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虹色の物語に仕上がっています、キャラメルボックス版『流星ワゴン』っ!!いよいよ金曜日、神戸でツアー初日!! [『流星ワゴン』]

 『流星ワゴン』の最後の通し稽古が終わりました。
 原作には「18禁」なところがありますが、さすがに舞台では無理ですし、それ以前にウチはキャラメルボックスなので残念ながら(?)そういうシーンはありません。安心して未成年のお子様とご来場ください。

 さて。今年4月20日に「左前頭葉皮質梗塞」を患った西川浩幸が、『流星ワゴン』に出演します。(詳しい当時の模様はこちら→→→ http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2011-04-22 )
 あれから半年、『賢治島探検記』に歌の出演をしたり、『銀河旋律』にちょびっと出たりした後もリハビリを続けてきたわけですが、まだ若干言語の不自由さは残っております。が、一つ一つの言葉を丁寧に表現し、相手役とのキャッチボールをすることで、脳梗塞の後遺症についてご存知の方から見たら飛躍的な進化を遂げている、と思われることと思います。が、まったく知らない方には、「なんかよくセリフを噛む人だなぁ」と感じられる可能性も残されております。が、僕たちは西川とこの芝居を創っていくことを決めました。稽古中も、日々良くなっていったので、もしかすると気付かれないまま初日が開くかもしれません。
 しかし、過去にこの件をお知らせした経緯もありますので、一応ご報告しておくことにします。
 
 というわけで、先日終った、最後の通し稽古。
 通し稽古は4回あったのですが、僕は『飛ぶ教室』があったり選曲をしていたりして、稽古初日以来の稽古場でした。
 
 一回目を見てまず驚いたのは、ここまで泣ける話だったか、ということ。もちろん、原作でも相当泣いたのですが、小説を読んだときに僕の頭の中で動いていた人たちは、ここまで個性的でここまで人間味があって、ここまで素敵な人たちでは無かったのです。いえ、それは、原作に描かれていなかったとかではなく、僕の想像力が足りなかっただけなのです。

 原作の登場人物たちを、キャラメルボックスのメンバーの一人一人が立体化させて、自分に引き付けたり、彼らの想像力で登場人物たちの日常を作り、関係性を作り、「小説の登場人物」がまさに今僕の目の前で生きている、という、演劇としてはあたりまえでキャラメルボックスでは何度も原作ものをやってきているので珍しくないことが起きているだけなのに、今回はなにがどうなのかわかりませんが、「あの人たちがここにいる」ことに物凄く感動してしまいました。
 
 物語を背負う主軸の面々はもちろんなのですが、ほんの一瞬しか出て来ないような「超脇役」を、入団10年目以上のベテランたちがあえて何役もやっていくので、もう、面白いったらありゃしません。おそらく稽古場で膨らませられていったのであろう、脇役たちの自由さ。コレが、主軸の面々のスパイスになって、その人たちの人間性をより一層浮かび上がらせることに成功しているのだと思います。演出の妙、というよりも、「劇団の芝居」の魅力なのではないかなぁ、と思います。
 
 原作を読んだときは、色にたとえると全編「ダークブルー」のイメージだったのですが、キャラメルボックスの『流星ワゴン』はオレンジ色から始まって、だいたい青空色で進み、途中で真っ赤になったりダークブルーにもなったり黄色くなったりとくるくると色を変え、最後はいつものように真っ白になって終る、という印象です。
 
 まだ初日前なので手前味噌な褒め言葉はやめておきますが、今までのキャラメルボックスの舞台をご覧くださったことがある方にとっては「まさかここで泣かされるとはっ!!」ということが何度も起きます。こんな近くにいる僕でさえそうだったのですから、きっと皆さんも「ぐわぁぁっ!!やられたぁぁぁっ!!」て感じになるんじゃないでしょうか。……うっしっしっしっしっ……。
 
 で、三回目の通し稽古を見ていて気付いたことがありまして(←遅いわっ!!)。
 この物語には「少年」が2人出てくるのですが、そう言えばキャラメルボックスって「少年」を描いてきた歴史が26年の劇団だったのですよっ!!(←びっくりしたみたいに言うなっ!!)
 しかも「劇団員の成長の瞬間をサポーターにお見せする劇団」でもあったのですよっ!!(←これまたっ?!)
 チラシの写真では本物の少年(実は『ハックルベリーにさよならを』のチラシにも出ていたウチの次男)が出てますが、舞台では女優が演じます。これがもう、ほんとに、あえて触れませんが、ほんとになんです……!!
 
 そして、音楽のことですが。
 今回のテーマソングは……その件は、また次回っ!!

 『流星ワゴン』詳細は公式ホームページにてっ!!→→→ http://www.caramelbox.com/


2011-11-16 15:45  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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神戸の奇跡。そして、『流星ワゴン』のテーマ曲のこと。 [『流星ワゴン』]

 無事に、『流星ワゴン』のツアー初日が、第2のホームグラウンド・新神戸オリエンタル劇場で開きました。
 
 そこで、奇跡が起きました。
 先日のブログで書いた通り、東京での通し稽古の段階では、かなり「ろれって」いた西川がなんとノーミスでゲネプロを終え、続く初日でも、緊張の部分を差し引いてもしっかりと演じきってしまったのです。
 西川は「神戸にはいい"気"があってそれに助けられた」という言い方をしていましたが、これはもう、21年間やり続けてきたホームだからこその安心感と、山と海に囲まれた神戸の街の空気と、そして僕たちを応援し続けてきてくださったお客さんたちの「想い」、それら全てが起こした奇跡だ、と僕は思います。理屈ではあり得ない事態だと思います。
 どうですか、脳梗塞の専門家の方々?
 
 さて。
 今日の初日ですが、開演後、僕の想定を遙かに超えて早い時点から客席の空気が動き始め、早くも中盤からハンカチを取りだしている方が続出。後半は、セリフが聴き取りづらくなるんじゃないか、ってくらいの鼻をすする音。そして、最後は暗転になる寸前から沸き起こる拍手!!……もう、これ以上無い、これしかない、というラストシーン、ということですね。「もしかしたらこの後に何かエピローグとかがあるかもしれない」なんて思わせぶりな感じでは無い、これしかないラストシーン。
 
 終演後、常連のお客さんから抗議の連発。「加藤さん、タオルもってこい、ってTwitterで言ってましたよね?バスタオルって言ってくれなきゃっ!!」とか。「初日でコレって、なんですかっ?!なんで来週の土日までやらないんですかっ?!」とか。「舞台に集中してて、どんな曲がかかったのかまったく覚えてないじゃないですかっ!!」とか。
 ……まぁ、僕に話しかけてくださる方ですから、ネガティヴなことを思った方の意見はここには書きようが無いわけですけれども。
 
 とにかく、『流星ワゴン』神戸公演は、来週の金曜日まで。
 是非、一刻も早く、この奇跡を目撃しにいらしてください。
 
 で。
 前回のブログでお茶を濁した、今回の音楽のこと。

 『流星ワゴン』のテーマ曲は、SEKAI NO OWARIの11月23日リリースの超新曲「スターライトパレード」。
 
 10月のあたまぐらいに、午前中にいつもメールチェックをしながらバックグラウンドで聞いているTOKYO FMから、僕の選曲アンテナにパキーーーンッと引っかかってくる、きらめくような音が流れてきました。
 
 それが、「スターライトパレード」
 
 調べてみたら、「第1回NHK・民放連共同ラジオキャンペーン」のキャンペーンソングとして書き下ろされた曲なのでまだCDがリリースされておらず、ネット上にも動画も何も存在しておらず、ラジオで偶然聴くこと以外には全編聴くことを許されない、という幻の楽曲だったのですっ!!
 
 が、なんとか使用許可をいただいて音源を通して聴いてみたら……うぎゃぎゃぁーっ!!コレ、『流星ワゴン』のために書かれた歌詞と曲みたいぢゃないですかぃっ!!
 
 ……というわけで、成井さんからも一発OK。
 
 キャラメルボックスのサントラ史上、1995年『アローン・アゲイン』のスパイラル・ライフの「RASPBERRY BELLE」、飛んで飛んで、今春の『夏への扉』のamazarashi「奇跡」のように、「Tokyo FMから僕に届けられた、10年に一度の超名曲」に出会ってしまったのです。
 
 先日、ようやくトイズファクトリーの公式YouTubeにMVがアップされました。
 この映像が、これまた、ドキドキもので、ワクワク三倍増なもの。ファンの人たちにブログで声を掛けて集まってもらって撮影した、というものなんですが、そのファンの方々の笑顔がまたいいっ!!SEKAI NO OWARIも、きっと、キャラメルボックスのようにお客さんたちといっしょに一つのチームを作っていらっしゃるバンドなんだな、ってことがひしひしと伝わってきて、何度見ても、いや、何度も見れば見るほど、うるうるが止まりません。
 
 「自分が観るまでは一切の情報を入れない」という方はそもそも僕のブログなどはご覧になっていないと思いますので、「もっと前知識を」という方は、是非以下のYouTubeのムービーをご覧くださいっ!!きっと、『流星ワゴン』を観に行く日が待ち遠しくなりすぎてしまいますよっ!!

http://www.youtube.com/embed/CJbI-5kkkqc


2011-11-19 00:53  nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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神戸公演、あと3日ですよぉっ!! [『流星ワゴン』]

 神戸公演、後半戦に入りました。
 今日の火曜日は、16日の時点で200席空いていたのですが、蓋を開けてみたら発売できた当日券は見切れ席(舞台上の見えない部分がある席)を除いて70席ほど。
 しょぇーーーっ!!ここ数日で130席も動いた、ってことっ?!
 そのうえ、ハーフプライス・チケットと当日券の合計が100超っっっっっっ!!
 
 ……ここは、梅田駅前サンケイホールブリーゼですかっ?!サンシャイン劇場ですかっ?!
 100超ってっ!!……神戸でこんな数は、ありましたか?(←キャラメルボックスデータセンターに問合せてるところ←そんなんあるんかいっ!!)
 
 実際、今日ご来場くださった方は当然お気づきのことと思いますが、3階席までほとんど埋まった状態でした。
 ……こ・これは……もしかして……評判がいいとか……?!
 
 いや、そんなはずはない(←こらこら)、今日は有川浩さんの小説『ヒア・カムズ・ザ・サン』の発売日で、劇場限定で「キャラメルボックス仕様」の装丁の本が発売されて、有川先生と阿部丈二のサイン本が売られていたのでそれを買いに来た人たちが2000人くらいいたからじゃないのかっ?!(←入りきらないっつーの)
 
 いや、昨日から寒くなったから、みんなあたたまりに劇場に来たとかっ?!
 
 いや、六甲の紅葉が美しいから、そのついでに劇場にも足を運んだとかっ?!
 
 ……今年は、巨大地震以来、いいことなんていつもの半分くらいしかなかった年。でも、あったいいことはとてつもなくいいことで、もう、極端すぎる1年になってしまいました。
 なので、もう、いいことが起きても疑い深くなっているというか、素直に喜べないというか。
 
 『流星ワゴン』をやっていて、お客さんの反応がものすごくいいのですが、「いや、これは神戸だけで、東京ではきっとまた空席だらけの日々を送るんだから浮かれたらアカン」などと、去年までなら石橋を叩き壊してコンクリートの橋を架けてから渡るタイプだった加藤昌史らしくなく石橋を叩いたりしてるところです。
 
 今日の終演後も、ロビーでお客さんに声をかけられて何人もの方とお話ししました。
 
 『流星ワゴン』原作ファンの方から「坂口さんのあの役を設けてくれたおかげで、原作を読むたびに"痛い"と感じていた部分を坂口さんの役の人が受け止めてくれたおかげで、この話は自分を救ってくれる話なんだと気付きました」とか。
 長年のキャラメルボックス・サポーターの方から「それまでは、西川さんのダンスシーンの笑顔にも耐えて、"ふん、このくらいで泣くもんか"って必死で我慢してたのに、●●さんが●●●して叫んだ瞬間に涙腺が決壊しました。あれは反則が過ぎます。てゆーか、あんな芝居できる人だったとは思ってもいなかったぁっ!!」とか。
 SEKAI NO OWARIのファンの方から「発売日に、こんな爆音のしかもとてつもなくいい音で"スターライトパレード"を聴けたなんて、武道館に行かれなかった残念さが吹っ飛びました」とか。
 
 神戸のお客さんは、あたたかいのですけど、いつもだと「いやー、泣きました。でもね、あそこはあーした方が」ということが多くて、それが嬉しかったりするわけですが、今回は、あそこがよかった、そこがよかった、という話ばかりで、批判とか提案がなくて、ちょっと困惑しております(←素直になれない)。
 
 初日に来て、今日も来た、というお客さんから、「曲、変えましたね?」という鋭いツッコミが。「後半で印象的にかかっていた曲が、前半でかかって、あれっ?と思ったんですよ」とのこと。……わかる人いたんや……。
 ……当たりです。それによって、後半のあのシーンが引き立つ、というわけです。
 
 ゲネプロで、「コレで決まり」と思っていたのですが、初日を開けてみて「ん?」と思ったところがあり、おそらく選曲担当・加藤昌史史上最多の初日が開けてからの3曲変更。
 
 おそらく、万が一すでに2回以上ご覧くださっている方が何人かいらっしゃるとして、この変更に気づいた方はこの方だけではないかと思います。そのくらい、元の選曲もベストだったと思うのですが、こっちの方がベストを越えてばっちりはまっているので。……ていうか、この変更は、初日に使っていた曲の責任ではなく、進化し続けてきた芝居への対応なのでありまして。それほど、初日前後で急激に芝居が進化した、ということを裏付けている変更なのです。
 
 明日の水曜日14:00の回は、祝日なのでそもそも残りわずか。19:00の回も、数日前の情報では250席空いている状況でしたが、この勢いではどうなるのかわかりません。
 
 明朝(昼前になるかと思います)の時点で新しい情報が入り次第、僕が裏で書いている「今日のキャラメルボックス」ブログ( http://caramelboxtoday.blog.so-net.ne.jp/ )を更新いたしますので、お待ちくださいませ。


2011-11-23 01:32  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『流星ワゴン』神戸公演が終わりました。本当にありがとうございました。あと1月のこと。 [『流星ワゴン』]

 『流星ワゴン神戸公演が終わりました。
 空いているはずだった平日の公演も9割以上埋まり、連日ラストの暗転(というかその寸前のあの瞬間)と同時に沸き起こる拍手に涙し、アンコールに涙し、終演後にお話するお客さんの感想に涙し、もう、僕はめろめろな日々でした。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
 
 もちろん全員じゃないことはわかっているのですが、たくさんの方が西川の復帰を心待ちにしてくださっていたことがひしひしと伝わってきました。まだまだ「完全」ではないわけですが、「最善」を尽くすことは出来ていると思います。
 この「神戸の奇跡」を、僕たちはきっと一生忘れないと思います。本当にありがとうございました。
 
 あと、何人かのお客さまから尋ねられたことがあります。
 ここ数年、1月に行ってきたキャラメルボックスの音楽イベント『CARAROCK FESTIVAL』ですが、来年はとりあえず1月には行いません。というのも、今年は緊急公演2本と東北応援無料ツアーを追加で行ったために年間の公演数が10本。役者達もですが、製作部の疲労は極限にまで達していると思い、お正月はゆっくりと休ませてあげよう、と思ったのです。
 楽しみにしてくださっていた皆さん、申し訳ございません。
 なんとか、時期をずらして開催できるように検討いたしますので、その時はよろしくお願いいたします。
 
 さて、来週から東京公演です。
 前売状況は、例によって主に平日が芳しくありません。
 
 神戸公演をご覧くださった皆様。
 東京はいまだに震災の影響が色濃く残っていて、あまり元気がありません。
 皆さんがご覧くださって思ったことをどんどん関東の人たちに伝えてください。
 このお芝居でどんなふうに感じたか、どんな変化が自分に起きたか、これを見るとどうなるか、そんなことを、是非発信してください。
 
 きっと、人間って、一歩踏み出すだけでこんなにも大きな変化が起きるんだ、ということを思い出せる、そんなお芝居に仕上がっていると思うのです。明日のことなんて関係無い、まずは今日を必死で生きること。そんなメッセージもお送りできているのではないかと思います。
 
 いつまた巨大地震が来るかわからない、という恐怖を抱えている方も、是非、この舞台を観ていただきたいのです。
 そんな方のために、今、僕たちはこの作品を上演しているのですから。
 僕だって本当は恐かったんですが、『流星ワゴン』の初日が開いて以来「今こうしてここで生きているって凄いっ!!」「今日、このお客さんたちと同じ時間を過ごせてるなんて凄いっ!!」と、あたりまえのことに感動するようになってしまいました。
 
 神戸でいただいた勇気と奇跡を、東京に持って帰ります。
 サンシャイン劇場で、12月3日にお会いしましょうっ!!


2011-11-25 17:46  nice!(8)  コメント(1)  トラックバック(1) 
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怒濤の9カ月を越えて、『流星ワゴン』初日が開き、2週目に入りました。家族の絆の物語を、是非体験してください。 [『流星ワゴン』]

 『流星ワゴン東京公演の初日が3日(土)の14:00の回で開き、すでに3ステージが終了しました。
 
 その初日と二日目。
 
 なんと、昼の回でも夜の回でも、『賢治島探検記』東北ツアーで巡った東北の方々といきなりの再会!!
 「何人か来てくださったら嬉しいけど、この冬はまだまだ厳しい状況だからなぁ……」と思っておりまして、まさかこんなにすぐ再会できるとは思ってもおらず、危なく涙が出そうになりました。
 そして仙台公演に尽力してくださった尚絅高校の先生と、そのOGの方も。花巻や気仙沼でお会いした方も。山形からいらっしゃった方も。
 ありがたいことです。長いお付き合いになりそうです。
 
 そして、10月に講演を行った昭和女子大学の学生さんたちも多数。90分ハイテンションで喋り続けたので引いてる人の方が多かったんじゃないかと思っていたのですが、「今までの講演で一番楽しかったし参考になりました」とか「こんなに楽しそうに生きているオトナがいらっしゃるのだと思うと卒業するのが楽しみになりました」とまでおっしゃってくださり、いやはや、苦戦した講演でしたがやってよかったな。、と。
 
 劇団存続さえ危ぶまれた3月、必死で緊急公演の準備をしていた4月、ハーフタイムシアター2本立てをやりながら『賢治島探検記』もやっていた5〜6月、緊急公演をやって乗り越えてサマーツアーと東北公演の準備に入った7月、『降りそそぐ百万粒の雨さえも』と『ナツヤスミ語辞典』を並行してやっていた8月、『降りそそぐ百万粒の雨さえも』をやりながら『賢治島探検記』の稽古に入った9月、『賢治島探検記』東北公演に行っている間に『飛ぶ教室』の初日が開いた10月、『飛ぶ教室』の北九州公演講演から帰ってきてすぐに『流星ワゴン』の通し稽古が始まり神戸初日が開いた11月…………そんな9カ月を過ごしてきて、サンシャイン劇場に帰ってきて、何も並行していない状態で開けた東京公演。
 
 3月の時点では夏の公演さえ行えないかもしれなかったのに、なんとクリスマス公演の初日を開けることができた喜びは、筆舌に尽くしがたい幸せでした。
 そして、その過酷な状態の中で行った東北公演で出会った皆さんとの再会。
 
 僕たちは、あまりにも幸運で、あまりにも素敵なお客さまに支えられている集団なんだな、と思います。
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 まだまだ東京の夜は閑散としています。
 どうやら、みんな、家族が心配で早々に帰宅する、というライフスタイルに変わってしまったから、ということのようです。
 テレビや新聞では、「家族との絆を中心とした消費になった」という分析がなされています。
 
 だとしたら。
 この『流星ワゴン』は、まさに「家族の絆」の物語。しかも、壊れかけた家族の絆を取り戻すために必死で頑張る家族の話。しかも、「最悪の」。しかし、「最高の」。お祭り気分になりたくてもなりきれるはずがない今年のクリスマスを、『流星ワゴン』でお過ごしください。
 珠玉の名曲と、全身全霊で舞台に立ち続ける役者達がお待ちしております。

 今週の平日は、どのステージも大幅に余裕があります。土日の昼の回はほぼ満席ですので、是非平日に、時間が空き次第劇場へっ!!


2011-12-06 21:14  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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キャラメルボックス『流星ワゴン』(原作・重松清)のテーマソング「スターライトパレード/SEKAI NO OWARI」のこと。 (←ネタバレ、と思われる可能性あり) [『流星ワゴン』]

 一部、ネタバレブログ( http://caramelbox-netabare.blog.so-net.ne.jp/ )と重複しますが、今回のテーマソングのことを少し(←これでも少しなんです)。
 
 使わせていただいている曲のことなので、厳格に言えばネタバレにあたりますから、過敏な方はこの後は読まないようにしてください。

 ダンスシーンの曲の選曲締め切り日である10月1日までに「コレ」という曲が決まらず、2日を過ぎた、忘れもしない東北応援ツアーに発つ前日の10月3日の午前10時52分。
 
 メールチェックをしながらかけていたラジオ(TOKYO FM「Blue Ocean」)から、煌めくような曲が流れてきました。
 瞬時に僕の選曲アンテナに引っかかり、ググッと集中して聴いてみると、なんと歌詞までもが『流星ワゴン』にぴったりっぽいぞ、と驚愕。
 すかさずケイタイにブックマークしてあるTFMのオンエアリストを見てみると、まだCD発売も配信も決定していなくて、ラジオでしか聴けない「第1回NHK・民放連共同ラジオキャンペーン」のキャンペーンソングだったのです。
 
 それが、この「スターライトパレード」

スターライトパレード

スターライトパレード

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: CD

 新曲の発売、日本武道館公演と全国ツアーの準備で大忙しだったSEKAI NO OWARI(通称・セカオワ)のスタッフの方からなんとか音源を入手してあらためて聴かせていただくと、曲だけでは無く、歌詞があまりにも『流星ワゴン』にぴったりすぎて全身鳥肌が立ちました。
 即日、『流星ワゴン』のテーマソングに決定しました。
 
 神戸公演の初日以来、終演後のロビーに立っていると、何度となく「書き下ろしですよね?」と聞かれます。
 いえ、違うんです。本当に、偶然に、いや、奇跡的にラジオで出会った曲なのです。
 僕たちは、それをお借りしているだけなのです。
 
 神戸公演でご覧くださった20年越しのお客さん(特に厳しい見方をする方)から、数千字に及ぶ超長文のメールが届きまして「うわ、また厳しい批評かっ?!」と身構えて読んでみたら、中身は、「スターライトパレード」とこの芝居がどれほど合っていたか、合っていたことによってどれほど自分が感動したか、CDをショップで購入して帰宅してあらためて歌詞を読みながら聴いてみて、あらためてさらにいかに感動したか、この曲が存在したことによって『流星ワゴン』がどれほど凄い舞台になっていたか、などなど、全編、「スターライトパレード」絶賛の内容でした。
 この方にこれほどまでに褒められたのは生まれて初めて。どんな偉い人に褒められるよりも、嬉しかったです。
 
 神戸公演中の11月22日に行われた日本武道館ライブがSOLD OUT。翌23日にようやくシングルCDが発売。
 翌週には「CDTV」で14位!!
 SEKAI NO OWARIの皆さんも、所属レコード会社のTOY'S FACTORYの皆さんも、目が回るような忙しさだったと思います。なので、CDの発売日に劇場に置くことが出来ず、僕が自分で三宮のHMVやTOWER RECORDSの担当の方に連絡をして連携を取り、多めに入荷していただくようにお願いし、新神戸オリエンタル劇場のお客さまに、昼の回の終演後はHMVヘ、夜の回の終演後はタワーへ、とご案内をし続けました。
 
 そして、今週火曜日、ようやくTOY'S FACTORYから盤が届き、劇場ロビーで販売ができるようになりました。
 
 先週の火曜日、実は僕は、この曲との出会いを設けてくれたTOKYO FMに行きました。
 午後の人気番組「シナプス」に出演させていただくためです。
 
 「シナプス」のDJのやまだひさしさんは、解散した超人気劇団「夢の遊眠社」出身で、そんなこととは知らなかった僕は金曜夜の「ラジアン・リミテッド」をよく爆笑しながら流し聞きしておりまして、「すんげぇ素敵で知的なアホやなぁ、この人」って感じに思っていて大ファンで。
 それがたまたまTwitterにいらっしゃることを知ってフォローして、なにかの拍子に「じゃ、電話出演して」みたいなことになって、その後やまださんがキャラメルボックスを観に来てくださって飲みに行ったりということがあり。
 夏に、節電自転車、という企画が番組であって、自分の曲をラジオでかけたいミュージシャンに自転車で発電させながら実際にDVDデッキをまわさせる、というものだったわけですが、冬も節電、ということでまた始まったのです。で、僕は、自分の曲じゃなくてSEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」をかけるために、自転車をこぎにいったのです。

 以前、坂上みきさんの番組に出させていただいたいたときは収録だったのでもっと狭いスタジオだったのですが、今回はなんたってTOKYO FMの生放送の本丸、アースギャラリーですっ!!スペイン坂スタジオ、Midtown Studio、なんてサテライトですよっ!!ここが本丸っ!!
 窓からは皇居が一望っ!!いいんですかっ、こんなに皇居の中が見えちゃってっ?!
 つまり、僕は皇居を見下ろしながら自転車をこぐわけで……。天皇陛下、ごめんなさい……。
 
 スタジオに到着するなり、自転車の練習。そして、いきなり本番。
 本当に、自転車にメーターが付いていて、「ここまで以上じゃないと曲が止まりますので」と言われてこいでみると、むちゃくちゃハイスピードじゃないですかっ!!しかしっ!!「スターライトパレード」を止めるわけにはいきません。ぼたぼた汗を落としながら、足の位置を調節しつつ、5分45秒、こぎきりましたっ!!
 
 で。
 
 こいでいる間、久し振りにじっくりと「スターライトパレード」を聴いていました。
 毎晩、YouTubeでこの曲のMV( http://youtu.be/CJbI-5kkkqc )を見ているのですが、何かをしながらなのでじっくり歌詞を聴くことはなくて。
 
 この曲が、キャラメルボックスを経由して重松清さん原作の『流星ワゴン』と出会ったことで、「重松清さんの『流星ワゴン』」から「キャラメルボックスの『流星ワゴン』」になれたんだなぁ、とか。この曲があったおかげで、あんなに素敵なダンスシーンが生まれたんだなぁ、とか。そして、この曲が無ければ「キャラメルボックスの『流星ワゴン』」は終われなかったな、とか、いろんなことを、節電自転車をこぎながら考えていました。
 
 SEKAI NO OWARIのファンの方たちにとっては、CD、あの素晴らしいMV、ライブ(昨日は仙台でしたね)、でしか「スターライトパレード」に出会ったことがないと思いますが、今、サンシャイン劇場で行われているキャラメルボックス公演では、「スターライトパレード」が立体化され、生の役者達が演じるもう一つの「スターライトパレード」が日々行われています。
 
 セカオワのライブ以外で、これほどの爆音で「スターライトパレード」を聴くことができる機会は無いと思います。
 しかも、CD版の音を最大限に良い音で聴いていただけるように、スペシャルチューニングも施しております。
 
 加えて、ウチのグッズデザイン担当・井上恵はもともとセカオワファン。
 売り場のPOPにも気合いが入っております。
 
 間違いなくTOY'S FACTORYさんの宣伝戦略には無かった、別な線路を走りながら「スターライトパレード」を大好きになってくださる方を増大させる舞台が、12月25日まで勝手に続いていきます。
 
 キャラメルボックス・サポーターの皆さんは、是非SEKAI NO OWARIのミュージック・ビデオを見てからご来場ください。

 http://youtu.be/CJbI-5kkkqc
 
 SEKAI NO OWARIのファンの皆さんは、過去のキャラメルボックスのダイジェストビデオ( http://youtu.be/Pdks5n5AsyE )などをご覧いただき、「同じ時代に生きていて、同じ想いを別な表現で生身の身体で表現しているヤツらがここにもいる」ことをご確認のうえ、気軽にご来場ください。
 当日券情報は、「今日のキャラメルボックス」というブログ( http://caramelboxtoday.blog.so-net.ne.jp/ )で、これまた僕がお届けしておりますっ!!
 
 そして、わからないことがあったり、質問したいことがありましたら、遠慮無くメールやメッセージやコメントをください。
 僕のメールアドレスは、 katoh@caramelbox.com です。
 Twitterは、 @KatohMasafumi です。


2011-12-09 01:52  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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まだ『流星ワゴン』にご来場になる予定がない皆様へ。 [『流星ワゴン』]

 さて。
 今日のステージを終えると、『流星ワゴン』は残り11ステージになってしまいましたっ!!
 主に、まだ『流星ワゴン』をご覧になっていない方に向けて、今日は書かせていただきます。
 
 毎日朝から午後2時までの間にちょっとずつ修整しながらアップし続けてきている「今日のキャラメルボックスブログ」にちょこちょこニュースを書いておりますので、「あっ、今日行こうかな?」と思ったら、是非ご覧になってみてください。
 http://caramelboxtoday.blog.so-net.ne.jp/
 
 10月に東北応援無料ツアー『賢治島探検記』をやってきて、『飛ぶ教室』が終り、神戸で幕を開けた『流星ワゴン』。
 東京公演が始まってから感じるのは、やはり東京の人たちのライフスタイルが完全には元には戻っていない、ということです。
 例年は、12月に入ると僕らが劇場を出て帰宅する夜22時〜23時代なんて、もう電車はぎゅうぎゅう、池袋の街には忘年会のサラリーマンがいっぱい、という状況だったわけですが、今年は、忘年会っぽい集団を見かけるのは土日ばかり。平日の夜はすいすい街を歩けますし、電車も隣の人と触れ合わない程度の混雑。逆に、18時〜20時くらいの混雑が物凄いのです。
 これはもう、平日はとにかく一刻も早く帰宅する、というふうに変わってしまった、ということなのだと思います。
 大量の帰宅困難者が出た3月11日のことが、いまだにみんなの脳裏に過ぎり、心に大きな傷を作っているのだなぁ、と感じます。
 
 僕らは地震直後から都心に通って芝居をやり続けてきているので、特に地震前と後の街の様子の違いを強く感じます。
 
 サンシャイン劇場に通うのは8月以来ですが、この数ヶ月の間に、よくお世話になっていた飲食店がいくつもなくなりました。飲食業も厳しいとは聞いていたのですが、これほどとは……。
 
 街をよく見ていると、平日夜に宴会をしているのは若い人たち。
 やはり、そんなに長い間じっとしていられなくなったのかな、と思います。
 
 30代、40代で家族を持っている人たちが、早く帰ってしまうのだなぁ、いまだに、と思います。
 しかし。
 家族が大切なのはもちろんですが、それ以上に、その世代の人たちがもっとバリバリに頑張らないとこの不景気と震災で停滞した日本経済は好転しないと思うのです。
 『流星ワゴン』は、特にそういう方々にご覧いただきたい舞台です。
 
 東北から帰ってきて一番強く思ったのは、「さて、次は東京だ」ということでした。
 僕らは、芝居で東京の人たちに元気になってもらいたい。
 初めて出会う東北の人たちの心に届けた熱い風を、今度は東京の人たちに届けなければならない、ということでした。
 
 街が津波に完全に破壊された街で、歯を食いしばって頑張っている人たち。
 原発の事故で頑張りたくても頑張れない人たち。
 今、苦しんでいる人たちがたくさんいるこの国で、最も人口が多い東京。
 その東京がどんよりしていては、東北を助けたくても助けられないと思います。
 
 見えない放射能、いつ来るのかわからない、いつ来てもおかしくない地震。
 いつまでも恐れているのでは無く、きちんと頭で理解して、自分の危機管理は自分で行い、いっしょに暮らしていく。今はそんな時期に来ていると思うのです。
 
 心の中にもやもやしたものを持っていらっしゃる方には、本当に、『流星ワゴン』をご覧いただきたいです。
 一緒に涙を流し、最後の暗転で一緒に拍手をしましょう。
 
 きっと、劇場をあとにする時には、「今自分がすべきこと」が明確に見えているのでは無いかと思います。
 
 そう、今公演では、今までにはなかった現象が起きています。
 ご夫婦やカップルでご来場のお客さまが、かなりの確率で手を繋いで帰られていくのです。
 お子様連れのご夫婦までもが。
 
 つまり。
 そもそも重松清さんの原作『流星ワゴン』は、夫と妻、父と子、という家族の絆の限界状態を描いた作品で、それを、家族ものを上演し続けて26年のキャラメルボックスがやるわけですから、おそらく最強の「家族の絆の物語」になっているのです。
 このお芝居を観た後は、「恥ずかしい」とかではなくて、本当に、彼女の、妻の、手を繋ぎたくなるのです。
 
 そして帰りがけによく言われるのが「今晩、お父さんに電話してみます」という若い方たち。
 
 ただ「一緒にいる」だけが家族を大切にすることじゃないと思います。
 もちろん、ご家族で『流星ワゴン』をご覧くださるのが一番オススメですが、それが難しいのなら、まずはあなたがご覧ください。
 
 ご覧になった方々の感想が気になる方は、Twitterで「流星ワゴン」や「キャラメルボックス」で検索してみてください。


2011-12-16 19:51  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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C-COMさんが来てくれましたっ!! [『流星ワゴン』]

cameraroll-1324538077.jpgこれはですね。


お客さんには全く関係の無い話と言えばそれまでなのですが。

「C-COM(シーコム)さん」というのは、大道具制作会社で、もう、かれこれ20年くらいは御世話になっているのです。

ちなみにその社名のいわれは「仕込む」から……。

キャラメルボックスに限らず、小劇場、中劇場の劇団・演劇公演のほとんどの大道具を、このシーコムさんが作っていると言っても過言ではないのではないでしょうか。

がっ。
いつも仕込みではお会いするのですが、芝居を観に来てくれる、ってことはほとんど無かったのですね。

ところがこのたび。
ウチの舞台監督の矢島健さんが「21日の夜、キャラメルボックス、お客さんが入ってないみたいだから来てよ」と声を掛けてくださり、なんと、7人もの大人数で観に来てくださったのですっ!!

なんと頭領のナベさんなんて、なんと初キャラメルボックスっ!!

健さんに聞いたところによると、これだけのメンバーと人数で芝居を見に行ったことなんて聞いたことが無い、とのことっ!!

ほんとにほんとにありがとうございますっ!!

この写真、慌てていたのでiPhoneで撮ったのですけど、おそらく、演劇界の人たちが見たら大爆笑してくださるのではっ?!

シーコムの皆さん、これからもよろしくお願いいたしますっ!!


2011-12-22 18:35  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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始まらないかもしれなかったクリスマスツアー『流星ワゴン』が、終りました。本当にありがとうございました。 [『流星ワゴン』]

 『流星ワゴン東京千秋楽が終りました。
 最後の(はずの)三本締めを、入団19年目の菅野良一が担当。お客さんの前でのフリートークがよっぽど楽しかったのか、締めるはずが全く締まらないだらだらトークで場内を大爆笑の渦に。
 そして最後は全員正座で、西川がご挨拶。
 さすがリーダー。
 ビシッと締まりました。
 
 今年3月の『夏への扉』終了後の時点では、先のことなどわからないから2公演ずつやれるかどうかを考えていこう、と決めました。
 が、直後の4月に西川が脳梗塞で入院。目の前が真っ暗になりました。
 しかし、走り続けました。
 ハーフタイムシアター2本立てと並行しての緊急公演『賢治島探検記』、直後の緊急公演『銀河旋律』。
 『銀河旋律』の前売が始まった時点でサマーツアーと『ナツヤスミ語辞典』は開催、と決めた時の喜び。小規模公演『飛ぶ教室』も。
 全力で観に来てくださるお客さんに支えられて、ついにクリスマスツアーの開催も決定。
 そして東北公演に行くぞ、と決めた時の覚悟。
 
 こんなに一公演一公演綱渡りで上演してきた1年は、当然初めてです。
 
 初日が開くことなど、4月や5月の時点でさえ想像だにしていなかった、クリスマス公演。
 西川が出演できることを夢見てはいたものの、直前まであまり良くない状態でした。
 が、神戸でたくさんのお客さまに迎えられてスタートして、なんと西川が快方に。
 
 そして迎えた東京公演。
 しかし、まだまだ東京のお客さんたちは、震災時の帰宅困難のトラウマからの「平日の夜は真っ直ぐ帰宅」という空気は消せず第一週の平日は770人のサンシャイン劇場に300人ほどのステージも。ところが2週目から増え始めて、土日の超満員の余波で3週目にはほぼ1階席が埋まるところまでに。
 終ってみれば、今年の東京公演で最高の動員数となりました。
 
 以前も書きましたが、僕は東北に行った後、最もやるべき仕事は東京の人たちに元気を届けること、と誓いました。
 重松清さんの原作にあるメッセージに、キャラメルボックスの想いも乗せて走り続けた『流星ワゴン』は、次々とたくさんの乗客を呼び、今日の千秋楽ではびっしり超満員、最後のキャンセル待ちのお客さままで入りきったところで残席ゼロ、お帰りいただく方もゼロで開演、という奇跡的な状態に。
 開演後にご来場くださった方々には残念ながらロビーのモニターで見ていただきましたが、奇跡を積み上げてきた今年にふさわしいエンディングとなりました。
 
 3月11日以来、たくさんの地震が東京にも起きました。
 しかし、なんとキャラメルボックス公演中は、開演寸前や終演直後、ということはあっても上演中の震度3以上の地震は一度も無く、なんと1ステージも中断すること無く今年を終えることが出来ました。
 開場時間からカーテンコールまで、一秒たりとも油断すること無く緊張を解くこと無く地震を監視し続けてきて、今日の日を迎えることができ、本当にホッとしています。
 
 年末年始は、ここのところ毎年行ってきた『CARAROCK FESTIVAL』は行わず、2011年の10公演を支えてきた製作部スタッフを休ませてあげようと思います。
 
 どんなに言葉を重ねても、今年、皆さんからいただいた力や勇気に対しての感謝は語り尽くせません。
 
 今日が迎えられ、終えられたことは、本当に本当に、一生忘れられません。
 
 この感謝の気持ちは、来年からのキャラメルボックスの活動で必ずお返ししていきます。
 2012年も、よろしくお願いいたしますっ!!
 
 ありがとうございましたっ!!


A53J8569.jpg
みんなで手を繋いで万歳。
こんなカーテンコール、キャラメルボックスではおそらく初めて見ました。
出演者も、みんな嬉しさが爆発したのでしょう。


2011-12-25 19:39  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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