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『無伴奏ソナタ』 ブログトップ

今までこの世に無かった音楽を産みだした、『無伴奏ソナタ』のレコーディングでした。 [『無伴奏ソナタ』]

 明後日『容疑者Xの献身』の初日を迎える、という状況下で、昨日は『無伴奏ソナタ』の劇中で使用する楽曲たちのレコーディングでした。
 
 『無伴奏ソナタ』は、生まれたときから音楽の才能を持った天才が主人公。
 この世の中に今まで存在したことがなかった音楽を生み出す、という設定なので、当初は「逆に一切音楽を使わない芝居にしよう」と成井豊が言っていたくらいです。
 
 が、「やはり、音楽が必要だ」ということになり、その音楽の天才が創った曲をどうするか、ということになりました。
 
 そこで僕の頭の中に浮かんだのがSIBERIAN NEWSPAPER
 http://www.siberian-newspaper.com/
 
 『飛ぶ教室』と『トリツカレ男』で使わせていただいたことがキッカケで直接お目にかかったりしていたのですが、このバンドは非常にユニーク
 アルバムは2枚出されているのですが、ジャズ、ロック、ニューエイジ、など、並べてみてもどんな「ジャンル」にも当てはまらない音楽をやっている人たちで。
 メンバーの方も「僕ら、ジャズのフェスとかに呼ばれても浮くし、ロックのフェスでもそうだし」なんて笑いながらおっしゃってまして。
 
 実際、今まで27年間成井豊作品の選曲をしてきた僕ですが、「ダレそれみたいなサウンド」と喩えようがないのです。
 ヴァイオリンが目立つのですが、そのヴァイオリンが、今まで知るヴァイオリンという楽器の表現方法ではない、歌っているかのような、叫んでいるかのような、ヴァイオリンに対して付ける形容詞ではない、「汗が飛び散るような、それでいて心の琴線をひっかくような」演奏なのです。
 それはバンド全体のサウンドや創るメロディーもそうで。「なんでこんなメロディーが産まれたんだろう?!」とギョッとするような展開をひょいひょい出してくる人たちで。
 
 そうだ、SIBERIAN NEWSPAPERなら、今までこの世の中に無かった音楽を産みだしてくれる、と、この無理難題を提案してみたのです。
 
 すると、最初の打ち合わせで、メンバーの土屋雄作さん(Violin)、藤田"軍司"一宏さん(Piano)、真鍋貴之さん(Guitar)は僕らの話をじっくり聞いていくうちにだんだんニヤニヤし始めて、「やりますわ。面白そうですねぇ」と前のめりに挑戦を決意してくださいました。
 
 そして、劇中に出てくる「この世に存在しない"楽器"」をどうするか、という話になり、土屋さんからとんでもないアイディアが飛び出しました。
 それは、当然シンセサイザーでどうこうする、ということではありません。
 当然、この世に存在しない楽器は存在しないので、この世に存在していることがほぼ知られていない"楽器"を提案してくれたのです。
 
 キャラメルボックスがオリジナル曲を作り始めて15年以上になりますが、僕自身もその"楽器"を演奏しているところを目の前で見たのは初めて。レコーディングスタジオのエンジニアの人も「初めて録りますよぉ」と驚嘆していたほど。日本で、プロとしてその"楽器"を演奏できる人は数人、とのこと。
 
 この種明かしは、初日が開いてからか、公演が終了してからか、どのタイミングで発表するかはまだ決めていませんが、まずは東京グローブ座で聴いていただきたい、と思います。謎のまま、というのも面白いかもしれませんねぇ……(←いじめっこかっ?!)。
 
 キャラメルボックスとして初めてのことに挑戦するのももちろんですが、SIBERIAN NEWSPAPERの皆さんも初めてのことにたくさん挑戦してくださっています。SIBERIAN NEWSPAPERをご存知の方も驚嘆するような仕掛けが、劇中に散りばめられております。もちろん、それを舞台上で生身で表現する役者達の負担は、僕からしても想像を絶するほどのものです。
 おそらく、今まで俳優として使ったことがない脳の部分を使わなければ太刀打ちできないことを、成井豊はやらせようとしています。
 
 SIBERIAN NEWSPAPERの皆さんの全面的な御協力により、そしてまた、『無伴奏ソナタ』メンバーとのコラボレーションにより、そしてまたレコーディング・スタッフの皆さんの並々ならぬテクニックと作業量により実現する、今までに無いキャラメルボックスの舞台『無伴奏ソナタ』。
 
 まずは『容疑者Xの献身』で涙を絞ってから、その涙を拭ったハンカチを選択して乾かした後に再び持って東京グローブ座にお越しください。
 このエンディングが演じられる空間にともに存在できたことの喜びを、早く一緒に感じたいですっ!!

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土屋雄作さん(Violin)とっ。

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真鍋貴之さん(Guitar)とっ!!

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藤田"軍司"一宏さん(Piano)とっ!!

楽しくて、しかも濃厚な16時間に及ぶレコーディングでしたっ!!


2012-05-10 23:26  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『無伴奏ソナタ』に畑中智行参加決定っ!!昨日、通し稽古でしたっ!! [『無伴奏ソナタ』]

 5月25日(金)に東京グローブ座で幕を開ける「キャラメルボックス・アーリータイムスVol.1『無伴奏ソナタ』」ですが、小笠原利弥に代わり、なんと客演の舞台が終わったばかりの畑中智行が出演することになりました。
 
 畑中は客演の舞台の千秋楽翌日から稽古場に参戦。
 
 実は昨日の通し稽古も畑中でやったのですが、参加4日めでなんとすでに台詞も動きも全部入っている状態。凄すぎる……。
 
 去年も年間予定には無く、急遽入った緊急公演2本と東北公演に召集された畑中。もう、これで「緊急男」の呼び名が決りましたね。
 それだけ成井さんの信望が厚いということなのでしょう。
 
 小笠原がやっていた頃の稽古は見ていないのですが、畑中がやっているのを見て、こりゃあヤツには荷が重かっただろうな、という感じでした。つまり、小笠原も期待されていてこの役をキャスティングされた、というわけですね。
 
 今回は本人の都合とは言え、こういう直前の配役変更は久しぶりです。過去の件については本人たちの名誉のためにあえてほじくり返しませんが、今もちゃんとやっていますので、小笠原にもこれからの人生は気を取り直して頑張って欲しいものです。
 
 さぁ、畑中参戦で俄然ヒートアップした『無伴奏ソナタ』の第一回通し稽古。
 普段の公演ではやらないようなことが満載。特に見どころは音楽の採り入れ方。今まで数々のオリジナル曲を生みだしてきたキャラメルボックスですが、今回はまさに「音楽」が最も重要なキーワード。実際のミュージシャンでは無い舞台俳優たちが、いかに「音楽を演じる」か。そこに、今までの長い経験が活かされています。
 SIBERIAN NEWSPAPERというバンドの皆さんの全面的な協力により実現した魔法のような舞台。
 
 通し稽古を観終わって感じたのは、「なんというピュアな舞台だろう」ということでした。
 ここまで純粋に音楽に向かい、人生に向かっている人たちばかりが出てきていいのでしょうか。
 よく、キャラメルボックスには悪人が出てこない、そこが問題だ、と言われるのですが、僕は全くそうは思っていなくて、悪人は現実の世界にたくさんいるんだから舞台を観ているときくらいそんな汚いものは見たくない、と思います。そしてこの『無伴奏ソナタ』は、まさにそんな世界。
 真っ直ぐ生きているからこそ、辛い選択をしなければならなくなる瞬間。しかしその選択は許されない、と判断して断罪しなければならない立場の人。
 
 「こんな夢のようなことはあるはずがない」と思うか「もしかしたらこんなこともあるかもしれない、いや、あったらいいな」と思うか。
 
 そういう意味では、『容疑者Xの献身』を上演している劇団の原点が『無伴奏ソナタ』なんだ、ということが、『無伴奏ソナタ』をご覧いただくとものすごくわかるんじゃないかと思います。

 あ、関西では『無伴奏ソナタ』が先なので、いい順番でご覧いただけますねっ!!

 では,当面はサンシャイン劇場でお待ちしておりますっ!!

 ■『容疑者Xの献身』『無伴奏ソナタ』の詳細は、キャラメルボックス公式ホームページにて
  http://www.caramelbox.com/


2012-05-18 18:33  nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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とにかく見て欲しい、『無伴奏ソナタ』DVD。「CSC限定・お年玉セール」は20日まで!! [『無伴奏ソナタ』]

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 1月8日から始まった、キャラメルボックスサポーターズ・クラブ会員の皆さんのための「お年玉セール」。
 http://www.caramelbox.com/goods/otoshidama2013/
 
 このページに入るには、「ユーザー名」に「CSC」と入力後、サポーターズ・クラブの皆さんにお送りした劇団からの年賀状の宛名側の面のご案内欄に書いてある「パスワード」を入力してください。パスワードがわからなくなった、という方は、僕のTwitter( @KatohMasafumi )か、メール( katoh@caramelbox.com )でお問い合わせください。
 
 さて。
 すでにキャラメルボックス公式ホームページのトップにもお知らせがあり、年賀状にも告知されているにも関わらず、そのお年玉セールのことを何故今あえて念を押しているのかと申しますとっ!!
 
 2012年秋の『広くてすてきな宇宙じゃないか』トリプルキャスト上演のDVDの先行発売も是非ご覧いただきたいのですが、僕としては『無伴奏ソナタ』のDVDを全面的に押させていただきたかったからなのですっ!!

 ◇          ◇          ◇ 

 アメリカのSF作家であるオースン・スコット・カードが1979年に発表した小説『無伴奏ソナタ』。
 
sonata.jpg
 1985年に結成した演劇集団キャラメルボックスでは、最初の頃、劇団員みんなの意思統一を図るのと、これからどんな芝居をやっていくのか、作家である成井豊がどんなことをやっていこうとしているのかを共有するため、ということもあり、「成井豊の推薦図書」というプリントが配られ、劇団員の必読書がいくつか指定されました。
 その中の一冊が、この『無伴奏ソナタ』。
 こんな世界をいつかはやってみたい、と話し合いました。
 そして1987年9月、『無伴奏ソナタ』を題材にして、「自分だけの音楽」を作るために七つの端を渡る主人公・ゴーシュの物語『北風のうしろの国』を書き、初めてのシアターモリエール公演に臨みました。
 
 それから25年。
 ついに、原作者であるカードの許諾を受け、堂々とその原作を忠実に、しかし25年分の思いも込めて、舞台化が実現しました。
 
 製作総指揮である僕としては、キャラメルボックス史上最も暗くて重い芝居になるのではないかという不安はありました。
 この作品は、カードの得意とする自己犠牲の物語。
 だとしても、主人公・クリスチャンに与えられる運命はあまりにも過酷すぎて、最後にいかに救われても、観ている人は陰鬱な気持ちになるのではないか、と思いました。
 が、成井豊がこれをやりたいと言うのならばやろう、と覚悟を決めました。
 
 この作品を舞台化するにあたっての「キモ」は、タイトルからもわかるとおり、音楽。
 「いままでに無かった音楽」を、舞台上で演奏しなければならないのです。が、無いですよね、そんなの。
 ところが、その注文を受けてたってくださったのがSIBERIAN NEWSPAPERのみなさん。
 ■SIBERIAN NEWSPAPER ウェブサイト
 http://www.siberian-newspaper.com/
 
 シベリアンの皆さんに考え抜いて創っていただいた音楽たち、そしてそれらを演奏したり、演奏した演技をしたりして芝居を創りあげていくうちに、次第に、カードもこういうことをやりたかったんじゃないかな、と思われるような楽しいシーンもできあがり、次第に27年前に読んだときに似た感動が甦ってくる芝居になってきました。
 そして迎えたキャラメルボックス版『無伴奏ソナタ』公演当日。
 
 なんと、驚くべきことが起きたのです。
 原作ではもちろん、脚本・演出でさえ想定していなかった、まさかのエンディング。
 客席の現実のお客さんが、奇跡を起こしてくださったのです。
 
 映画化したとしても、ありえなかった感動が、そこにありました。
 
 喝采の物語『無伴奏ソナタ』。
 そのライブ映像で、一刻も早く、特にサポーターの皆さんには、この作品をご覧いただきたいのです。
 もちろん、映像ですから、あの時、いっしょにあの空間であの時間を過ごした方々の感動には届かないかもしれませんが、是非映像で追体験していただき、再演の日が来るまで楽しみにしておいていただきたい、と思うのです。
 
 お話は、現実では到底考えられない、ある意味「おとぎ話」の世界です。
 しかし、この中で生きる人間たちの懸命さや、「人が人を思う気持ち」の大切さが、どっと見る人の胸に迫ってくる芝居だと思います。
 
 あの世界を体験された方も、観逃した方、観たくても観られなかった方も、是非、キャラメルボックスの原点とも言える世界観を映像で感じてください。
 ここから全てが始まり、そして今これを上演したことで次のステップが始まっている、そう感じることができる一編です。

 ■『無伴奏ソナタ』ダイジェストムービー
  http://youtu.be/uKWuQH6GNEY

 ■お年玉セールのページはこちらっ!!
  http://www.caramelbox.com/goods/otoshidama2013/

 ◇          ◇          ◇
 
舞台『無伴奏ソナタ』に関する感想を書いてくださったブログを、Google検索の上位に出てきた順番にご紹介します。
もちろん、内容やストーリーに触れているものもありますので、それぞれのご判断でどうぞ。

■このみちはどこへつづく
http://mizki4.seesaa.net/article/273172759.html
■芝居遊歴控
http://lavender.cocolog-nifty.com/stage/2012/05/post-662d.html
■本とお芝居があれば…のオジサンのブログ
http://ameblo.jp/hitoe-eri/entry-11266140485.html
■まなひのきまぐれにつぅ〜らつら
http://manahi.blog.so-net.ne.jp/2012-05-28-2
■マイセルフ
http://eat-myself.blog.ocn.ne.jp/sweet/2012/06/post_b264.html

 ◇          ◇          ◇
 
 2013年のキャラメルボックスは、藤沢周平作品の短編演劇2本立てからスタートします。
 この2本も、『無伴奏ソナタ』を観てみると、とても通じるところがあります。
 
 キャラメルボックスはこれからも、懸命に生きること、人が人を思う気持ちの大切さ、というあたりまえのことを、愚直に、しかし楽しくお届けし続けて行きたいと思いますっ!!
 
 キャラメルボックス2013ハーフタイムシアター
 『隠し剣鬼ノ爪』『盲目剣谺(こだま)返し』
 2月23日、サンシャイン劇場で初日!!
 http://www.caramelbox.com/stage/halftime2013/
 
 ※一部に「チケット完売」のウワサがあるようですが、とんでもありませんっ!!
  今なら、いっくらでも良いお席をご予約いただけますので是非上記ウェブサイトをご覧くださいっ!!


2013-01-12 21:22  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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