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『ブリザード・ミュージック』 ブログトップ

10月21日の読み合わせですでに最高に面白い『ブリザード・ミュージック』の本番はいったいどうなっちゃうのかっ?! [『ブリザード・ミュージック』]

ブリザードメンバー.jpg

昨日、キャラメルボックス2014クリスマスツアー『ブリザード・ミュージック』の稽古が始まりました。

集まったのは、西川浩幸、渡邊安理、坂口理恵、菅野良一、前田綾、畑中智行、三浦剛、実川貴美子、阿部丈二、林貴子、原田樹里、笹川亜矢奈、木村玲衣、関根翔太。

……って書いてて思ったのですが、主演は最初の二人なわけで、てことはここ10年の主演俳優たちが脇に勢揃い状態という、キャラメルボックス的に豪華すぎるキャスティングじゃないですかっ?!

 なにしろこの作品は初演が1991年で、その後2回再演されている、13年もやっていなかったことの方が謎、ってくらいのキャラメルボックスの代表作。劇団員なら当然みんな観たことがあるし、やったことがあるのが半分。つまり、みんなでカラオケに行った時におけるミスチルの「シーソーゲーム」みたいなものっ!!(←わからない人ごめんなさい)。だから読み合わせも、もはやみんな好き勝手に、しかし完全に役を把握して、自分なりに好き勝手にやれちゃう感じ。
 
 しかし、中心にいるのは1991年から変わらず、西川浩幸。
 なにしろみんなにとっての「リーダー」であり、自分がボケたらボケを重ねてくれるし、西川がボケたら全員で総ツッコミする、という愛すべき大先輩。劇団内の存在感としては、まさに台本通り「おじいちゃん」の領域と言ってもいいかもしれませんっ!!
 そんな西川が、あえて初演と同じボケで台本を読むと「なつかしーっ!!」という歓声が上がり、ひねったボケを入れてくると「変わったっ!!変えてきたっ!!」と歓声が上がり、という、おまえらみんな西川ファンかよっ、という、もはや「西川浩幸を囲む会」な雰囲気。
 これはもう、29年間やってきた劇団ならではの空気だと思うのです。29年前からこの劇団の舞台に立ってきた西川浩幸を中心に、西川に憧れて入団してきたメンバーたちが集って、「西川さん大好き」のパワーを爆発させている、というこの感じ。こんな幸せな空気って、他の作品ではまず確実に絶対に作り得ないのではないでしょうか。
 そしてその空気は、きっと観に来てくれた皆さんにも伝わるし、キャラメルボックスのことなんか知らないで観に来てくださった方々も間違いなく包んでしまうことと思います。

セット説明.jpg
演出の成井豊から、
舞台セットの絵を見せられながら
説明を受ける出演者たち。
 
 で。
 全然関係無いのですが、読み合わせを聴いていてふと頭をよぎったのは、初演の時の読み合わせが終った時の自分の感想。「ブリザード、って、どこにも出てこないじゃんっ!!」ってこと……!!「ブリザード」って、「極地に見られる暴風雪」のことなのであって、今回の舞台は東京の「シアタームーンライト」という架空の劇場のみ。で、その劇中に出てくるお芝居の中の舞台も上野駅とか、東京。……南極も北極も出てこないじゃん……。
 というわけで言い訳しますと、コレ、当時、タイトルが先に決まってて、チラシも作っちゃってたんです。話は全く存在していなくて。……言い訳は以上ですっ。
 
 そしてもう一つ。……時も飛ばないし幽霊も出てこないし超能力も使わないし坂本龍馬も出てきません。
 これって「もはやキャラメルボックスの芝居じゃないのではっ?!」と、初演当時には思ったものです。で、その理由は。1980年代のキャラメルボックスは、成井豊がつかこうへいさんや野田秀樹さんの「夢の遊眠社」や高橋いさをさんの「劇団ショーマ」の影響を受けて「ハイテンポなエンターテインメント・ファンタジー」の作品を作っていたわけですが、この舞台をやる前に三谷幸喜さんの「東京サンシャインボーイズ」という劇団が上演した「十二人の優しい日本人」という舞台を観て影響を受けてしまい、「1シチュエーションの芝居をやってみようっ!!」ってことになってしまったのが原因だったのでした。
 
 が。
 初演の初日を開けてみて、暴風雪が出てこなくても、タイムトラベルしなくても、終ってみたらちゃんとキャラメルボックスのお芝居になっていたんです。その原因は、「そこに奇跡が起きた」ということ。
 西川が演じるおじいちゃんと、そのおじいちゃんに巻き込まれるみんなが大きな渦を巻き起こし、起きるはずがないことが起き、そして爽やかな風どころではないブリザードのような感動が襲った、という結末を迎えたのです。
 
 ……なんか、うまいことオチを付けたみたいな感じに聞えるかもしれませんが、もしタイトルが内容とかけ離れているようなら、再演の時には変えてしまおう、と、最初は思っていたくらいなのですが、あれから23年経っても変えることはありませんでした。
 観ている間は「どこかにブリザードが出てくるの?」と思っていても、終ってみたら「うん、ブリザード・ミュージックだったっ!!」と思っているような感じ。
 
 で、今回の再演は、その渦、その嵐を巻き起こす要因となるみんなのパワーが、初演やその後の2回の上演の時に比べたら、4体のモンスターで構成されるパーティで闘うロール・プレイング・ゲーム「モンスター・ストライク」で言えば、パーティーのみんなが運極またはラック90以上で、合計HP(経験値)が「究極」のクエストを瞬時にクリアできるくらいにまで強化されてる感じなんですっ!!(←全くわからない人ごめんなさい)
 
 ……というわけで、何が言いたかったのかというと、読み合わせでこんなに面白かったらこの先どうしたらいいの、ってことなんですっ!!
 もう、このまま明日から初日を開けても十分面白いわけで、これから一カ月稽古してどこまでどういうふうに仕上げていくつもりなのかっ?!
 
 もーー、研ぎ澄ませて、深化させて、進化させて、弾けさせて、とてつもなく痛快で爽快に浄化されちゃう舞台にしちゃうしかないね、こりゃ、という感じでした。
 
 久しぶりに舞台に戻ってくる面々もいます。毎回のように出ているヤツらもいます。そんなみんなが、必ずあなたをホックホクのウッキウキのぽっかぽかにしてくれます。最強の2014年版『ブリザード・ミュージック』、ゾクゾクしながらお待ちくださいっ!!


2014-10-22 10:23  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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昨日の放送1周年記念ニコ生で、嬉しすぎるサプライズ!!最高の誕生日(←僕の)になりましたっ!! [『ブリザード・ミュージック』]

 いやーーー、びっくりしました。

 昨日は僕の誕生日だったのですが、13時からニコニコ動画の「キャラメルボックス・チャンネル」で「放送開始1周年なので生放送してみる」という生放送をやりました。
  http://nico.ms/lv196869579
  
 というのも、『無伴奏ソナタ』新潟公演が13時開場14時開演、『駆けぬける風のように』が13時開演、『ブリザード・ミュージック』が13時から稽古開始、ということで、キャラメルボックスがちりぢりに三つに分かれて大活躍しているという物凄い日だったこともあって、いろんなお話ができるぞ、ということから放送1周年記念の番組をこの日のこの時間に設定したのでした。
 
 最初は僕と森めぐみだけでしゃべり始めて、現状報告などをしていたのですが、事件は1時間8分くらいに起きましたっ!!
スクリーンショット-2014-10-26-08.37.49.jpg
 ちょうど、『ブリザード・ミュージック』のキャスティングをこの放送内で初公開しようとしていたまさにその時、なんと稽古場にいた出演者みんなが押し寄せてきたのですっ!!そしてHappy Birthdayを歌ってくれてしまいましたっ!!

 もちろん、これは僕が仕組んだことでもなんでもなく、稽古場にいたみんなが西川の提案で全員で出ようということになったとのこと。本当にびっくりでしたし、本当に嬉しかったんです。
 
 で、せっかくなので、本人たちと一緒に配役を紹介。あまりのタイミングの良さに「仕込み?」と思われた方もいらっしゃるのではと思うのですが、僕でさえ、扉の外で話の流れを聞いていたのではないかと思ったくらいでした。
 
スクリーンショット-2014-10-26-08.55.15.jpg
 出演者のうち、三浦と畑中は『駆けぬける風のように』と『無伴奏ソナタ』でいないので、稽古場でその代役をしている役者が紹介。そして最後は、おじいちゃん役の西川浩幸がボケにボケを重ねて結局名乗らず終了。……んーーむ、いつものことだ……。
 
 いやはや、ほんの10分ほどの乱入でしたが、これほど大人数が出てくれたのは初めてなんじゃないでしょうか。それ以上に、もう、『ブリザード・ミュージック』の稽古場がどんなに楽しいのかがこの10分間で明らかにわかってしまいましたし、ただただHappy過ぎることだけが、画面から伝わったのではないかと思います。
 
スクリーンショット-2014-10-26-08.57.48.jpg
 僕の誕生日を祝ってくれたことももちろん嬉しいのですけど、それ以上に、いつも事務所で仕事をしている僕にとってこいつらのためならどこまででも頑張れる、と決意をあらたにさせてもらえたことが最も感動したことでした。
 
 たぶん、この映像をご覧いただくと、今すぐ西川や、菅野や、坂口や、丈二や、いろんなみんなと会いたくなっちゃうと思います。あと1カ月で神戸、そして12月5日にはサンシャイン劇場ですから、是非劇場に会いに来てください。

■『ブリザード・ミュージック』公演詳細
http://www.caramelbox.com/stage/blizzard2014/
 
スクリーンショット-2014-10-26-09.35.55.jpg
 このキャラメルボックス・チャンネルは、月額540円(税込)の有料チャンネルで、たぶん会員になると今回の放送の録画が見られます。そしてまた、これから後もまた生放送の中でどんなハプニングが起きるかわかりません。僕としてはこのチャンネルを「第2のサポーターズ・クラブ」と位置づけて、いつも生でキャラメルボックスの声を聴き、みなさんの言葉を僕たちに伝えられる場にしていきたい、と思っています。是非この機会に会員になっちゃってみてくださいっ!!
 
■キャラメルボックス・ニコニコチャンネル
 http://ch.nicovideo.jp/caramelbox2525


2014-10-26 09:44  nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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いよいよ、2014年版『ブリザード・ミュージック』の東京公演初日が開きます。 [『ブリザード・ミュージック』]

本日12月5日金曜日19時、ついに2014年版『ブリザード・ミュージック』の東京公演初日の幕が開きます。
1985年に結成、86年に第1回公演をやったばかりのキャラメルボックスがシアターアプルや新神戸オリエンタル劇場などの「中劇場」に進出したのが1990年の冬、そして1991年に初めて「1シチュエーションの芝居」に挑戦したのが、この『ブリザード・ミュージック』でした。1994年の再演では初めてサンシャイン劇場に進出。つまり、今回の公演はキャラメルボックスにとってサンシャイン劇場20周年です。

2014-12-04-21.36.58.jpg
90歳になった梅原清吉老人が、家族に相談もなく大きな劇場「シアタームーンライト」(初演では「シアターパイナップル」でした)を1週間予約してしまい、新聞に「若人よ来れ!クリスマスに芝居をやらないか!」と広告を打って俳優たちを集めてしまう、というところから始まるこの作品。「なんでそんなことをっ?!」と思う見ている側の気持ちを、清吉老人の家族たちが代弁してくれます。

何も知らずにオーディションに集められた俳優たちだってたまったもんじゃありません。ほぼ「素人」のおじいちゃんが「この台本をやるんだ」と言い張って聞かないのを、なんとかして面白い芝居にしようと話し合い、最初はバラバラだったのに次第に力を合わせて頑張るようになっていきます。

清吉老人の、どうしても叶えたかった夢。どうしても伝えたかった思い。
91年の初演以来この役を演じ続けてきた西川浩幸の訥々とした語り口から、熱い気持ちが舞台から溢れてきます。

そして次第に伝わって来る、清吉が20歳だった頃に出会った宮沢賢治作品の秘密。

阿部丈二が誠実に演じる「宮沢賢治」と清吉とのシーンは、圧巻です。

今年1年頑張ってきたあなたの自分へのご褒美に、これほどふさわしい舞台は無いと思います。

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ここで、私事をちょっと書かせてください。

僕・加藤昌史の父は岩手県盛岡市出身で、祖父は岩手県沢内村(現・西和賀町)出身。秋田県との県境にあり、内陸の豪雪地帯で、僕が子供の頃はほとんど産業がなかったところでした。しかし、夏には河原の木にカブトムシやクワガタが鈴なりになっているようなところなので、夏休みに遊びに行くのをとても楽しみにしていました。

そんな、自然がいっぱいでのどかで、宮沢賢治が「イーハトーブ」と名付けた岩手の言葉が、僕は大好きです。が、東京の人が「習った岩手弁」を喋っているのを聞くと、どうにも、「わがね(そうじゃないねぇ)」って思ってしまい、こちょばゆいというか見下されているようにさえ感じてしまうことがありました。

が、今回の『ブリザード・ミュージック』では初めて、阿部丈二が「岩手ことば」に挑戦し、見事に使いこなしています。懐かしさと、嬉しさと、いろんな思いが丈二が演じる宮沢賢治が語る一言一言から届いてきます。

去年、NHKの連続ドラマ「あまちゃん」を見ていて、もう、盛岡に帰りたくて帰りたくてたまらなくなっていたのですが、今回の阿部丈二を見ていてもまた、岩手の空気を吸いに行きたくなってしょうがありません。

あなたのふるさとは東北ではないかもしれませんが、そんな「ふるさとを想う気持ち」も、今回の『ブリザード・ミュージック』には込められているように感じます。

公演は12月25日、クリスマス当日まで。
心の底からぬぐだまりに、サンシャイン劇場にお越しください。

公演詳細
http://www.caramelbox.com/stage/blizzard2014/

2014-12-04-20.53.11.jpg


2014-12-05 09:28  nice!(5)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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