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『風を継ぐ者』と「風光る」。 [『風を継ぐ者』2009]

 じゃんじゃららん じゃんじゃら らんらららん らんらんっ!!(←この文字を読んでなんの曲かわかったあなたは凄いっ!!)
 
 てなわけで、長いことブログを唐突にお休みしてしまいまして申し訳ございませんでした。

 なんと、ジャストいっかげつぅぅぅぅっ?!

 『容疑者χの献身』の打ち上げが終って帰宅した翌日から突然身体をこわしまして、と言っても見事に「いつもの持病」とでも言うべき胃腸炎→風邪(と思ってたら副鼻腔炎)→腰痛→湿疹復活……などなどなどなど、いやぁ、ハーフタイムシアターから『容疑者χの献身』まで新作3本連続の半年間が、意外に自分を痛めつけていたことに気づきまして、あんなに楽しかった日々だったのに、歳は取るもんぢゃないねぇ、と今もばぁさんと話しておったとこぢゃった……(←突然何十も歳を取らないように)。
 
 でもしかし、あと3週間。となると、なにもかもばっちりになってくるところがこの身体の恐ろしいところ。「休ませられる時に休ませとけっ!!」と、身体に命令されているような。なんだかねぇ……。
 
 てなわけで、ちょくちょく会社に行ったり打ち合わせに行ったりはしていたのですけど、体調が悪い中、唯一の楽しみは「食う」こと。で、食ったら「食べログ」に書く、ってこと。「こんなに食ってんなら健康じゃんっ!!」てくらいに、食ってますわよーっ!!(←この女の子言葉はウチの長女・みうたんといっしょにいることによるものでございます)
 PCからこのブログをご覧の場合は、左側の「加藤のおすすめのお店」のところをクリックしていただくと。
 
 で、今日。
 数ある打ち合わせの中でも、打ち合わせ後が最も楽しみだった、渡辺多恵子先生との飲み……いや、打ち合わせがありましたっ。
 
 8月2日のトークイベントをどーするか、って話で。
 ウチの劇団員のほとんどが渡辺先生にご馳走になっているのですが、先生は「アタシにおごってもらったことがあるヤツ、来なかったら絶交」っていう指令を出しておりまして、「絶交」って、小学生かよ、ってくらいにかわいーですねー、先生。
 なんたって、1995年の『レインディア・エクスプレス』からずっと観てる、っていう多恵子先生ですから、この14年の間に先生にご馳走になった劇団員と言えば、30人じゃぁききませんがな。あいつもあいつもあいつもそいつも、みぃーーんなですわな。
 で、『風を継ぐ者』初演から、ってことになったら、これはもう、ほぼ100%のメンバーかも……。
 
 てなわけで、打ち合わせは「こんなことやりたいから、アイツを呼ぼう。来なかったら絶交」という、小学生レベルの話が中心で、楽しい楽しいっ!!
 キャラメルボックスのことを知らない渡辺先生のファンの皆さんにもまずは先生と新選組を出会わせてしまったこの作品『風を継ぐ者』をご覧いただいて、このトークショーに臨んでいただきたい、ってことで数々の企画を準備してしまいました。が、まぁ、当日までわかりませんな、何が起きるか。
 ま、司会は例によって僕なので、何が起ころうとなんとでもいたしますがっ!!
 
 で、打ち合わせ終了後は先生は稽古を観に行き、その後新中野で今最も旨い店と僕と仲村の間で評判の餃子居酒屋「あぶ家」へ。
 
 「こどもに野菜を食べさせるために餃子を作り始めた」というご主人がやっていらっしゃるお店なのですけど、いやー、何皿でも食べられる美味しい焼餃子。
 でも、中華料理店ではなくって、あくまでも餃子屋さん。
 途中から、エヴァで忙しいはずの声優の緒方恵美さんが乱入。またかぁぁぁぁっ!!
 普通に注文する「すいませーーーーんっ」という声が、やたらと通るメグミさま。
 すんません、もーちょいボリューム下げ気味で注文してくださぁぁぁぁい……。
 
 で、渡辺先生とあーだこーだいろんな悪口……もとい、提案話になると、これまた爆音会話。
 とてもじゃないけどブログには書けないけど的確な表現の愛ある悪口が素敵……。
 
 もー、こいつら、大好きだぜぃっ!!
 
 と、そこへ、09年版小金井兵庫登場っ!! 誰かがどこかで飲んでいるという情報を入手したら必ず飲みに来る、大内だぁぁぁっ!!よぉぉぉっしっ!!てことで、いきなりメグミさまにつかまって演劇論議。
 なんたって、メグミさまは、僕らの学生時代に憧れの劇団だった「ネバーランド・ミュージカル・コミュニティ」出身。ウチにも所属していたことがある竹内晶子さんの後輩にあたるわけです。だから、基本が舞台の人。熱い熱い。
 そこに、飲む席があると聞けば必ず現れる岡内美喜子登場。
 「食べログ」で、岡内かみうたんか、ってくらいに僕の食べ物日記に登場している岡内、すんごい髪切ってますよぉぉぉっん。
 
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 が、僕は渡辺先生と盛り上がりまくり。
 なんで漫画を描き始めたのか、ってことを聞きたかったのに、その途中で家から緊急連絡。
 なんと、お母さん(ヨメ)が熱を出したらしい、という二男・しんしんからの電話。
 えぇぇぇぇぇぇぇぇっ?!
 この時期、熱を出す、って、ちょっとコワイですもんねぇ。
 
 先生達にお詫びをして、大至急帰って参りました。
 
 実を言うとウチの長女・みうたんも数日前から熱を出して寝込んでいたのです。が、今日、そろそろ大丈夫かな、という感じだったのですが、まさかおかあさんにうつるとは……。
 
 てなわけで、帰宅後、かなりの家事をサクサクサクッ、とやって、今こうして晴れてブログを書いている、というわけでした。
 
 
 あっ。
 書き忘れました。
 大急ぎで帰る寸前、2009年版・迅助こと左東が、お店に現れて、先生とメグミさんにもみくちゃ。
 
 愛される存在ですね。サトゥー。
 
 ……あっ。
 とある劇団員が、とあるブログで「曲が変わるらしい」って書いていましたが、毎日いろんな曲をかけていろんな可能性を試している段階ですので、いやぁ、まだまだ何がどうなるのかわかりません。
 でも、僕が目指している「2009年版『風を継ぐ者』」は、まだまだ流動的。
 ですが、どっちにしたって全曲ZABADAKであることだけは変わりませんよ。
 
 今は1996年版のサントラ(自分のiTunesの中で、ですが)を聴いておりますが、昨日は2001年版と96年以降に発表されたZABADAKの楽曲達をあらためて聴き直しておりましたし。
 
 むふふふふふ。
 すんごいのができるんじゃないですかね…………!!



名古屋プロモーション紀行。 [『風を継ぐ者』2009]

 6月11日は、名古屋公演のプロモーションのため、作・演出の真柴あずき、小金井兵庫役の大内厚雄、そして製作総指揮の僕こと加藤昌史と、ネビュラプロジェクト名古屋担当・ヒジリサワという4人は日帰り名古屋宣伝旅行に旅立ちましたっ!!


 ※注……文中、名古屋の人にしかわからない単語や店名などがふつーに出てきますので、名古屋以外の皆さん、ごめんなさい。

 4人は、と書きましたが、諸事情のせいで、僕だけ、みんなより1時間早く名古屋入り。
 ……実は、名古屋で最初に行く目的地が名古屋テレビ、通称メ〜テレだったわけですが、そこからそう離れていないところに、僕が大好きな「天下一品ラーメン」の、僕がまだ行ったことが無いお店がある、ということが判明っ!!お昼ごはんをそこで食べる、というのをとてつもなく楽しみにして、僕には珍しく早起きして出かけたのでしたっ!!
 そして、到着いたしました、「天下一品 上前津店」っ!!

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 ……て……定休日でした……。

 えぇーーーいっ、こんなことでへこたれる僕ではありません。すぐに周りを見回すと、おーーっと、「あんかけスパゲッティ」の文字が。

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 よっしゃぁっ、天一はダメだったけど、それはせっかく名古屋まで来たんだから昼飯くらいミラカンを食え、というしゃちほこの神様の思し召しでしょーっ、ということで、スパゲッティハウス トッポに突入。
 そして、当然のごとくミラカンを注文しました。

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 最初、「ヨコイ」で初めてあんかけスパを食べた時には麺食らいましたが(←誤植のようで誤植じゃないようで誤植だぞっ)、慣れとは恐ろしいもので、この極太スパを食うと「……あぁ……名古屋に来たなぁ……」って気分になる東京人ってどーなのよっ?!

 で、トッポを出て、地図の上ではメ〜テレはすぐそこ。
 が、見えるはずのメ〜テレが見えません。
 何度も行っているので、間違えるわけがないんですが……。
 愛知県一宮市出身の、本人は名古屋の人、と言い切りますが、あんまり名古屋には詳しくないウチの社員・ヒジリサワから電話。「地図上ではすぐそこなんだけど……」と助けを求めると(←助けてもらってるのに悪口言うのはやめなさい)、「えーっと、そこ、道一本東ですね」……ギョギョっ。

 名古屋って、信号一つ分、というのが長いんですよ。しかも、道一本、の感覚がこれまた広いんですよ。
 がぁぁぁぁぁぁぁぁんっ……。

 もう、ただでさえ高速歩行な僕が、もう、走りました。
 繁華街とかならきょろきょろ景色や風景やお店を眺めながら歩くのが楽しいのですが、なんたって僕は仕事をしに名古屋に来ているのですから、よそ見している場合じゃありません、一刻も早くメ〜テレに着かないと。
 ……おっ、素敵な公園が。緑が綺麗。ちょいと写真を撮りに…………くぅぉるぁぁぁぁぁっ!!早く走れぇぇっ!!

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 ……み・見えたぁぁぁぁぁっっっっ!! なんだっけ、あの塔のところに書いてあるキャラクター……あの、ほら、實川貴美子ことじっきーと来た時に、じっきーがお気に入りだった……あっ、そうそう、「ウルフィー」だぁっ!! 可愛いから、パチリ。(←撮ってないで走れっ!!)

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 ちょいとウルフィーとキャラがかぶってる真柴あずき。
 大内も待たせてしまいました……。
 というわけで皆さん、名古屋では、「もう、だいたい土地勘はあるからへーきへーき」なんて、気軽に歩くと地獄を見ますのでご注意ください(←おまえだけだっ!!)。

 で、メ〜テレの皆さんとご挨拶をして、製作発表の会場へ。
 大きな応接室をお借りして、名古屋の各新聞・雑誌社の皆さんの前で、実は天下一品 上前津店に行ったら定休日でがっかりしたけどトッポでミラカンを食ってきました、と、ツカミはOKなトーク(←それはどうだろう)から始める、製作総指揮。
 その記者さんたちの中に、1990年にウチが初めて神戸公演をやったときに大阪で、その後名古屋に移られた、という朝●新聞の演劇担当記者の方がいらっしゃって、もう19年越しだから、劇団の紹介なんていくら僕がしゃべっても、そんなの知ってるよ、みたいな感じで、いや、他の記者さん達も、ほとんど顔見知りで、やりにくいったらありゃしないんですが、一応形どおりのことはしゃべりまして。

 で、真柴さんがちゃんとしたことをしゃべり、大内が熱く語り、約1時間ちょいくらいの新聞・雑誌の皆さんの取材が終わりました。
 終ったところで、その19年越しの、とっても気むずかしそうな質問をたくさんしてくださった記者さんが「ウチの息子がさぁ、『容疑者χの献身』観て泣いた泣いたって言ってたんだよぉ。僕、行けなくてさぁ」と、ふつーに話しかけてきてくださいました。
 ……長いことやってると、こーゆーことも起きるんですねぇ。
 で、記事用の撮影が行われました。

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 その後、メ〜テレさんの、テレビ番組の収録。役者達だけでいいですよぉ、と逃げようとしたら、僕も捕まって3人でディレクターさんとトーク。
 これは、メ〜テレのいろんな情報番組で流れると思うので、地元の皆さん、チェックして置いてくださいっ!!

 で、その後、ちょいと時間が空きましたので、急いで東京に帰らなければいけない、という真柴あずきに名古屋駅への行き方を教えて、僕と大内とヒジリサワは、熱田へっ!!

 ……なぜ熱田か……。それはもちろん、熱田の大神さまに公演の成功を祈願しに行く……と思うのが、普通ですがな。

 がっ!!
 僕たちが向かった先は、「天下一品 熱田店」っ!!

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 バカだ……。バカすぎる……。
 なんと、期せずして、ヒジリサワも名古屋で劇団プロデュース活動をしていたヤツなのですけど愛知県の天下一品は制覇している、と豪語。……つったって、5件ですけどね。僕は東京都内の天下一品24店舗制覇してますんでっ!!(←自慢です)
 そして、劇団内で一二を争うラーメン好きの大内厚雄が、「これから天一の熱田店に行く」と言い切っている僕を置いて東京に帰るとも思えません。行きましたよ、熱田店。

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 ……う・うまい……。京都・大阪の天下一品のスープの濃さにもいろいろありますけど、東京は、半分近くのお店が「薄い」のですな。が、ここ熱田店は、どぅろっどろ。あまりにもはしたないのでここには載せませんが、なんと、箸を刺したら立ったのですっ!!
 ……その写真が見たい方は、「食べログ」にて……。

 で、名鉄の神宮前から名古屋に戻ってきて、大内を新幹線にたたき乗せて、僕たち製作部はフリータイム。
 ……の前に、とりあえずナナちゃんにはご挨拶しておかないと。

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 で、この後、ヒジリサワは「実家にチラシとポスターを置いてきます」と去ってしまいました。
 僕は、駅近くのネットカフェに入ってお仕事。

 その後、前日にキャラメルボックスのSNS「Caramelland」の「中部コミュニティ」で募集をかけておいた、「社長と飲む会」(←名称が違ったような気がするぞっ?!)に参戦っ!!


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 もう、東京にもいっぱいお店ができているというのに、こっちでも山ちゃんかいっ!!……というツッコミもあるかと思いますが、「風来坊」が満席で予約が取れなかったのです……。いや、山ちゃんがいや、というわけではなく……!!ほんとに。

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 Caramelland中部コミュニティの皆さんに、熱くふつーに迎えられて、熱くふつーに語り合いました。

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 なぜか、Skypeで参戦している関西の人たちもいました。

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 刻一刻となくなっては追加されていく、手羽先。

 そして、もう食えねぇ、ってくらいまで手羽先を食べ尽くし、そして「コレに乗らないと家まで帰れなくなるっ!!」というギリギリの新幹線の時間も近づき、会はお開きっ!!
 新幹線の改札まで一同でどどーっと歩き(←みんな名古屋駅から帰るし)、ほんの2ヶ月後の再会を約束して、お別れいたしました。

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 大変な世の中になっているけど、煌々と輝く名古屋駅のツインタワー。
 この向かいには、昔からある大名古屋ビルヂングと、大きな道を挟んでトヨタの巨大タワー。

 名古屋のパワーは、こんな時代でも「あきらめる」なんてことを知らないんですね。

 待っててね、もうちょい。
 次は、迅助が走りに行きますからっ!!



準備はよろしいでしょうかっ?! [『風を継ぐ者』2009]

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 2009年版『風を継ぐ者』、稽古最終週。
 
 過去2回もやっていているんだから、まぁ、ちゃちゃっと練習すればできちゃうんでしょ、くらいに思われている方もいらっしゃるようですが、じょーーーーだんじゃあーーーりませんっ!!
 
 もちろん、ゼロから創る新作はそれはそれでやることがいっぱいありますが、再演、再々演、となると、あの時あーだったのはいまいちだったから今回はこうしよう、とか、あの時あぁだったのはけっこう良かったから、それを越える感じでそうしよう、とか、あの時そうしたのは正解だったから、できるだけ再現してみよう、とか、そういう深めていく作業をしていくと、どんどん新鮮に作品と向かい合えるようになっていくのですね。
 
 特に今回は、新選組の5人と長州藩4人の人間関係が、過去2回のチームにも増して、実際の劇団内の人間関係にも似ているところがあったりして、すんなりと馴染んで行っている感じがします。
 
 さぁて、もうすぐ第一回目の通し稽古。
 詳しくレポートいたしますのでお楽しみにっ!!



『風を継ぐ者2009』第一回通し稽古終了っ!! [『風を継ぐ者』2009]

 7月2日(木)、2009年版『風を継ぐ者』の第一回通し稽古が行われました。
 
 初演、再演、と上演を重ねてきた今作品ですが、こうして通し稽古を観てみて、やはり面白い作品だなぁ、ということを実感しました。
 いろいろなジャンル、いろいろなシチュエーションの舞台をやってきているキャラメルボックスの中で、「幕末」を取り上げるキッカケになったのが『また逢おうと竜馬は言った』。『竜馬』をキッカケに竜馬に間違われる浪人と岩国藩、そして新選組を描いたのが『俺たちは志士じゃない』。しかもこの2作品は両方とも他劇団と組んで芝居を創った「アナザーフェイス」のシリーズでした。
 そして、『志士』で敵方として描かれた新選組を今度はメインで、と作られたのが『風を継ぐ者』。

 新選組をメインで、と言いながら、劇中に出てくる実在した隊士は土方歳三と沖田総司だけ。あとの3人は架空の人物で、「あの事件の時にはもしかしたらあんなヤツが活躍したかもしれない」という、足が速いのが取り柄の立川迅助、父親が昌平坂学問所の教授という文武両道の小金井兵庫、そしてこんなヤツはいなかっただろう、という(?)、勘定方の三鷹銀太夫。
 
 近藤・土方のためなら死ねる、という沖田の隊に配属された立川と小金井は、最初は戸惑いながらも、そして自分の志は残したまま、新選組のため、沖田のために命懸けで戦う姿が、「そこまでするか!!」という感動を呼ぶのです。
 
 さて、今回の『風を継ぐ者』。
 8年ぶりの再々演。劇団という生き物は、年数を重ねると劇団全体が上手になっていく、というか、裾野が広がっていくというか。初演当時には新人に初舞台を踏ませるためにできた役を、ヒロイン経験者がやっていたり、初演当時には若い役者が無理矢理40代の役をやっていたのが、本当の40代の大人がやっていたり。
 
 初演当時は、劇団内での最年長は35歳。今は、48歳。最年少は、当時から今まで変わらず二十代前半。
 年長者が歳を取っていくのと同時に、新人はどんどん若くて実力があるヤツらのが入ってくるわけで、「勢いだけの芝居」が少なくなってきた分、昔は勢いだけでやっていた作品をあえて年長者を交えて作ることで「ささえ」ができた、というか。
 
 まぁ、今回の新選組5人は、最年長が大内の37歳(だっけ?)、最年少が畑中と左東の31歳(でしたか?)ですので、実際の新選組に比べたらちょいと年齢は上なのですけど、それでも、大内を除けば入団10年目未満ですから、今年24歳になったキャラメルボックスにとっては「中堅以下」のメンバー、ということになるわけですな。
 過去、そして現在のいわゆる「人気劇団」は、結成当時のメンバーが常にメインに座っていて、お客さんもその人達を観に行く、というのが普通だと思うのです。
 ところがキャラメルボックスの場合は、ほぼ旗揚げメンバーの西川やもうすぐ20年の岡田さつき、なんていうベテラン勢が脇に回っちゃって、若手を表に出していく、という、「常道」から離れたことを平気でやってしまいます。
 
 が、それが、僕のような旗揚げメンバーから見ても、やはり楽しくいつまでもやっていられる原因なのではないか、と思うのです。
 
 ……と、前置きが長くなりましたが、2009年版『風を継ぐ者』。
 5箇所くらいで胸がいっぱいになり、涙がこぼれたところも……!!これは、実は、自分にとっては意外でした。だって、3回目の上演ともなりますと、ほとんどのセリフを覚えていて、「ふっ、この後あーなってそーなってそーなるんだよなー」なんていうふうになるのかな、と思っていたのですね、通しを観るまでは。
 
 ところがっ。
 最初のシーンから、役者の動きやセリフは以前のものといっしょなはずなのに、新作公演のような緊張感が自分の中に沸き起こってきていることに気づきました。
 
 キャスティングは、演出の成井豊が何年越しかで練って練って考えるものなのですが、正直な話、今回はなにしろキャスティングが大勝利、過去最高です。特に新選組。
 
 中でも、前回公演の時に発表されるやいなや「えーっ?!」と、何人かの方から不安視された三浦剛の土方歳三が、おそるべき安定感。なにしろ、デカイ、コワイ、強い。これは、ごめんね三浦、本当に意外でした。芝居が終る頃には、すっかり三浦が好きになっていましたもん(←キライだったみたいだろーがっ!!)。いやー、カッコイイっすよー。まぁ、野球をやっていた三浦、キャプテン経験もあったそうですから、初のリーダー役は正解だった、ってことなんでしょうね。あ、でも、土方歳三は「副長」だから、あんまりリーダー過ぎるのもいかんか……。
 
 そして三浦の一年先入団で3歳年下、という畑中智行の沖田総司が、真っ直ぐで、シャープで、これまた強い!!そもそも身体が切れる畑中ですから、新選組最強の剣士にはもってこい、というわけですな。
 で、すみません、僕、もともと畑中は好きな俳優ですが(←キライなヤツはいませんけど)、今回は惚れ直しました。過去の芝居でちょっとでも畑中に目がいった方は、今回、ラブレターを書いてしまうかもしれませんよぉぉぉっっっっ!!
 
 そして、「5人組だと必ず一人は混じるヘンなヤツ」とでも申しましょうか、三鷹銀太夫の阿部丈二。細見、篠田、も独特な三鷹をやってきましたが、アベジョーは、キャラメルボックス史上最も変なヤツでありまして(いやもちろん本人はいたって真面目な男です)、放っておくと何をしでかすかわかりません。それほど、テンションを上げるのが好きなヤツで……。稽古場は爆笑の渦。床に転がって笑ってる劇団員までいるくらいです……!!でも、その真っ直ぐすぎる本当のアベジョーの表情が時々現れるのがまたたまらないんです。男に対して使う言葉じゃないかもしれませんが、本当に可愛いです。ポケットに入れて持ち帰りたい、って思いました。
 
 そして、西川浩幸、岡田達也、と、今までのキャラメルボックスの「スター」が歴代演じてきた小金井兵庫の大内厚雄。このキャスティングは、本当に凄い!! ダンスで鍛え上げられた筋肉から繰り出される剣は、あやうく沖田総司を倒しそうになります。
 西川も達也も、そりゃぁ殺陣の経歴は長いですが、悪役も得意な大内がやることによって、土方・沖田に続く3人目の剣客、という雰囲気を圧倒的に醸し出しているのです。冷徹に人を斬っていく沖田と、冷静に全体を把握して斬る斬らないまでをも峻別していく小金井、というキャラクター分けが完全にできあがり、2009年版新選組を圧倒的に強く見せてくれています。
 
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 最後に、左東広之。沖田を圧倒的に尊敬している立川迅助を演じるわけですが、日常から劇団内音響部の一員として畑中に仕えている、その関係性がモロに役にも表れています。本当に沖田のために命を懸けていることが、その表情、その動き、その言葉から飛び散ってくるのです。
 普段から地味で真面目で礼儀正しくて絶対に弱音を吐かない左東。しかし今回、もう、左東の表情で何度泣かされたか……。「もういいよ、そんなに必死にならなくても!!わかったからっ!!もういい、もうそんなにするなっ!!」と、思わずタオルを投げ込みそうになりました。そう、もう、おそらくヤツの限界を遙かに超えたところで、演じているのではなく迅助になってしまっているのではないか、とさえ思いました。
 それが証拠に、今までは必ず気になっていた左東の「演技のクセ」が毎回出ていたのですが、今回の通しではゼロ。おそらく、演技をしていないから。演じている余裕など無いから。
 「役者が化ける」瞬間に、久しぶりに立ち会ってしまった、という感じでした。
 こんな、文章を書いているだけでヤツの芝居を思い出して胸がいっぱいになってくるなんて、数年前の左東からは想像もつきません。『クロノス』の時に演じた「中林」という役はとっても左東っぽくて好きだったのですが、今回の左東は、もう、あの左東ではありません。本当に凄い。壮絶です。通しを観終わった頃には、ヤツのためならオレが死ねるっ!!とさえ……。
 
 こうして、全出演者のことを書いていくと大変なことになりそうなので、とりあえず前もってキャストが発表されている新選組の5人に絞って書かせていただきました。
 一回目の通し稽古でここまで来てしまっているなんて、キャラメルボックス、いったいどうしたんだっ?!何があったんだ?!
 
 テレビや新聞のニュースでも、ちっとも景気がいい話が無いし、陰鬱な事件ばっかり報道されるし、世界情勢だってきな臭い感じになってきている今だからこそ、この風を継いだ男達の物語で、あなたの心をスカッとさせてあげてくださいっ!!
 
 少なくとも僕は、もう、今、やる気がみなぎり過ぎちゃって、なんと通しの後、「新選組総会するぞっ!!」と5人を誘って飲みに行ってしまいましたっ!!
 ……一応、近藤さん気取り……。
 
 その件は、次に書きますねっ!!



池田屋襲撃!! [『風を継ぐ者』2009]

第一回目の通し稽古終了後、新選組メンバーを連れて「池田屋」を襲撃っ!!

小料理居酒屋 池田屋

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四ッ谷三丁目の交差点から一本目の路地を入ってすぐっ!!
これは襲撃しやすい……!!

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討ち入るぞっ!!
……てゆーか、お腹減ってるんで早くしましょーよー、ですって。

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「長州のヤツらはいなかったぢゃねぃかっ!!」
「んむ、やはり丹虎かっ?!」
「それ、逆でしょ?」
……と反省会(のふり)。

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ま、いーや、かんぱーーーーいっ!!

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箸袋。

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オリジナル焼酎。
6人で撃破してやりましたっ!!





第2回通し稽古終るっ!!完成っ!! [『風を継ぐ者』2009]

 いやーーーー、いろんな意味で思いっきり若返った『風を継ぐ者2009』!!
 昨日7月4日(土)、2回目の通し稽古が行われました。
 
 今回は、カツラと衣裳を付けての通し、ということで、着替えの段取りなども重要でした。
 
 時代劇は過去にかなりやってきましたが、その都度、「……こいつのこのカツラはどうなんだろう……?!」という、あまりにもその本人のイメージとかけ離れた髪型になっちゃうヤツがいるものなのですが、今回はなんとそういうヤツが一人もいなくて、みんなお似合い。
 中でも、小多田が「いるいるいるいる」って感じで……。
 やはり、衣裳と髪型が本番と同じになった時点で、やる方はもちろんでしょうが、見ている方もテンションが上がりますっ。
 
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 ……終りました。
 あっという間の2時間。
 一言で言えば、1996年版と2001年版の良いところを伸ばし、良くなかったところをきちんとやり、そして丁寧に激しく仕上げた、という感じでしょうか。

 また凄くなっていました、左東と畑中。

 そして、膨大な量の語りのセリフを、押し寄せる濁流に逆らうのではなくひらりひらりと巧みにそして流麗に語り終えた大内。

 あと、岡内が……おーーーっと、これ以上は黙っておきましょう……。
 
 いやぁ、なんともカッコイイ芝居が出来上がってしまいましたよぉーっ!!
 
 そして、なんと選曲も最後の通しを待たずに確定っ!!
 
 もう2回も上演してきているし、サントラも出してるんだからアレで確定じゃなかったのっ?!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いえいえどうして。やはり、キャストによって芝居のテイストは変わりますし、2001年に上演した後、ZABADAKは何枚もアルバムを発表していますから、現メンバーの現在の芝居に相応しい曲、という基準で全曲考え直しと当て直しをしてきたのですが、昨日のがあまりにもしっくり来たので、決定っ!!
 
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 ……ふっふっふっふっ……。
 『風を継ぐ者』を知り尽くしている方がもしもいらっしゃるとしたら、ひっくり返りますよ。ふっふっふっふっ……。

 今、全曲並べて聴いているのですが、相当いいですねぇー、自画自賛。ゾクゾクしますねー。実を言うと2001年の時に本番を見ていて「んー、もうちょい、このシーン、別な曲も考えられたかなぁ」というところがあったのですが、その漠然とした違和感も今回は無し。

 左東・畑中・實川のための、と言ってもいいかもしれませんね、この変更は。
 
 でも、わーーーんっ、なんだぁ、皆さんにお見せできるまで、まだ1週間近くあるんじゃないですかぁっ!!
 あーーーんもーーっ、一刻も早くご覧いただきたいっ!!
 
 初日は、7月11日(土)14:00、サンシャイン劇場。
 初日からいきなり2ステージありますから、昼に来てみて混んでたら夜にどうぞっ!!
 ……ていうか、予約すればいいのか……。
 
 さぁ、熱い夏が始まるぞーーーーっっっ!!



最後の通しが終りました。で、これが100回目の公演。 [『風を継ぐ者』2009]

 最後の通し稽古が終りました。
 
 ついに、劇場入りです。
 
 今回の公演は、キャラメルボックスにとって記念すべき100回目の公演。
 そもそも、ベテラン劇団などでは「第●●回公演」などと銘打って公演をやっているものですが、キャラメルボックスの場合、割りと初期の段階で「なんか、いっぱいやってるといっぱいやってるっぽいからそういうのはやめよう」と思って、「2009サマーツアー」とかそういうネーミングで公演をやってきました。
 ただ、台本には便宜上成井さんが「第●●回公演」と書いてあるのですが、実はこの数え方にも謎があって、「アナザーフェイス」や「アコースティックシアター」や若手公演などはその「第●●回公演」に含まれていなかったりいたしまして。
 で、結成20周年の時に、「試しにロビーの壁に今までの公演のチラシを全部並べて貼ってみようよ」と僕が言い出してやってみたら、なんと70数公演やっていることが判明。
 で、「100の時にはなんかはしゃごうぜぃ」と話していたのでした。
 
 が、意外なことに100になっても特に何かが起きるわけでもなく(←そりゃそーだ)、粛々と第100回公演の最後の稽古が終わり、粛々と初日を迎える準備をするだけ、って感じなのでした。
 
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 ちょっとはしゃぐとすれば、「100th Tシャツ」。

 コレ、100本分の公演タイトルをみき丸の形に並べたデザインのTシャツですっ。そして、実はそのおまけが凄くてっ。今年の「ニューイヤーパーティー」の開演前に流していて、好評だったため『すべての風景の中にあなたがいます』&『光の帝国』のハーフタイムシアターの幕間にも流した「キャラメルボックス全公演ダイジェストビデオ」の100本版DVDっ!!
 
 ……まぁ、やっている側にとっては別に、普通に、通過点に過ぎないわけですのではしゃごうにもはしゃぎづらいと申しますか……。
 
 他の劇団がどのくらいの公演数をやっているかとかも知りませんので、比較もできませんし……。
 
 というわけで、100公演めを飾る『風を継ぐ者』。
 最後の通し稽古がどんなだったか、ですが。
 いつも通し稽古のたびに書いていることですが、通し稽古を含む最後の一週間の稽古というのは恐ろしいもので、それまでの稽古は助走、「さぁ、あと1週間」というところで三段跳びにおける「ステップ」、そして最後の通し稽古がジャンプ。
 ここで跳べないと、初日が開いてからも苦しむことが多いのですが、今回は跳びまくりですな。
 
 特に、昨日は岡内と三浦と實川と渡邊安理が光っていました。
 あ、西川と岡田さつきは、やりたい放題すぎて「そのまま初日にいっちゃっていいんですかっ?!」と演出部に相談しようかと思ったくらい……。まぁ、稽古場だからこそだったのだと思うのですが。
 とにかく、やれることは全部やり尽くして劇場に入る、という感じでしょう。
 
 是非、来られる方は何を置いても11日初日にご来場くださいませっ!!
 
 ……あっ……。前説ですが、次の『さよならノーチラス号』がかぶっていることもあり、またしても映像前説です。CaramelBoxTVディレクターの庄村くんと僕の合作。がっ、コレの登場人物がキャラメルボックス的に豪華ですっ!!お楽しみにっ!!



キャラメルボックス、サンシャイン劇場に入りました。 [『風を継ぐ者』2009]

 今日は、『風を継ぐ者』東京公演仕込み初日でした。
 
 普段だと、仕込みの初日の日というのはレコーディングをしているか久しぶりのお休みを堪能しているかなのですが、今回は昨日がみんながお休みで、僕はレコーディング・スタジオで作業があり、今日はそのデータを音響の早川さんに渡しにサンシャイン劇場に行ってきました。
 
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 西友の向かいのサンシャインシティの入口のところには、いつものようにキャラメルボックスの看板。
 1990年の『不思議なクリスマスのつくりかた』のシアターアプル公演の時に、アルタの近くのJRの線路沿いの看板を出したことがあるのですが、いやー、あれは感動しましたが、だぁれも見てない、ってことがわかってショックでしたぁ……。
 
 でも、看板って、宣伝のためのもの、ではなくって「報告」のためのもの、というように最近は思うようになりました。
 景色の一部になるほどよくここを通る人たちに、「出し物が変わりましたよーん」とお知らせするためのもの、というか。
 
 今回の看板は、ポスターをそのまま活かした感じのものになっておりました。
 
 で、劇場は。
 午前中に照明をざっと仕込んで、午後からは大道具、というあたりで到着。
 ロビーもまだなーーんにもできていなくて、みきまるもヌード状態。
 
 が、ついにサンシャイン劇場にキャラメルボックスが入ったことだけは確かです。
 
 明日は、一気に展開していきます。
 夜には、セットも立ち上がって照明を入れてリハーサルが始まりますっ!!



渡辺先生サイン入りポストカードプレゼントっ!! [『風を継ぐ者』2009]

ありえませんっ!!

サインをしないことで有名な、「風光る」の渡辺多恵子先生。
がっ!!
今回っ!!
『風を継ぐ者』のロビーで販売する
2種類の「まるちゃん(渡辺先生)グッズ(?)」をお求めの方に、
直筆サイン入りポストカードが付くことになりましたぁぁぁっ!!
キャラメルボックス、ここまでしていただいてよいのでしょうかっ?!

904G0056.jpg
画集「花がたり」2600円。

そして…………!!
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「風光る」単行本26巻セットっ!!
10,690円っ!!
この機会にまとめて読んでみませんかっ?!

……ちなみに、僕はアマゾンでこつこつ買い貯めしました……。



2009年版『風を継ぐ者』、初日開いてますっ!! [『風を継ぐ者』2009]

 2009年版『風を継ぐ者』、とっくに初日が開いております!!

 

 観ていて気づいたのですが、前回の上演の2001年から8年の間に、スタッフ部門に大きな技術革新があったんですねぇ。

 照明はムービングライトを導入しまして、音響はほぼフルデジタル。

 再演なのでもちろん同じ曲もたくさん使っているわけですが、明らかに音質が前回よりかなり良いです。元の曲のデータに変わりは無いわけですが、そのデータに入っていた音の再現性が大幅にアップした、ということなのですね、きっと。

 

 あと、初演があって再演、というときには「初演を越えなければ」と、意識的だったり無意識にだったり、肩に力が入るんですね、みんな。が、三演めとなると、過去二回の上演を比較して、再演ではあぁやったけど初演のやり方の方が良かったんじゃない、とか、初演ではあぁで再演ではあぁだったけど、どっちも違ったなぁ、とか、ちょいと引いた目で冷静に作品を見つめられるのですね。

 

 そういうこともあってか、リハーサルの段階からとてもものごとが順調に進み、物凄い熱のこもった初日を迎えることができました。

 

 なんか、製作総指揮である僕が自分のところの劇団の芝居を褒めるのって、あたりまえ過ぎておもしろくないかも、と思っていたら、20年くらい前からずっとキャラメルボックスを観てくださっていて、いつも暖かく厳しい意見をくださるお客さんがとあるところに書いていた感想の日記を発見したので、転載の許可をいただき、まるごとこちらにアップしてみたいと思いますっ!!

 

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キャラメルボックスサマーツアー2009『風を継ぐ者』、待ちきれずに初日に行ってきました。

わたくしもともに完全燃焼してきました!

以下、ネタバレなしのざっくり感想です。

ちなみに、今週一杯は、チケット6000円が4000円で観られるそうです。

お時間の許す方はぜひにオススメいたします!ホントに今がチャンス。

ツアー後半は混雑必至です。通路がびっしり埋まっている様が目に浮かびます。

 

初日から行ってしまったのは、ひとえに、加藤さんのネタバレ写真&その他いろいろで気持ちが盛り上がってしまったからなんですが、もう、行って大正解でした。

なにしろ、左東くん。2005年の『クロノス』での熱演を見て以来、この日を待っていたと言っても過言ではないのです。

その左東くんが演じる迅助を楽しみにしていたのですが、もう熱演、熱演、大熱演。このあと夜の公演もあるのに、大丈夫だろうかと心配になるぐらいの、魂のこもった迅助だったのでした。

 

初日初回、ミスやひやっとするところはやはりありました。

あ~大内さん今セリフ忘れそうになった!?(今確実に頭の中の台本を読んだぞ、みたいな(笑))とか、あっピンスポずれた!とか、おーいいところでかんじゃった、とか。

だけど、そういうことがまるで気にならない。

それよりもこの2時間の芝居が行き着く結末を見届けたくて、のめりこむように観ていたのでした。

もう、ビデオだっておそろしいほど繰り返し見て、物語は知り尽くしているはずなのですが。また新しい物語を、一から追随するように、ハラハラ、ドキドキ。手に汗握って、体に力を入れて。

何しろ、エンディングの曲を、観る前は「どの曲になったのかなあ~」と気にしていたにもかかわらず、そのシーンでは本当に、曲が耳に入ってこなかった。それよりも、登場人物達の行く末を、見て聞いて、味わうことに集中して、自分の中の気持ちに整理がついたその暗転直前になって初めて、あっ、この曲、と気がついたぐらいで。

 

そんなわけで、初日、初回。

芝居の完成度からいったら、まだこれから練り上げられるところはたくさんあるんだと思います。

だけど、役者さんや作り手側のテンションは、初日初回に最高潮を迎えていたのではないかと思っています。作品にこめられる熱は、この時、すでに完成していたのだと思います。

 

記憶と感情に残る、素晴らしい作品になっていました。

次はいつ行こう~!?

 

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 ……いかがでしょうかっ?!

 例によって、平日はいつでも気軽に入れる状況ですので、いつでもご来場くださいっ!!

 

 

jinsuke.jpeg
昨日、同じステージに、たまたま勢揃い。
右が初代・迅助の今井義博(元劇団員)。
左が二代目・迅助の細見大輔。
真ん中が、今回の迅助・左東広之。

 



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