So-net無料ブログ作成
検索選択
『鍵泥棒のメソッド』 ブログトップ

見てから観るか、観てから見るかっ?!『鍵泥棒のメソッド』舞台化に向けて、映画予告編で予習しませんかっ?! [『鍵泥棒のメソッド』]

 今春、キャラメルボックスが上演するのは、2012年に公開されて、その後2013年、第86回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞、芸術選奨文部科学大臣賞、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞した、内田けんじ監督の映画『鍵泥棒のメソッド

 その人気作品を公開直後に見た瞬間に気に入った、というキャラメルボックスの脚本・演出の成井豊が「『鍵泥棒のメソッド』という物語の面白さを舞台ならではの演出で楽しんでいただける」と舞台化します。

 そんなわけで、もうすでに映画をご覧になっている、という方には思い出していただくため、そしてまだご覧になっていない方には、ちょっとだけかじっていただくために、YouTubeにアップロードされていたムービーをまとめてみました。

 あ、もちろん、すでにDVD化もされております。


 しかしなんと、YouTubeで400円か500円払うと「レンタル」して見ることができてしまいます!!

 さぁ、果たしてあなたは、映画を見てから舞台を観るか、舞台を観終わるまでガマンしてから映画を見るか?!どうしますかっ?!

◇          ◇          ◇

映画『鍵泥棒のメソッド』特報(30秒)
……いわゆる、CMですね。映像中に出てくる日付は、2012年のものです。



映画『鍵泥棒のメソッド』予告編(90秒)
……一番ノーマルでストーリーに沿った予告編だと思います。



映画『鍵泥棒のメソッド』独占動画コンドウ編(70秒)
……香川照之さんの立場から見た(?)予告編です。




「鍵泥棒」に最優秀脚本賞 上海国際映画祭で高い評価(42秒)(12/06/25)
……ANNニュースの映像です。



◇          ◇          ◇

YouTubeのレンタルで、映画全編を400〜500円で見られます。
鍵泥棒のメソッド



2014-04-08 22:34  nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

僕がキャラメルボックスの稽古を見る心構え、そして土曜日の『鍵泥棒のメソッド』ランスルーの感想などっ!! [『鍵泥棒のメソッド』]

 『鍵泥棒のメソッド』の通し稽古まではまだ日がある、という段階の土曜日、前半と後半に分けて通してみる、と演出部の有坂から連絡があったので観に行ってみました。
 
 今回は主軸の3人がダブルキャストなので、前半がWHITEキャスト、後半がBLACK、という変則的な稽古。
 キャラメルボックスの稽古は、読み合わせ→本読み→立ち稽古→動き決め→ランスルー→通し、というふうに進んで行きます。で、この日にやったのは「ランスルー」。一通りのシーンを作り終わったのでざっと通してみる、というような感じのものです。
 
 今公演は、なにしろ映画が原作。
 その原作を知らない方から何度も何度もご覧になっている方まで観に来てくださるわけですが、そのどちらも楽しんでいただけるようにするためにはどうすればいいかというと、いつも通りやる、ってことっ。原作を知りすぎていると、ついついマニアックなところに入って行ってしまいがちだとは思うのですが、キャラメルボックスの場合はそれが起きないようにしています。

 ◇          ◇          ◇

2014-04-26-17.04.16-HDR.jpg
BLACKキャストの稽古を真剣な表情で見つめている、
WHITEキャストの多田直人。と、岡内美喜子。
ホワイトキャストだけに、飲み物はコーラじゃなくてカルピスっ?!

 ◇          ◇          ◇
  
 原作もの、とか、キャラメルボックスが、ということに限らず、演劇や映画って、創ってる人の思いが強すぎて見てる側には「?」ということが多いように思います。
 今日初めてこの作品に出会う、という人に楽しんでもらわなければエンターテインメントじゃないし、何度でも観たいと思ってもらえて、実際に何度も観ていただいても観るごとに新しい発見があって、一度目より二度目、二度目より三度目、というふうにより一層楽しんでいただけなければ芸術じゃないし。

 その「芸術」の部分は劇作の現場で掘り下げてもらうとして、「製作総指揮」としての僕の仕事は、まず「誰にでも楽しんでいただける作品にする」ことだと思っています。……なんていうとカッコいいんですが、たとえばお花が咲いているのを見て「うわわっ、美しいっ!!」と思うのが仕事、と申しますか。その花の種類が何で、どんな季節にどこで咲いて、育てるためにはどういうことが必要で、ということには興味が無い、というか。正確に言えば、興味はあるんですが、あえて知ろうとしないようにしている、というか。
 
 たとえばラーメン。大好きなんです。大好きで、ほぼ主食なんで、いろんなラーメンを食べたいなぁ、って感じで、20代からずっと食べ歩きをしてきているわけですけど、100軒や200軒の頃は良かったんですが、1000軒を越えたあたりから、細かいところが見えてきてしまうのですね、知ろうとしていなくても。
 なので、そこから先は、できるだけ細かいことに興味を持たないように、あえて目をつぶって、ただ食べることに集中しよう、と、逆の力を働かせるようにし始めました。そうじゃないと、入り込んでしまうので味がわからなくなる、というか楽しめなくなる、というか。
 
 音楽に関しては、元々は「好き」で始めたわけですけど、年間数千曲を聴いていて、キャラメルボックスの作品作りの上で重要な部分を占める選曲をやっている、って時点で、もはやただの「好き」では済まないと申しますか、もう「創る」ところまで入り込んでしまいましたので、諦めて「プロ」である自覚を持っております。ただし、「音楽の何のプロ」なのかはよくわかってないんですが。
 
 で、演劇、特にキャラメルボックスに関しては、絶対に守るべきは「観る側の代表」としての視点と感性だと思っておりまして、誰がどんな苦労をしてこの作品に取り組んでいるか、とか、そういうことはあえて見ないようにしています。見てしまうと、それだけでドラマティックなので全体が見えなくなってしまうのです。あ、僕が。
 
 つまり、実は元々が入り込みやすい体質なのでして、やっていい、と言われれば、農業や園芸の道に行ってしまいたいですし、ラーメンもやってしまうと思うのです。あ、気象予報士にもなりたいなぁ……。が、そこはあえてガマンして、「ファン」のレベルに留めることを「努力」にしておかなければ社会生活が送れなくなる危険性があるのが僕という人なのです……。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 と、前置きが長くなりましたが、『鍵泥棒のメソッド』のランスルー。
 
 いやーーーー、面白かったですっ!!
 もう、台本にメモを取る時間が惜しいほど、次から次へといろんなことが繰り出されてきて、なおかつそれらの細かい部分が凝りに凝っていて、巻き戻しして見直したい欲求に駆られました。
 特に今回はキャスティングがキャラメルボックス的に豪華な配置の仕方をされておりまして、初めてご覧くださる方には「層が厚い」と思っていただけると思いますし、キャラメルボックスに詳しい方にとっては「ムダな豪華さ」が笑いどころや「ツボ泣き」できる部分になってしまっていたり。
 
 で、映画のセリフのいいところはちゃんとそのまま残っているのはもちろん、なんと、仕草、というか、細かい動きまでわざとコピー(?)してやっているところがあったりして、いちいち琴線に触れてきます。でも、映画では細かく描かれていなかった、もしくは上映時間の都合でカットされたのではないかという部分があえて成井豊の想像で描かれていたり、役者が勝手に作ってやっていたりして(いわゆる稽古場育成ネタ)膨らまされていて、「脇役」や「端役」が息を吹き返したようにそこで生きている、というところもまたワクワクを増強させてくれています。
 
 映画は平面ですが、演劇は立体で、なおかつ呼吸をしている人たちがそこで生きている。あたりまえのようですが、そんなことを感じてしまいました。
 なんというのでしょう、生では観られなかった初演の舞台を映像で見た後に、それをキャストを一新した生の舞台で観てしまった、というような感覚に襲われてしまったのです。
 
 堺雅人さんや香川照之さんは今回の舞台には出てませんが、ここにはここで、またちゃんとあの情けない「売れない舞台俳優・桜井武史」と、「謎の男・コンドウ」が生きている、という感じです。そして、あの二人がいたあの時間が今またここで流れている、という不思議な感覚。
 
 で、映像だからできていたあんなところやそんなところも、「舞台だからやむを得ずこうなった」というのではなくて「舞台でやるとこうなるのよ」という表現に転換されていて、これがまた琴線をくすぐってきてくれたりして。
 
 ……まぁ、僕がいくら語ってもしょーがないんで、何はともあれ、東京公演の初日の5月10日(土)に劇場で腹を抱えて笑い転げていただいた上でうるっとしていただきたい、と思いますっ!!
 連休明けということもあるのか、最初の二日間が土日であるにも関わらずまだまだ良いお席が確保できる状況ですのでっ!!
 
 というわけで、『鍵泥棒のメソッド』初日までのラストスパートは、Twitterをメインにレポートしてまいりますので、是非僕をフォローしてくださーいっ!!キャラメルボックス公式アカウント( @caramelbox_com )よりも多く、関係者のツイートやブログ更新などもできるだけアップしていきますのでっ!!
 
 ■加藤昌史Twitter
 @KatohMasafumi ( https://twitter.com/KatohMasafumi )


2014-04-28 10:16  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

キャラメルボックス版『鍵泥棒のメソッド』テーマソングは、石田ショーキチさんの書き下ろし新曲なのですっ!! [『鍵泥棒のメソッド』]

 『鍵泥棒のメソッド』の舞台版、通し稽古を重ねる日々に突入しております。
 
 でっ。
 いつもの新作なら初日まで黙っているところなのですが、その初日が土曜日にも関わらずまだお席に余裕がある、ということで、ここで一押しっ!!
 
 映画『鍵泥棒のメソッド』のテーマソングは、吉井和哉さんの「点描のしくみ」で、ものすごく印象的に使われておりました。
 YouTubeで動画をどうぞっ!!→→→ http://youtu.be/AgRMm9HB60Q 
 
904G6471.jpg
 で、「キャラメルボックスでも吉井さんの曲なのっ?!」というお問合せをいただきましたが、違いますっ。

 舞台版では、「スタジオジブリの音楽と言えば久石譲さん」に匹敵するほどキャラメルボックス・サポーターにはおなじみ、昨年9月にデビュー20周年を迎えた石田ショーキチさんに、20周年のラストを飾る新曲を創っていただきましたっ!!

写真は、2009年の『さよならノーチラス号』の舞台上のもの。
 
【石田さん20周年関連リンク】
 ■Real Soundインタビュー「デビュー20周年の鬼才・石田ショーキチ登場 Spiral Lifeと90年代の音楽シーンを振り返る」
 http://realsound.jp/2013/09/spiral-life20.html

 ■石田ショーキチデビュー20周年を記念してスパイラルライフの金字塔1stを再ミックスダウンして発売!! - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2137282440134009401
 
 SPIRAL LIFE、Scudelia Electro、と、もう、どんだけキャラメルボックスの舞台を飾ってきてくださったかわからない石田さん。書き下ろしていただくのは、2011年の『銀河旋律』以来です。
 キャラメルボックス『銀河旋律』PV: http://youtu.be/wWiT1wtRp1w
 
 最近では、東京都町田市のご当地アイドルユニット「ミラクルマーチ」のプロデュースをしていらっしゃって、うらやましいやらねたましいやら……。
 『恋のディスタンス』: http://youtu.be/zsNSGucIhr8
 『恋の乗車券〜Ticket to LOVE〜』: http://youtu.be/7GL7UDVHQ48
 『支える手』: http://youtu.be/ZC-iJT303oc
 
 でも、20周年の記念イヤーに、『鍵泥棒のメソッド』をモチーフにした新曲を書き下ろしていただくことができたのは、とてつもなく光栄ですし、なによりも石田ファン歴20年の僕にとっての宝物ですっ!!
 全国の2億人の石田ショーキチファンの皆さんっ!!(←総人口より多いのかっ?!)
 是非、5月10日(土)、サンシャイン劇場で、石田さんのできたての新曲を、爆音で堪能しに来てくださいっ!!
 
 曲名やどんな曲かは……まだヒミツ……!!
 そして、隠し球もありますから……!!

 http://www.caramelbox.com/stage/keyoflife/


2014-04-30 09:42  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

もうすでにお客さんに観てもらうの待ち状態!!『鍵泥棒のメソッド』W&B第一回通し稽古が終わりましたっ!! [『鍵泥棒のメソッド』]

 一昨日「WHITE」キャスト、昨日「BLACK」キャストのそれぞれ1回目の通し稽古がありました。
 
keyA4.jpg
 今公演はダブルキャストということもあって稽古期間を長めに設定してあるため、このスタッフなどに見せるためのいわゆる通し稽古の前に、何度も通してあったとのことで、「初めての通し稽古」というムダな緊張感は無くて、むしろ「どやっ!!」と見せつけられた、という感じでした。
 岡田達也は、本番では許されない稽古場限定アドリブで、その場にたまたま通しを観に来ていた筒井俊作のことをネタに盛り込んだり、石原善暢はせっかく二枚目なのにその関西人の気質を隠しきれず果敢に新ネタに挑戦していたりして、余裕さえ感じる通し稽古でした。
 
 もうすでに、なんというのでしょう、芝居がお客さんに会うのを待っている、という雰囲気。
 
 演劇って、稽古場で積み上げたものを劇場で演じる、というそれだけのものではありません。おそらく、稽古場で積み上げられたものそのもの、という純粋な状態が見られるのは初日だけ。これは、お客さんに来てほしくて言っているわけでもなんでもなくて、「芝居」っていうのは観ているお客さんの視線や息遣いや笑いなどの反応によってようやく息が吹き込まれるものなのです。だから、通し稽古の段階でも、その場に来ているその日初めてその芝居を観る出演していない劇団員やスタッフたちのリアクションを狙って役者達は大サービスしたりするわけです。
 
 映像のドラマは、演出的には前もって見る人を意識して作りつつ純粋に出演している人と人との関係性を描き出していくわけですが、舞台の場合は、見にきてくれる人を意識して前もって作るという意味では一緒ではあるものの、見せるのは画面越しではなく劇場で、役者と見る人を隔てているのは空気だけ、という状態です。
 だから、実際にお客さんに見られた時に、その反応がその場で芝居に影響を及ぼし、極端なことを言ってしまえばストーリーそのものが変わることはなくても芝居全体の「観後感」が変わってしまうことがあるのです。
 
 だからやっていて楽しいわけですが、逆に言えば、観に来てくださるお客さんの心に響かなければそういう化学反応が起きずに終わってしまうわけです。なので、演出家はもちろん、役者達も、お客さんが響いてくれるためにはどうすればいいか、ということをたくさん仕込みます。笑ってくれる、だけではなくて、感動していただくためにはどうしゃべるのか、どういう表情をするのか、どう動くのか、相手役とどう絡んでどんな会話のキャッチボールをするのかというようなことを、緻密に緻密に作り上げていくのです。
 
 で、昨日と一昨日の通し稽古は、そういう「お客さん待ち」のいろんなことが散りばめられていて、もしくはいろんなことを模索しているのがよくわかって、もうこいつら、早くも一刻も早くお客さんの前でやりたい気分になっちゃってるなぁ、というのをひしひしと感じる芝居になっていました。
 なんというのでしょう、初日に向けて完成度を高めていく、というのはもちろんなのですが、それを越えて舞台に出たくてうずうずしている感じ。犬で言ったら、しっぽをぶんぶん振って走り回っている状態とでも申しましょうか?!
 
 そのブログから、キャラメルボックスのみんなのことが大好きでしょうがないことがよく伝わってくる、キャラメルボックスのジャイアンこと岡田達也。飄々としてゲームばっかりやっているように見えて昨秋にはなんとも過酷な独り芝居『審判』に、自らを投じ、昨年は10作品の舞台に立った多田直人。不動のヒロイン・岡内美喜子。……そんな、WHITEキャスト。
 
 もう、ここ何年かほとんど休むこと無く舞台に立ち続けた上に映画テレビにも出まくってきて自らのプロデュース公演も行った阿部丈二。逆に昨年の秋の『ケンジ先生』から、間に『ショーシャンクの空に』はあったもののお正月からじっくりお休みした畑中智行。客演の舞台に次々と立ち続けてきた笑顔神・渡邊安理。
 ……そんな、BLACKキャスト。
 
 やっている本人たちがウキウキワクワクしているのがこれだけわかるんですから、もう、劇場でこいつらと出会ったら、大変なことになりますよ、みなさんっ!!こんなに長いことキャラメルボックスと付き合ってきた僕でさえ、そのウキウキワクワクパワーに吹っ飛ばされて、通し稽古なのに、エンディングで思わず拍手しそうになってしまったくらいですからっ!!
 
 さぁ、あと10日で初日。
 是非、5月10日(土)のサンシャイン劇場初日に、初めての客席からのリアクションを役者達にぶつけにきてくださいっ!!

■『鍵泥棒のメソッド』詳細
http://www.caramelbox.com/stage/keyoflife/


2014-05-01 11:14  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

土曜日に初日が開きましたが、また明日の火曜日に初日がやってくる『鍵泥棒のメソッド』。 [『鍵泥棒のメソッド』]

 またまた、例によって、初日が開いて2日経ち、休演日を迎えました。
 ……またまた、というのは、このブログの話。だいたい芝居作り、というのは、「初日」が最高潮に忙しい、ということが判明しているわけですが、何度「初日」を迎えても慣れません。
 で、「初日は最大級に忙しい」ということを、その当日に「あぁ、やっぱり初日は最大級に忙しい」と認識するわけですが、翌日になると忘れてしまい、また次の初日が近付くと「まぁ、何度も初日は迎えてるんだから今回は淡々と処理していけば大丈夫でしょ」と、いつもいつも油断してナメていて、毎回毎回痛い目に遭う、ということを29年間繰り返している感じです。
 
 今でこそTwitterなんていう便利な140文字の短文投稿サイトがあるので、辛うじて加藤昌史が生きていて、なんだか忙しいらしいということはお伝えできるわけですが、とにかく初日ってものは、わーーーーーーーっと始まってわーーーーーーーっと終わる感じ。その1日の前後に起きたことを、かつては全てこのブログに書いていたことがあるんですが、もはや諦めてしまったほど、普段だったら1週間分くらいのことが1日前後で起きて処理して終わっていくのです。
 
 伝えたいことがたくさんありすぎて伝えきれずに終わる、というのは、あまりにももったいないなぁ、と思うので、Twitterはちょっとはいいんですが、それにしたって、140文字では絶対に伝えられないのが初日に起きている細かいことたち。もはや、初日の朝から晩まで、加藤昌史にオンボードカメラを取り付けて24時間ニコニコ生放送をしてみたらどんなに面白いか、と思うくらいです。
 で、僕でさえそんななので、舞台上ではもっともっといろんなことが起きていると思うのですね。僕としては、出演者全員にオンボードカメラを積んで、それを全部見てみたい、とも思うわけですが、それを見るために24時間×人数分の時間がかかる、と思うと、そんなことをしてるうちに公演が終わっちゃうので「もーいーや」って放棄せざるをえません……。
 
 と、そんなふうに出演者とスタッフ全員が、極端な話、食事も落ちついて取るヒマが無いくらいに圧縮された時間と仕事量を注ぎ込んで作りあげる「初日」。
 
 今回は、内田けんじ監督の人気作品『鍵泥棒のメソッド』を、見た瞬間に「舞台でやりたい」と思ってしまった成井豊が舞台化してしまったわけですが、初日をご覧くださったベテランのお客さんたちからは「有りっ!!こういうの、もっとやってほしいっ!!」とか、「最近のキャラメルボックスって"泣かせ"みたいなのが多かったけど、もともとはこっちが本業ですよねっ?!」とか、すごく嬉しい感想をいただきました。
 そうなんです。1986年の旗揚げ公演『地図屋と銀ライオン』からして、そして学生時代最後の作品である『子の刻キッド』にしたって、成井豊の舞台は「泣ける」というよりも「スカッとした観後感」が持ち味だったのでして、後半戦にぐわわわっという感情のぶつかり合いを見せる、という芝居は『ヒトミ』を上演して以降の、割りと新しいタイプのものなのです。
 
 だからといって今回の『鍵泥棒のメソッド』が「泣けない」かと言うとそんなことはなくて、でも、主人公に感情移入して後半戦ずっとじゅるじゅるしてる、というのではなく、「えぇヤツや……」とか「きゅんっ!!」とか「わかるわかるっ……」とか「よくやったっ!!」みたいな、そういうのが積み重ねられていって最後にガツンっ!!スカッ!!とくる、という感じですね、僕の場合。
 
 で。
 そういう観後感を作るための裏の作業や努力というのが、「感情」を積み上げていくタイプの芝居と違って、「演技」だけではない「人間としての力」をみんなが注ぎ込んでいかなければならない、というか。
 変な言い方ですが、こういう芝居を「商売」としてやろうとしても、やってくれる「役者」はいないんじゃないかなぁ、と思うわけです。こんなことを、オーディションで集めたプロの俳優さんたちにお願いしても、「それはオレたちの仕事じゃない」って断られそうなことを、キャラメルボックスでは劇団員の出演者全員に担当させて、在籍29年のベテランまでもがそれらをやっている、というわけ。
 これが、キャラメルボックスが「劇団」ではなくて「演劇集団」という名前の集団である、ということのあらわれなのではないでしょうかね。
 
 リハーサルを見ていて思ったのは、これはもはやストレートプレイとかセリフ劇というジャンルでは無くて、大規模マジックとかイリュージョンとかサーカスとかの領域に立ち入っちゃってるんじゃないか、ってこと。
 
 たとえば、昨年秋に多田直人がやった「独り芝居 『審判』」なんて、もう、「演劇」の究極そのものだと思うのです。役者の演技力と人間力を極限まで使って肉体と精神力全てを注ぎ込んで見せる、という。が、今回の『鍵泥棒のメソッド』は、そういう力を注ぎ込んだ上にもっとやれ、なおかつチームプレイで、みたいなことを役者達に要求している、というか。
 
 というわけで、役者の演技がグッときておもしろいのはもちろんのこと、役者たちが「組み体操」や「集団行動(行進パフォーマンス?)」に必要であろうことまでやっているのが今回の舞台なので、観る側も全身で感じて全身で愉しむことができるのではないかと思います。
 
 で、その緻密に組み上げられた作品を、ダブルキャストでやろう、ということになった時、その組み上げ方をもう一度やらなきゃいけなくて、昨日の昼の回が終わった後にもう一度「場当たり」をやりました。そして明日の夜に、土曜日に初日を開けたBLACKキャストではなくてWHITEキャストの初日を開けるわけですが、その昼間にはそのゲネプロもやります。
 そうなんです、明日、また、「あの」初日がやってくるのです。……ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!
 
 というわけで、休演日とは言え、今日も気を抜けずに終わっていきます、きっと。
 
 当分劇場には来られない、という方も多いかとは思いますが、なんか最近ピリッとしてねぇよなぁー、というようなモヤモヤした感じがしてる方は、とりあえずサンシャイン劇場に来てみてください。なんか、観終わった後にシャキシャキしてる自分がそこにいることを感じてしまうのではないかな、と思いますっ!!(←よくわからないかもしれませんが、そんな感じの芝居なんです)
 
 では、劇場でっ!!


2014-05-12 09:36  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

★★★当日半額券「ハーフプライス・チケット」について★★★ [『鍵泥棒のメソッド』]

★★★当日半額券「ハーフプライス・チケット」とはっ?!★★★

◆なんと、1989年以来、キャラメルボックスがチケットぴあに協力していただいてず〜〜っと続けているサービスなんですっ!!

◆ブロードウェイやロンドンなど演劇が日常のエンターテイメントとして根付いている街では当たり前の、当日まで売れ残ったチケットを半額で販売するシステムで、キャラメルボックスの場合は公演ごと、公演会場ごとに発売場所は異なります。

ss.jpg
◆公式ホームページ( http://www.caramelbox.com/ )だと、公演詳細情報のページの「タイムテーブル/空席情報」の下の方に書いてあるので、長年やっている割りには、意外に知られていませんっ!!

◆販売価格は、基本的な「S指定席」の半額です。が、混んでいる日はS席ではない席も混じることがあるなど、お席がどこになるかはわかりませんので、「よりよいお席を」という方はネット予約などの「定価での予約」をお勧めいたします。

◇          ◇          ◇

★★★今公演『鍵泥棒のメソッド』のハーフプライス・チケット販売★★★

※公演日程や開演時間は、公式Webページでご確認ください。
http://www.caramelbox.com/stage/keyoflife/

★★★サンシャイン劇場公演★★★
公演当日の10:00から開演の1時間前まで、下記のチケットぴあで当日まで余ったお席を3,650円でお求めいただけます。
池袋
ちけっとぽーと池袋パルコ店6階
【有楽町】
東京国際フォーラム・チケットセンター
※休館日はぴあもお休みです。有楽町店舗でお求めください。

★★★新神戸オリエンタル劇場公演★★★

公演当日の11:00から開演の1時間前まで、下記のチケットぴあで当日まで余ったお席を半額でお求めいただけます。
【神戸】
ちけっとぽーと三宮店・B-WAVE内
【大阪】
HEP FIVE店(梅田
阪神プレイガイド(梅田)
ちけっとぽーとなんば店(難波)
※休館日はぴあもお休みです。別の取扱店舗でお求めください。

◇          ◇          ◇

「とりあえず観てみたい」とか「もう1回観たーいっ!!」などの場合に、是非ご利用くださいっ!!
特に平日のステージはかなり良いお席が発売されていることがありますのでオススメですっ!!


2014-05-13 09:18  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

★断言★『鍵泥棒のメソッド』上演時間は120分ですっ!! [『鍵泥棒のメソッド』]

★★★『鍵泥棒のメソッド上演時間は120分★★★

 今回、特にお問合せが多いのですが、『鍵泥棒のメソッド』の上演時間は120分、つまりジャスト2時間です。

 ただし、開演前に「前説」があって、定刻より数分遅くまでしゃべっているのと、終演後に「カーテンコール」や時によって「アンコール」があることがあって、コレはどこまで続くか僕たちにはわかりませんので不確定要素です。
 ただ、少なくとも、たとえば19時30分開演なら、21時40分にはお席を立って劇場を出ることができる、と想定しておいていただいて間違いないと思います。

 また、劇場を出てから東京駅の新幹線ホームまでは、ちょうど60分かからないくらい、ということが判明しています。ただしこれは地下2階から通じている地下連絡通路を使って東京メトロ有楽町「東池袋」駅をご利用いただく前提です。JR池袋駅まで行くとなると、人の流れや多数の信号の繋がりなどもあって、かなり時間が読めませんから、お急ぎの方は地下鉄ご利用をオススメいたします。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 キャラメルボックス公演は、よほどのことが無い限り2時間を越えることはありませんし、不思議なことに100分くらいを目指しているのになぜか初日が開くと120分になっている、ということが多いです。
 
 ちなみになぜ2時間を越えることが無いかと申しますと「そう決めてる」からです。
 人間の集中力って、どんな人だって2時間が限界だと思うんです。どんなに面白い芝居だって映画だって、2時間を越えると「もーいーよ」って思ってしまうんですね、僕は。なので、キャラメルボックスでは「なにがなんでも120分」という前提を、演出家に守ってもらっています。もし越える場合は僕が台本をカットしてでも短くしてもらいますからね、と、念を押してありますが、僕にされちゃうくらいなら、と、大抵は前もってカットされていきます。
 
 ただし、過去に何度か2時間を数分越えたことがあります。が、これは、僕が通し稽古を観てみて、「これは越えても大丈夫」と判断したから。杓子定規に2時間を守ろう、ということではなく、上演時間に上限を作らないといくらでもいろんなことをやりたくなってしまうのが劇作側だ、という認識のもとに作ってある約束事なのです。
 これによって無駄(←あくまでも観る側としての)がそぎ落とされて、観やすいお芝居になっているのではないかな、と思っています。
 
 ちなみに、サンシャイン劇場などの中劇場公演では120分ですが、小劇場でやっていた頃は90分が上限でした。コレは、狭い劇場に押し込められて耐えられる限界は90分だろう、と僕が判断したからです。なので僕は、基本的に中劇場では2時間、小劇場では90分を越えるらしい、とわかった時点で、どんなにスケジュールが空いていても、仲が良い人がやっていても、観に行きません。……あ、商業演劇などで二部構成の場合は休憩までの時間、ということで判断してますが。
 
 全国の演劇をやってるみなさん、是非、「観る側の生理も考慮して上演してくださいねぇ〜っ!!


2014-05-13 13:35  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

★終わりますよっ?!★今日からついに東京公演最終週の『鍵泥棒のメソッド』っ!!音楽がいいっ!!そして、生放送も連発中っ!! [『鍵泥棒のメソッド』]

 ついに、今日から『鍵泥棒のメソッド東京公演が最終週に突入します。初日が開けて以降、「そんなにぃっ?!」とやっている側がびっくりするほどお客さんが喜んでくださっているのを見ても「ほんとにぃ?」と思っていたのですが、第2週に入ってからの予約と当日券のお客さんの伸びは驚異的。空席状況は今日の午後には集計できていると思うのですが、最終週はかなり混んできているのではないかと思われます。

 「好評」かどうか、というのは、やっている側には基本的にはほとんどわかりません。
 「代表作は?」と尋ねられたら「今やっているコレです」って答えたいくらい、僕らはいつも毎公演毎ステージを全力でやっているわけなので、評判がいいから頑張るとか悪いから頑張らないとかは無いわけで……。そういう意味じゃぁ、「評判」がその場でわかったらコワイですわねぇ……。
 
 が、今公演で確実に感じているのは、石田ショーキチさんから提供していただいた2曲が芝居にハマりすぎてる、ってこと。僕だって、毎公演その時点で最高だと思う曲を芝居に合わせて選曲しているわけですが、「ハマる」というのは初日が開いてからわかることで、なんというのでしょう、その曲を受け止めた役者と、曲を受け止めた役者達がやる舞台を観ているお客さんが呼応して沸き上がる何かで溢れる劇場空間の高揚感、というか、そういうものがザクッと僕のところになんとなく届いてくる、という感じの感覚的なことなのでなんらかの判断基準があるわけではないのですが、『流星ワゴン』でSEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」がかかった時以来の「ハマリ度合い」のように思えます。
 
★★★石田ショーキチさんの書き下ろし曲がちょっと聴ける動画リンク

■エンディング曲「蒼天航路」が一瞬聴けるプロモーションビデオ
キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』PV 「蒼天航路」Ver.
http://youtu.be/L_bquT0u1j0 

■ダンス曲『MOONBASE』に乗せて贈る『鍵泥棒のメソッド』ダイジェストビデオ
youtube→ http://youtu.be/t7y2M16mikk
ニコニコ動画→ http://nico.ms/1400585896 

◇          ◇          ◇ 
 というのと、「まさかの期待通り」という言葉も聞きます。映画の『鍵泥棒のメソッド』をご覧になっている方々が「まさかあのシーンは舞台ではなんらかの変更をしちゃうでしょー」と思っていた、冒頭のお風呂屋さんのシーンを、まさか29年もやってきている劇団が、まさか本当に脱いで、まさか本当にセッケンで滑って、まさか本当に飛んじゃうなんて、というご感想。ここは、脚本の段階でも稽古場でもいろいろと試行錯誤はあったんですが、やるとなったら本気でやっちゃうところがウチの人たちの凄いところですねっ!!
 
 そして、「まさかのしっとり泣けないキャラメルボックス」というご感想も耳にします。「泣けなさすぎて泣けてきた」なんていう方もいらっしゃいました。そうなんです、今公演は、全編ハイテンポで走り続ける芝居。笑わせ続ける芝居。ただしその「笑い」は、ネタではなく、次々と出てくる登場人物の面白さやそれを膨らませた役者達の面白さによるもので、そこまでせんでも、と言いたくなるくらいに全力で繰り出してくる「演技」によって、フィクションという名の海の中に放り込まれてもみくちゃにされているような知的快感の渦に巻き込まれる、と申しますか。出てくる人物たちが魅力的すぎてひとりひとりにキュンキュンしているうちに全員が好きになって、彼らが次に何を言うのか何をするのかから目が離せなくなって、知らないうちにその満員電車のような物語のうねりの中で翻弄されている自分がこのうえもなく楽しくなっている、というようなそんな感じなのです。
 
 1990年代に「アコースティックシアター」というシリーズができてから、キャラメルボックスは若干静かなお芝居をやるようにもなってきてはいるのですが、実はこっちが本来のキャラメルボックス。
 楽しすぎて、嬉しすぎて泣いちゃう、っていうようなエンディングが、この劇団の素敵なところだと思っています。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 で。
 今公演では、ニコニコ動画の「キャラメルボックス・チャンネル」という公式ページで、毎週日曜日に3時間半の楽屋からの生放送をやってきています。が、実はそれ以外の日には、僕が個人の「ニコニコミュニティ」で、個人の生放送をほぼ毎日やってきております。
 公式の生放送は、舞台を生放送するわけではなくて、舞台をやっているまさにその劇場の楽屋で、舞台のモニターを見ている僕が司会をして劇団員が時々現れてゲストになってしゃべっていく、というようなもの。そして個人の生放送は、本当に僕が思いついた時に突然予告なく楽屋や他のいろんなところで始めるもの。
 まぁ、そもそも書くよりもしゃべる方が本業(?)なのが僕ですから、前説やバックステージツアーに加えて生放送で1時間しゃべる、なんて日常。餅は餅屋、と申しますか、まぁ、ブログやFacebookよりもマメにやってる、ということからもその気楽さがわかるのではないでしょうか……?!
 
 昨秋に始めたニコニコ動画なんですが、演劇は時間と空間をいっしょに過ごすものだとすると、ニコ生はネットを通じて時間をともに過ごすもの。ちゃんと作り込まれた舞台や映像作品じゃなくて、少なくとも僕はあなたがその時間を過ごしている時にここにいる、ということだけは伝わるし、キャラメルボックスが舞台をやっているすぐその横にいる僕が世界中の人と同じ時間を共有している感覚、というのが非常に演劇的だなぁ、と思って続けています。
 もちろん、劇場に来ていただいて舞台を観ていただくのがベストなわけですが、それを全てのお客さんに求めるのは当然無理な話なので、劇場にいらしていない時にも、劇場にいる僕たちとおしゃべりができる、という不思議な感覚を味わっていただけると思います。
 僕らにとって毎日劇場にいて毎日ステージをやっているのはあたりまえなわけですが、お客さんにとってはそれはTwitterとかでしか感じられなかったことだと思うのですね。が、ニコ生のおかげで、かなりリアルにそれを感じていただけるのではないかと思います。そして、そんな「劇場の日々」がどれほど楽しいのか、ってことも伝わっていけば、劇場に行きたくても行かれないという皆さんの日々もちょっとだけでも楽しくなってもらえればいいな、と思っています。

★★★ニコニコ生放送関連リンク
■演劇集団キャラメルボックス in ニコニコ動画(キャラメルボックス・チャンネル)
http://ch.nicovideo.jp/caramelbox2525

■加藤昌史コミュニティ
http://com.nicovideo.jp/community/co2185450

■そんなキャラメルボックスの取り組みについてITmediaさんがインタビューしてくださった記事
「ニコニコ動画が変えた新しい演劇の見方――劇団キャラメルボックス、舞台を生放送する理由」
ねとらぼ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1405/09/news014.html @itm_nlabさんから

◇          ◇          ◇

 さぁ、最終週っ!!キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』、もう残りはこれだけです。
27(火) 19:30◇
28(水) 19時◆
29(木) 14時◆
29(木) 19時◇
30(金) 19時◆
31(土) 13時◇
31(土) 18時◆
6/1(日) 14時◇

 可能な方は、是非サンシャイン劇場へっ!!
 そして、関西方面の皆さん、神戸公演までのカウントダウンが始まりましたよぉぉぉぉぉっ!!

◇          ◇          ◇
2014-05-22-18.41.25.jpgでっ!!

先週の土曜日に、突如「『TRUTH』Tシャツ」を発売開始っ!!
何故『鍵泥棒のメソッド』で『TRUTH』っ?!……と突っ込まれるのが楽しみで作ってみたのですっ!!

だってね、その公演のTシャツを作っちゃうと、それはそれで記念になって嬉しいんですけど、すぐに終わっちゃって、終わっちゃうとなんだかものすごく寂しい気分になるんですよ、僕。なので、次の公演を楽しみにできる方がいいんじゃないかな、と思ったわけですっ!!

モデルは去年の新人の木村玲衣。もう一人の前説助手の金城あさみとともに、前説の時に着てもらってます。

銀色のプリントが光る表面、そして背中側には公演日程も入っているので忘れずに済みますっ!!

色は杢グレーのみ、サイズはLとM。2500円ですっ!!


2014-05-27 10:00  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

★★★本日千秋楽!!生中継もします!!!!★★★『鍵泥棒のメソッド』東京公演千秋楽&ニコニコ生放送のお知らせ。 [『鍵泥棒のメソッド』]

 さぁ、ついに『鍵泥棒のメソッド』東京公演は千秋楽を迎えます。
 今日の、14:00開演で、ダブルキャストのWHITEです。
 
 チケットは完売。当日券は、ごく少数だけ販売します。
 
 劇場にいらしていただける皆さんは是非楽しみにしていただきたいのですが、行きたくても行かれないみなさんもたくさんいらっしゃるわけです。なので、キャラメルボックスでは今公演のこの千秋楽を「ニコニコ生放送」で生中継いたします。
 
 http://ch.nicovideo.jp/caramelbox2525
 
 ◇          ◇          ◇
 
 そもそもの始まりから書き始めたらきりがないのですが、なんとかこの「千秋楽」をたくさんの人たちと過ごそう、と、1990年代からいろんな「生中継」の方法を試してきました。長ーーーーいケーブルで繋いで隣のホールで上映したり、通信衛星経由で全国に生中継したり、海外のサーバをお借りして劇場に何台ものパソコンを持ち込んでネット中継したり、本当にいろいろやってきました。
 が、それらは全て、限られた人たちにしか提供できないサービスでもありました。なんとか、もっとたくさんの人に見て欲しい、と考えれば考えるほどそれは困難を極めていき、「策士策に溺れる」ということにもなりかねない状態になっていきました。
 
 が、ついに、それらのノウハウを全て注ぎ込みつつ、しかしシンプルに、なおかつ限りなく「誰にでも」見られる方法で生中継できるサービスが、日本で誕生したのです。それが、「ニコニコ生放送」なのです。
 
 そのサービス名から、おふざけっぽいとか、オタクっぽいとか、いろんなことを感じられる方がいらっしゃる模様ですが、これまで海外発のものが多かった動画配信サービスの中で、コレは純国産と言ってもいいのかもしれません。
 画面上にリアルタイムでコメントが流れる、というのが有名ですが、落ちついて見たいときはコメントを表示しないモードも用意されているので問題無し。コメントで盛り上がりたい人は使えばいいし、じっくり見たい人は一人で楽しめばいい、という自由度があります。
 そしてまた、なんと言っても、通信費や通信速度の問題は別にして、スマホでも、なんとほとんどの「ガラケー」でも見られてしまうのが「ニコ生」の凄いところ。
 
 そもそも、元々「ニコニコ動画」というものは、ザクッと言えば中高生がアニメとかの動画を楽しむことから始まったサービスなので、パソコンユーザー向けの海外の動画配信サービスとは進化の仕方が逆。ケータイからスタートしている、とも言えるわけです。なので、有料配信の支払い方法もクレジットカードだけではなくて携帯会社の決済も使えてしまいます。
 
 キャラメルボックスでは昨年の秋からその「ニコニコ動画」でサービスを開始して、今年に入ってから正式に「演劇集団キャラメルボックス in ニコニコ動画」という公式サイトをスタート。数々の生放送や動画配信を行ってきました。
 そしてその取り組みに関しては、ITmediaが「ニコニコ動画が変えた新しい演劇の見方――劇団キャラメルボックス、舞台を生放送する理由」という記事で採り上げてくださるほど、注目される至りました。
 http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1405/09/news014.html 
 
 ◇          ◇          ◇
 
 今公演では、初日が開けてから、僕は僕で独自の「コミュニティ」を作って、公式とは別に独自の生放送を続けてきました。
 「ニコニコミュニティ キャラメルボックス製作総指揮の加藤昌史が唐突にしゃべってみた」
 http://com.nicovideo.jp/community/co2185450

 毎日続けることで、ニコニコのユーザの皆さんの意見をひとりひとりから聞くことができ、今回の千秋楽の中継をどうするか、どんなふうにやったら楽しいか、ということを模索して、つにその日に臨む、ということができることになりました。
 
 今まで「商業的」な舞台があまりネット配信されてこなかった事情なども、その独自の放送で語り、キャラメルボックスが生放送を行うことの演劇的な意議や、演劇界全体に向けてのメッセージも理解していただけるようにしてきたつもりです。
 
 配信する映像そのものは、カメラ一台でアップにしたり全体を見せたりするというもの。「なぁんだ、1カメかぁー」と、一刀両断に諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大間違いです。1990年代からキャラメルボックスの舞台を撮り続け、DVDの編集もし続けてきた製作部の庄村拓也本人がカメラを回す映像。保証しますが、あなたが見たい「瞬間」は、必ず庄村は捉えてお見せするはずです。
 
 映画『鍵泥棒のメソッド』を制作されたみなさん、今回の舞台『鍵泥棒のメソッド』に音楽を提供してくださったアーティストの皆さんやその関係者のみなさん、ひとりひとりに許諾を得るためにギリギリまで発表が遅れてしまったこの生放送。
 はっきり申し上げて、これは、事件なんです。演劇界においても、ネット配信の領域においても、エンターテインメント界全体においても、画期的な出来事なのです。
 
 そして、あなたは、希望すればその目撃者、そして体験者になれるのです。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 なんとか、今日の14:00までに下記のページをよく読んで、「キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』東京公演千秋楽生放送」にたどり着いてください。
 お待ちしています。
 
 「演劇集団キャラメルボックス in ニコニコ動画」
 http://ch.nicovideo.jp/caramelbox2525


2014-06-01 08:48  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

『鍵泥棒のメソッド』があったからこそ、今『TRUTH』が楽しみなのです。 [『鍵泥棒のメソッド』]

 『鍵泥棒のメソッド』が終って1週間が経ちました。
 「泣けないキャラメルボックス」とか「観終わった途端にもう一つのキャストを観たくなる」とか、いろんなことを言われ続けて、リピートされる方も多かったですが、なによりもやっている側が無茶苦茶楽しんでいたというのが側に居てもわかる公演でした。

 『ヒトミ』&『あなたがここにいればよかったのに』の後だった、ということもありますかねぇ、キャラメルボックスの場合は劇場公演とかプロデュース公演と違って劇団なので、脚本・演出の成井豊が「こういうのをやりたい」というのをやり続けていくわけですが、静かな芝居の後には激しいの、という、やっている側のバランス感覚もあったりします。
 
 で、感情をギリギリまで追い詰めて絞り出すような芝居をやった後に、こういう、とにかく出演者たちの技術や感情の極限を瞬間で噴出させる必要があるような舞台をやる、というのは、やっている側にとってものすごくバランスが取れるような気がします。もちろん出演しているメンバーは作品ごとに変わっていくわけですが、演出や製作は変わらないわけなので、あの後にこれ、というのはとても精神衛生上助かります。
 
 ……という自分の都合は別にして、今回ほど、2000年以降入団組が主力になった、ということを実感させられる舞台は無かったように思います。いえ、もちろん西川や大森、岡田達也や大内厚雄や前田綾や岡内美喜子も健在なのですが、ここ10年で頑張って来た畑中智行以降の阿部丈二と多田直人たちの世代が達也たちと肩を並べていても若手っぽい空気が無くなったどころか堂々たる主演としてセンターにいる感じになった、というのが今回の印象でした。
 
 そして今回の『鍵泥棒のメソッド』の見どころの一つである、「役を演じている人が別な役を演じているところを演じている」というような、「演じる」ことの重層構造とも言える脚本に挑戦して、それをちゃんとエンターテインメントとして、確固たる技術を使って演じきり、それによって客席を笑いの渦に巻き込んでいた、ということが僕にとっては収穫で、そういう技術のせめぎ合いみたいなものがステージを重ねるごとにより複雑に、より高度になって行くのが、毎日付き合っていて全く油断ならないところでもありました。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 僕はと言えば、昨冬の『ウルトラマリンブルー・クリスマス』から期せずして6年ぶりくらいに「前説」に復帰して毎ステージお客さんの前でおしゃべりするようになり、なおかつ時を同じくしてニコニコ生放送をやるようになって劇場に来たくても来られない方や全くキャラメルボックスのことなどご存じ無い方たちとネットを通じておしゃべりするようになり、また、終演後には中学・高校の演劇部の皆さん向け限定で「バックステージツアー」を行ってこれからの演劇人たち候補の方々とも直接言葉を交わすことができました。
 いずれも「生」のお客さんのリアクションに向き合う瞬間なわけですが、舞台に立つ役者達とは別の角度から感じることができたわけで、ものすごく大きな収穫となりました。
 
 昔に僕が前説をしていた頃は「加藤がやるのが当たり前」みたいになっていて、今にして思えばものすごい重圧の中でやっていた気がします。実を言うと、出る前に緊張で吐きそうになっていたり、楽屋に戻ってから倒れ込んていたりしたものです。まぁ、当時はメタボっていた、ということもあるわけですが。が、今はロビーでお客さんをお迎えすることの延長線上でお話しており、なおかつかつてより10キロ近く減量したのをキープしている上に酒をやめてしまったこともあって、前説をやった後に1時間のニコニコ生放送、その後終演後にバックステージツアーのご案内、なんてことを毎日やってもなんともない、という、元気にもほどがある状態。でもこれは、自分がどうこう、というよりも『鍵泥棒のメソッド』という舞台から届けられる元気が僕に乗り移ってしまっていた、というのが正解で、なんだかもう、いても立ってもいられないような、何かしていたくなる衝動に駆られ続けていた、という感じだったのでした。
 
 で、今、その感じは継続しています。『涙を数える』という番外の新作に目を奪われているサポーターもいらっしゃる模様ですが、むしろ今楽しみなのは再演の『TRUTH』。この作品をご存知の方は、「あのメンバーでやったあの舞台は越えられないでしょ」と思われるかもしれませんが、いやいや、キャラメルボックスのこの10年の劇団としての進化の結果が『鍵泥棒のメソッド』に表れていて、「ネタ」ではなく「人」であれだけの笑いを生み出すことができるようななったわけで。テレビを見ていても、本当に笑えるのは「ネタ」ではなく「人」である、というのはわかると思いますが、まさにその「人」が、この10年でかつて無いほどに磨かれてきた、と思うのです。
 
 そして、それができる人たちが今、人と人の人生と思いがぶつかり合う幕末劇に立ち向かおうとしているのです。なおかつ再演ですから過去の上演の時の経験は踏まえて自分のものとして取り込んだ上でさらなる高みを目指そうというわけですから、面白くならないわけがありません。
 つまり、初演をやっていたメンバーとほぼ顔ぶれは変わるわけですから、今回、堺雅人さん・香川照之さん・広末涼子さんが主演した『鍵泥棒のメソッド』を舞台化したように、次回は昔のキャラメルボックスがやった『TRUTH』をあらためて「舞台化」する、という感覚なわけです。
 
 良くするための材料をたくさん持った状態で臨む夏。
 
 TRUTH=真実、とは。
 友、とは。
 生きる、とは。
 
 深いようで、当たり前のことを、目の前のあいつらが必死で演じます。
 まもなく稽古開始です。

 ◇          ◇          ◇
 これから前売を買おうとしていらっしゃる皆様にお勧めなのは、初日のチケットをお求めいただくこと。
 「芝居はナマだからやっぱり練れた後の後半だよね」という、演劇通っぽい考え方は捨ててください。キャラメルボックスは、初日が完成品です。そこから先はバリエーションです。稽古場で創られた、まっさらな『TRUTH』をまずご覧いただき、ご感想をお伝えください。映画と違ってなにしろナマなので、もう1回観たい、と思っていらしていただければなんと違うお芝居が観られます。
 
 「違うお芝居って言うけど台本は一緒でしょ?」って思われたあなた。
 家族と毎朝交わす「おはよう」という挨拶は毎日一緒ですか?
 毎朝乗る通勤電車の中で起きることは毎朝一緒ですか?
 ターミナル駅の人の流れは毎日一緒ですか?
 あなたの好きなスポーツチームは毎日勝てますか?
 そして、あなたのコンディションは、毎日一緒ですか?
 
 人間が集まって一つの世界を生み出す「演劇」。「その日・その時・その人たち」で、日々変わっていくのが当たり前なのです。初日から変わっていく舞台の姿を追いかけてください、とは申しません。きっと映像でも生放送をしますからバーチャルな形での「二度目」は保証します。なので、是非初日(またはその近辺)に、劇場に足を運んでみてください。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 『鍵泥棒のメソッド』終幕直後に、阿部丈二がブログを更新しました。
 http://unitskyrocket0814.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html
 
 実は、今春から激しい腰痛と闘いながら舞台に立ってきており、敏感なお客さまからは「もしかして」とご心配をいただいてまいりました。が、入団10年目の今年、しっかり治すことを決意したとのこと。映像でも活躍し始めたばかりなので、今ここで治しておくことがこれからのヤツにとっては必須だと僕も思います。
 役者という仕事は、体という楽器と付き合いながら一生を懸けて続けて行くことができるものです。この試練を越えてからの阿部丈二もまた、楽しみにしておいてください。

 では、7月に劇場でお目にかかりましょうっ!!


2014-06-16 10:21  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

『鍵泥棒のメソッド』 ブログトップ
メッセージを送る

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。