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『彼の背中の小さな翼』、始動。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は今日、通し稽古っ!!うひゃーっ!! [『彼の背中の小さな翼』]

 5月11日に初日を控えた『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の稽古が佳境に入る中、この春、キャラメルボックスもう一本のチャレンジ公演『彼の背中の小さな翼』の顔合わせと読み合わせが行われました。
 
IMG_2500.jpg
 脚本・演出は、真柴あずき。単独の脚本・演出は、キャラメルボックスでは初めて。

 キャストは、キャラメルボックスから坂口理恵と岡田達也。俳優集団D2から上鶴徹くん。オスカープロモーションから、『渡る世間に鬼ばかり』のえなりかずきさんの奥さん役でおなじみ・清水由紀さん。そして、2006年の『俺たちは志士じゃない』以来、今回で4回目のキャラメルボックス登場となる劇団青年座の大家仁志さん。
 
 この公演。
 実は、10年くらい前から僕が「少人数の作品を作ろう」と提案してきたものがようやく叶った、という企画です。
 セットをがっちり組んで、照明もムービングライトやビームライトをどっさり仕込んで、出演者は10数人、というのが通常のキャラメルボックスの本公演。でも、それだとどうしても移動が大編成になってしまい仕込みにも時間がかかりお金もかかってしまうため、東京と関西以外での公演をやろうにもフットワークが悪すぎることから、「出演者が少なくてセットや照明もシンプルな、地方の小規模な会場にも身軽に公演をしに行かれる作品なんだけど、ちゃんとキャラメルボックス公演」というものをやりたい、と提案し続けてきていたのでした。
 
 が、実際には年間のスケジュールが厳しくてなかなか実現には至らないまま時が過ぎてしまいました。
 そんな2011年、東日本大震災が起き、僕たちは『賢治島探検記』を持って10月に「東北応援無料ツアー」を行いました。
 http://www.pia.co.jp/caramelbox-kenji/index.php
 出演者は9人。少ないとは言えませんが、キャラメルボックスとしてはそれまでで最少人数。そしてセットや照明は2トントラック1台分。
 ギリギリの人数で、花巻、田野畑村、気仙沼、仙台、塩竈、南三陸町、小名浜、と7カ所を回りました。
 その結果、それまで通りの公演活動をしていたら出会うことができなかった方々に出会うことができ、それまでにない経験をさせていただくことができ、キャラメルボックスにとって大きな力に繋がったのです。
 
 その後、震災から時間が経っても、平日の夜は閑散とし続け、なんとなーく重苦しい空気が漂い続けた東京。
 
 そこで、あらためて覚悟を決めました。
 もう、このままじゃいかんっ!!震災直後に誓った通り、もうキャラメルボックスは出し惜しみせずにやりたいことから順番にやっていくのだっ!!……と。
 
 それがこの、自分のところの新作に自分のところの新作をぶつける、という「バカじゃないの?!」という企画。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 昨日、ついにそのメンバーが都内の稽古場に集まりました。
 キャラメルボックスの稽古場は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のメンバーが稽古中なので、新宿の高層ビルがよく見えるこぢんまりとしたところに集まった役者5人とスタッフたち。
 初対面同士もあったのですが、でも、皆さんがそれぞれのところで大活躍している人たち。
 
 清水さん(由紀ちゃん、という方が呼びやすいっス)とは、随分前から何度も見に来てくださっていることもあって楽屋でお目にかかっていたのですが、以前とは全くオーラが違うという感じ。やはり『渡る世間〜』のレギュラー、という位置が、彼女を大きくしたのでしょうか。
 そして上鶴くんは、半年ほど前の舞台『TRUMP』の時とは打って変わってカワイイ感じ。男性に向かってカワイイとか言っちゃいけないと思うのですが、やはり22歳と言えばキャラメルボックスだったら新人と同じくらいの年齢なのに2007年からこの世界で活躍している実績がまた彼を輝かせているのだろうなぁ、と思いました。
 マキノノゾミさんの『横濱短篇ホテル』の舞台を終えたばかりの大家さんは……まぁ、もう、準劇団員みたいなものなので、そこにいるだけで安心ですっ。
 
 で。
 真柴の解説の後、書いてきた台本をみんなが初見で読み始めました。
 すると……驚いたことに、どんどん曲が湧いてくるんです、僕の頭の中に。いやはや、びっくり。
 ちょうど『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の選曲があと数曲、というところに来ているということもあってそういう脳になっている、ということもあるとは思うのですが、途中で気付きました。
 『四月になれば彼女は』初演の時と似た感覚だっ!!……と。
 
 1993年、それまで女優だった真柴が初めて脚本を書いたのが『四月になれば彼女は』。
 成井豊の作品しかやってこなかったキャラメルボックスが、初めて女性の作家の作品をやる、ということで、どんな本が上がってくるのか、本人は「アコースティック」とか言ってるから、淡々とした静かーーーーーな、間がたっぷりな、ともすると眠くなっちゃうようなヤツなのかなぁ、とか、不安と期待で言えば不安の方が大きいまま迎えた本読みで、聞いているうちにどんどん曲が頭に浮かんできた時の、あの感じ。
 
 その後真柴が本を書くのがあたりまえになってきてはいたものの、成井との共作だったりしたので初期の頃よりは「真柴色」は薄れていたように思うのですが、今回は、そんな20年近く前のことがぶわっと思い浮かべさせられてしまうような、ピュアで、きゅんとして、心の奥の方のひりひりしたところをさわさわされるような、そんな言葉の断片がいっぱい。
 それを、由紀ちゃんや、ツルちゃん(←いきなり短縮)が、みずみずしい感性で表現してくれていて。
 
 ……いやぁ、コレ、いーんじゃないっすかぁっ?!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 もっといっぱい書きたいんですが、実は今日はこれから『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の初めての通し稽古。
 先日、普通の稽古を見てきて、ちょうど阿部丈二が『空飛ぶ広報室』というドラマに出演した翌日だったこともあってパイロットにしか見えなかった、というのは置いといて、想像を遙かに超えて面白かったので、通すのがとても楽しみ。
 
 また、今日観終わったら、あらためて書かせていただきますっ!!


2013-05-01 10:43  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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キャラメルボックス『ナミヤ雑貨店の奇蹟』第1回通し稽古を見ましたっ!!活き活きとした「アイツら」!!伏線の洪水!!圧倒的な物語の収束!!涙腺崩壊!!「想いの必然」の物語!! [『ナミヤ雑貨店の奇蹟』]

 ゴールデンウィーク中の平日3日間。
 3日とも休んじゃってまとめて超大型連休にして遠くにお出かけにいらっしゃてる方を、僕のFacebookのお友達に一人だけ発見いたしました。書いてないだけで、けっこう多くの方が日常脱出をされてるのかもしれませんねぇ。
 ちなみに僕は、キャラメルボックスを始めてからというものゴールデンウィークは仕事相手がお休みで不便なもの、という感じで……。
 みんなが休んでる時ほど忙しい、というエンターテインメントがお仕事のみなさん、いっしょにがんばりましょーーーっ!!
 
 というわけで、昨日・5月1日は、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の最初の通し稽古でした。
 
 僕自身は、ずっと自宅に引きこもってこの作品と、並行して行う『彼の背中の小さな翼』のための楽曲を探し続けてきていたので、台本と原作をいったりきたりしていたので、久し振りにみんなに会えてそれだけでテンションアップ。
 この前日に『彼の背中の小さな翼』の読み合わせがあったので余計にナミヤの通し稽古が楽しみでありました。
 
 もっとも、実は数日前に、孤独に耐えきれずに稽古場に行ってみたら、ちょうど最初から最後まで2シーンずつやる、という日で、一通り見ていたので、新鮮に見た後にきちっと通して見る、ということができたわけですが。
 
 で。
 まず思ったのは、活字の世界で楽しんできた『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が、まず原作から脚本にされた時点で泣く泣く削られたであろう部分が、全く気にならなかったこと。終わってみれば、「ん?出てこなかったエピソードって何だっけ?」と思うくらいに、この脚本は脚本で原作が伝えたかったことの中心部分を捉えて書かれているなぁ、と思いました。
 
 そしてそしてなによりも、活字の世界では自分の想像力の範囲内でしか動いていなかったキャラクターたちが、目の前で、肉体だけではなくて、独自の考え方、独自の表情、独自の声でそこに存在して躍動している、ということ。
 これは、原作ものをやるたびに、最初の通し稽古で思うことなのですが、今回は特に、原作の時点ですでに無茶苦茶愛情を注いでしまっている登場人物たちなので、それを役者達がどう「演じている」のか、ということを、楽しみでも有り、若干の不安もありながら待っておりました。
 が、その想像は良い意味で裏切られました。
 彼らは、原作のキャラクターを「演じている」のではなくて、「生きて」いたのです。
 つまり。
 すでに元のお話を知っているわけですから、極端な話、この後こいつは何を言うか、ってことを知っていて見ているわけですが、不思議なことに、「えっ、コイツ、何するつもりなんだっ?!」「えっ、こんなことしちゃって、次どうなるんだっ?!」と、目の前で起きていることに精一杯になってしまい、そのうちに、その人物たちから目が離せなくなっている自分に気がつきました。
 
 それは、原作や脚本に文字として書かれていた「台詞」や「ト書き(説明)」は、すでにそこには無くて、あるのはそこで生きている「人」たちだけ。元の「文字で書かれていた人や状況」の全てが、演じている、いや、生きている役者達の中に取り込まれ、その役者と役者同士の人間関係がすでにそこではリアルな関係になり、起きてくるいろんなことはト書きに書かれていたことではなくて今ここで起きていること、になっていってしまっていたのです。
 
 もともとキャラメルボックスって、ファンタジーやSFの物語を上演する劇団なので、「ここは宇宙船の中」とか、「これはタイムマシン」とか、いかにそこにある無茶なシチュエーションをお客さんに信じてもらうか、といことをやってきた劇団なので、「ここはナミヤ雑貨店」ということを信じていただくことなどお茶の子さいさい、という感じなのかもしれませんが、それにしたって、それを28年もやってきた僕を、こんなにもいともカンタンに騙してくれてしまうなんて、いやはや、このチームの信じさせてくれるパワーと破壊力は並大抵のものではありません。
 
 もちろん、主人公の3人はいいです。
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 『無伴奏ソナタ』のクリスチャンという主役で、あの空間にいた人たちみんなの心を鷲づかみにした多田直人。

 『夏への扉』で、ハインラインの原作のファンたちが描いていた「準主役」の猫のピートのイメージを見事なまでに打ち破り、「キャラメルボックスの『夏への扉』のピート」を演じきった筒井俊作。

 2008年『嵐になるまで待って』のユーリ役以来何度となくヒロインを務め、『トリツカレ男』のインコのニーナ役や、外部出演の柿喰う客でのはち切れた演技でもその魅力を振りまいてきた渡邊安理。

 ほぼ同期入団のこの3人のチームワークは、すでに今までの舞台でも実証されてきた通りお見事。僕たち見る者をフィクションの世界に引きずり込んで行ってくれる「人間力」も並外れています。
 
 がっ。
 今回見ていて僕が最もグッと来たのは、意外なことに(?)阿部丈二。
 2011年から、『流星ワゴン』の永田、『アルジャーノンに花束を』のチャーリイ、『キャロリング』の大和、『隠し剣鬼ノ爪』の家老・堀、そして自らのプロデュースユニット「スカイロケット」の『旅猫リポート』の主演、と、重い役ばかりをやってきた丈二。途中、『トリツカレ男』のロミオや『降りそそぐ百万粒の雨さえも』の三鷹なども挟まってきてはいるのですが、今回のようなナチュラルな役は多分初めてではないかと思うのです。何か大きく物語を動かすわけでもなく、大きな感情の起伏があるわけでも無いのですが、そういうところをふわっと演じていて、とても安心させてくれました。
 まぁ、テレビドラマの『空飛ぶ広報室』に出てるのを見たばっかりだった、ということもあるのかもしれませんが……。
 
 でっ。
 「キャラメルボックスって、悪い人が出てこないじゃーん」と良く言われてきたのですが、原作ものをやるようになってから、けっこう悪い人が出てくるようになりまして。
 ぶっちゃけ、1980〜90年代のハリウッド映画好きな僕は、エイリアンやターミネーターは好きなのですが「本当に悪い人」が出てくる話は苦手。そういう意味で、今回の話は、出てくるには出てくるんですが、ちゃんと僕が喜ぶように話が展開してくれるのですっ!!
 そもそも東野圭吾さんがスゴイんですが、それを見事にキャラメルボックスの側に引き寄せた成井豊にしろ役者達にしろ、お見事だと思います。

 そしてまた、原作を読んだ方なら「コレ、どうやって舞台にするの?!」と普通思うでしょう、と思うほど、そもそもナミヤ雑貨店というところに投げ込まれる悩み相談の手紙に答えていくという物語なので、いっぱい「手紙」が出てくるのです。
 で、原作を読んだときも、脚本を読んだときも、「こんなに手紙が出てきてしまって、それをそのまま上演したら、ただの退屈な朗読劇になっちゃうじゃん」と思ったわけです。
 ところが、コレがまた、長年手紙を読むシーンを多用してきたキャラメルボックス(←いいのか悪いのかっ?!)だけあって、いやはや、絶対に飽きさせません。てゆーか、「次の手紙はっ?!」と楽しみになるほど。もう、後半になると「もう、普通に読んでくれてもいいからねぇ」と思うほど、「手紙のシーン」も楽しく見せてくれました。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 通し稽古では、曲がシーンに合うかどうかを冷静に確認することと、芝居にきちんとダメ出しをするために「製作総指揮目線」で芝居を見ていたのですが、それでも耐えきれずに5回くらい涙が溢れました。冷静に言いますと、心の水門を開けて見たら、こりゃ、大変なことになってしまうのではないか、と思いました。
 曲がまた、いいっ!!
 いえ、これは自画自賛では無くて、ここ数年、演出部の有坂美紀が稽古場での選曲をやってくれていて、僕が集めてきた曲や自分で見つけてきた曲をどんどんかけてくれているのですが、その中の、とある「キモ」になるシーンの曲が、もう、ほんと、あぁっ、涙を絞るんですよぉ……!!声が出そうなほどに……。ずるいどぉっ!!
 
 で。
 大問題が。
 しょっぱなから引きずり込まれてどっぷりとナミヤ雑貨店の世界とたわむれて、カーテンコールが終わってみたら、なんと通し稽古の上演時間が2時間20分っ!!
 しょぇーーーーーーっ!!
 しかし、完全に、体感時間は90分。
 キャラメルボックスでは、人間がじっとしていられる物理的に可能な時間は120分が限界、と僕は考えていて、上演時間が2時間を越えるようならばっさばっさと無情なカットをしてもらうようにしておりまして。
 が、最近は例外がありまして。
 『容疑者Xの献身』が、2時間15分だったのです。
 ……そうなんです、東野圭吾さんの作品は、前もって散りばめられる伏線が見事で、それら全てが魅力的で、なおかつそれらが無いと物語が収束しない、という特性を持っているのです。
 極力短くする努力はしてもらいますが、もし2時間を越えたとしたら、ごめんなさい。そして、ご覧になって、「あそこをカットしたら?」とアンケート用紙にご提案ください。物語として重要でも、観ている者にとって不要、とことだってあるので、僕もそういう非情な視線で提案はしてまいりますが。
 
 最後に。
 通し稽古を観終わって思ったこと。
 
 人と人との繋がりって、繋がるべくして繋がっていることがある。
 そうじゃないこともある。
 でも、偶然では無く必然で出会ってしまうということがある。
 そして、この世にいるかどうかわからない「神」のような存在の、なにがしかの「縁」だったり「強い想い」によって出会わされてしまうこともある。
 
 今回のお話は、単なる偶然の積み重ねではなく、一人の男の、いや、ふたりの人間の、いや、そのふたりを取り巻く、時代を超えた人たちの強い想いが紡いだ、「想いの必然」の物語。
 
 成井豊・作の『サンタクロースが歌ってくれた』に「私は芥川龍之介に会いたかったの。その夢が今夜かなったのよ。奇跡って起こるのよ。起こらないって思ってる人には、絶対に起こらない。でも、今夜の私はそうじゃなかった。」というセリフがありました。
 しかし、今回は「奇跡」じゃなくて「奇蹟」。
 
 この物語は、きっとあなたの力になれると思います。
 なぜそんなに断言できるかと言うと、少なくとも僕には、強大な勇気を与えてくれたから。
 
 こんなに熱く語っておいてなんなんですが、このブログの内容が本当かどうかを判断するのは、あなた。
 少なくとも、今、自分がしていることの全ては無駄じゃない、って思える作品に仕上げようと思いますっ!!


2013-05-02 12:03  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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休み明けっ!!いよいよ今週末初日のキャラメルボックス『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の3回目の通し稽古を見てきた加藤昌史に、自分でインタビューっ!!短文を装った長文に注意っ!! [『ナミヤ雑貨店の奇蹟』]

 連休明けの今日、なんだか、朝からすごい風ですねぇ。みなさん、ゴールデンウィークはどうしてましたかっ?!キャラメルボックスは毎年連休はお休みじゃないので、稽古の毎日なのもいつものこと。空いてる電車で通えて良かったぁ、という感じです。

 さて、昨日で、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の3回目の通し稽古が終わりました。
 5月4日にやった2回目の通しを観た後にブログ用に文章を書き始めたのですが、もう、想いが溢れちゃって、ものすごい長文を書いてしまい、一晩おいたら「こりゃしつこいだろ」と自分でも思うほどで。で、6日の3回目を観てから落ちついて書こう、と思い直したのでした。
 
 で、インタビューされた風に書いてみよう、と思い立ちましたっ!!

■『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とはどんなお話ですか?

 日本のあるところに、ずっと前からそこにある「ナミヤ雑貨店」という古いお店がありまして、いつの頃からか、そこのシャッターの郵便受けに悩み相談の手紙を入れておくと後日牛乳箱の中に返答が入っているようになりました。
 その返答を書いている人と相談者たちが100年近くにわたって紡ぎあった、あったらいいな、きっとあったんだろうな、という不思議でほかほかしてひりひりしてきゅんとするお話です。

■東野圭吾さんの原作との違いは?

 原作は5つのお話からできあがっていますが、舞台化にあたってエピソードを削らざるを得ず、「2.5」に減らしてあります。なので、「あの話が無いじゃんっ!!」と思われる可能性もありますが、原作の根幹を成す大きな部分を中心に活き活きとした立体的な世界に再構成してある、という感じです。
 そしてなによりも小説『ナミヤ雑貨店の奇蹟』と舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の違うところは、登場人物が生身でそこにいてしゃべったり動いたりする、ということ。あたりまえのようですが、これが大きくて。立体のセリフロボットがただ小説の文字を音声化しているだけじゃなくて、もう、あの人やあの人やアイツやソイツが、感情を持ち、それまでの人生を背負ってそこに生きているのです。笑うし、泣くし、怒るし、歌うし、楽器は演奏するし、踊るし、汗もかくし、唾も飛ぶし、失敗するし、笑わせてくれるし、誰かが話していることに反応するし、とにかく、小説で起きていたあの事件やあのエピソードが起きていたまさにその時間や空間がそこに流れているところにあなたが立ち会える、という感じです。

■舞台版『ナミヤ雑貨店の奇蹟』はどんなお芝居になるんですか?

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 油断していると、始まった途端にうるっときてしまいます。油断していなくても、始まってすぐに、多田直人・筒井俊作・渡邊安理が演じるコソ泥3人組に、ナミヤ雑貨店の世界に引きずり込まれます。

 「えっ?えっ?えっ?おぉーっ。んむむむむ?あーそーかー。えっ?えっ?えっ?うるるるるるる……」なんてことが繰り返され、最初の1時間は息つく暇もありません。

 そして1時間を過ぎたところから、観ているだけのはずなのに気が気では無くなって、「で、次は?えっ、どうなるのっ?!あっ、そうきたか!!えっ、でも、それはっ?!あっ、そういうわけっ?!あっ!!うっ!!うるるるるる……」ということが連続して起きていき、最後は…………どうなるんでしょーっ?!それはご覧になった皆さんそれぞれかと思いますっ!!
 
■この公演の見どころは?

 新人4人が2人ずつダブルキャストで出演している以外の11人は、全員が主役やヒロイン経験者です。今公演の「主役」は、強いて言えばコソ泥の3人なのですが、実は、本当の意味では他に主役が4人、準主役が3人いるのです。小さな物語が繋がり合って『ナミヤ雑貨店の奇蹟』という一本の作品になるわけですが、その小さな物語の小さなエピソードのひとつひとつを主役経験者たちがしっかりと描いてくれることで、後半戦にたくさんの「パズル」が一気にカシャカシャと音を立てて繋がっていくような知的快感がぎゅぅぅぅっと増して、たまらない楽しさです。
 
 そして演出面では、キャラメルボックスで言えば『スキップ』や『容疑者Xの献身』と同じく、「廻り舞台」を使用します。これは、ブロードウェイ・ミュージカル『レ・ミゼラブル』のように劇場に備え付けのまぁるい巨大な床が回る、というタイプではなく、ステージ上に巨大なとあるものがあり、それがまるごと回ることで時間や空間の変化を表現する、というものです。
 これがですね、「ただ、舞台がまわるだけでしょ?」と思っていたら大間違いで、なんと、機械式じゃなくて、演じていない役者が手で回すんですっ!!……まぁ、予算の問題、という説もありますが、『容疑者Xの献身』を詳細にご覧になった方には気づかれておりましたが、実は「黒子」のようになって回している人が実は……なんてこともありまして。そういうマニアックな見方は別にして、この「舞台が回る」というのが、昔のドリフターズの番組のような「はい、場面転換」という使われ方ではなく、角度を付けて回ったりスピードを変えて回ったりと、まるで生き物のように、それそのものがもう一人の出演者であるかのように、「黒子」の役者達によって操られていくのです。そしてその動きが、激しく移り変わっていく「時間」の流れも表現していて、2時間以上の上演時間を感じさせない理由の一つになっていると思います。
 
■「今回は観ようかなぁ、パスしようかなぁ、どうしようかなー」と迷っている方の背中を押す一言をどうぞ。

 まず、「原作を読んじゃってるからなぁ、あの感動を汚されたくないなぁ」と思っているあなた。
 創っている本人たちが最もそう思っています。少なくとも、発売直後に原作を買って読んで舞台化を決意した脚本の成井豊が自分で演出しておいて、通し稽古では最も泣いています。
 
 そして「キャラメルボックスは好きだけど、原作ものってなぁ」と思ってるあなた。
 この作品は、『サンタクロースが歌ってくれた』のようにワクワクドキドキできて、『また逢おうと竜馬は言った』のようにスリリングで、『さよならノーチラス号』のように切なくて、観終わった後は『クロノス』シリーズ全作品をまとめて観終わった後のような爽快感と心地よい脳の疲労を感じますっ!!そしてもちろん、ハンドタオル持参必須なのは言うまでもありませんっ!!
 
■最後にひとこと。

 S席6800円。これは、東京ディズニーランドに行って遊んで食事をして帰ってくるのよりは若干安めだけど、かなり大きな額だと思います。しかし、メイキング映像付きの映画のBlu-ray BOXを全て観終わっただけでは感じられない、臨場感と共感と、なによりもここでしか味わえない、生身の出演者たちと、いっしょに観ている人たちとで創り出される空気の躍動があります。
 演劇は、生だから体験できるエンターテインメントであるとともに、あなたの「体験」の一部にもなりえる奇跡の時間です。
 キャラメルボックスは、ライブDVDを自分たちで責任編集して発売しておいてなんなんですが、生を100としたら映像はどんなに舞台を創った本人たちが頑張って撮って編集しても、「2」っ!!
 テレビやネットの生中継は後からでも見られますが、演劇は見るものじゃなくて、わざわざ行って、自分で体験するもの。
 さぁ、腰を上げてくださいっ!!予約してくださいっ!!そうしたら、あとは、劇場で、僕や役者達が生身でお待ちしておりますっ!!劇場にいらっしゃってロビーで僕を見かけたら「あんたに騙されて結局来ちゃったよ」とお伝えくださいっ!!……特に特典はありませんが……。
 
■ご予約などの詳細はこちら
 キャラメルボックス『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
 http://www.caramelbox.com/stage/namiya/
 
■で、冒頭に「4日に書いたのが長文になっちゃったから思い直して書き直した」とありましたが、この今日のブログは「長文」じゃない、ってことなんでしょうか?

 ……短文を組みあわせてみたのですが……ダメですか?


2013-05-07 11:27  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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明日の東池袋のお天気は、雨。だからこそ、サンシャイン劇場へっ!!世界で初めて「キャラメルボックスの『ナミヤ雑貨店の奇蹟』」を見る人のうちの一人に、あなたがなってくださいっ!! [『ナミヤ雑貨店の奇蹟』]

 さぁ、みなさんっ!!
 明日は、ついに、キャラメルボックスの新作公演『ナミヤ雑貨店の奇蹟』がサンシャイン劇場で初日を開けますっ!!
 
 明日の東池袋の天気予報は、ウェザーニュースによれば午前中から雨が降り出して夕方にちょっと強まりそう。雷雨もありそう、とのことですが、そんなに大雨ではないかんじです。
 
 僕は、公演が無い時の土日はできるだけこどもたちと出かけることにしています。
 というのも、自分が住んでいる街で、たいていのことはできてしまいますし、楽しいこともいっぱいあるのですが、そういうことは、ちいさい頃からおかあさんと経験してきているわけなので、おとうさんがいるときには、近所でも、電車に乗ったりバスに乗ったりしないと行かれない、普段はあんまり行かない場所に連れて行ってあげることにしています。
 
 それは、こどもたちにいろんな経験をさせてあげたい、ということももちろんあるのですが、僕自身も、放っておくと家と会社と劇場を行ったり来たりする間に寄り道したりするだけで十分に楽しいので、休みの日には家にいてしまう、という独身時代のクセを断ち切ろう、と思ったこともあります。
 
 が、やはり、雨の日は萎えますねぇ。
 基本的にこどもたちは遊園地とか公園とか、身体を動かせる場所を好みますから、雨の日は家を出るのを嫌がります。
 ですがっ!!
 16年もおとうさんをやっていますと、そこはもう、「雨の日でもこどもたちが喜ぶ場所」のリストを自分の中で持っていて、雨ふりのたびにそのリストから「今日はここ行かない?」と誘ってその気にさせていっしょに行く、ということをしております。
 
 その中で、今までで最も究極の雨の日のお出かけは……!!
 神代植物公園っ!!
 大雨だったので、さすがの僕も家を出たくないな、と思ったのですが、その大雨を逆手に取って、「みんなでカッパを着て長靴をはいて、こんな大雨だからきっとだぁれもいない植物園に行って水たまりにバシャバシャつっこみながら遊びに行こうっ!!」と誘ったのです。そうしたら、乗ってきました、ウチの冒険好きなこどもたち。
 行ってみたら、本当にほとんど来園者はいなくて、ひとりじめ状態。
 大きな声で歌を歌ったりして、森のような雨の植物園の中を歩き回ってへとへとになって帰ってきました。
 
 てなわけで、雨の日は雨の日の楽しみ方を編み出した方が楽しいわけではありますが、さすがにオトナだけでそれをやるのはどうか、ということになりますと、やはり、芝居ですな(←長い前振りの割りにベタだなっ?!)。
 
 サンシャイン劇場は、よく「池袋サンシャイン劇場」なんて呼ばれることがありますが、実は駅で言えば地下鉄の東京メトロ有楽町線「東池袋」駅がいちばん近いんです、ということをこのブログでは今まで何度もお知らせして参りました。
 がっ!!
 なんとっ!!
 サンシャイン劇場の公式ホームページに、今まで僕がブログでお知らせしてきたような写真入りのアクセスマップが掲載されておりましたっ!!
 http://www.sunshine-theatre.co.jp/pdf/accessmap_out.pdf
 
 これを見ると、東池袋駅からの地下通路が劇場にどれだけ近いのか、ってことが一目瞭然かと思います。
 特に、雨の日や灼熱の日照りの時には、もう、このルートが無かったら泣きそうになってしまうくらい。
 池袋からのひと駅だけで160円の電車代ですが、コレははっきり言って安いと言えるでしょうっ!!

2013-05-10-11.15.54.jpg
……と紹介しておきながら、
池袋駅側から来て
東急ハンズの左側のエスカレーターを降りると……
こーゆーフラッグが見えまーーーっすっ!!
↑↑↑↑↑↑
どっちから来いっちゅーことやねんっ?!
 
 ◇          ◇          ◇
 
 というわけで、いきなり『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とは全く関係無いお話になってしまいましたが、明日11日(土)19:00開演のツアー初日、お席もまだまだあります。
 まだ、ネットの予約もできますっ!!
 →→→即予約ページ http://www.nevula.co.jp/rsv/analog2/13namiya_tokyo.php
 →→→ちゃんといろいろ確認してから予約したい人はこちら http://www.caramelbox.com/stage/namiya/ticket.html
 
 もう、今、僕が何を言っても、来てくださらない人は来てくださらないでしょうし、来てくださる方は来てくださるでしょうし、迷ってる人は迷ってるままだと思いますが、ここで勝負ですっ。明日の朝、起きて、雨が降ってたらサンシャイン劇場へっ!!(←天気予報を最初に書いておいて何を言うっ?!)

 きっと、初日に観た人たちの感想を、みんなが待っていますっ!!
 是非、あなたの眼で見て、誰の感想にも影響されない真っ白な感想を、どこかでどっさりお聞かせくださいっ!!
 
 ナミヤ雑貨店で、あなたのナヤミも吹っ飛ぶかもしれませんよ……!!


2013-05-10 23:50  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『ナミヤ雑貨店の奇蹟』初日がスゴイ勢いで開きました。現時点で上演時間は2時間10分。いよいよ始まったので、いつでも楽しみに来てくださいっ!! [『ナミヤ雑貨店の奇蹟』]

 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、昨日、初日が開きました。
 舞台上に、ナミヤ雑貨店も開店しました。いや、してないか……(←このあたりは観てのお楽しみ)。
 
 脚本・演出の成井豊が最も気にしている「上演時間」は、前説とカーテンコールを除いて2時間10分。でも、「人間がじっとしていられるのは生理的に言っても2時間が限界」論者の僕でさえ、終わってみて時計を見たら「えぇっ?!もうこんなにっ?!」という印象なので、もうこれはこれでよいのかも、と思ってしまいました。昨日の初日をご覧になった方で、「あそこはカットしてもいいのでは?!」というご意見のある方は、是非なんらかの方法で僕にご連絡くださいませっ!!ちなみに終演後に成井はみんなの前で「台本をカットできない分、今ある部分をもっともっと楽しめるように練り込んでいきましょう」というようなことを言っていました。んーーーむ、それはそれで見てみたい……。
 
 初日のリアクションに関しては、アンコールが4回あったとか、そのアンコールの渡邊安理があまりにもおもしろかったとか、観に来てくださったあの人がこう言ってたとか、そういうことを僕がここに書いても信憑性が無いので製作部の小森くんが終演後にTwitterに流れた感想を自動収集でまとめたページを作ってくれたので(←関係者が作ったまとめページかよ、と言われればそれまでなんですが……)、そちらを是非どうぞ。
 http://togetter.com/li/501387
 
 僕としては、なんか今回は新作の割りに淡々と粛々と冷静にものごとを進めているなぁ、という感じで、自分でもその理由がよくわかっておりませんで、今日、初日が開けてみて「あぁっ!!」と気付いたことがありました。
 ここ2年の新作の中で、『流星ワゴン』、『無伴奏ソナタ』、『アルジャーノンに花束を』、『キャロリング』、『隠し剣鬼ノ爪』&『盲目剣谺(こだま)返し』という5公演6作品は、全部キャラメルボックスとしては初舞台化の作家のものばかりで、しかもどれもこれも僕の中では原作を読んだだけでは全く最終形が見えていなくて、台本ができてきた段階でさえどうしていいのかわかっていなかったものばかりだったのです。ぶっちゃけ。で、成井の要望を聞いていく中で「なるほど、そういうことなのか!!」と思ったりしてできあがっていった、というか。まぁ、それ以前に去年の7月から今年の春まではプライベートな事情でほとんど劇作に入り込めない状況だった、というのもありますが。
 
 で、今回は、原作を読んだ時点ではあまりに面白くてただ呆然としていて、正直、「コレ、僕だったら舞台化は無理っ!!」と「僕だったら」という設定そのものが間違っていることを思っておりましたが、漠然と「キャラメルボックスでなら、成井豊にはやれちゃいそうな話ではあるなぁ」くらいに思っていたのでした。
 
 が、台本をもらった段階で「あっ、これは大丈夫」と思いました。
 それは、『容疑者Xの献身』ですでに東野圭吾さんの作品を成井が舞台化していたからで、あの数式を解くような小説を、解きほぐして再構築した、という感じになっていたXと同じような読後感だったからなのでした。
 
 そして今回。
 やはり、成井はキャラメルボックスのオハコでもある「全員演劇」で『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を仕上げました。
 出演者が全員主役。と同時に、全員が黒子も担当。なおかつ主軸の数人以外は数役を演じる、というめまぐるしい演出なのですが、それは、宮藤官九郎さんの作品を見ているときとはまたちょっと違ったワクワク感と「次どうなるの感」を与えてくれてしまいます。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 今日は、14:00開演。
tokyo_seat_detail.png
 明後日月曜日はお休みで、火曜日から「平日という名の試練の日々」がやってきます……。つまり、空いてます。

 逆に言えば、今からでも「最前列で8800円のSS席」でも「最後列で1000円のZ席」でも「普通にS席で6800円」でも「1階席のうしろの方から俯瞰で5800円のB席」でも「S席より2000円安い4800円で2階席」でも、ご都合やご希望に応じて好きなところで見られるチャンスがある、ということでもありますっ!!

 ……そういう選択肢を楽しめるように、今回の多種の席種をご用意してみたので、是非いろいろと楽しんでいただければと思います。
 
 では、2日めの『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。
 ご来場になるみなさま、劇場でお会いしましょうっ!!
 http://www.caramelbox.com/stage/namiya/ticket.html


2013-05-12 10:04  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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いよいよ本日14:00初日っ!!キャラメルボックス・アコースティックシアター『彼の背中の小さな翼』。写真付きっ!!(←いばるなっ!!) [『彼の背中の小さな翼』]

 いやしかし、今日はジメジメしてますねぇ。数年前から「ウェザーニュース」という、当時は携帯サイト限定の民間気象情報サイトだったのですけども、それのサポーターになっておりまして、「ゲリラ雷雨防衛隊」なんていう、ユーザが投稿する情報を集めてゲリラ雷雨の発生を予測したりする、なんてことをやっているのがすげぇな、と思って参加したのですが、もう5年近くになるのでしょうかね。今ではiPhoneからですが、ちょこちょこお天気リポートを送り続けてきているうちに、なんと気圧や風速も測れる携帯計測器「ソラヨミマスター」をいただくところまでポイントがたまってしまいました。で、ソラマス(←ソラヨミマスターの略)によりますと、先ほどの外の湿度は70%。うぎゃー。
 
 ですが、じめじめしてても、開くものは開くんです。
 何が開くっ?!初日ですっ!!
 
 今春、突如発表した「アコースティックシアター『彼の背中の小さな翼』」。
 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の公演スケジュールの合間を縫って上演することで、普段のスケジュールだと来られない方々にも来ていただこう、という意図もあったりいたします。
 今日の初日は、いきなり14:00開演。夜には、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』もあります。

IMG_2887.jpg
一昨日の最後の通し稽古のカーテンコールで、はいポーズっ!!
 
 芝居そのものは、キャラメルボックスの女性作家・真柴あずきが、初めて単独で脚本・演出を担当。今までは成井豊との共同脚本だったり共同演出だったりしたわけですが、今回はどっぷり真柴が。なので、「キャラメルボックス公演」なのに、出演者がゲストの方が多い、というのも真柴演出。おそらく、ストーリーの構想を考えているうちに、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に出ていない役者だけではできなくなっちゃったのだと思います。てゆーか、その過程で、大学の先輩である渡辺エンターテインメントの渡辺ミキ社長との出会いがあったり、ウチの渡邊安理が客演した舞台で清水由紀ちゃんとの出会いがあったり、なんてことが重なった、ということもあるわけですけどね。
 
 てなわけで、キャラメルボックス史上初の出演者5人の芝居。
 稽古場は、いつもの半分以下の人数。岡田達也と坂口理恵以外のみんなは、それぞれ自分のフィールドでのスキルを持ってる人たちですから、それぞれにいろんなものを出してきて、すごい刺激的。由紀ちゃんは、すみません、僕は先日彼女が出演した舞台を拝見していなかったので、「国民的美少女コンテスト出身」ってだけで、モデルさんというかアイドルさんというかビジュアル系?!……なんていう先入観があったんですがとんでもございません、なんたって「渡る世間は鬼ばかり」レギュラー、もう、芝居がスーパーナチュラルっ!!「芝居がナチュラル」というのは正解じゃないかもしれません、存在がナチュラル、とでも申しましょうか、普通にしていてもセリフをしゃべっていてもそこに段差が無いというか、もう常にキラキラしてて、外見的なかわいさよりも存在のかわいさが圧倒的。まいりました。
 D2の上鶴くんは、これまた「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」出身、ってことで先入観で……は見ていなくて、『TRUMP』という舞台で、自由なヤツだなぁ、とすでに思っていたのですが、やはり自由なヤツでしたっ。今回の役は、キャラメルボックスで言ったら實川貴美子がやりそうな(←女でしょっ?!)雰囲気のシュッとしつつキュッとした感じ(←余計わからんわっ!!)。本人はいたって普通の最近の若者……の中でも超しっかりしたヤツなんですが、芝居となるとやはり20年芝居やってます、っていうおにいさんおねえさんと一緒なので最初のうちはドギマギしていたようです。でも、劇場に入ってリハーサルをしているのを見ていると、やっぱりさすがジュノン・スーパーボーイ(←そこっ?!)、舞台歴5年以上、って感じで、堂々としていて安心してしまいました。
 
 おっと、もうこんな時間。そろそろ劇場に行かなければ。
 
 とにかく、またまたキャラメルボックスの新しい試みが今日からスタートします。
 今日からたったの11日間、9ステージ。絶対にお見逃しなさいませぬよう、なんとか都合をつけてご来場くださいっ!!まだ「完売」のステージはありませんので、今がチャンスですっ!!
 
 ■『彼の背中の小さな翼』
 http://www.caramelbox.com/stage/acoustic2013/
 
 ■今日以降のキャラメルボックス公演スケジュール
 http://www.caramelbox.com/schedule2013/
 
 ■1年以上キャラメルボックス公演がごぶさた、という方のための「カムバックキャンペーン」
 http://www.caramelbox.com/comeback2013/


2013-05-21 09:51  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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明日、もう終わっちゃいます、キャラメルボックス2013アコースティックシアター『彼の背中の小さな翼』っ!! [『彼の背中の小さな翼』]

 5月21日(火)に初日を開けた、キャラメルボックス2013アコースティックシアター『彼の背中の小さな翼』。
 あっという間でしたが、明日の31日(金)14:00に千秋楽を迎えます。
 
 平日の昼間、ということで、当然のようにお席はまだまだあります。
 が、番外的にやってきた公演でも、最終ステージは千秋楽、ということで、5人だけですが終演後には出演者ひとりひとりによる「一言挨拶」もあります。
 「えっ、明日?おぉーっ、ちょうど午後だけヒマなんですよぉー」という方、いらっしゃいましたら、サンシャイン劇場へっ!!
 
 坂口理恵、岡田達也、上鶴徹くん(D2)、清水由紀ちゃん(オスカープロモーション)、大家仁志さん(劇団青年座)という、一見寄せ集めっぽく見える5人の、底抜けにイイカンジのチームワークによる胸がギュギュッとするお芝居を、お見逃し無くっ!!
 
 もう一度書きます。
 明日、31日金曜日、午後2時開演、サンシャイン劇場ですっ!!
 
 http://www.caramelbox.com/stage/acoustic2013/


2013-05-30 22:01  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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