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いよいよ、2014年版『ブリザード・ミュージック』の東京公演初日が開きます。 [『ブリザード・ミュージック』]

本日12月5日金曜日19時、ついに2014年版『ブリザード・ミュージック』の東京公演初日の幕が開きます。
1985年に結成、86年に第1回公演をやったばかりのキャラメルボックスがシアターアプルや新神戸オリエンタル劇場などの「中劇場」に進出したのが1990年の冬、そして1991年に初めて「1シチュエーションの芝居」に挑戦したのが、この『ブリザード・ミュージック』でした。1994年の再演では初めてサンシャイン劇場に進出。つまり、今回の公演はキャラメルボックスにとってサンシャイン劇場20周年です。

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90歳になった梅原清吉老人が、家族に相談もなく大きな劇場「シアタームーンライト」(初演では「シアターパイナップル」でした)を1週間予約してしまい、新聞に「若人よ来れ!クリスマスに芝居をやらないか!」と広告を打って俳優たちを集めてしまう、というところから始まるこの作品。「なんでそんなことをっ?!」と思う見ている側の気持ちを、清吉老人の家族たちが代弁してくれます。

何も知らずにオーディションに集められた俳優たちだってたまったもんじゃありません。ほぼ「素人」のおじいちゃんが「この台本をやるんだ」と言い張って聞かないのを、なんとかして面白い芝居にしようと話し合い、最初はバラバラだったのに次第に力を合わせて頑張るようになっていきます。

清吉老人の、どうしても叶えたかった夢。どうしても伝えたかった思い。
91年の初演以来この役を演じ続けてきた西川浩幸の訥々とした語り口から、熱い気持ちが舞台から溢れてきます。

そして次第に伝わって来る、清吉が20歳だった頃に出会った宮沢賢治作品の秘密。

阿部丈二が誠実に演じる「宮沢賢治」と清吉とのシーンは、圧巻です。

今年1年頑張ってきたあなたの自分へのご褒美に、これほどふさわしい舞台は無いと思います。

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ここで、私事をちょっと書かせてください。

僕・加藤昌史の父は岩手県盛岡市出身で、祖父は岩手県沢内村(現・西和賀町)出身。秋田県との県境にあり、内陸の豪雪地帯で、僕が子供の頃はほとんど産業がなかったところでした。しかし、夏には河原の木にカブトムシやクワガタが鈴なりになっているようなところなので、夏休みに遊びに行くのをとても楽しみにしていました。

そんな、自然がいっぱいでのどかで、宮沢賢治が「イーハトーブ」と名付けた岩手の言葉が、僕は大好きです。が、東京の人が「習った岩手弁」を喋っているのを聞くと、どうにも、「わがね(そうじゃないねぇ)」って思ってしまい、こちょばゆいというか見下されているようにさえ感じてしまうことがありました。

が、今回の『ブリザード・ミュージック』では初めて、阿部丈二が「岩手ことば」に挑戦し、見事に使いこなしています。懐かしさと、嬉しさと、いろんな思いが丈二が演じる宮沢賢治が語る一言一言から届いてきます。

去年、NHKの連続ドラマ「あまちゃん」を見ていて、もう、盛岡に帰りたくて帰りたくてたまらなくなっていたのですが、今回の阿部丈二を見ていてもまた、岩手の空気を吸いに行きたくなってしょうがありません。

あなたのふるさとは東北ではないかもしれませんが、そんな「ふるさとを想う気持ち」も、今回の『ブリザード・ミュージック』には込められているように感じます。

公演は12月25日、クリスマス当日まで。
心の底からぬぐだまりに、サンシャイン劇場にお越しください。

公演詳細
http://www.caramelbox.com/stage/blizzard2014/

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2014-12-05 09:28  nice!(5)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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