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新年のごあいさつは松の内にっ。 [『ヒトミ』『あなたがここにいればよかったのに』]

 新年あけましておめでとうございます。
 
 キャラメルボックス公式ホームページのご挨拶( http://www.caramelbox.com/greeting2014/ )と、キャラメルボックス公式メールマガジン「CaramailBox」でのご挨拶で、今お伝えしたいことは凝縮して書き尽くしてしまった感じがありまして、なかなかブログに向かうことができないでおりました。
 
 クリスマス公演『ウルトラマリンブルー・クリスマス』では、震災直後を除けば2007年の『トリツカレ男』以来、自分で「前説」をやらせていただきました。
 「前説」は、座布団席と長椅子しかない小劇場で上演していた時代には、狭い空間にたくさんのお客さんに入っていただくため、場内整理をすることが必要だったわけですが、ただ「詰めてください」って言ってるだけじゃイヤな感じがするよなぁ、ということで、楽しく無理をお願いするために僕が舞台でそれを担当しておりました。座席がある中劇場でやるようになってからはもうお役御免だったはずなのに、今度は携帯を切ってくださいとかそういう注意事項をお願いする必要が生じて「前説」は続きました。
 で、なんだかんだで20年以上僕がやり続けていた、というわけです。
 ところが『きみがいた時間 ぼくのいく時間』で主演の上川がマイクを使ってお願いする、という方法をやってみたらかなり面白かったので、そんなふうにちゃんと「前説」もパッケージにして台本通りにやるのがいいんじゃないか、と考えてそういうふうにやってきておりました。
 でも、今回、5年ぶりに自分でやってみて、舞台から開演寸前のお客さんの顔が全部見えている状況でおしゃべりをしてみて、役者達が空いているステージでやるのは実はものすごく辛いことなんだなぁ、ということも実感してしまいました。もちろん、震災直後にル テアトル銀座のあの広い客席に前の方の3列くらいしかお客さんがいないという状況で全力を尽くして芝居をする、ということを経験してきているので、空いているからテンションが下がるとかそんな甘えたことにはならないのはわかってはいるのですが、しかしやはり満席のステージでの客席からの圧力を知っていると、ありゃりゃ、という感じになることは確かだなぁ、と身体で実感しました。頭でわかってるのと自分で感じるのではやはり大きく違うものです。
 
 僕の前説は、一応決められたことを決められた時間内に収めてしゃべる、というものなわけですが、僕は役者じゃないので、毎日同じことをカチッとやって完成度を高めていく、ということができません。そのかわり、日々変わっていくデータ、たとえばグッズの売れ行きによってその日に推すグッズを変えたり、天候や交通状況などによって微妙に話す内容を変えたり、客席の雰囲気、たとえば大人が多い日と若い人が多い日では注意事項の重点を変えたり、など、どちらかと言えば「演技」というより「帯番組の生放送のDJ」のような仕事をやってたんだなぁ、とあらためて知りました。
 もちろん、そういうことをする演劇公演は他にはそうそう無いので、「なんだありゃ」と引いてしまわれた方もいらっしゃったかもしれません。申し訳ありませんでした。
 
 で、次の前説はどうするの、ってことですが、白紙ですっ。
 お正月期間に新企画を考えようと思っていたのですが、今のところ思いついておりませんっ。何か名案があったら教えてください……(←甘えるなっ!!)。
 
 というわけで前説のことも考えなきゃいけないのですが、それ以上に現在最大に胸が苦しくなっているのは、音楽のこと。
 『ヒトミ』は、成井豊から「Spiral Lifeのままでいきたい」と指示が来ておりまして、そりゃそうだよな、と思っているわけですが、問題は新作の『あなたがここにいればよかったのに』ですよ。並行上演するわけですから、Spiral Lifeに見劣りしてはいけませんからっ!!
 休みに入る前に、演出助手の有坂に「すげぇの見つけとけっ!!」と無責任に伝えておきましたのできっと見つかると思いますが(←お前がそもそも探せっ!!)、1995年の自分との勝負ですよ、これは。……頑張ります……。
 
 それと、お正月期間の自分のテーマは、勉強。公演中だと時間が小間切れにしか使えないのでできなかった、新しいアプリケーションやテクノロジーを、体得するまではいかないまでももうちょい自分でなんとかできるところまでいこう、としております。元来オタク体質なので、学びたいことがいっぱいあって、それが1年間でいっぱいたまってしまっていてうずうずしていたものですから。
 
 お正月休みって、「休み」って言ってしまうとたしかに休みなのですけど、休んでたらキャラメルボックスの未来も演劇の未来も無いと思うんです。
 もちろん、こどもたちが見ているテレビについ見入ってしまって、「うぎゃーっ、嵐ってすげぇーっ!!いい曲ばっかりじゃんっ!!しかもダンスキレキレっ!!メンバーみんなに惚れてまうわぁーっ!!」とか、新しい発見をしてしまったり(←今頃気づくなって話)するわけですが。
 そういうことも含めて、今年も僕の「いいこと思いつくアンテナ」を研ぎ澄ませて、一作品一作品、一ステージ一ステージ、ゾクゾクするような舞台をやり続けていきたいと思います。
 
hitomijikky.jpg
 まずは、2月13・14日に急遽やることが決まった「バレンタイン・スペシャル」。
 初めてのホール「EXシアター」。B'zや南こうせつさんたちが立った舞台に、キャラメルボックスが登場ですよっ?!やるしかないでしょっ?!
 サポーターズ・クラブの皆さんの先行予約は、1月7日(火)18:00 〜 1月9日(木)23:30。
 一般発売は、1月12日(日)10:00。
 
 2011年の1月までやっていたお正月イベント「New Year CARAROCK FES.」を震災の影響で12年から2年間中止していたわけですが、そのかわりになんとバレンタイン。

 思いを伝えたい人がいる方も、そもそもそんな人いないという方も、いつかは伝えてみたいと思っている方も、キャラメルボックス史上最も胸を締め付けると言われて来たこの作品『ヒトミ』を観て、終演後のゲストのトークやライブを聴いて、「人が人を思う気持ち」を強く強く感じてください。
  
 アフターイベントのゲストは……
 2月13日(木)14:00 作家・角田光代さんと脚本・真柴あずきのトークショー
 2月13日(木)19:00 俳優・川原和久さん(『ヒトミ』再演時のゲスト)と『ヒトミ』出演者とのトークショー
 2月14日(金)14:00 石田ショーキチさん(元Spiral Life)のアコースティックライブ

 ■キャラメルボックス2014バレンタインスペシャル『ヒトミ』in EX THEATER ROPPONGI
 http://www.caramelbox.com/stage/acoustic2014/hitomi_ex.html
 
 で、『ヒトミ』の宣伝用写真なんですが。
 この、じっきーこと実川貴美子の写真、なんて素敵なんでしょう……。いつもは自分のこどもたちの写真をMacのデスクトップにしているのですが、今回という今回は、じっきーですよ。
 ずっとお世話になってきている平田光二さんが撮影してくださったものなのですが、実川貴美子の魅力がこの一枚に凝縮されているというか。
 実川と言えば、僕は2010年の『バイ・バイ・ブラックバード』のナツカ役が本当に好きなのですが、『夏への扉』のリッキー役も捨てがたいなぁ、と思っていて、しかし、『ウルトラマリンブルー・クリスマス』はそれを超えました。(←ファンかっ?!)
 普段から、ちょっと大きめな小動物系(←中動物?)で、日本人形を北欧に持っていってオシャレしてもらった、って感じの実川なんですが(←よくわかりません)、力強さとはかなさと美しさを兼ね備えた彼女の魅力が、この横顔に集約されている、というか。
 長い間の信頼関係があってやっと撮れた写真だと思うんですよねぇ……。すごいなぁ、平田さん……。
 あ、ここに載せたのは、キャラメルボックス公式ホームページの『ヒトミ』のページ( http://www.caramelbox.com/stage/acoustic2014/hitomi.html )からのキャプチャーです。
 こういう写真が、トーク&フォトブックに満載されたら保存用と見る用と2冊買っちゃうなぁ……(←やっぱりファンだなっ?!)。
 
 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
 そんなわけで、今年もダラダラ書いていきます。
 しゃべりも長けりゃブログも長い加藤昌史。
 今年もよろしくお願いいたしますっ!!


2014-01-03 11:04  nice!(12)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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★12日(日)10時前売開始っ!!★キャラメルボックス2014バレンタインスペシャル『ヒトミ』in EX THEATER ROPPONGI ゲストをみっちりご紹介っ!! [『ヒトミ』『あなたがここにいればよかったのに』]

hitomi2014-01-11-09.07.13.jpg

 2月13日と14日に、「バレンタイン・スペシャル」をEX THEATER ROPPONGIでやるわけです。

 明日の日曜日10時に一般発売されますが。

 ■キャラメルボックス2014バレンタインスペシャル『ヒトミ』in EX THEATER ROPPONGI
 http://www.caramelbox.com/stage/acoustic2014/hitomi_ex.html
 
 で、このEXシアター、今月はユキヒロさん、スキマスイッチ、マイア・ヒラサワ、ORANGE RANGE……!!
 ■EX THEATER ROPPONGI 公式サイト http://www.ex-theater.com/

 そんなすごいところでキャラメルボックスが何をするか、ですよ。

 前回のブログで書いたとおり、 アフターイベントのゲストは……
 2月13日(木)14:00 作家・角田光代さんと『ヒトミ』の脚本・真柴あずきのトークショー
 2月13日(木)19:00 俳優・川原和久さん(『ヒトミ』再演時のゲスト)と『ヒトミ』出演者とのトークショー
 2月14日(金)14:00 石田ショーキチさん(元Spiral Life)のアコースティックライブ
 
 ……と、豪華です。

 作家の角田光代(カクタ・ミツヨ)さんは、実は僕や成井豊が学生時代に所属していた早稲田大学の「劇団てあとろ50'(フィフティー)」の後輩。西川浩幸の2つくらい後輩に当たるんじゃ無かったかと思います(←覚えてろっ!!)。
 西川の代に脚本・演出を志望したヤツが二人居たので劇団を二つに分けて、カクタは「風力潜水艦」という分かれた方の劇団の主演女優でした。すでにキャラメルボックスを作って活動していた僕は照明スタッフのアルバイトをしたりしていたので、てあとろも風力潜水艦も、手伝っていました。西川はてあとろ50'の方にいたのですが、僕といっしょに風力の方の照明をやったり。
 カクタは、独特のネコっぽいキャラクターで、個性的な役を演じていましたねぇー。
 ちなみに、その風力の作・演出だったヤツは、NHKのすごくエライ人になっちゃってる模様ですが、にしかわ君をドラマに使ってくれないのは当時劇団が分かれていたからなのでしょうかっ?!(←言いがかりもいいかげんにしなさい) キミの芝居の照明をタダでやってたんだから、にしかわ君主役のドラマを一本おねがいしまーーーっすっ!!(←もはやおねだりかっ?!)
 ……と、そんなカクタ(←どんなっ?!)。
 お互いに、それぞれのところで活動していて、元気なのは知っていたのですが、昨年「劇団てあとろ50'」の大規模な同窓会が行われまして、再会。数々の文学賞を受賞してきたカクタと、演劇界でコツコツと脚本を書き続けてきているものの無冠の女王(?)・真柴あずきは、実は陰でこそこそとメル友だったらしく、今回のEXシアターでのイベントを思いついて相談したら「カクタとしゃべってみたい」と真柴から提案が出て、実現。ただし、カクタの連絡先を、僕も真柴も聞いていなかったので(←こらこら)、Twitterでカクタに語りかけてみたら真柴に連絡が来てなんとかなった、という、ほんとに先輩後輩なのか、というドタバタで、この企画は実現します。

 ■角田光代ブログ「トトほほ日記」 http://kakuta.kadokawa.co.jp/
 
 そして、川原和久さん。
 もう、僕のブログを読んでくださっているような方には説明はいらないと思うのですが、キャラメルボックス旗揚げ当時に飛ぶ鳥を落とす勢いだった劇団ショーマの主演俳優でした。その後、『また逢おうと竜馬は言った』でショーマと「アナザーフェイス」という「劇団対劇団の異文化接触」を目的とした公演で、まだテレビに出る前の上川隆也と共演。以来、何度となく客演していただき、キャラメルボックスに出ていただいた数は、公演数ではかなわないものの、ステージ数ではすでにショーマを超えているのではないかと思われます(←調べてから書きなさいっ!!)。2004年に再演した時の『ヒトミ』にも出演していただいております。
 でも、もはや、「ショーマの川原さん」というよりは「ドラマ『相棒』の伊丹刑事」ですな。昨年の映画「相棒シリーズ X DAY」では、ついに主演しましたしっ!!
 で、今回はそんな川原さんに生まれ変わった『ヒトミ』をご覧いただき、川原さんの子分のような存在でもある出演者たちとのトークを繰り広げていただきます。
 伊丹刑事で来るのか、「秘密のケンミンSHOW」に福岡県代表として出演していた時の人で来るのか(←どっちも同じ人っ!!)、とにかく、生の川原さんをお楽しみにっ!!
 
 ■川原和久 プロフィール http://www.neverlandarts.co.jp/talent/57/
 
 で、2日めは石田ショーキチさんのアコースティックライブ。
 『ヒトミ』を彩る「Spiral Life」の音楽。車谷浩司さんと二人のユニットだったわけですが、その後も『さよならノーチラス号』『MIRAGE』などのキャラメルボックスの作品は、石田さんがその後に組んだバンド「Scudelia Electro」の曲名だったり。それ以外にもこの20年間、ことあるごとに石田さんの楽曲を舞台で使わせていただいてきておりまして、2002年版の『四月になれば彼女は』と2010年版の『また逢おうと竜馬は言った』では、全曲プロデュース。ためしにお世話になった曲数を数えてみたら、途中でいやになったのでやめました(←ちゃんと数えなさいっ!!)。
 2005年にやってみた『CARAROCK FESTIVAL』以降、何度かお正月にやっていた「キャラメルボックスの劇中でかかった曲を本人に演奏してもらうライブ」では、北島三郎さん並みの全回出演(←回数が違うしっ!!)。震災で途切れていたこのフェスティバルのプチ再開を、このアコースティックライブとさせていただこうと思います。
 つまり、僕等からのリクエストで、演奏曲を決定していただこう、という企画。
 うひょーーーっ!!ぜいたくぅぅぅぅぅぅっ!!
 一応、劇団内からも募っておりますが、もし、ご希望の曲があればコメント欄か、Twitterで僕にコメントをっ!!
 
 ■石田ショーキチ 公式ホームページ http://scudelia.net/
 
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 と、ゲストのことばかり書いてきてしまったので、2014年版にリニューアルする『ヒトミ』本編のことは…………またっ!!(←いいのかそれでっ?!)
 
 1月12日(日)10時、チケット発売ですっ!!
 
 ■キャラメルボックス2014バレンタインスペシャル『ヒトミ』in EX THEATER ROPPONGI
 http://www.caramelbox.com/stage/acoustic2014/hitomi_ex.html
 


2014-01-11 23:06  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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ナイショですけど、すごくいいバンドを見つけたんです。 [音楽関係のこと。]

うはぁぁぁぁっ!!
すんごくいいバンドを見つけました。

しかし、書いてしまうと、そのバンドの曲をキャラメルボックスで使うの?……と、ウチのお客さんというよりもそのバンドの周辺の皆さんをお騒がせしてしまい、結果、使わなかったりしたらご迷惑をお掛けしてしまうので結局書けなかったりするんで、Facebookで「いいね!」したりしてこっそり支持を表明している感じです。

実際は、キャラメルボックスで使っていない曲の中でもたくさんのいい曲、いいバンド、いいアーティストがいて、キープしているわけですがご紹介しづらいです。んむぅぅぅぅっ、ラーメン評論家さんが自分のお好みのお店のラーメンを「美味しい」ってスパッと言えない気持ちがよくわかりますなぁ……(←そうかっ?!)。

いやしかし、このバンド、まだインディーズなんですが、過去のアルバムやシングルを全部時系列で聴いてみると、ある時期をキッカケにどどーんと骨太になったというか、いや、肉が分厚くなったというか、いや、伝わってくるハートの熱量が爆発的に増えたというか。

かつてthe brilliant greenと出会った時にも、デビュー時は英語歌詞だったのに日本語詞になった途端にいきなり「おぉっ?!」と思ったもので、そこから一気に売れていって、さよぉならぁーーーーっ、って感じで手の届かないところに行ってしまった感じでしたが(←メジャーになった、ってことですが)、まさにあれ以上の凄さなんじゃないかなぁ、と思ってます。

まだ今回の新作『あなたがここにいればよかったのに』で使えるかどうかわかりませんが、演出とも話し合って、なんとかこのバンドとやってみたい、と今は強く思っています。

劇場で、大音量でこれを聴ける日が来ることを、役者達の芝居とシンクして数段上の世界に翔んでいってくれることを、僕がなにより楽しみにしておりますっ!!


2014-01-12 08:46  nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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2014年版『ヒトミ』が動き出しました。 [『ヒトミ』『あなたがここにいればよかったのに』]

 13日(祝)に、春の公演『ヒトミ』と『あなたがここにいればよかったのに』の稽古が始まりました。
 
 再演、というと、「あれ、良かったですよねぇー!でも、もう見たから今回は……」と言われることが多いんですが、いやいや、そう言われるたびに言うのですが、「もう見た」のは1995年や2004年のであって、今の、じゃないですよね?……ということです。
 
 もちろん、1990年代や2000年代のキャラメルボックスがやった『ヒトミ』も、そりゃもう元気で凄かったんですが、今のキャラメルボックスがやったら、新作レベルの変化です。
 この10年。成井豊や真柴あずきが、毎年たくさんの作品を産みだしてきて、なおかつ様々な外部での仕事の経験を経てきたスキルが詰め込まれているというか、時間をかけて積み上げて育ててきた大切なものがちゃんと育って大きく豊かになっているというか。余計なモノをそぎ落としている、というよりも、足りなかった物を補っている、ということが、読み合わせで伝わってくる感じでした。
 
 1993年にできたサッカーの「Jリーグ」は、その後J2ができて、今年J3ができたわけですが、リーグ創設当時の選手で今でも現役なのは三浦知良さんだけでほぼ全員が入れ替わって、ついにACミランに入団してゴールを決める選手が出てくるほどにまで成熟してしまいました(←本田選手、おめでとうございますっ!!)。
 「あの頃のベルディとマリノスの試合を見たから、もうサッカー観戦はいいや」という方に、いやいや、今はもっと違うものが見られるわけですよ、なんて説得してる感じ、ってことなのかもしれません。
 
 是非、当時のラモス好きだった方も、今のウチのカズや、本田、俊輔、長友(←以上、敬称略)が創り出す新しい世界を、生で観ていただきたいなぁ、とひしひしと感じました。
 
 でっ。
 誰が本田選手やっ?!ってことなんですが、それは観た人それぞれ違うかと思いますが、『ヒトミ』に関してはやはり実川貴美子ことじっきー(←逆っ!!)です。
 もう、多くは語りませんが、きゅんきゅんです。
 読み合わせですから、みんなが台本を持って車座になって読むわけですが、動きが無い分、徐々に高まっていく緊張感が凄いんです。ゲストの稲荷卓央さん以外のキャラメルボックスの劇団員は、当然というのも変な話ですが『ヒトミ』を知らないヤツはいないわけです。当然観たことがあるし、やったことがあるヤツも混じっていますから。
 「アレを、今、自分たちがやっている」ということの高揚感もあるはずなのですが、その高揚を抑えて淡々と丁寧に噛みしめるように読んでいく姿は、「あの作品が帰ってくる」というノスタルジーではなく、「今、ヒトミが立ち上がった」という震えに近い感動を与えてくれるものでした。
 
 頸椎損傷で動けなくなったヒトミ。それを支える家族と、小沢という恋人、そして親友。
 「話が暗い」と、初演の時からおっしゃる方もいらっしゃいましたが、いえいえ、こんなに希望に満ち溢れた物語は無い、と思います。テクノロジーがどんなに進歩しても、「人が人を思う気持ち」が生み出すエネルギーが無ければ新しい一歩は踏み出せない、という強いメッセージが、僕は大好きです。
 大切な人がそこにいること。その大切な人を見つめ続けて思い続けること。そこから踏み出す一歩。
 頭ではわかっていても、目の前で、ふり絞るように演じる実川を見ると、あぁっ、僕なんかまだまだやり足りないじゃないかっ!!……と、背中をドカンと押されたような気持ちになりました。
 
 二本立てではありますが、『ヒトミ』の方が先にEX THEATER ROPPONGIで幕を開けます。
 僕が言っていることが本当かどうか、是非六本木の新しい劇場でご覧いただきたいと思いますっ!!
 
 で、『あなたがここにいればよかったのに』の読み合わせですが……長くなってしまったので、またっ!!(←最近そーゆーの多くないかっ?!)

hitomi2014-01-11-09.07.13.jpgキャラメルボックス2014アコースティックシアター二本立て
『ヒトミ』『あなたがここにいればよかったのに』

まずは、2月13日と14日の「バレンタイン・スペシャル」へっ!!
http://www.caramelbox.com/stage/acoustic2014/


2014-01-16 10:14  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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19回目の1月17日。 [阪神・淡路大震災]

 阪神・淡路大震災から19年。
 毎年、1月17日は『ブリザード・ミュージック』盛岡公演の仕込みをしていたあの日のことを思い出します。
 【例】2006年1月17日の記事「11回目の1月17日。」 http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2006-01-18
 
 僕にとって神戸は1990年以来自分のふるさとと同じような存在なので、あの日のことは「思い出す」というよりも常に心の中にある、と言った方が的確かもしれません。
 
 あの地震の後、何人ものお客さんをキャラメルボックスのお客さん名簿から削除しました。
 ともに劇場で時を過ごした方々がもうこの世にいらっしゃらない、ということを、当時の僕は受け止めきれず、ものすごく苦しみました。それは、東日本大震災でも。
 
 ただし、東日本大震災の時に感じたのは、阪神淡路大震災の後にたくさん語られた教訓が、関東から東北で、驚くほど活かされていなかった、ということ。
 僕自身は阪神間であの地震を体験した方々のお話を直接聞く機会がたくさんあって自分のこととして捉えられていたからか、2011年3月11日の時も冷静に行動できたのだ、と思います。
 
 が、あれだけのことがあったのに、「自分だけはだいじょうぶ」と思っていた人がどれだけ多かったのだろう、いや、ほとんどの東の人たちがそうだったのではないか、と、歯がゆい思いをした、というよりも、愕然としました。
 
 東日本大震災では、東北沿岸では津波と原発事故という、阪神淡路では無かった被害が出ましたが、阪神淡路の教訓をきちんと受け止めて対策を実行していればあそこまでの事故や被害や混乱は起きずに済んだのではないか、ということが多々あり、報道を見ていて「あんたたち、16年間何をしてたんだっ?!」と叫びたくなる時もありました。あ、個人に対して、ではありませんよ。
 あ、もちろん、活かされていたこともあるにはありましたけれども。
 
 まず、生き残った僕たちが、ちゃんと教訓を活かしていかなければ、亡くなった方々に申し訳ないと思います。
 
 僕は、2011年から「東北に行きましょう、"被災地"に行って、自分の目で見てきましょう、それが被災地支援にもなります」ということを何度か書いたかと思います。あれから東北に行かれて、沿岸の被害を自分の目でご覧になった方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
 
 僕らは、1995年のあの地震の直後から毎年何度かずつ、神戸で公演をやり続けてきました。当時も、「また来るかもしれない」と、神戸に近付くのを怖がる人がいらっしゃいました。
 でも。
 そこで暮らしている人がいて、そこで働いている人たちがいるんです。そこには、自分と同じように「生活」している人たちがいるんです。
 
 東北に行くのが怖い、という方は、まずは是非神戸に行ってみてください。
 19年経っても、「あれ、ここ、まさかあの地震以来このまま?」というようなところが、街の中のところどころにあります。飲み屋さんや飲食店で「あの日」のことを尋ねると、みなさん、昨日のことのように堰を切ったようにお話をしてくださいます。
 もちろん街は見た目は「復興」していますが、あの地震のせいで時間が止まってしまった人や生活があり、心は復興していない人も多い、ということを知ることができます。
 
 ただテレビやネットで知ったような気になっているだけではなくて、そういう絶望的なこともあった、ということを自分の目で見て、話を聞いて知ると、今自分が何をするべきかは自ずから自分の中からあふれ出してくるのでは無いかと思います。
 
 直接何かをどうこうする、ということではなく、僕たち残された者達は、「次」が来た時に、一人でも多くの人の命を助けられるように努力すべきです。しなければなりません。
 
 阪神淡路の、東日本の、たくさんの人たちの大きな無念を、僕たちの明日に一つでも活かしていきましょう、必ず。
 神戸のみなさん、これからもよろしくお願いいたします。
 そして、あの地震で亡くなった皆さん、これからも安らかにお眠りください。
 僕は、絶対に忘れません。


2014-01-17 17:11  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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娘がインフルエンザでしたっ!! [『ヒトミ』『あなたがここにいればよかったのに』]

 さて。
 先週の木曜日にウチの娘・みうたんが発熱して金曜日にインフルエンザA型と診断され、翌日僕も微熱ながら発熱。検査の結果では、僕はインフルでは無さそう、とのことでした。11月の『ウルトラマリンブルー・クリスマス』の前に予防接種をしてあったので、軽症で済んだのかもしれません。
 が、念には念を入れてみんなの前には出ずに3日間家に籠もり、ついに今日、もう僕が娘からインフルエンザをもらっていたとしても潜伏期間が過ぎたはずなので、公然と出社しました。
 
 とは言っても、ほんとにほんとに万が一を考えてマスクを着用し、稽古場には行かないようにしておこうとは思うのですが。
 
 でも、ほんとに、今かかっておいて良かったと思います。むしろ、演劇の神様が「ほら、初日の前にかかっときな」って手配してくださったのでは無いか、とさえ。
 
 僕は別に本番にいなくてもキャラメルボックスの公演の幕は開くのですが、役者達には代わりはいません。商業演劇なんかだと代役が用意されているという噂も聞きますが、ウチは基本的にキャスティングされた本人がやり通す前提で芝居を創っています。
 過去に、いろんなことで代役が立ったことはありますが、結成以来29年間、1度も役者の欠席による公演中止ということはありません。
 最も緊迫したのは、初期の頃ではありますが、初日の2日前に準主役の女優が倒れた、ということがありましたが、なんと代役が1日でセリフを覚え、1日で動きを覚えて事なきを得た、という事件。その代役に立った女優は、今で言うところの真柴あずき。凄かったですよぉ。
 あと、坂口理恵も、似たような状況で他劇団のヘルプに出たことがありますねぇ。
 
 まぁ、つまり、生身の人間が支えているのが舞台なので、「インフルエンザにさえもかかっちゃいけない」のが舞台俳優。
 僕たち、周囲のスタッフも、その危険性を1%でも減らしてあげる努力をしてあげなければいけません。
 
 しかし、一応そういう気は遣っていますが、ヤツらはほんとにかかりませんねぇ……。これまた、過去にキャラメルボックスの役者がインフルエンザで本番はおろか稽古を休んだ、という話も聞きません。やはり、鍛え上げた身体はインフル程度のウイルスなんて寄せ付けないのかもしれません。
 
 今、ちょうど流行が広まっているインフルエンザ。ほとんどがA型、一部B型も、とのこと。
 そして、大陸の方では鳥インフルエンザ流行の兆しも、というニュースもあります。
 
 みなさんも、手洗い・うがい、マスク着用など、できる限りのことはしてインフルエンザをはねのけてくださいねぇぇぇぇっ!!
 
 『ヒトミ』バレンタイン・スペシャルは、もうすぐですからぁっ!!
 http://www.caramelbox.com/stage/acoustic2014/hitomi_ex.html


2014-01-28 13:36  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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