NEWSPAPER!! [『隠し剣鬼ノ爪』『盲目剣谺(こだま)返し』]

 今日は昼から時代劇ハーフタイムシアター『隠し剣鬼ノ爪』&『盲目剣谺(こだま)返し』の舞台美術の会議が行われました。
 美術の伊藤保恵さん、照明の黒尾芳昭さんと勝本英志さん、音響の早川毅さん、衣裳の三大寺志保美さん、ヘアメイクの武井優子さん、小道具の高庄優子さん、舞台監督の二本松武さん、そして成井、真柴、有坂、劇団衣裳部・実川、小道具部・岡内、製作部5人ほど、など、大人数が集まりました。
 
 同じ藤沢周平さんの同じ「隠し剣」シリーズの二篇ではありますが、キャストも違えば見せ方も違う、ということでセットは2種類っ!!2作品の間は30分。いろいろあるので15分以内にセットチェンジできるようにしなければならないわけですが、まず最初はそういうことは考えずに2本の美術を単独で考えます。
 
 保恵さんは、物語の根本にまで迫り、そぎ落とした結果の形を模型にして僕たちの目の前に提出してくださり、演出陣も納得。
 いやぁ、しかし、このプランがサンシャイン劇場のあのサイズでどーんと目の前に現れたら、なんというのでしょう、幻想的、というか、いろんなものに見えて、いろんな場所に見えて、素敵でしょうねぇっ!!(←読んでる人は見てないんだぞぉっ!!)
 
 もちろんキャラメルボックスの成井豊演出の舞台ですから、芝居の設定は原作通り山形県庄内地方をモデルにした海坂藩(架空の藩)ですが、セットはススキが生えていたり江戸時代の家が出てきたりというリアルなセットではありません。「なんにもないからなんでもできる」という、小劇場演劇の基本に基づいた、想像力を沸き立たせるようなもの。おそらく、そのセットをご覧いただいただけで「ゾクッ!!」とするのではないかな、と思いますよぉっ!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 その後、演出部は衣裳会議に突入。製作部は退散して、しばらくしてから今度は音楽会議。
 いつもの新作ですと、使わせていただくアーティストの名前は初日まで内証にしておくのですが、今回はすでにテレビ等で流れているCMでバレバレかと思うので公表させていただきますが、『無伴奏ソナタ』の時にこれ以上無いってほどお世話になった、SIBERIAN NEWSPAPERの皆さんに、テーマソングを含めて、新曲を何曲か書き下ろしていただくことになりました。

■SIBERIAN NEWSPAPERウェブサイト
http://www.siberian-newspaper.com/
 
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 『無伴奏ソナタ』では、「この世に今まで無かった音楽」という高すぎるハードルに真っ向から立ち向かってくださり、その壁を見事に乗り越えてくださったSIBERIAN NEWSPAPERの皆さん。今回も(写真真ん中の3人の左から)、ヴァイオリンの土屋雄作さん、ピアノの藤田"軍司"一宏さん、ギターの真鍋貴之さんに事務所にお越しいただき、成井・真柴も加わってのプレインストーミングを行いました。
 
 状況を説明するようないわゆる「劇伴」的な音楽では無く、登場人物の心に寄り添い、代弁し、あるときは励ますような曲が欲しいんです、とお願いしました。
 そして、キャラメルボックスの時代劇は、もちろん、江戸時代の事件を描くわけですが、描きたいのはその時代であったりその場所であったりではなく、その時代・場所にそこにいた(であろう・かもしれない)人間たち、男と女が、必死で生き、覚悟をもってことに臨み、困難に打ち克つ姿なのです、というお話もあらためてさせていただきました。
 大きく違うところは、現代ではあり得ない「剣」という武器を持った「武士」がいたり、身分制度があったりすること。そのことによって、より「生きる」ことが厳しかった時代の、愛や友情、つまり人が人を思う気持ちをお客さんにお届けしたい、というところでしょうか。
 
 そんな話をしていたら、ニヤリとしながらもうすでにイメージが浮かんでいらっしゃるかのような3人。
 なにしろ『無伴奏ソナタ』の時のあまりにも素晴らしい楽曲たちが出来上がっていくのをそばで見ていて(聴いていて)、彼らの凄さを肌で感じた僕たちなので、もう、なんの心配もしていません。きっと、この二つの物語を何倍にも膨らませてくれる楽曲をいただけるものと信じておりますっ!!(←いや、土屋さん、真鍋さん、軍司さん、プレッシャーかけてるわけじゃないんですよぉっ!!←かけとるがなっ!!)
 
 明後日からスタートする、『隠し剣鬼ノ爪』と『盲目剣谺(こだま)返し』の稽古。
 時代劇を見慣れた方にも、藤沢周平さんのファンの皆さんにも、逆に歴史は苦手、という方にも楽しんでいただける作品に仕上げるべく、勉強と努力をし続けていきます。
 
 チケットはすでに前売りが始まっておりますが、東京公演・大阪公演、ともにまだまだ大丈夫です。
 http://www.caramelbox.com/stage/halftime2013/
 
 もうしばらくすると、キャラメルボックスのサポーターの皆さんにとっては「えぇぇぇぇっ?!」ということを発表いたしますので、チケットのご予約は今のうちが吉っ!!
 
 ■テレビCM30秒サイズはこちらっ!!
 http://youtu.be/Rof_y4Gi2fY



阪神・淡路大震災から18年。 [阪神・淡路大震災]

 1995年1月17日、僕たちキャラメルボックスは、盛岡にいました。
 『ブリザード・ミュージック』の北ツアー。
 
 その前日はお酒を飲んでいてかなり遅くに寝たはずなのですが、なぜか6時過ぎに目が覚めました。
 なにげなくテレビをつけると、神戸の方で大きな地震があって、火事になっているらしい、という内容。
 まだ夜が明けておらず、火事が起きているということしかわかりません。
 
 そんなふうに始まった、1990年に関西初公演を神戸で行って以来頻繁に神戸に行っていた僕たちと阪神・淡路大震災との戦いが始まりました。
 詳しいことは、過去の1月17日(前後)の記事に書いてきましたので一覧でどうぞ。
 http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/archive/c2302585846-1
 
 主に東京に住んでいると、阪神・淡路大震災のことは遠い昔のことで、ほとんどニュースにもならないのですっかり復興しているかのように思われるかと思います。実際、新神戸駅で降りて三宮まで出て観光して帰るだけならばなんの問題も無く復興していると言えるのかもしれません。
 しかし、あの震災を経験した人と会い、あの日の話になると、押し黙る人とどっと堰を切ったように話し始める人の二通りいらっしゃいます。
 今でも恐い。いつあの揺れが来るかもしれないと思うと三宮は歩けない。そんな人もいらっしゃいます。
 
 この18年間、毎年神戸に通い続けてきていて、そういう方々のお話をたくさん聴いてきました。
 家がつぶされて家具や家の下敷きになったけれどもなんとか這い出してきて助かった方。たまたまトイレに居て助かったものの、家は全壊した、と言う方。自分の家は大丈夫だったのに、周囲の家が全壊し、地震後数日間は寝ずに近所の人たちを掘り出して助け続けていた、と言う方。
 何年経っても、あの経験はリアルにそこにあります。
 
 そして、2011年3月11日に東日本を襲った大震災。
 今度は僕たちは銀座にいました。
 東京は、直接の被害はそれほど無かったものの、大混乱に陥りました。
 そして北海道から千葉に至る広範囲が津波と地震に襲われ、翌日には長野県にも大地震が起きました。
 
 長く続く大きな余震のなか、僕はテレビを見続けておりました。
 そんななか、神戸の人たちが、そして関西の方々が、東北の支援のために立ち上がるニュースを見ました。
 
 あの阪神淡路大震災があったから、一刻も早く東北を助けたい、と、自らの経験から察して動き始めてくださったのだと思います。
 
 体験した者にしかわからない、巨大地震の恐怖。
 体験したからこそわかる、恐怖からの脱出方法。
 
 あの時にうまくいかなかったことが、今回は機能していることがたくさんあることも知りました。
 
 人間は、学ぶ。経験を積み重ねて、一人でも多くの人を救うために知恵を積み重ねる。
 ただ悲しがっていただけではなく、次に来た時にはどうするか、をきちんと考えてある。
 単純に、人間ってすごいな、と思いました。
 
 僕らエンターテイナーにとって、できることは限られていますが、僕らもできるだけのことはして、継続して思い続けていくくらいのことはできます。
 阪神・淡路大震災の後に何もできなかった経験から生まれた「どこでもできる演劇『賢治島探検記』」。それを2011年10月に東北で上演。しかし、東北応援無料ツアーをやってみて、僕は、まだまだもっとできることがある、と感じました。
 それはまだ、僕の中だけにあり、醸造中といったところ。形になりかかったら、またご報告させていただきます。
 
 少なくとも、阪神・淡路大震災の直後から僕たちは変わらずに神戸に通っています。18年間、ずっと。
 そのことが、少しだけでも、神戸のお客さんたちの力になれている、と、勝手に思っています。
 
 僕らの担当は、モノやお金を持っていくことじゃない。愛する町だからこそ、とにかくそこに行って、そこにいるキャラメルボックスに会いたいと思ってくださっている人たちを励ますこと。元気づけること。明日が楽しみになる勇気を差し上げること。
 
 「これからも神戸に来続けます」というあの日の約束を絶対に忘れないでかたくなに公演し続ける東京の劇団が、一つくらいあってもいいんじゃないか、と思います。
 
 東北での「いつかきっと戻ってきます」という約束を守るために、僕らはまずは、今日やるべきことをやり続けます。
 
 そしていつか、神戸の皆さんといっしょに、東北に行くことを夢見ています。
 
 



ハーフタイムシアターの稽古開始は読み合わせからっ!!「おぉーっ!!」「へぇーっ!!」というキャスティングっ!! [『隠し剣鬼ノ爪』『盲目剣谺(こだま)返し』]

 ついに、ハーフタイムシアター(上演時間60分の短篇演劇)『隠し剣鬼ノ爪』『盲目剣谺(こだま)返し』の稽古が今日18日から始まりました。
 
 今日は、顔合わせと読み合わせ。
 ゲストがいないので劇団員だけのキャスティングですが、今までにやったことがないタイプの役に挑戦する役者が何人もいて、キャラメルボックスとしてはかなり意欲的な配役になっています。
 
 原作がある作品を上演するときというのは、当然のようにみんな原作を読み込んできていますし、早いうちから台本も読むことができて、それぞれにすでに深く自分の役を考えてから読み合わせに臨んできているので、「あっ、そう持って来たかっ!!」というヤツや、「えっ、そういうのっ?!」というヤツ、いろいろ。なにしろ初めてみんなの前で台詞を読むわけですから、おそらく、全員が全体の解釈をそれぞれにもった状態なわけですね。
 聞いている方としてはそれもまた楽しみなわけですが。
 
 台本がある、とは言っても、まだ途中。これから、まだまだ改訂がある予定だそうなので、最終形がどうなるのかは僕にもわかりません。
 
 しかし、ひとつだけ言えるのは、「これは濃いぞ」ということ。
 見る側はいいとして、演じる側はその時代の人の常識や言葉、感じ方や判断のしかたなんかを理解していなければ自然に演じられないわけで、オリジナル作品だったらある程度デフォルメすればなんとかなるようなところも、原作がある場合は変化球は通用しない部分もあって。
 
 そして、戦いの連続だったり、タイムマシンが出てきてドカーンっていう話だったりしたら「動き」で見せることを重視したりすることもあるわけですが、今回はなにしろ「人」がどっしりそこにいないとなにもかも信用できない、という物語。
 
 しかし、全く心配はいりませんでした。入団5年目の鍛治本大樹が最も若手、という重厚な布陣で、しかも両方に岡田達也がいる、という安心感
 
 しかも、チラシのキャスト表のうしろの方にさりげなく載っているヤツが実は……という部分もあったりして、全く油断がならないキャスティングになっています。
 
 2月23日(土)、サンシャイン劇場で初日。
 1時間のお芝居ですので、気軽にお試し気分で、しかしどっしりとお楽しみくださいっ!!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 ハーフタイムシアターは基本的に当日券でも気軽にご覧いただける上演形態として1989年からやり続けてきているわけですが、2本立ての場合はまとめてご覧いただくには早めのご予約をお勧めしております。しかも、公演前半にて。
 なぜなら、2本まとめてご覧いただいて、どっちかが気に入ったら、別な日に1本だけフラッと観に来る、なんてことが可能だからです。
 
 公演詳細をじっくりお読みいただいて、あなたのご予定と照らし合わせて、是非早めのご予約をっ!!
 http://www.caramelbox.com/stage/halftime2013/



「ハーフタイムシアター」って何っ?!〜初期チラシ裏から探る「キャラメルボックスのハーフタイムシアター」の魅力!!〜 [『隠し剣鬼ノ爪』『盲目剣谺(こだま)返し』]

 はたと思い立ちまして。
 「ハーフタイムシアター」は、1989年から途中お休みを入れつつもキャラメルボックスがずっとやり続けてきている「上演時間がいつもの半分」の演劇です。
 なのですが、最近ではそういう短篇の演劇をやる劇団も増えてきてはおりますが、当時は自分たちにとっては画期的、世間的に言えば暴挙に値する行為でした。
 
 が、20年以上もやってきてしまいますと、自分たちにとっては「ハーフタイムシアターは上演時間半分の短篇演劇」というのがあたりまえになってしまっておりまして、ついつい、「世の中にはそんな名前の演劇は無いし、そんな形態の演劇もそうそう無い」ということを忘れてしまっておりまして、ふと気付いたら、いつの頃からかチラシの裏には「ハーフタイムシアターとはっ?!」という項目さえも消えてしまっていたのでしたっ!!(←昨年の『広くてすてきな宇宙じゃないか』と今回だけなのですが)
 
 こりゃいかんっ!!
 キャラメルボックスのお客さんは知っていてくださっているかもしれないけど、世の中のほとんどの人は「ハーフタイムシアター」なんて知らないじゃんかっ!!……というわけで、今回は初期のハーフタイムシアターのチラシ裏をご紹介することで、この企画の楽しさをご紹介しようと思いますっ!!
 


チラシ裏で見るハーフタイムシアターの歴史

1989年2月 第1回ハーフタイムシアター『銀河旋律』
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 実は、話せば長いのではしょると、2月28日から3月5日は若手公演をやろうとして予約いたのです。が、この前の冬の公演を最後に若手がみんなやめちゃいまして、男優は当時役者だった成井豊と西川浩幸の2人になってしまい、なおかつこの期間では本公演には短すぎるし、と、しかし劇場は予約しちゃってるしどうしよう、という切羽詰まった状況で、僕が「上演時間半分の芝居を作って1日2回やればいいんじゃないですか?」と提案したのがキッカケで「ハーフタイムシアター」が生まれたのです。
 
 当時はシアターモリエールというキャパ150人くらいの小劇場でやっていたのですが、本公演の上演時間は1時間30分くらい。そこで、ちょうど半分の45分の芝居を作ろう、ということで考えはじめたら、いやー、45分にすることで、今までの演劇ではできなかったことがいろいろできるじゃんっ、今まで演劇を観たことがない人にもオススメできるじゃんっ、こりゃすげぇじゃんっ!!……と大興奮しました。
 
 そこで、それまでのチラシとは思い切り雰囲気を変えて、当時のハタチ前後の女性なら必ず読んでいた雑誌「Hanako」っぽいチラシ裏にしようぜぃっ、ということで、こんなチラシ裏を作ったのでした。

 この時のチケット代は、指定席1500円、自由席1000円。小劇場で指定と自由を設定する、というのも僕らが初めてでした。
 初日が開いてみると、やはりというかびっくりというか、それまでのいわゆる「小劇場演劇ファン」っぽい方々だけではなく、ネクタイの男性や明らかに仕事帰りのOLさん、という感じのお客さんがたくさん来てくださいました。全体的な観客動員数はそんなに多くは無かったのですが、とても収穫があった公演でした。
 
1990年4月 第2回ハーフタイムシアター『広くてすてきな宇宙じゃないか』
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 『銀河旋律』の成功に気をよくして、翌年は完全にハーフタイムシアターをやるために劇場を予約。

 チラシも、思い切って舞台の情報は完全に表面に集約して、裏面は「広告扱い」にしてしまおう、というコンセプトでこのチラシ裏を作りました。

 前年通り「Hanako」っぽく、というスタンスに、「VOWっぽい」というか、「こんなアンケート、絶対ウソでしょーっ?!」という、あからさまに自分たちで捏造した図表を入れて紹介してみました。……今だったら、こわくてできません……。小劇場時代ならではの、悪乗り寸前(←「寸前」?!)のものですねぇっ。

 そして、左下の「去年1年間で最も充実した45分」という「データ」のウソ臭さも大好きなのですが、オチとして用意した右下の「地図もわかりやすくした」は、いまだに夢に出てくるほど大好きです(←ウソを重ねるなっ!!)。

 
1991年3月 第3回ハーフタイムシアター『ハックルベリーにさよならを』
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 ハーフタイムシアターの効用か、どんどんお客さんが増えてしまっていたので、1回目のハーフタイムシアターが1週間もなかったのに、なんと3回目のこの公演は完全ダブルキャストでシアターモリエールで50ステージ、という、今やれと言われても絶対にお断りしたいタイムテーブルを組んでやりました。おそらく、シアターモリエールで50ステージやって1万人以上を動員した劇団は後にも先にもキャラメルボックスだけだと思います。

 このチラシ裏では、すでに3回目という油断もあって、キャッチコピーには「ハーフタイムシアター」の文字が躍っているわりにはハーフタイムシアターの説明が少なくなっておりますね。

 
1992年4月 第4回ハーフタイムシアター『銀河旋律』『広くてすてきな宇宙じゃないか』(2本立て)
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 ハーフタイムシアター初の関西登場、初の二本立て、という「初」が2つかぶってしまったために、チラシ裏に書かなきゃいけないことが増えすぎて、老眼じゃ無くても読めないレベルの活字の小ささになってしまいました。そのうえに、デザイナーの日根野さんが「銀色でいくんだ」と譲らず、銀色で白抜き、という読みづらさに拍車のかかった、しかし、読みづらいから読んでしまう、というチラシ裏になってしまいました。

 大阪では初めて、二本立ても初めて、という内容を詰め込むため、『広くてすてきな宇宙じゃないか』の時のチラシ裏のコンセプトに戻って「ウソくさい図表」を採り入れて、全く参考にならない「銀河旋律VS『広くてすてきな宇宙じゃないかどっちを観るし?!徹底比較!!」という表と、これまた捏造の「26歳会社員の女性・N.S.さんの感動の度合いを表す心電図」なんていうグラフも載っております。
 ちなみに僕が好きなのは、上の表の「劇中で起こった事件の被害総額」。……どっちもやり過ぎだっちゅーの……。
 
1996年4月 第5回ハーフタイムシアター『ハックルベリーにさよならを』『TWO』(2本立て)
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 1993年〜95年の春は、「アコースティックシアター」という別企画の公演をやってみていたのと、92年の二本立てで「超満員大赤字」というアホなことになってしまったので、ハーフタイムシアターはお休み。
 いくらハーフだとは言っても2000円じゃムリでしたよ、ってことで、この公演から一本3000円に。

 この公演から、僕は「キャラメルボックス速報のページ」というホームページを作り始めました。ブログを始めてからやめてしまいましたが。
 記念すべき(?)僕の最初のページのバックアップはこちら→→→http://www.katoh.to/lib/960512/halftime.html

 チラシ裏も、久し振りのハーフタイムシアターということで用語集が復活。「春の公演は前売券が売れ残る」という自虐的な項目が載っております。
 
1999年3月 第6回ハーフタイムシアター『銀河旋律』『広くてすてきな宇宙じゃないか』(二本立て)
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 1997年はアコースティックシアター、98年は春に「OSAKA感劇祭」に呼ばれていたので再演、ということで、またまた2年間空きました。

 久し振り、ということでチラシ裏はまたまた「用語集」

 96年のが文字ばっかりで辛かった、という反省から、「アイコン」を登場させております。「インターネットホームページ」なんていう項目が入ってきたのがようやくこの頃から。

 で、この公演を最後に、ハーフタイムシアターのチラシの裏からは「ハーフタイムシアターとはっ?!」という解説がほとんどなくなってしまったのでしたっ!!
 
その後。
 2002年に『銀河旋律』のみ、しばらく無くて2005年の結成20周年で2本立て、2006年以降は梶尾真治さんや恩田陸さんの作品をハーフタイムシアターで上演。

そして今。
 長い歴史を持つハーフタイムシアターの中で、初めての時代劇、しかも二本立てに挑戦します。
 http://www.caramelbox.com/stage/halftime2013/
 こんなに長い間劇団をやってきても、まだまだ「初めて」のこと、つまりやっていないことがいっぱいあるんです。

 で。自分で驚いたのですが、どなたかがウイキペディアに「ハーフタイムシアター」という項目を作ってくださっておりましたっ!! 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%BC
 ……『TWO』の綴りが違うんですけども……。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 というわけで、「二本立て」だと2本観なくちゃ、と思われるかもしれませんが、お気になさらず、気になった方を1本だけでもかまいませんっ!!
 是非この機会に、キャラメルボックスの短篇演劇「ハーフタイムシアター」に、遊びにいらしてくださいっ!!
 http://www.caramelbox.com/stage/halftime2013/



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