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今日は『無伴奏ソナタ』、たった1回の三重公演!!そして僕は今『駆けぬける風のように』ですっ。 [『無伴奏ソナタ』2014]

 キャラメルボックスが初の三重公演をやるという今日、僕は東京にいます。そもそも「会いに行くツアー グリーティング・シアター」というのを思いつき、命名し、企画したのは僕なわけですから、当然、最も行きたかった人間が僕なわけです。
 
 がっ!!この秋、ずっと前からキャラメルボックスがやってきた、他劇団との異文化接触「アナザーフェイス」の逆バージョンが行われるわけです。Dステ『駆けぬける風のように』。 
 http://www.caramelbox.com/stage/dstage15th/
 こっちは、ワタナベエンターテインメントが主宰する若手俳優集団D-BOYSの舞台で、2007年から続けてきているシリーズの15回目。何度か拝見しているのですが、非常に難しい芝居にきちんと挑戦していらっしゃる姿に胸を打たれる感じで、いわゆる「小劇場系」の雰囲気を保ちつつ出演者はワタナベエンターテインメントのオーディションを勝ち抜いてきた精鋭たち、という豪華なステージ。
 
 かたやキャラメルボックスは、オーディションはもちろん毎年やって新人を入団させながら続けてきてはいるものの、あっちは「スターを目指すオーディション」で、こっちは「キャラメルボックスの舞台を目指すオーディション」なわけで、受ける人の数も目的も違うというわけ。
 なのですが、「スター」を目指すにせよ、劇団としてお客さんの前で感動をお届けし続けようとするにせよ、やはり「舞台」に立って、飾らない自分を全身全霊で表現する、ということは同じ。
 
 なんたって、ワタナベエンターテインメントの社長の渡辺ミキさんが僕たちキャラメルボックス創立メンバーの出身である早稲田大学「劇団てあとろ50'」の先輩。後輩である成井豊が先輩のミキさんに「Dステの15回記念公演を手伝って欲しい」と頼まれて、断れるわけがありません。いえ、むりやり、というわけではありませんよっ。
 そこで成井が考えたのが、キャラメルボックスのアナザーフェイスの逆バージョン。
 せっかく成井がDステに関わるのなら、D-BOYSのみんなの新しい可能性をファンの人たちにお見せしたい。そのためには、新しい刺激を提供したい。そういう思いから、キャラメルボックスの主力クラスを注ぎ込んで化学変化を起こさせるこの企画を提案したのです。
 20代前半から35歳くらいまでのD-BOYS。かたや、30歳から40代中盤までのキャラメルボックスの主力。……まぁ、正直なところ、「噛み合うの?!」というのが、僕が最初にこの話を聞いたときの感想でした。舞台もやってきてはいるものの基本的には映像中心の活動の彼らと、テンションがMAXすぎるウチの人たち。別々ならいいかもしれないけど、くっつけたら面倒なことになりゃせんかね、と、若干の不安もありました。
 
 が。キャラメルボックスの過去作品を観まくってくださって、その中からミキさんが選んだのが『風を継ぐ者』シリーズの新作を成井豊が書き下ろす、という掟破りな案。……いやそれ、『降りそそぐ百万粒の雨さえも』が三作目で、完結したはずなんですけど……と思っていたら、なんと成井が「書きます」とのこと。うへぇぇぇぇっ!!
 
 しかし。
 過去のキャラメルボックス・アナザーフェイスで、『俺たちは志士じゃない』という作品がありまして、その時は惑星ピスタチオという劇団から4人ゲスト。彼らが「岩国藩」の若者たちで、キャラメルボックスのメンバーが新選組やらなんやらを担当して、「グループ分け」をしました。つまり、劇団対劇団の異文化接触であることを逆手に取って、ストーリーの中にそれを織り込んでしまったのです。
 それを、今回の舞台にも……ということかなぁ、と思っていたら、今回はちょっと変わっていまして。
 新選組の中に登場する「異文化」を鍛治本大樹が。
 今シリーズ初登場の、中岡慎太郎率いる陸援隊。その「異分子」を三浦と筒井が。
 そして幕末の異文化の代表であり、大政奉還の陰の立て役者である当時の志士たちの憧れの存在・坂本龍馬を岡田達也が。
 ……そんな、D-BOYSの舞台を見慣れている人たちから見たら「誰、アレ?」と思う人たちがちゃんとストーリー的にも「なんだあいつっ?」という存在になっている、ということなのです。
 
 キャラメルボックスは、原作ものをやる時はストーリーを活かすためのキャスティングをしていきますが、オリジナル脚本の場合は、先に出演者が決まっていることもあって、役者を活かすためのストーリーを役者に当てて書いていく、ということをするわけです。で、今回はまさにそれ。ご覧いただくとわかりますが、「端役」が一つもありません。全員が大切な物語の鍵を握り、『駆けぬける風のように』という立体の織物を紡ぎあげていっている、という印象です。
 
 で。
 一番最初の読み合わせを聞いて、僕が思ったことは。
 『風を継ぐ者』の別ストーリーとして登場した龍馬と迅助の出会いを描いた『裏切り御免!』、新選組の末期を描き、迅助より足が速い男・捷平が登場した上に三鷹銀太夫が大活躍する『降りそそぐ百万粒の雨さえも』、これら2作品を経た後に、あらためて出てきた「『風を継ぐ者』の直球な続編」だな、ということ!!『裏切り御免!』と『降りそそぐ百万粒の雨さえも』が「別なストーリー」として創られたのに対して、『駆けぬける風のように』は完全に続編。
 
 そこで僕が思いついた選曲は……もう、過去の『風を継ぐ者』をご存知の方々に「卑怯者!!」と罵倒されるのが快感になりそうなあれやこれやですっ!!むっひっひっ!!……あっ、成井が作・演出をする、ということで、明治座の『つばき、時跳び』の時のように自動的に僕が選曲担当なわけです。
 
 ◇          ◇          ◇
 
 と、長々と書いて参りましたが、成井豊が全力で若者たちと向き合い、もちろん達也も三浦も筒井も鍛治本も全力で「もっと上」を目指している『駆けぬける風のように』を仕上げる段階に立ち会うため、僕は三重のみなさんにはお目にかかることを断念しました。
 がっ!!そのかわり、『駆けぬける風のように』の東京初日である10月9日(木)には、『無伴奏ソナタ』の名古屋に行きますっ!!D-BOYSのみなさん、ごめんねぇぇぇぇぇっ!!
 ……このあたり、僕の中の「究極の優先順位の付け方」で行動を決めさせていただきました。
 
 と、朝から熱く書いてしまいましたが、津市にいるキャラメルボックスの『無伴奏ソナタ』メンバーたちもすでに劇場に入っていて、台風が来てどうなろうともとりあえず上演はできる状態になっている模様です。が、我々の熱気に気圧されたのか、台風の進むスピードが遅くて、東海地方で風雨が強まるのは夜9時以降という予報。
 
 さぁ、三重県の皆さん、たった1ステージの『無伴奏ソナタ』を存分にお楽しみくださいっ!!もう一度観たい、と思ったら、まだまだ空席がある平日の名古屋公演へっ!!そして、10月31日(金)と11月1日(土)には『駆けぬける風のように』も名鉄ホールでありますから、是非そちらもっ!!
 
 さぁ、もうすぐ皆さんにまたお会いできます。それまで、もうしばらくお待ちくださいっ!!

2014-09-26-18.35.54-HDR.jpg
今回の『無伴奏ソナタ』ツアーには、
いつもの巨大なのじゃなくて、小型の「ちびみき丸」が
各会場に付いていきますっ!!


2014-10-05 09:38  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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